東方星神録   作:あんこケース

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この話が書きたい話の一つです!さぁ!アマテラス・ドラゴンを魔理沙はどうやって攻略するのか!?

そして新しい創界神のアヌビスが発表されましたね。しかも地竜の創界神となると残念過ぎたスサノオのパーツが充実することになりますねぇ…軽減シンボルを操るって言ってましたが…トラッシュの地竜の軽減シンボルを赤6に変えるとか…?


絆の力

タメル「私から行かせて貰おう!メインステップ!森林のセッコーキジを二体召喚!ターンエンド!」

 

 

タメルは緑色の剣を背負ったキジを二体召喚してターンを終えた。

 

 

魔理沙「行くぜ!メインステップ!コレオンを召喚して十二神皇の時計台を配置!」

 

 

魔理沙のフィールドに小さなライオンが現れると、背後には時計台が出現する。魔理沙の性格としてはアマテラス・ドラゴンを叩き潰したい気分だが、勝利のためなら出る前に蹴りをつけた方がよかった。なので、この二枚はかなりいい引きだと言える。

 

 

 

魔理沙「バーストをセット!アタックはしない!ターンエンドだ!」

 

 

タメル「メインステップ!六分儀剣のルリ・オーサを召喚してコアブースト!さらに三札之術!デッキから二枚ドローして一枚オープン!カグツチドラグーンなので手札に!」

 

 

ケイ《…コアブーストとドロー…》

 

タメルのフィールドに六分儀型の剣を持った昆虫の騎士が現れ、その増えたコアを使ってタメルはドローマジックを発動する。

 

 

タメル「バーストをセットしてアタックステップ!ルリ・オーサでアタック!」

 

魔理沙「ライフで受けるぜ!」

 

ルリ・オーサの剣が魔理沙のライフを破壊する。

 

タメル「さらにセッコーキジでアタック!!」

 

 

魔理沙「これもライフだ!」

 

ルリ・オーサと交代するかのように今度はセッコーキジが飛び出して、背中の刀で魔理沙のライフを斬る。これはテガマルも行っていたアマテラス・ドラゴンの射程に入れるための攻撃である…

 

タメル「ふはは!ターンエンド!」

 

魔理沙「メインステップ!世界の創造主!創界神ロロ!トラッシュの対象は二枚なので、コアを二つのせる!そして十二神皇の時計台の効果でシンボルを追加!!…霊夢……借りるぜ!赤き砲弾を放て!寅の十二神皇リボル・ティーガ!」

 

ロロ《…絶対なる力…この私の前でもそうかな?》

 

 

魔理沙の背後にロロが現れ、アマテラス・ドラゴンの呪いを解除しようと試みていると、時計台が赤く輝く。そして砲台を背負い、炎を纏った寅がフィールドに飛び込んできた。

 

 

魔理沙「アタックステップ!リボル・ティーガでアタック!!封印発揮!さらに砲撃だ!デッキから二枚オープン!」

 

 

リボル・ティーガが走り出すと、デッキが二枚めくれる。そのカードは…巳の十二神皇ティアマドー…申の十二神皇ハヌマーリン…

 

 

フラン「あ!アリスと咲夜の十二神皇!!頑張れ~!」

 

 

魔理沙「よっしゃ!どっちも神皇なのでライフを二点撃ち抜くぜ!くらいな!!」

 

リボル・ティーガの砲台からビームが発射されてタメルのライフを二点破壊したが、タメルのバーストが発動した。

 

 

タメル「ライフ減少によりバースト発動!エクスティンクションウォール!二つライフを回復させる!リボル・ティーガはセッコーキジでブロックだ!」

 

 

タメルのバーストが開くと減った分のライフが回復し、セッコーキジがリボル・ティーガの前足に押し潰された。

 

 

魔理沙「…ん~…ターンエンド。」

 

 

タメル「メインステップ!カグツチドラグーンを二体召喚!さらにバーストをセット!アタックステップ!カグツチドラグーンでアタックだ!アタック時効果でドロー!」

 

タメルは二体のオレンジ色のドラゴンを召喚して攻撃させた。封印の効果でライフが4に増えたからであろう。

 

 

魔理沙「ライフ!そしてバースト発動!!今度は妖夢のだ!鉄壁不沈の要塞!丑の十二神皇アバランシュ・バイソン!召喚時効果でもう一体のカグツチドラグーンをデッキボトムに戻すぜ!!」

 

ケイ《…今度はあの半霊の子のか…これでアマテラス・ドラゴンの備えは着実に固まってきているな…》

 

 

カグツチドラグーンの火炎攻撃が炸裂したが、魔理沙はそのままアバランシュ・バイソンを呼び出して、バイソンが回復状態のカグツチドラグーンを肩の大砲で撃ち抜いた。

 

タメル「ふん!ターンエンド!」

 

 

魔理沙「メインステップ!さらに咲夜のメインディッシュだぜ!天舞う紫色の大蛇!巳の十二神皇ティアマドー!コレオンのコアを使ってレベル2で召喚!」

 

時計台が今度は紫色に輝き、天空から翼が生えた紫色のヘビがフィールドに舞い降りた。さらにロロのレベル2の神域の効果もあってかなり軽いコストで召喚することができた。

 

 

魔理沙「アタックステップ!ティアマドー!行ってこい!アタック時効果で神軍!手札から神皇をノーコスト召喚するぜ!お次は早苗のを投入!地獄よりきたる魔犬!戌の十二神皇グリードッグ!」

 

 

ティアマドーが紫のビームをフィールドに放って地面を割る。そしてそこから三首の青いケルベロスが雄叫びをあげながら飛び出してきた。

 

 

タメル「フラッシュタイミング!アクセルで終焉の騎神ラグナ・ロックを使う!スピリット全て疲労だ!ティアマドーの攻撃はライフで受ける!」

 

タメルの手札から緑の風が吹き荒れ、ティアマドー以外の十二神皇達を膝まづかせた。しかしティアマドーは紫のエネルギー弾でライフを二つ削ることに成功した。

 

魔理沙「またかよ!ターンエンド!」

 

タメル「メインステップ!終焉の騎神ラグナ・ロックと金殻皇ローゼンベルグを召喚する!さらにマジック!双翼乱舞を二枚使用だ!計四枚をドローする!……ニヤリ…!!」

 

タメルは二体の大きな騎士を召喚するとコアを大量に追加する。さらにその後にドローマジックを連続で使用すると、引いてきたカードを見たタメルは不適な笑みを浮かべた。

 

イシス《……引き当てたわね………》

 

タメル「ククク…!ターンエンド。」

 

 

魔理沙「…メインステップ!バーストを伏せて子の十二神皇マウチューをレベル2で召喚!バイソンとティアマドーをレベル2に!さらにロロの神技!リザーブにコアを一つ置く!

 

ロロ《…私の神技を使うとは…コアがカツカツだからか…》

 

さらにマウチューが回転しながらフィールドに降り立つと、ロロが自身のコアをエネルギーにして、リザーブにコアを置いた。

 

 

魔理沙「アタックステップ!ティアマドーでアタック!!神軍の効果で召喚!アリスの十二神皇!申の十二神皇ハヌマーリン!!さらにトラッシュから古の神皇ガルダーラも召喚してコアブーストだぜ!」

 

 

再びティアマドーがアタックすると、地面を砕いて黄色の雷を纏った猿と緑の巨大な怪鳥が現れる。

 

 

タメル「無駄だ!ライフで受ける!バースト発動!!再びエクスティンクションウォール!さらにライフを回復させてアタックステップを終わらせる!」

 

 

ティアマドーが大きな尻尾でライフを二つ叩き割るが、再びバーストが発動してまたライフが元に戻り、さらに透明な障壁がフィールドを二分した。

 

魔理沙「ターンエンド!…ああ~私も相当弾みたくなっちまってるな……勝ち逃げより相手のキースピリットをぶっ潰したくなるぜ!!来い!アマテラス・ドラゴン!!」

 

 

ロロ《フフ…全く…彼の影響か…本当に信頼されているんだな。》

 

 

タメル「言われずともな!メインステップ!スピリット達のコアを全て外す!降臨せよ…!そしておののけ!孤高の最強龍!

絶対なる幻龍神アマテラス・ドラゴン!!!

 

タメルのカードから天高く光線が昇ると、空が金色に染まってバトルフィールドにたくさんの竜巻が発生する。そして優雅に天から一体の赤い龍が舞い降りた!

 

 

タメル「アマテラス・ドラゴン!!全てを凪ぎ払え!!!」

 

 

タメルの号令と共にアマテラス・ドラゴンが咆哮するとフィールド全体に衝撃波が生じる。その衝撃波にティアマドーは耐えられずに塵と化した……

 

 

だが!他の十二神皇達はなんとか踏ん張っていた!!

 

タメル「な!!?なぜだ!!!幻龍神の力が効かない!!!?」

 

 

魔理沙「アバランシュ・バイソンの効果だ!回復状態の神皇達は相手の効果を受けないんだぜ!さらにバースト発動!丁騎士長イヌワッシャー!ティアマドーを復活させる!」

 

 

アマテラス・ドラゴンの衝撃波はアバランシュ・バイソンが白いシールドを全力で展開して防ぎきり、ティアマドーも魔理沙。バーストから復活した!

 

 

魔理沙「おいおい!どうした!?それで終わりか?」

 

 

タメル「くぅ!!リザーブのコア13個をアマテラス・ドラゴンに置いて、アマテラス・ドラゴンのBPは140000に!ターンエンド!」

 

 

タメルは残りのコアを全てアマテラス・ドラゴンに追加してターンを終わらせた。

 

 

魅魔「よっしゃ!耐えた!」

 

 

シヴァ《…これは……決まったな…!》

 

 

 

魔理沙「メインステップ!コレオンを召喚!へへ!私達の力を見せてやるぜ!迸る赤き炎!!吹き荒れる緑の風!!真・十二神皇エグゼ・ゲイル・シード!!!私と霊夢の絆の結晶だぜ!」

 

 

 

魔理沙の手札が空中に浮かび、フィールドの外から炎を纏った神馬と風を纏った神鳥が飛び込んでくる。そしてその二体が魔理沙の上空で合体すると、エグゼシードの体にゲイル・フェニックスの翼を生やしたスピリットが爆風を放ちながら現れた!!

 

 

ロロ《…フフ…魔理沙…アマテラス・ドラゴンを真っ正面から打ち破ろうとしてるな…》

 

 

魔理沙「さらにマジック!ボアアップ!神皇スピリットを最高レベルに上げる!十二神皇の時計台をレベル2に上げてアタックステップ!時計台の効果!神皇達を全てBPプラス5000!!エグゼ・ゲイル・シードでアタック!!」

 

 

タメル「アマテラス・ドラゴン!!迎え撃て!!」

 

 

青いオーラがフィールドに満ちてスピリット達が最高レベルまで上がり、エグゼ・ゲイル・シードが熱風を放出しながら飛び出すと、アマテラス・ドラゴンめがけて突っ込んでいった。

 

 

イシス《…エグゼ・ゲイル・シードのBPは30000…》

 

 

マナカ《アマテラス・ドラゴンのは140000…この差をどう埋める!?》

 

 

 

エグゼ・ゲイル・シードが翼から光の刃を無数に放つが、アマテラス・ドラゴンは何てことない様子で向かっていき、エグゼ・ゲイル・シードに巻きつくとそのまま地面へ叩きつけようとした。

 

 

タメル「ふはははは!!幻龍神の前では全てが無力!この高みになど誰も到達できまい!」

 

 

魔理沙「……悲しいな…」

 

 

タメル「…なんだと?」

 

タメルの言葉にただ無表情で魔理沙は憐れんだ。そして魔理沙は目の前の十二神皇達を見つめながらぽつぽつと話し出す。

 

 

魔理沙「…結局…お前は孤独だ…独りぼっちで何が楽しいんだ!?さっきバイソンとマウチューが他の奴らを守ったように…私達はみんなで高みへ行くぜ!!!

 

フラッシュタイミング!!マジック!キズナブレード!コストはコレオンから確保!私の十二神皇達を全員疲労させてそのBPを全部エグゼ・ゲイル・シードへ!!」

 

 

 

白い光が魔理沙のフィールドに満ちる。そして、十二神皇達が膝をつくとそのエネルギーがエグゼ・ゲイル・シードに吸収されていった。

 

フラン「…んん~?ボアアップで最高レベル&時計台の効果で全員BPプラス5000状態…」

 

魅魔「…ティアマドーはBP31000…グリードッグはBP26000…」

 

幽香「…リボル・ティーガはBP32000…ハヌマーリンはBP20000…」

 

ケイ《…バイソンはBP27000…マウチューはBP10000…》

 

シヴァ《そしてガルダーラはBP17000…ええっと…いくつだ?》

 

イシス《…つまりエグゼ・ゲイル・シードにBPプラス163000するってことよ。》

 

 

マナカ《…完全にアマテラス・ドラゴンを越えてるじゃん…》

 

 

全員の力を吸収したエグゼ・ゲイル・シードは全身が黄金に輝いてアマテラス・ドラゴンを振り払う。そして角の先から黄金の強烈な光線を放った!アマテラス・ドラゴンも虹色のビームで迎え撃つ!!

 

 

 

魔理沙「弾幕もバトスピも!!パワーだぜ!!!いっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

 

 

 

一瞬の拮抗の後、押しきられたアマテラス・ドラゴンがバトルフィールドの側面に叩きつけられる。そして虹色の炎を纏い、翼を折り畳んでフルパワーで突っ込んだ!!アマテラス・ドラゴンは口から尻尾まで貫かれて爆裂!爆発!爆散した!!

 

 

タメル「…ば、バカな…幻龍神が…」

 

 

魔理沙「幻龍神って名の通り!幻だったみたいだな!そしてエグゼ・ゲイル・シードの真・飛翔の効果で一コスト支払って回復!もう一度アタックだ!」

 

 

タメル「…ら、ライフ!」

 

 

エグゼ・ゲイル・シードが再び走り出し、炎の翼でライフを二つ破壊する。

 

 

魔理沙「さらに一コスト支払って回復!!これで私達の勝ちだ!」

 

 

エグゼ・ゲイル・シードが角と翼から特大のマスタースパークをぶっぱなした!!

 

 

 

 

 

 

 

 

タメル「……は!(゚д゚)僕は…一体…」

 

 

魅魔「アマテラス・ドラゴンの呪いが解けたみたいだねぇ…テガマル君…これはもう君自身が管理すべきだと思うよ。君はもう呪いを克服したんだろう?」

 

テガマル「そうだな。これからはそうすることとしよう。」

 

 

魅魔の提案に首を縦に振ったテガマルの隣でサンセットとタメルがノラ・ニャオに取り調べを受けている。しかし、今回はアマテラス・ドラゴンの呪いと言うこともあって大目にみてくれるそうだ。

 

 

コウタ「それにしても…なんか忘れてるような気がするんだよなぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻…とある路地

 

 

 

 

キマリ「ちょっと!!この私を忘れてるわよ!!」

 

 

魔理沙達が熱いバトルを繰り広げている頃、フランにコテンパンにやられたキマリが(誰かは分からないが)文句を言いながら歩いていた。

 

 

キマリ「全く…!あの金髪幼女…!今度あったらギッタギタに……きゃ!」

 

 

???「…あ!ごめんなさい!少し探し物をしてて…怪我はない?」

 

 

キマリがグチグチぼやいていると交差点で横から歩いてきた女性とぶつかってしまった。キマリにぶつかった白いワイシャツを着て、黒い帽子を被っているブラウン色の髪をしたボーイッシュな女性が話しかけた。

 

 

キマリ「え、大丈夫です…あの…何を探して」

 

 

???「…あ!あったぁ~!……え?あ、大丈夫!たった今見つかったから!」

 

 

 

キマリの言葉が言い終わらないうちにその女性は喜びの声を上げて何やらキマリの後ろに回り込むと、ブロック塀をしきりにつついたりぶつぶつ呟いたりしていた。すると……なんとブロック塀に黒い大穴が開いた!

 

 

キマリ「ええ!?…あなた…一体何者…?」

 

 

突然のことに驚いたキマリが呆然としながら女性に尋ねると、女性はフフッと微笑み、高らかに言い放った。

 

 

 

 

 

???「…私?……私は…宇佐見 蓮子。通りすがりのただのカードバトラーよ。覚えておきなさい♪」

 

 

 

 




はい。ありがとうございました。

やっぱりアマテラス・ドラゴンにはキズナブレードですね。十二神皇を揃えるのにティアマドーと時計台にお世話になりました…

そしてお次は剣刃編!

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