さらに、今考えているプロットだと、案外早く終わってしまうので、どこかでもう一捻り必要になるかもしれません……
あらすじ 紅魔館に到着した弾と鈴仙。そこでは十六夜咲夜から主が探していると言われる。咲夜とのバトル終了後、弾達はその主のもとへと向かう。
咲夜「……着きました。ここでございます。」
弾「また物凄い扉だな……」
弾達はいかにもな扉の前にたどり着いた。
咲夜「一応、ご忠告致しますと、我が主レミリアスカーレット様は約500年間西洋で恐れられた吸血鬼です。お気をつけて。」
そう言って、咲夜は扉をノックする。
咲夜「お嬢様、馬神 弾様をお連れしました。」
???「入りなさい。」
その後、扉が開かれ、弾達は中に入った。そこには
弾《…………子供………?》
そう、中の大きな玉座に座っていたのはグラン ロロでの友、ズングリーと大差ない幼女だった。吸血鬼と言って想像していたのとあまりにもギャップがあり、弾は驚いた。しかし、自分よりも年下だと思っていた妹紅が1000才以上だったので、弾は身を引き締めた。すると、いつの間にか咲夜が彼女の隣に移動していた。
???「ご苦労、咲夜。さて………お前が馬神 弾で間違」
間違いないか。そう続けようとしたその時、窓のステンドグラスから光が差し込んできた。すると……
???「アアアアアアッッッッッッ!!!!!!」
その光を浴びた幼女はとんでもない叫び声をあげて地面に転がった。すると、咲夜があわてて駆け寄ってくる。
弾《……日光が弱点って本当なんだな……》
そう勝手に納得した弾であった。
あの後、弾達は客間に通された。さっきまでカリスマオーラを放っていた幼女……レミリア スカーレットは鈴仙と咲夜に治療をして貰っていた。その様子を弾は紫の服を着た魔法使い、パチュリー ノーレッジと話していた。
パチュリー「……そう。それは悪いことをしたわね……全く魔理沙ったら……情報の裏をちゃんととりなさいよ。……まぁ、それはあの烏天狗に言うべきか………」
レミリア「ちょっと!誰よ!?あんなところに窓作ったやつ!!」
咲夜「お嬢様が<あそこから月夜を見れたら素敵じゃない?>って仰いましたが?」
パチュリー「レミィの自業自得じゃない。」
レミリア「ううぅ~しゃくや~!!」
そう言って咲夜へ泣きつくレミリア。絶賛カリスマブレイク中である。レミリアの火傷が落ち着いたところで、弾は本題を話した。すると……
レミリア「いいわよ。内の咲夜があなたのファンみたいだし「お嬢様!?」それに……あの時、世界を守ったのは私も見ていたからね。」
それを聞いて弾は心が少し温かくなった。しかし、レミリアは真剣な顔つきになり……
レミリア「……これは私的なことなのだけど……あなたに頼みたいことがあるの……」
弾「?何だ?オレにできることなら、手伝うけど?」
そう言った弾に対し、紅魔館のメンバーは皆顔つきが強ばっていた。鈴仙も何を頼もうとしているのか心あたりがあるようだ。その中でレミリアは口を開いた。
レミリア「……私の妹を助けてほしいのよ…」
数十分後 紅魔館 地下室前
咲夜「弾様、お気をつけて。」
パチュリー「何かあったらすぐ逃げるのよ。」
美鈴「帰って来たら、私が料理をご馳走しますよ。勿論、妹様も一緒に」
レミリア「とにかく……気をつけて。妹は少し気が触れてるから……」
鈴仙「あまり、怪我しないでくださいね。もし、大怪我なんてことなったら……私には責任が重すぎます!五体満足でお願いします!」
弾「わかった。頑張ってくる。」
そう言って、弾は中に入っていった。全員心配な顔つきだった。
咲夜「……大丈夫でしょうか?」
レミリア「一応、彼女も弾のことは知っている。地下室でもバトスピぐらいならできたしね。それよりも……」
そう続けようとしたその時!!!
ドッッッカーン!!!!
鈴仙「何ですか!?この音!?」
美鈴「…何者かが門を破壊したようですね……」
レミリア「へぇ、私にケンカうってくるとは…愚かな!!咲夜!!美鈴!!出るわよ!!」
そう言って、玄関へ移動する三人。パチュリーと鈴仙は弾が心配なので、地下室前に残った。レミリア達が玄関に到着したと同時に玄関のドアが吹っ飛んだ。
美鈴「何者ですか!!?ここが紅魔館だと知って………ッッ!!!!」
その侵入者の顔を見て、驚愕する美鈴。それはレミリアや咲夜も同様だった。なぜなら、その人物は………
???「当たり前じゃない。なんせ紅魔館にあの馬神 弾がいるって聞いて来たんだから。」
緑の髪に日傘を持った女性。彼女には様々な呼び名がある。花妖怪、四季のフラワーマスター、太陽の花畑の管理人。しかし、その中でもこの二つがよく知られている。
一つは幻想郷最恐の妖怪。
もう一つは幻想郷バトスピ四天王の一角。
その名を………風見 幽香
一方そのころ……
???「………誰……?」
弾「……やぁ、オレは馬神 弾。カードバトラーだ。」
そう言って、ベッドに腰掛けている金髪の幼女に話しかける弾。
???「え!?あの英雄の!?ウソ!?どうして幻想郷に!?うわぁ~本物だぁ~!」
ベッドから飛び降りて近づいてくる、彼女こそ、レミリアの実の妹、フランドール スカーレットである。
フラン「ねぇねぇ!私とバトスピしよ!?あなたとバトルするの夢だったんだ~!!」
弾「ああ、勿論!!準備はいいかい?」
フラン「ちょっと待って!デッキ調整する!」
そう言って、カードを広げ出したフランをネタバレになるので、見ないようにする弾。その間、今朝永琳にこっそり言われたことを思い出していた………
しばし、時は進み……弾がフランとのバトルを進めている頃……
幽香「あら、もうおしまい?つまらないわね。」
レミリア「っく!まだまだよ!!」
幽香とレミリア 二人のバトルは第14ターンに突入した。レミリアのフィールドには、疲労状態のレベル1の冥府三巨頭ザンデミリオンとレベル4のアルティメット ベルゼビート、さらにネクサス、旅団の摩天楼が一つ配置されている。一方幽香のフィールドには、レベル1の森林のソッコーキジ、賢竜ケイローン、そして、レベル2の幻羅星龍ガイ アスラがいた。ライフは幽香が4、レミリアが二つだった。そして、幽香のターンに移る。
レミリア《勝つ必要はない。弾がフランを助けている間、時間を稼げれば、それでいい。後はこいつの望み通り、弾と戦わせて帰らせる。》
幽香「あなた達のような三下は要らないの。さっさと終わらせて、馬神 弾とバトルするわ。メインステップ。炎を纏う絶対究極最強生命体!召還!アルティメット ガイアスラ!」
幽香のフィールドが割れ、そこから超巨大な胴体はドラゴンで、頭部には六本の剣を持った人がついているアルティメットが現れる。その大きさはバトルフィールドを覆い尽くす一歩手前である。
幽香「アタックステップ。アルティメットガイアスラでアタック。アルティメットトリガー。ロックオン。」
レミリア「……コスト0、ピジョンへディレス。」
幽香「クリティカルヒット。セッコーキジとケイローンのコアを奪ってあなたのライフを貰うわ。さらにクリティカルヒットの効果、トラッシュよりスレイヴガイアスラを手札に。」
Uガイアスラがセッコーキジとケイローンの力を吸収し、レミリアのライフを吹き飛ばした!
レミリア「…ブロックよ、ベルゼビート。」
ベルゼビートがUガイアスラに向かって剣を突き立てたが、Uガイアスラは難なく弾き飛ばし、六本の剣で切り裂いた。
幽香「とどめよ、幻羅星龍ガイアスラでアタック。」
レミリア「……ライフよ……」
ガイアスラが槍をレミリアのライフに突き立てた。
美鈴「お嬢様!!」
レミリア「私のことはいいわ!それより、あいつを足止めしなさい!!」
咲夜「……次は私です。」
幽香「ふうん。十二神皇使いか……少しは骨がありそうね。」
咲夜 幽香「「ゲートオープン! 界放!」」
少し短いですが、ありがとうございました。
レミリアはこんな感じです。原作ではもっとカリスマ溢れるお方ですが、自分ではこれが限界でした……
幽香は赤緑のガイアスラデッキにしました。緑は彼女のトレードカラーなのですぐに決まりましたが、ただの緑だと彼女の激しさがないので、Uガイアスラをぶっこみました。あと東方知らない人は幽香はバローネ様みたいな妖怪だと思ってください。なんか……顔芸もしそうだし……
次回予告 フランの闇。ぶっ壊せ!神の一撃で!!