東方星神録   作:あんこケース

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ソードアイズ編!なので、今回のメンバーは全員剣士にしました。


剣刃編~星聖剣VS創界神'S~
よっちゃん、頑張る


光と闇が永久に戦い続ける定めにある異世界『レジェンディア』。14年前、世界最大の国家『アトランティア』の王『アトライオスII世』の崩御で動乱が勃発、国は闇に覆われ、二人の王子のうち一人は急進派により次代王となり、弟王子は行方不明となってしまった。

 

その後、その弟王子…ツルギ・タテワキとその兄…白夜王ヤイバをはじめとした選ばれし者達、ソードアイズ達によりレジェンディアは創造神と決別し、新しい世界を作り上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

新世界 アトランティア 王宮 開けた庭

 

 

 

ひゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……

 

 

依姫「……………」

 

ここは王宮の一角…草木覆い茂る裏庭のような場所で依姫は愛刀を構えて立っていた……そして反対側にはこちらも剣を構えている青年がいる……どちらも鋭く相手を睨み付けて相手の出方を伺っていた。

 

 

依姫「……………はぁぁぁ!」

 

???「…………おぉぉぉ!」

 

 

 

 

がっきぃぃぃぃぃぃぃぃん!!!!

 

 

次の瞬間、二人は声を張り上げながら突進して剣を打ち合わせた。王宮に剣と剣がぶつかり合う音が響き渡る。そして何度も剣がぶつかり合うが、依姫は頭の片隅で感慨に耽っていた……

 

 

依姫《…拝啓…師匠…御姉様…弾様…お元気でしょうか?》

 

へカーティア《…元気だと思うわよん?》

 

???「どうした!?遠慮なく来い!」

 

依姫の感慨に体内からチャチャを入れるへカーティアと、本気で来いと叫んだ相手……依姫はブンブンと顔を振って意識を目の前の青年へと向け直す。しかし現実逃避したいのか、依姫の集中はまた思考の大海原に出港してしまった…

 

 

依姫《…御姉様…月の都を留守にして申し訳ありません…お土産で買うアトランティア名物の絶品スイーツで勘弁してください……弾様は八雲 紫やアテナ様と楽しんでおられることでしょう…師匠も別世界で宇佐見 蓮子探しに精を出していらっしゃると信じています……しかし…不肖綿月 依姫…今回は…》

 

 

そんなことを考える合間にも青年は剣で斬りつけてくるが、依姫は難なくいなしていく。すると青年は一度距離をとると、また声を上げて突進した。

しかし…依姫がこんなナーバスに陥っている原因…それは彼自身である…彼の正体は………

 

 

 

ヤイバ「おぉぉぉ!!」

 

 

 

依姫《……心が折れそうです…》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤイバ「ふう…なかなかやるな…依姫…」

 

???「お疲れ様です…依姫さん…それにしても…素晴らしい剣術です…他の地でも剣術指南役を務めておられたのですか?」

 

依姫「あ、ありがとうございます…あはは…まぁ…はい…」

 

数十分後、一旦休憩を取っている二人にタオルを差し出してきた黒髪の女性…彼女はヤイバの実の母…グレナダである。ヤイバを心配してきたのか、依姫の剣が気になったのか、はたまたその両方か…しかし、いずれにせよ彼女の言葉に依姫は言葉を濁すしかなかった………

 

ここで、何故王宮に依姫がいて、ヤイバと剣の手合わせをしているのか説明しよう。約1週間前、この世界で宇佐見 蓮子を探すために白夜王の権力を借りようと依姫は王宮を訪れた。

 

 

しかし、何かしらヤイバにとって益を持っていかないと相手にしてくれないだろう…そこで依姫達が思いついたのが[王宮の手練れ剣士全員抜き]である。読みは見事的中し、依姫の剣術の腕に感動したヤイバは依姫の要望に答え、依姫は一時的だがヤイバの剣術指南役になり、ヤイバも宇佐美 蓮子捜索に協力してくれることとなったのである。

 

 

依姫《…輝夜様よりかは立派な人ですが……やはり王族と接するのは緊張しますね……》

 

へカーティア《…ペルセポネ様もお転婆で大変だったわねぇ…》

 

グレナダ「ヤイバ、そろそろ時間では?」

 

ヤイバ「…む?もうそんな時間か…悪いな依姫…続きはまた…」

 

 

ヤイバが次の予定の時間になって、グレナダと共に王宮の中に戻ろうとしたその時、依姫は邪悪な視線を感じ取った!

 

 

依姫「曲者!!」

 

 

ずっばぁぁぁぁん!!!!!

 

 

???「く!…ズシャァァァ……まさか見破られるとは……!?」

 

依姫は庭の木の影に隠れていた全身赤いフードの男めがけて斬撃を飛ばした。その男は不意を突かれて庭に姿を晒してしまう。

 

 

 

ヤイバ「…!?何者だ!」

 

 

依姫「少なくとも邪な心の持ち主ですね。神妙にしなさい。」

 

グレナダを守るように前に出た依姫とヤイバが剣先を赤フードの男に向ける。すると赤フードの男は笑いながら話し出した。

 

???「ほーう…俺達は赤の軍急進派!その七剣聖が一柱!太陽のサン様とは俺のことよ!」

 

 

グレナダ「…!二人とも気をつけて!彼らは近頃、私達を失脚させようと企むテロ組織です!」

 

 

グレナダの言葉を補足すると、14年前の動乱時に王家に逆らったのが通称、赤の軍。その後は大部分が弟王子ツルギに仕えているのだが、白夜王の下に下ることを嫌った急進派はツルギの元から離脱し、最近になって破壊工作などを繰り返しているのだ。

 

 

 

依姫「…成る程…白夜王様…ここは私が……」

 

 

サン「おおう…バトルか?おもしれぇ!俺様が勝ったら白夜王の首を貰うぞ!」

 

 

ヤイバ「…依姫…任せる!」

 

 

依姫 サン「「ゲートオープン!界放!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

依姫「…私から…メインステップ!ピクシス・リザードを召喚。星の女神!創界神リリア!デッキから三枚トラッシュへ置き、対象のカードが二枚あったのでコアを二つ追加します。」

 

 

リリア《私!参上!》

 

 

依姫のフィールドに赤い羅針盤を背負ったトカゲ、背後にノリノリのリリアが現れた。

 

 

依姫「以上、ターンエンド。」

 

 

ヤイバ「…ほう…依姫は赤使いか……」

 

 

サン「メインステップ!リューマン・クロウと熱血剣聖リューマン・バーンカラーを召喚!召喚時効果でデッキから四枚オープン!その中のブレイヴカードを手札に加えるぜ!」

 

 

フィールドに大きな爪を持ったドラゴンと、赤い剣を携えた炎のドラゴンが現れる。そしてバーンカラーがデッキをめくり、星騎槍ガルックスを回収した。

 

 

サン「アタックはしねぇ!ターンエンド!」

 

 

依姫「…メインステップ。エリダヌス・ドラゴンを召喚してバーストをセット。さらにマジック、スターリードローを使います。」

 

 

ピクシスの隣に翼が生えた水龍が現れると、スターリードローの効果でデッキが三枚オープンされる。そのカードは…天羯神騎スコル・スピア…ダンデラビット…光輝く大銀河…よって依姫は二枚を手札に加えた。

 

 

依姫「アタックステップ。エリダヌス・ドラゴンでアタック!」

 

 

サン「きたか!ライフで受ける!」

 

 

羽ばたいたエリダヌス・ドラゴンが口から水流を放ってサンのライフを破壊した。

 

 

依姫「ターンエンドです。」

 

 

サン「はは!楽しくなってきた!メインステップ!リューマン・クロウのスピリットソウル発揮!剣聖の究極!剣輝龍皇シャイニング・リューマン!!召喚時効果で手札の星騎槍ガクルックスをノーコストで直接合体させて召喚する!」

 

 

サンの手札から炎柱が立ち昇ると、天空から白い鎧にビームソードを持ったドラゴンが降りてくる。さらにシャイニング・リューマンは大きく咆哮し、炎を右腕に作り出してそこから一本の槍を形成した。

 

 

サン「さらに一枚ドロー!んでもってガクルックスの召喚時効果!消えろ!ピクシス・リザード!」

 

依姫「エリダヌス・ドラゴンの効果でコスト3以下のスピリットは効果破壊されたとき、疲労状態でフィールドに残ります!」

 

 

ガルックスの先からビームが放たれたが、ピクシス・リザードは吹き飛ばされて疲労しただけだった。

 

 

サン「構わねぇ!これでブロッカーはいなくなった!アタックステップ!シャイニング・リューマンでアタック!ガクルックスの効果で一枚ドロー!」

 

依姫「ライフで受けます!」

 

ガルックスを構えたシャイニング・リューマンが依姫のライフを貫いた。

 

 

サン「バーンカラー!お前も続け!」

 

 

依姫「ライフ!」

 

 

シャイニング・リューマンと交代するようにバーンカラーが飛び出して、依姫のライフをさらに破壊した。

 

 

サン「ターンエンド!これでライフの数は逆転だ!」

 

 

依姫「…それで…?メインステップ。二体をレベル2に上げ、エリダヌスを疲労!これによりフル軽減で召喚!星をも貫く青き神槍!天蠍神騎スコル・スピア!!さらにセイバーシャークを右合体させるように召喚します!そしてエリダヌスにも左合体!」

 

 

スコル《…ああ…痴話喧嘩じゃない普通のバトルだぁ…》

 

 

空から光がフィールドに降り注ぐと、地面に蠍座が描かれてそこから大きな青いサソリが這い出てきた[なぜだかホッとした言葉を話していたが] さらに白シンボルから紫色の機械のサメが現れてスコル・スピアに力を注ぎ込む。

 

するとスコル・スピアの足の付け根にガトリング砲やレーザーソードが装着され、背中にもジェット噴射できるブースターがくっついた!

 

 

ヤイバ「青のスピリットに白のブレイヴ…依姫…ここまで色を混ぜてデッキを回すとは…!」

 

 

依姫「…ここでターンエンドです。さぁ、あなたのターンですよ?」

 

 

サン「何!?…ふ、後悔するなよ!メインステップ!再度リューマン・クロウのスピリットソウルを使う!新生した赤い光龍!召喚!アルティメット・アーク!!

 

 

サンの両サイドに炎の輪が形成され、そこから吹き出した炎がフィールドで一つになると、金と赤の鎧に青いアーマーを間接部に装着したドラゴンが現れる。だがサンはさらに手札を取り出した。

 

 

サン「さらに!太陽のソードブレイヴ!太陽神剣ソルキャリバー!アークに合体!」

 

大空に太陽が昇るとフィールドに金色の大きな剣が突き刺さる。そしてアークがソルキャリバーを引き抜いてサンライズ立ちをした!

 

 

ヤイバ「十二本以外のソードブレイヴ!?しかもアルティメットに合体するとは……!」

 

 

サン「さぁ!アタックステップ!アルティメット・アークで…」

 

 

アルティメット・アークがソルキャリバーを構えて飛び出そうとしたその時、セイバーシャークの目が妖しく輝いた。

 

 

依姫「セイバーシャークの効果!シャイニング・リューマンを指定して強制的にアタックさせます!スコル・スピアでブロック!!」

 

 

スコル《サソリ汁ぶしゃぁぁぁぁ!!》

 

 

リリア《スコッシー!!ひゃっはぁぁぁぁ!!》

 

 

セイバーシャークの効果で意識を狂わされたシャイニング・リューマンがスコル・スピアめがけて走り出すと、スコル・スピアは尻尾の先から毒を噴射してシャイニング・リューマンに浴びせて破壊した!

 

 

依姫「さらにセイバーシャークの効果!ブロック時にBPを比べて相手のスピリットを破壊したとき、ライフを二つ破壊します!」

 

 

スコル《痛みは一瞬だ!》

 

 

シャイニング・リューマンを破壊したあと、スコル・スピアは腰のガトリング砲を連射してサンのライフを二つ粉砕した。

 

 

サン「うぐぅ…!まだだ!今度こそアルティメット・アークでアタック!アタック時効果でピクシス・リザードを破壊!さらに合体時効果でトリプルシンボルだ!」

 

アルティメット・アークが気を取り直してソルキャリバーを地面に突き刺して炎を放ちピクシス・リザードを燃やそうとしたが、エリダヌスの効果で疲労状態で残る。さらに依姫は待ってましたと言わんばかりに手札をきった。

 

 

依姫「フラッシュタイミング!光導女神グラン・リリア!スコル・スピアを回復!スコル・スピアでブロック!」

 

 

スコル《今回俺様大活躍~!》

 

 

リリア《いってらっしゃーい!》

 

 

六色の光がスコル・スピアを立ち上がらせると向かってきたアークのソルキャリバーを腰のビームソードで受け止め、背中のブースターを噴射してつばぜり合いになる。

しかし、スコル・スピアはビームソードでソルキャリバー地面に押し付けると尻尾の槍をアークに突き刺して毒を注入する。アークは体を痙攣させながら倒れて爆発した!

 

 

依姫「ここでセイバーシャークの効果が再度発揮!これで終わりです!!」

 

 

サン「ま、まさか…!俺のターンに…!」

 

 

スコル・スピアのビームソードが何倍も伸び、それを一気に振り下ろした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤイバ「…依姫…お前がバトスピでもここまで強いとは思ってなかったぞ。」

 

 

依姫「いえ…それよりもグレナダ様…お怪我は…?」

 

 

グレナダ「大丈夫です。依姫、よくやってくれました。後始末はこちらに任せて、今日はゆっくり休んでください。」

 

 

サンを連行したあとヤイバから称賛の言葉を、グレナダから労いの言葉を貰った依姫は軽く一礼して庭を後にした。廊下を歩いていると、脳内にへカーティアの声が響いてきた。

 

 

へカーティア《…これ…みんなに連絡する?》

 

 

依姫《…ええ…それに他の方々の状況の報告も入っているかもしれませんし…》

 

 

 

そう脳内会話をしながら依姫はカツカツと廊下を歩いていった。

 




はい。ありがとうございました。

ソードアイズ編の敵は星聖剣使いにしました。なかなか多くもなく少なくもない数なので都合がよかったです。

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