東方星神録   作:あんこケース

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以前より原作キャラのバトルを書くので、剣刃編は少し長くなりそうです。


愛!

アトランティア 王宮 とある部屋

 

 

 

ここにはヤイバから連絡を受けた元ソードアイズ達が集まっていた。キザクラの他に青のソードアイズ…ソラ・リュウヨウ

白のソードアイズハクア・エストック

紫のソードアイズのスオウ・ラケルスとその兄の闇の紫のソードアイズリローヴ・ラケルス

…そして元赤の双眼のソードアイズにしてヤイバの実弟……ツルギ・タテワキとそのヒロイ…ゲフンゲフン…相棒のドロイドのブリンガー…そうそう足る顔ぶれだった。

 

 

依姫「失礼します…お茶が入りました……」

 

 

キザクラ「…?見慣れない人…ブリちゃん知ってる?」

 

 

 

ブリンガー「ブリンガーは紹介する。こちらがつい先日白夜王ヤイバの剣術指南役となった綿月 依姫だ。今回、ツルギ達を召集することになったグレナダ様暗殺未遂事件を解決した凄腕カードバトラーでもある。」

 

 

その部屋にお茶が入ったカップを持って依姫が入ってきた。そしてキザクラの質問にブリンガーが淡々と解説する。

 

 

スオウ「へぇ…凄腕ね…」

 

 

スオウ「俺達の前で凄腕と言うってのは相当の腕前でないと名乗れねぇぜ?」

 

 

依姫「…ならご確認なさいますか?」

 

 

二人の言葉にニヤリと笑い、あからさまな挑発をする依姫。その様子を体内から見ていたヘカーティアは不思議そうに脳内に言葉を送る。

 

 

ヘカーティア《あれ…あなたそんな好戦的な性格じゃなかったと思ってたけど…?》

 

依姫《…目標が高すぎるので……武者修行も兼ねて…バトルを積めば少しは弾様に近付けるかな~…と…》

 

 

ソラ「なら私が相手しよう…ツルギ…後でもバトルできるからそんな残念な顔をするな……」

 

 

ツルギ「ちぇ~……」

 

リローヴ「…ほう…なかなか楽しめそうですね…あの飛び出して行った光の緑が帰ってくるまでの余興としては……」

 

残念そうに不貞腐れるツルギを諌めながらソラが前に出てきた。依姫も不適な笑みを浮かべる……依姫も弾さん化してる……

 

 

依姫 ソラ「「ゲートオープン!界放!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

ソラ「私からいこう。メインステップ。光の闘士ランダルを召喚。これでターンエンド。」

 

 

ソラはまず小さなタイタス、ランダルを召喚して強化スピリットを並べ始めた。

 

 

依姫「デッキ破壊ですね…メインステップ!星の女神!創界神リリア!デッキから三枚トラッシュに送り、対象が二枚だったのでコアで二つ追加!さらに麒麟星獣リーンを召喚!バーストをセットしてターンエンドです。」

 

 

リリア《へーい!》

 

 

依姫はリリアを配置し、星空から駆け降りてきた黄色い麒麟を召喚してターンエンドとした。

 

 

ソラ「メインステップ!もう一体光の闘士ランダルを召喚!さらにネクサス!鉄壁なる巨人要塞を配置!」

 

 

ソラのフィールドにもう一体ランダルが現れ、さらに背後にたくさんの石像が並び立つ大きな闘技場がそびえ立った。

 

 

ソラ「アタックステップ!ランダル!アタックだ!」

 

 

依姫「ライフで受ける…ふふっ!なんだか最近…この痛みが心地よくなってきた…!」

 

 

ランダルのパンチが依姫のライフを壊したが、当の依姫は逆にニヤニヤしていた……重症である…

 

 

ソラ「…ターンエンド!」

 

 

依姫「メインステップ。ピクシス・リザードとレベル2でアクゥイラムを召喚!アタックステップ!アクゥイラムでアタック!アタック時効果で回復状態のランダルを指定アタック!」

 

 

 

依姫のフィールドに羅針盤を着けたトカゲと火の粉を散らした大鷲が現れ、アクゥイラムが炎を纏ってランダルに突っ込み、そしてランダルを突き破り破壊した。

 

 

依姫「さらにピクシス・リザードでアタック!」

 

 

ソラ「く!ライフで受ける!」

 

 

ピクシス・リザードが横回転しながら飛び上がり、ソラのライフを砕いた。

 

依姫「以上、ターンエンド。」

 

 

ツルギ「…すげぇ…ソラを押してる…」

 

ハクア「まだわからないよ。それに混色デッキが回るのかどうか…」

 

 

ソラ「メインステップ!光の戦士ガイウスを召喚!そして…偉大なる青の支配者!戦輝神ゼルドナーグを召喚!」

 

 

 

ソラのフィールドに青い竜巻が発生し、そこから青い巨人が現れた。

 

 

ソラ「アタックステップ!戦輝神よ!攻撃せよ!アタック時効果!相手のデッキから五枚を破棄!それに2チャージ追加!合計七枚!はぁぁぁぁ!!」

 

 

ゼルドナーグが青く光ると依姫のデッキが七枚吹き飛び、その中の秘剣二天一龍が青く輝いた。

 

 

ソラ「破棄した中にマジックカード有り!戦輝神ゼルドナーグに青シンボルを一つ追加!」

 

 

依姫「…リーンでブロック!」

 

 

さらに力を増したゼルドナーグにリーンがぶつかって行くが、軽く踏み潰されてしまった。

 

 

ソラ「ターンエンド!」

 

 

依姫「ふふふ!メインステップ!天空駆ける緑の牡羊!白羊樹神セフィロ・アリエスを召喚!不足コストはピクシスから確保。」

 

 

アリエス《ふぉふぉふぉ…久しぶりのバトルじゃの…!》

 

 

依姫がカードを掲げると背後の草原から大きな羊が走ってくる。そして優雅に着地するとフィールド全体が草原へと変化した。

 

 

依姫「アタックステップ!再びアクゥイラムでランダルを指定アタック!」

 

 

アクゥイラムがまた羽ばたいてランダルを弾き飛ばす。アクゥイラムはアタック時にBPプラス5000でき、さらに指定アタックも可能。依姫はその力で並べられると厄介な小型強化スピリットを除去していく。

 

 

依姫「…ふ…ターンエンド。」

 

 

リリア《…えーりんちゃん…弟子がもう重症よ…》

 

 

 

ソラ「…まだだ!メインステップ。ネクサス!光灯る三叉灯台を配置!配置時効果!ブレイヴカードをノーコスト召喚できる!」

 

 

キザクラ「きた!ケーキにローソク!」

 

 

ツルギ「そして…次はフォークだ!」

 

 

ソラ「大地を切り裂く、光の青一閃!蒼海の大剣メイルシュトロム!召喚!ゼルドナーグと合体せよ!こぉぉ!!」

 

 

 

ソラの背後に大きな三又の灯台が光を放ちながら現れる。そして灯台が地響きをあげると空から青い剣が地面に突き刺さり、ゼルドナーグがそれを引き抜いて大きく構えた……が……!

 

 

ソラ「アタックステ…な!?ゼルドナーグが…!」

 

 

ハクア「疲労している!?まだアタックしてないのに!」

 

 

 

ソラがゼルドナーグに攻撃を命じたが、ゼルドナーグはすでに地面に膝をついて疲労状態になっていた。驚いたソードアイズの面々に依姫は話し始める。

 

 

依姫「セフィロ・アリエスの効果です。遊精、爪鳥、異魔神を持たないスピリット/アルティメット/ブレイヴを召喚する際は疲労状態で召喚しなくてはなりません。メイルシュトロムは召喚時にすでに疲労状態となりました。なので、それと合体したゼルドナーグも疲労したということです。」

 

 

ソラ「むぐぅ…!ターンエンド…」

 

 

リローヴ「…ソードアイズをここまで追い詰めますか…」

 

 

ソラは悔しいがここはターンエンドするしかなかった。そして依姫は淡々とバトルを進める。

 

 

依姫「メインステップ。アクセルでリボル・コレオンを使用して三枚オープン。その中のキグナ・スワンマークIIと超・風魔神を回収。セフィロ・アリエスをレベル2にしてアタックステップ!三度アクゥイラムよ!舞え!ガイウスに指定アタック!」

 

 

 

依姫は手札を補充し、セフィロ・アリエスをレベルアップさせたあとはアクゥイラムを攻撃させ、ガイウスを破壊する…前のターンと変わらない流れだった…いや…だからこそ不気味に思えたのかもしれない……

 

 

スオウ「はぁ!?ここでドローかよ!」

 

 

キザクラ「それに今手札に加えたカードって…あれデッキ破壊メタのカードよね?どうして使わないの?」

 

 

ブリンガー「ブリンガーにも理解不能。」

 

 

依姫「これで私のターンは終わりです。」

 

 

ソラ《…なぜだ…キグナ・スワンマークIIを使えばデッキ破壊を抑制できたはず…いやそれよりもその前にサーチカードを使ったこともわからない…!それともバーストに何かあるのか…?なんだ…何を狙っているんだ…!》

 

 

他のソードアイズ達も疑問と戸惑いを隠せなかったが、一番それを感じていたのは他でもないバトルしているソラ自身であった。ソラが思考の海に浸かっていると、依姫が口先をつり上げながら尋ねる。

 

 

依姫「どうしましたか?そちらのターンですよ?」

 

 

ソラ「…メインステップ!ゼルドナーグをレベル3にアップ!アタックステップ!ソード合体スピリット!進撃せよ!メイルシュトロムを合体時効果!強襲!ネクサスを疲労させてソード合体スピリットは回復!」

 

 

迷ったソラはとにかくデッキを削ろうとソード合体スピリットを攻撃させる。それにメイルシュトロムの効果で光灯る三叉灯台を疲労させ、自身を回復させた。

 

 

ソラ「さらにゼルドナーグのアタック時効果で強化も含めデッキを七枚破棄!!そして破棄した中にマジックカードが……ない!?」

 

続いてゼルドナーグの強化された青い衝撃波がさらに依姫のデッキを吹き飛ばすが、その中にマジックカードは一枚も入っていなかった。

 

 

依姫「すみませんが、このデッキにはマジックが二、三枚しかないんですよ。ソード合体スピリットのアタックはライフで受ける!…うぐ……ふぅ!…ニヤリ…ここでリリアの神域を発動!手札の光導スピリットを一コスト召喚!善悪白黒はっきりつける裁判長!天秤造神リブラ・ゴレム!召喚!」

 

 

リリア《なんか映姫ちゃんみたいね♪》

 

 

リブラ《まぁ…そう言われるのは悪くないな…》

 

 

リリアが軽口を言いながら両腕の杖をサッと振り上げて夜空に天秤座を描き、そこから青い錫杖と盾を持った一体のロボットが降り立った。

 

 

ソラ「ムム…!ターンエンド…」

 

 

依姫「ここらが閉め時ですね。メインステップ!リブラ・ゴレムをレベル3に!そして超・風魔神を召喚し、セフィロ・アリエスとリブラ・ゴレムに合体!ダブルドライブ!発動!!」

 

 

緑の竜巻から超・風魔神が現れセフィロ・アリエスとリブラ・ゴレムに力を注ぎ込む。するとリブラ・ゴレムの錫杖の先が緑の刃へと変化し、身体中に緑のラインが迸る。セフィロ・アリエスも大きな翼が背中から生えて大きくはためかせた。

 

 

さらに依姫自身にも緑の翼が生え、全身からオーラを放ちながらフィールドに舞い上がった!

 

 

依姫「アタックステップ!リブラ・ゴレムでアタック!アタック時効果で神皇の数だけデッキを三枚破壊!二体なので六枚をトラッシュに!!そしてその中にスピリットカードがあれば回復!」

 

 

リブラ《…光の衛士アドリアン確認…回復する。》

 

 

ソラ「何だと!?鉄壁防御!ゼルドナーグ!フラッシュタイミング…「超・風魔神の効果で手札のカードは使えません!」…!?」

 

 

今度はリブラ・ゴレムがソラのデッキを破壊し、その中にスピリットカードがあったので青く輝き回復する。さらに超・風魔神がソラの手札を風で封じた。

 

 

 

依姫「砕きなさい!リブラ・ゴレム!!」

 

 

 

ソード合体スピリットがメイルシュトロムを全力で振り下ろしたが、リブラ・ゴレムは盾で防ぎきり槍を地面に突き刺した。すると地面がひび割れてソード合体スピリットの態勢が崩す。そして隙を狙ってリブラ・ゴレムが投げた槍がソード合体スピリットの体を貫いた!

 

 

 

ソラ「…メイルシュトロムはスピリット状態で残す。」

 

 

依姫「さらにリブラ・ゴレムでアタック!六枚破棄してスピリットがあったので、回復!そして回復状態ではライフを砕けません…つまり…あなたのデッキが切れるまでアタックが可能!」

 

 

再度リブラ・ゴレムが起き上がって攻撃し…デッキを破壊…そしてスピリットがあるので回復…このサイクルが繰り返され、ソラのデッキは完全になくなってしまった。

 

 

依姫「ターンエンド。ありがとうございました。」

 

 

ソラ「まさか…私がデッキアウト負けするとは…スタートステップ…」

 

 

 

 

 

 

 

バトル後、スオウやツルギのバトル申し込みをなんとか断ってキザクラやリローブと話していた依姫はふとツルギに質問した。

 

 

依姫「そう言えば…ツルギ様は以前、神を斬り捨てたと聞きましたが……ご冗談ですよね…?」

 

 

ツルギ「本当だぜ。」

 

 

依姫「……Σ(Д゚;/)/…な、な、な、なんということを!!!なぬがあっtのえすか!!?」

 

 

ツルギが「何か問題でも?」といったような表情で言った一言に依姫は目玉が飛び出るぐらいに驚いた。彼女にとって神とは敬意を示す存在であり、幾度となく戦場を共に駆け抜けてきた戦友でもある。それをあっさりと斬ってしまうなどとんでもないことだった。

 

 

ツルギ「じ、実は…レジェンディアの神がこの世界の人間を全員殺そうと巨大な隕石を落とそうとしたんだけど、それを俺達ソードアイズが阻止して神と訣別したんだ。」

 

 

キザクラ「その時に白夜王が神を斬ったの。でもそんなに驚くこと?」

 

 

依姫「…そんな軽く言えるのですか……これもジェネレーションギャップならぬワールドギャップでしょうか……」

 

 

ハガクレ「大変でござる~!!」

 

 

依姫が別世界の感覚の違いに色々と戸惑っていると、突然部屋の窓が開いてハガクレが慌てた様子で飛び込んできた。その様子にソラが口を開いた。

 

 

ソラ「どうしたハガクレ。何をそんなに慌てている?」

 

 

 

ハガクレ「それが…神が降臨したのでござる!!」

 

 

ソードアイズ達「ええ!!!?」

 

 

 

ヘカーティア《…あいつら……何やってんのよ…!!》

 

 

 

ハガクレの言葉に驚くソードアイズ達と頭を抱える依姫&ヘカーティアなのであった。

 

 




はい。ありがとうございました。

ちょっと前の依姫

「Uトリガー…?」

今の依姫

「…ふっ…心地よい…この痛み!」


…あの頃の純粋なよっちゃんは幻想入りしてしまった……

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