アトランティア 王宮 王の間
「ええええ!?創界神!!!?」
ツルギ達がヤイバがいつも座っている王の間に到着すると、そこには残りのソードアイズ全員に妖夢、椛、天子…そして実体化している創界神'S……ツルギ達が驚くのも当然だった。
ヘカーティア《…あ~…そんなに謙遜しなくても…神罰とかやらないから…》
ハガクレ「申し訳ありません!拙者!キザクラの絶品スイーツを黙って食べてしまいました!」
キザクラ「ちょっと!あれってハガクレの仕業だったの!?…それよりも…神様って案外イケてるファッションしてるのね~」
ヘカーティア《でしょでしょ!》
ハガクレに至っては土下座までして今までの悪行を懺悔し始めていた…内容はチャチイ物だったが……それに突っ込むキザクラのセリフもどこか的が外れている。
その他《…あれが……?》
全員の思いが完全に一つになったいい台詞で、感動的な…だが無意味(^U^)な瞬間だった。そして一旦収拾がついた所でヤイバが話し始める。その声にはかなりの刺があった。
ヤイバ「…それで…他の世界の神々がこの世界に何用か?ただの探し人一人で来たわけでもあるまい。」
カグツチ《いや、本当に宇佐美 蓮子って子を探しに来たんだよ?》
妖夢「私達の恩人の生き別れの親友なんです。彼女がもしかしたらこの世界にいるかもしれないと思い、この世界にやって来ました。混乱させてしまい申し訳ありません。」
ヤイバ「…悪いが…余は神と言う存在がどうも信用ならんのだ。」
ヤイバの鋭い詰問にもカグツチと妖夢は恐れを尾首にも出さず説明を続ける。しかしヤイバは妖夢が頭を下げてもその疑いを解く気配がない。するとゴーディが口を挟んできた。
ゴーディ「ちょいちょいちょ~い!ヤイバちゃん、それはさすがに薄情過ぎな~い?」
アマレロ「私もそう思います。以前にも申し上げましたが、陛下のお言葉は剣先の如く鋭すぎます。」
依姫「……白夜王閣下……少しお話がございます。お手合わせ願えますか?」
王の間の隅から話しかけてきた依姫の言葉にゴーディやアマレロの反対を厳しい眼で聞いていたヤイバの顔にも困惑の表情がよぎるが、すぐに厳しい眼光に戻り立ち上がる。
ヤイバ「…よかろう…もしお前が余を下せば…王位を…いや…この首くれてやる…!!」
ブラウ「閣下!?」
依姫「…そんなものに興味はございません。私は話したいだけですので、このバトルで私が勝利しようと何も求めません。それでもご不満がありましたら私を打ち倒し、どうぞ煮るなり焼くなり好きにしてください。」
ヤイバの言葉に全員が驚愕していたが、依姫の返事にさらに驚かせれた。王位どころか王の首にすら一ミリも興味を示さずに勝利の報酬を放棄し、敗北の条件だけを掲示するなど思いがけなかったからだ。それを見ていた妖夢達や創界神'Sは何やら微笑みを浮かべている。
ヤイバ「……その言葉…覚えておけ…!」
依姫「…ええ…楽しんでいきましょう…」
ヤイバ 依姫「「ゲートオープン!界放!!」」
ヤイバ「…お前から来い…!」
依姫「それでは失礼します。メインステップ。星の女神!創界神リリアを配置してトラッシュに三枚カードを置きます。対象カードが二枚だったのでコアを二つ追加してバーストをセット。以上です。」
リリア《…まったく…》
依姫は初手でリリアを配置してバーストをセット。いつもの滑り出しである。
ヤイバ「メインステップ。ダーク・カリブーを二体召喚。ターンエンド。」
ヤイバは二体の黒いトナカイを二体召喚して、アタックはせずにターンエンド。
依姫「メインステップ。ノーザンベアードをレベル2で召喚。これでターンエンドです。」
ハクア「…動かないね…」
ゴーディ「ん~?手札事故…って訳でも無さそうだし~」
依姫は大きなシロクマを召喚するだけでターンを終了する。
ヤイバ「……メインステップ。ダーク・バイソンを召喚。ターンエンド。」
スオウ「こっちもかよ!」
ヤイバも黒い機械の水牛を召喚しアタックしなかった。ここまでにらみ合いが続いている。
依姫「…メインステップ。甲冑双士ジェミニコスを召喚してコアを二つ追加します。そのコアでピクシス・リザードを召喚し、ターンエンドです。」
ジェミニ「《いっきまーす!!》」
依姫は双子の騎士と羅針盤のトカゲをフィールドに召喚する。それでも依姫はこのターンでアタックしなかった。そして、ヤイバがここで仕掛ける!
ヤイバ「メインステップ。依姫よ!闇の白き力に慄くがよい!闇皇ナインテイル・ダーク!顕現!」
白い戦がヤイバの上空に立ち昇ると、オーロラに変わった線を滑り降りながら白い九尾の狐が現れた。
依姫「慄きませんよ。こんなかわいい狐ちゃんに。」
ヤイバ「ほう!ならその身で味わうがいい!アタックステップ!ナインテイル・ダーク!攻撃だ!」
依姫「…ああ…そう言うことですね…ライフで受ける!…」
依姫はナインテイル・ダーク能力よりBPが高いノーザンベアードがいるのに攻撃してきたのを見て、ヤイバの手札にあのカードがあると読み、駆け出したナインテイル・ダークのアタックをライフで受けた。
ヤイバ「……ターンエンド。」
依姫「メインステップ。まずはその狐ちゃんを安全に退場させますか!アクセルでリボル・コレオンを使用!デッキから三枚オープンして神皇/十冠と異魔神を一枚ずつ手札に加えます!」
依姫の手札から放たれた弾丸がデッキをめくる。オープンされたカードは…獅機龍神ストライクヴルム・レオ…騎士王者ペンドラゴン…ダンデラビット…
依姫「ちょうどいいタイミングです!レオとペンドラゴンを回収してリボル・コレオンをそのまま召喚!召喚時効果で手札のペンドラゴンをノーコスト召喚!そしてナインテイル・ダークのコアを外します!」
ヤイバ「く!」
依姫は今使用したリボル・コレオンを召喚して紫色のドラゴンを召喚。召喚時の効果でペンドラゴンが口から放った光線がナインテイル・ダークのコアを除去して消滅させた。
依姫「さらにペンドラゴンをジェミニコスとリボル・コレオンに合体!アタックステップ!ジェミニコスでアタック!ペンドラゴンの追撃でダーク・バイソンのコアを除去してワンドロー!」
ジェミニ「攻撃!」《倒す!》
ヤイバ「ライフで受ける!」
ジェミニコスが飛び出すと、ペンドラゴンが再度紫のビームでダーク・バイソンを消滅させ、ヤイバのライフに剣を突き立てた。
依姫「続いてリボル・コレオンでアタック!ダーク・カリブーのコアを外してもう一枚ドローします!」
ヤイバ「ライフ!」
リボル・コレオンが拳銃を連射してさらにヤイバのライフを砕いた。
依姫「ターンエンド。」
ヤイバ「……メインステップ!やむを得まい…!お前を漆黒よりもなお暗い、甘美なる闇に包んでやろう!レベル3で来たれ!黒天狐ネガ・ナインテイル!コストはダーク・カリブーから。」
ヤイバのフィールドに何本もの巨大な氷柱がそびえ、その中央にも大氷山が地面から突きだしてくる。そしてその中からナインテイル・ダークよりさらに大きな黒い狐が現れた。
ヤイバ「……ターンエンドだ…」
椛「やっぱり依姫さんは手札にネガ・ナインテイルがいることを読んでいましたね。」
ツルギ「…そうか!だからペンドラゴンでナインテイル・ダークを消滅させたんだ!ネガ・ナインテイルは破壊しないと召喚できないから!」
椛やツルギの言うとおり、依姫はなんとなくだが察していた。機獣の連鎖デッキでわざと高コストスピリットを犠牲にするカードなどほんの数枚に限られてくる。
依姫「メインステップ。月光纏う星空の獅子!獅機龍神ストライクヴルム・レオ!レベル3で舞い降りよ!リボル・コレオンと代わってペンドラゴンと合体!」
レオ《…うまそうな狐がいるな……》
天空の獅子座から白銀の獅子がフィールドに降りると、ペンドラゴンと合体した。そしてレオの背中に紫の剣の形をした一対の翼が現れた。
依姫「アタックステップ!レオで合体アタック!ペンドラゴンの効果でコアを除去!」
ヤイバ「フラッシュタイミング!ウィンドウォール!このバトル終了時にアタックステップを終わらせる!」
レオの爪での引っ掻き攻撃がヤイバのライフを一つ破壊したが、その後すぐに白い風が吹き荒れて追撃を妨害した。
依姫「ターンエンドです…ふふふ!楽しくなってきました!」
ヤイバ「…楽しい…だと…?」
依姫「ええ、スピリット達の鼓動…乾いた風…そして次はどんな手を打ってくるか…!楽しみで仕方ありませんよ!」
キザクラ「よっちゃん…本当にバトスピ好きなのね…」
リローヴ「…あの顔で言うと…逆に不気味ですが…」
スオウ「兄貴…バトル中に鏡を見たらどうだ…?」
依姫が本当に嬉々とした表情でヤイバに話し出す。その様子を簡単に説明すると……
①まずは弾さんをイメージ
②髪の色を薄紫にして黄色のリボンでポニテにして、
3!ブレイヴ本編で弾さんがライフで受ける時の不適な表情をさせれば…
フォォ!今のよっちゃん。
…とまぁこんな表情である。あとリローヴさん…あなたとバローネ様はそんなこと言えません。
ヤイバ「…甘いな…余は戦いにそのような物を持ち込むことはない。ただ戦い、そして勝つ。それが勝利へと繋がるのだ。」
依姫「…それなら何故に今あなたは追い詰められているのでしょうね…?」
ヤイバ「…減らず口を…!メインステップ!王の印!瞳に身体に刻み込め!闇の白きソードブレイヴ!白夜の宝剣ミッドナイト・サン!!召喚!!白夜の宝剣ミッドナイト・サンを黒天狐ネガ・ナインテイルに合体!」
依姫の挑発に痺れを切らしたヤイバがカードを掲げ、刀身に白い氷をまとわりつかせた剣がフィールドに突き刺さった。そしてネガ・ナインテイルが柄に噛みついて地面から引き抜くと、白くオーラを放った。
ヤイバ「アタックステップ!ソード合体アタック!バトル時効果!ソード合体スピリットのBPまで相手のスピリットを手札に戻す!!」
ソード合体スピリットの腹部に装着されていた砲台から白いビームが発射され、ノーザンベアード、リボル・コレオン、そしてピクシス・リザードが手札に戻された。これで依姫のブロッカーはジェミニコスだけだが、ミッドナイト・サンが黄色く光りだした。
ヤイバ「さらにミッドナイト・サンの効果で連鎖!このバトルの間、バーストは発動出来ず、このスピリットをブロックすることも出来ない!さらにフラッシュタイミング!リゲイン!ソード合体スピリットを回復させる!!」
ハガクレ「まずいでござる!依姫殿のライフは残り4!ソード合体スピリットの攻撃を二回食らえばおしまいでござるよ!」
妖夢「……問題ないわ…」
白いオーラで回復したソード合体スピリットが依姫のライフに迫るが、妖夢達幻想郷陣は少しも心配していなかった。今の依姫がここで終わるとは考えられなかったからだ。
依姫「ライフで受ける!セットしてあるこのカードは効果を受けないので、バースト発動!選ばれし探索者アレックス!一枚ドローしてアタックステップを終わらせます!さらにリリアの効果で召喚!たゆたう星空の清流!宝瓶神機アクア・エリシオン!!」
アクア《お任せあれ!!》
ミッドナイト・サンが綺麗に依姫のライフを二つ斬り抜いたが、虹色の防御壁と一緒に空の水瓶座から水流がフィールドに流れ込み、白い騎士が現れた。
ヤイバ「ターンエンド…耐えるな…」
依姫「当たり前です。メインステップ!ペンドラゴンをレオとアクア・エリシオンに合体させ、両者レベル3に!アタックステップ!レオでアタックです!!」
レオ《…ペンドラゴンの効果は…ミッドナイト・サンの重装甲で防がれるか…》
再び走り出したレオの後ろからペンドラゴンの追撃が飛ぶ。しかし、ミッドナイト・サンの合体時効果[重装甲:紫]によって防がれた。
ヤイバ「フラッシュタイミング!もう一枚ウィンドウォールを使う!ストライクヴルム・レオはライフで受ける!」
レオの剣の翼がヤイバのライフを切り裂くが、またもや吹き荒れた白い風が依姫の後続を踏みとどまらせる。
リリア《…またぁ~?めんどくさいわねぇ…》
依姫「…さすがに持ちこたえますね。ターンエンド。」
ブラウ「お互いターンを凌ぎ合っているが…」
ソラ「…次のターンを依姫が耐えきるか…白夜王が決めるか…」
ヤイバ「メインステップ!混迷の時代に広げよ、闇の翼!黒皇機獣ダークネス・グリフォン!! 深き漆黒より余に仕えよ!召喚時効果!アクア・エリシオンとアレックスを手札に戻す!!」
アクア《あ~れ~!!?》
バトルフィールドの上部が砕け、宇宙のような空から大きな機械のグリフォンが不気味に叫びながらヤイバのフィールドに降り立つと、口から白い衝撃波を放ってアクア・エリシオンとアレックスを依姫の手札へと弾き返した。
ヤイバ「さらに白夜の宝剣ミッドナイト・サンをダークネス・グリフォンに合体!」
ネガ・ナインテイルがミッドナイト・サンを上空に投げると、ダークネス・グリフォンがそれを口でキャッチする。するとダークネス・グリフォンの右肩からミッドナイト・サンが、左肩からは剣を模した光線が生えてきた。
ヤイバ「アタックステップ!ソード合体アタック!!ダークネス・グリフォンの効果で回復し、連鎖!ジェミニコスのコアをトラッシュへ!」
ジェミニ「…うぉー!?」《モーレツゥ!!》
ダークネス・グリフォンが放った紫の竜巻がジェミニコスに直撃し、消滅させた。これで依姫のフィールドには疲労状態のレオ一体。だが依姫の顔に不気味な笑み……そして依姫はカードを取り出して宣言する。
依姫「フラッシュタイミングでアクセル、己械人シェパードールを使用!このターンの間、コスト4以上のスピリット/アルティメットの攻撃では私のライフは減りません!ライフ!!」
ダークネス・グリフォンのガトリングガンが火を吹いて、弾丸が雨あられと依姫のライフに向かって行ったが、当たる直前、依姫の正面に半透明のシールドが展開されて弾丸を全て弾いてしまった。
ヤイバ「…ターンエンド。」
アマレロ「防いだ!」
天子「…あいつ…弾にやられたことをそのままやり返したわね…」
依姫「…これがあなたと私…バトスピを楽しんでいるかいないかの違いです…私は閻魔ではありませんが…あなたは少し…自分以外を軽視しすぎていますね。」
ヤイバ「……王が他人の言葉に簡単になびく訳にはいかないからな…」
依姫はターンを始める前に、ヤイバの方を向いて静かに話し始めた。ヤイバは鋭い目を閉じてそう答える。その表情は重く…何かに堪え忍んでいるように感じられた。それを見た依姫は静かにとある一節を口ずさんだ。
依姫「…子、四を絶つ。意なく、必なく、固なく、我なし…分かりやすく言うならば…先生は四つのことを絶っていた。一つは独断、一つは無理強い、一つは執着、そして我欲である……あなたは『独断』で妖夢さん達を『無理矢理』ここに連れてこようとし、神への毛嫌いに『執着』して、『自身の望み』を果たそうとしていた…」
ヤイバ「……………」
依姫の言葉に眼を閉じたまま、静かに黙って聞いていた。その心境を察することは出来ないが、何か感慨に耽っているようだ。そして依姫は言葉を続ける。
依姫「これは名君ならば決して犯してはならないことです。名君とは他人の言葉に耳を傾け、信頼せねばいつかは裏切られます。短い間でしたが、あなたは民思いで家族思いの善人だとよくわかりました。その愛情があるなら……その愛で他人の言葉にも耳を傾けてみたらどうでしょう?その愛があるならば、臣下の面々は必ずついてきてくれますよ?」
ヤイバ「……お前にも…ついていきたいと思える名君がいるのか?」
依姫「はい!私を育ててくれた師と、自分の信念の火を再び灯してくれた恩師がいます!」
ヤイバの問いに依姫は嬉しそうに返答した。今、依姫の頭の中には月の頭脳と呼ばれた天才薬師と鈍感な最強カードバトラーの顔がよぎっていることであろう。
ヤイバ「…ふ…そろそろバトルを続けるぞ。お前のターンだ。」
依姫「ふふ…メインステップ!アクア・エリシオンを再召喚!さらに超・炎魔神を召喚して、レオとアクア・エリシオンに合体!ダブルドライブ!解放!!」
レオ《…たく…メンドーだな…!!》
アクア《うぉぉぉぉ!いくぞぉぉぉぉ!》
再び現れたアクア・エリシオンとレオの背後から今度は赤い機械の魔神が二体に力を与え、背中のファンネルを展開した。
そして二体の背中に大きな炎の翼が現れ、体にも赤のラインが迸る。
依姫自身も背中から赤い翼を生やしてバトルフィールドに飛び上がった!
依姫「アタックステップ!レオでアタック!超・炎魔神の効果でBPプラス5000!」
ヤイバ「ネガ・ナインテイルでブロック!」
ネガ・ナインテイルがレオめがけてビームを放ったが、レオは悠々と避けて一閃!爪でネガ・ナインテイルを引き裂いた!そして超・炎魔神の炎がレオの目に再び力を与える。
依姫「超・炎魔神のダブルドライブ効果!獅子よ!再び駆けろ!さらにBPプラス5000!」
ヤイバ「ダークネス・グリフォン!阻め!!連鎖!」
ダークネス・グリフォンがもう一度紫の竜巻をアクア・エリシオンに放つ。しかし、レベルをあげていたアクア・エリシオンはそのままフィールドに残ってしまう。そしてダークネス・グリフォンの両肩の剣ととレオの爪がぶつかり合い、巨大な衝撃波がフィールドに巻き起こった。
依姫「乾坤一擲!!打ち砕け!レオ!!」
レオ《だぁぁぁぁぁ!!!》
一瞬のつばぜり合いのあと、レオがミッドナイト・サンを叩き割り、口から超高熱の火炎放射をぶっぱなしてグリフォンを焼き付くした!!そして弾き飛ばされたミッドナイト・サンがフィールドに刺さる。
依姫「アクア・エリシオンでアタック!ここでリリアの神技!ミッドナイト・サンをデッキに!覚悟!!」
ヤイバ「…こい!ライフで受ける!!」
リリアが杖でミッドナイト・サンを弾き、アクア・エリシオンがヤイバの最後のライフを叩き斬った!!
依姫「ありがとうございました。」
ヤイバ「…ああ…」
ぼっごぉぉぉぉぉぉん!!!
バトルのあと、ヤイバは律儀に頭を下げた依姫に微笑んでいた。どうやらヤイバは理解を示してくれたようである。これで一件落着と思われたが………突如、王の間の壁がとてつもない轟音と共に吹き飛んだ。
妖夢「…!曲者です!!」
ブラウ「閣下!」
ソードアイズ達が吹き飛んだ後の壁にできた窓から入ってきた、赤いコートを着た六人の男女を見て身構える。そしてすぐさま彼らがグレナダを襲った赤野軍の急進派であると察した。
???「…手荒な入場は勘弁してもらいたい…白夜王。率直に申し上げましょうか…その首…頂戴しに参上しました…」
ヤイバ「…ふん…やれるものならな!」
ツルギ「俺もやるべし!」
乗り込んできた赤の軍の一人が丁寧だが、横柄な言葉でここに来た目的を語る。その言葉に当然の如く挑発を返したツルギとヤイバにカグツチが歩み寄った。
カグツチ《はい、これ!この世界の神の使者さん達から二人にお届けものだよ!》
ヤイバ「…天空三賢者から?…これは…!」
ツルギ「ジャスティス達からか!?スッゲェ~!!サンキュー!!」
そう言ってカグツチが二人に渡した物は数枚のカードだった。実はこの世界で活動する際に、ジャスティス達と会っていた依姫達は彼らから「この国の王子達に渡してくれ」とこのカードを託されていたのだ。
天子「懺悔するなら今の内よ!」
妖夢「…桜観剣のサビにしてあげます!」
椛「…敵は六人…私達と王子二人でちょうどいいですね。」
依姫「…撃っていいのは撃たれる覚悟がある者だけと言いますが……あなた方…斬られる覚悟は御有りですか?」
幻想郷メンバー四人も創界神をその身に降ろして構えると、二人の王子達に並び立った。
ヤイバ「……行くぞ!」
六人「ゲートオープン!界放!!」
はい。ありがとうございました。
途中のよっちゃんの言葉は孔子の論語から引用致しました。なんかよっちゃんって、月の都の塔のてっぺんで漢詩読んでそうだと感じているのは自分だけでしょうか?