東方星神録   作:あんこケース

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注!ご覧になっている小説は確かにバトスピ小説です!!途中のネタが分からない人は中盤まで飛ばすことをオススメします!!


究極編~蓮子との出会いと裏十二宮再来~
銀髪三人少女+銀髪ババ……


…誰にも人には…黒歴史と言うものがある……若さのせいで…その場のテンションに流され…色々と人は他人に知られたくないことをやらかしてしまう……霊夢しかり、魔理沙しかり、弾しかり……勿論彼女にも……だが…これはさすがに見たものの気持ちの整理がつかないでいた……

 

 

 

 

 

 

 

 

永琳「ひゃっはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

ここは第一界層の宇宙空間…その中を猛スピードで飛んでいる一つの宇宙船。それを運転していたのは……元月の賢者…八意 永琳であった……それを運転室の扉を少し開けて見ている妹紅とサグメ…

 

 

妹紅「……おい……ええと…サグメ…だったか…これ…綿月姉妹には内緒な……」

 

 

サグメ《……( ; ゜Д゜)……賛成…》

 

 

こっそり覗いていた二人は「見なかったことにしよう」とソッと扉を閉じて、リビングに向かう。廊下を歩いている最中、おそるおそる妹紅はサグメに問いかけた。

 

 

妹紅「……永琳にあんな一面があったなんて…知ってたか?」

 

 

サグメ《…ブンブン…後でツクヨミ様に聞いてみる…》

 

 

リビングに戻る間、なんだかんだとお互いのことを話しているこの二人。サグメとしては妹紅とはあまり接点がなかったので、地上での永琳や輝夜の様子などを聞いて、色々と新鮮気持ちになった。そんな話をしていると、すぐにリビングに到着して中に入る。すると…

 

 

スサノヲ《えええ!?何でガルドのアイへが外れるのぉ~!?》

 

ペルセポネ《いぇーい!食らえミミカスの鬼火。》

 

 

スサノヲ《ァァァ!ガルドがオワオワリに……》

 

 

咲夜「援護します。フローゼル、格闘Zです。」

 

 

アルテミス《ええ!?私のポリ2が…メガネ持たせてあまり耐久にふってなかったのが仇になったわね……》

 

 

咲夜《フローゼルは厨ポケですよ?そうよね、もこう先生?》

 

 

…この四人…どうやらもうすぐSwitchで新作が発売されるポケットなモンスターで対戦しているようである…戦況は…ペルセポネ&アルテミスペアが優勢のようだ。するとスサノヲが妹紅に泣きついてくる。

 

 

スサノヲ《もこぉぉ!やばぃぃぃ!変わってくれぇぇぇ!!》

 

 

妹紅「…まったく……おい咲夜、そっちのパーティー見せ。」

 

 

咲夜「了解。この子の役割は……」

 

スサノヲをソファーに座らせてから妹紅はスサノヲの3DSを受け取り、スサノヲと咲夜のメンバーを確認する。はっきり言って……「どーやったら勝てんの?」ってぐらいヤバい状態であった。

 

 

ペルセポネ《流石のもこう先生でも無理でしょ》

 

 

アルテミス《これで負けたら今使ってるパーティーあげるわ!それぐらいあり得ないし~♪》

 

 

もう勝ちを確信しているこの二人だが、スサノヲと咲夜はこのゲーム(ポケ○ン)に数週間で適応した妹紅の実力を信じていた……

 

 

 

数十分後……

 

 

スサノヲ《マジかよ……》

 

 

妹紅「イエーイ」

 

 

咲夜「……流石先生…」

 

 

そこには驚きと感心の目を向けているスサノヲと咲夜。そして反対側のソファーでテーブルに顔を突っ伏している女神二人…まぁ…そういうことである…

 

 

ペルセポネ《…何…奇石ゴルバットってあんなに固いの…?ミミカスが完封された…黒い霧…熱風の火傷…》

 

 

アルテミス《…ありのまま起こったことをはなすわ……私は妹紅の二枚目のメガ萬田が初手竜の舞いをしてきたからゴツメガブを受け出ししたの……そしたら飛んできたのは竜星群だった…何!?両刀だったの!?》

 

 

サグメ《…妹紅の三体目のコケコ……挑発いれたのも上手かった……アルテミス様の滅びメガゲンが何も機能しなくなった…》

 

 

咲夜「もう私の3DSも操作してましたが…よくペルセポネ様のリザードンがXだと見切れましたね…」

 

 

妹紅「それぐらいは読める。大方ミミカスで鬼火やら呪いやらぶちまけて後ろの積みアタッカーを通そうってな…あとスサノヲ、お前の陽気萬田って数値からみるにSは最速ジャロ抜きで、AはH4振りミミカスを高乱数一発まではわかったんだが…耐久って威嚇込み意地っ張りリザX逆鱗を高乱数耐え調整?Bは4でHが100振りだから多分…」

 

 

アルテミス《ちょっと!数値見ただけでわかんの!?》

 

 

ペルセポネ《はぁ…やっぱり慣れなくてもダブル構築すべきだったなぁ…それでも勝てる気しないけど…》

 

 

ピピピピピピピピピ

 

 

 

そんなこんなで六人が話していると、テーブルの真ん中に置いてあったウサギの置物の目が赤く光り始めた。サグメと創界神以外の二人は「なんだ!?」と驚いたが、サグメは冷静に置物の尻尾にあたる所のボタンを「ポチッとな」と押した。するとウサギの目から壁に向かって、赤いレーザーポインターのようなものが放たれた!

 

 

 

依姫「…あー…うー…こちら依姫。師匠は…取り込み中ですか?」

 

 

サグメ《…あ…うん…少し手が話せなくて……》

 

 

妹紅「…その置物…通信機だったのか……」

 

 

映し出された依姫の言葉を聞いて、記憶の彼方に追いやった出来事が復活しかけるサグメ。妹紅が驚いているのを尻目にサグメは依姫からの報告を聞いた。その内容は……もう書かなくてもお分かりであろう……

 

 

依姫「申し訳ありません…お手を煩わせてしまい…」

 

 

サグメ《…気にしないで…あとは請け負うわ…八意様にも伝えておくわね…》

 

 

依姫「ありがとうございます。それでは」

 

 

そして依姫の通信が切れると、サグメは何やらウサギの置物の耳を弄り、もう一度ボタンを押す。するとまたレーザーポインターのようなものが放たれた。

 

 

咲夜「…耳がダイヤルなのね…」

 

 

ツクヨミ《…どうしたサグメ、何かあったのか?》

 

 

サグメ《…失礼します…ツクヨミ様…お願いしたいことがありまして…連絡させて頂きました…》

 

 

ツクヨミ《……またうちのバカ弟が…何かやらかしたのか?……ぐぅぅ…胃が痛い……》

 

 

スサノヲ《おいおい、兄貴!!》

 

 

今回映し出されたのはスサノヲの兄で依姫とサグメの上司にあたる、ツクヨミだった。サグメの連絡をスサノヲのトラブルの報告と勘違いしたツクヨミは胃を押さえている。

 

 

サグメ《…いえ……今回は…その…ツクヨミ様の式神をお借りしたいと思いまして……》

 

 

ツクヨミ《…そうか……宇佐見 蓮子探しに手間取っているから…私の陰陽術を使おうと…わかった、すぐ送ろう。》

 

 

妹紅「…そんなに凄いのか?」

 

 

アルテミス《…ツクヨミの式神は量も質も半端ないし…同時に操れる式神の数は億単位らしいわよ。》

 

 

ペルセポネ《…同じ魔影の創界神でも私とは桁違い「ごごぉぉぉぉぉん!!」ですねぇぇぇぇと!?》

 

 

ツクヨミの快い協力にサグメが頭を下げたその時、宇宙船に強い衝撃が伝わってきた。全員窓の外を見ると、別の宇宙船がぶつかってきたようだった。

 

 

スサノヲ《おいおい…事故…じゃなさそうだな…》

 

 

ツクヨミ《大丈夫か?》

 

 

サグメ《…はい…多分…賊か何かだと…》

 

 

六人が万が一に備えて動き出そうとしたが、運転席の永琳がリビングの面子にテレビ電話を入れ、状況を報告した[テンションは元に戻っているようだ]

 

 

永琳「こちら永琳。宇宙海賊と思われるやつからターゲットされたわ。さっさと終わらせるけど、目的地到着が遅くなるわ。」

 

 

妹紅「わかった。まぁ、あんたなら大丈夫だろ」

 

 

アルテミス《頑張ってね~♪》

 

 

永琳「まったく……めんどくさいわね…ゲートオープン!界放!!」

 

 

 

 

 

 

バトルフィールドに移動した永琳を待ち構えていたのは、青いバトルアーマーを纏った若い男だった。それに対し永琳は冷静に相手を分析していたが、明らかに様子がおかしいことに気がついた。

 

 

永琳「…あなた…いったい何が目的かしら?」

 

 

???「……星の導き…貰う……」

 

 

永琳《…私が創界神とは気づいていないようね…いえ…それを認識することさえもできない…誰かに操られてる…?》

 

 

???「……メインステップ…バーストセット……アクセル…巨人王子ラクシュマナ…デッキから二枚ドロー…そして二枚破棄…ターンエンド…」

 

 

謎の男は無表情のまま、青定番のアクセルを放って手札交換をする。トラッシュに行ったカードがネクサスであったので、永琳は『センジュワンショット』や『海賊』デッキを警戒し始めた。

 

 

永琳「…それにしても……彼からサジットやヴィエルジェ達と似たような……いえ…同一の波動を感じる……解術してから聞きましょうか…メインステップ!星の叡知!創界神オモイカネ!デッキから三枚トラッシュに送り、対象が三枚。よってコアを三個追加!」

 

 

永琳は相手から放たれている星の力に首を捻ったが、バトルと解術に集中しようと気を取り直す。

 

 

永琳「バーストをセットしてターンエンド」

 

 

???「…メインステップ…ネクサス…海帝国の秘宝をレベル2で配置…ターンエンド…」

 

 

謎の男は海底の玉座で赤く光る宝玉をを配置するだけでターンエンドした。だが海帝国の秘宝はダブルシンボルネクサスなので、この次のターンで仕掛けるのであろう。

 

 

永琳「…備えるか…メインステップ。魔星人シュタイン・ゴイルと氷星獣レオザードを召喚!星読の効果でデッキから一枚オープンし、光導を持つ獅子星鎧レオブレイヴなので手札に!」

 

 

永琳のフィールドに紫の魔人と白の獅子が召喚される。そしてキースピリット(ストライクヴルム・ノヴァ)の打点内に入れるべく、永琳はアタックステップに移った。

 

 

永琳「アタックステップ!レオザードでアタック!アタック時効果!星読!デッキから一枚オープン!甲冑双士ジェミニコスなので回収!そしてレオザードの効果で回復よ!」

 

 

???「…相手の手札が増えたのでバースト発動…!砂漠を制する豪腕の王者…!神造巨兵オリハルコン・ゴレム…!バースト召喚…!!レオザードのアタックはライフで受ける…」

 

 

駆け出したレオザードの前方の地面が砕け、巨大な爪を持った青いロボットが這い出してきた。しかし、レオザードのアタックは普通にライフで受けた。

 

 

永琳「レオザード!もう一発!星読のカードはサジタリアス・ドラゴン!よって手札に加えるわ!」

 

 

???「…ライフ…!」

 

 

一度前足でライフを壊したレオザードは後ろに飛び退くと、口からビームを放ってさらにライフを撃ち抜いた。永琳はチラリと手札を確認してターンを終えた。

 

 

???「…メインステップ…Judgement of justice!天秤星鎧ブレイヴリブラを召喚…!召喚時効果でトラッシュよりネクサスを配置……!阿弥陀如来像を配置してコアを追加…」

 

 

永琳《!!?…裏十二宮ブレイヴ…!?いえ、弾や私が持ってるのと比べるとオーラが薄い…さしずめ、模造品といった所かしら?》

 

 

???「…ブレイヴリブラをオリハルコン・ゴレムに合体…!アタックステップ…!合体アタック…!!アタック時効果…大強襲…!阿弥陀如来像を疲労させてオリハルコン・ゴレムは回復…!!さらにリブラの効果も含め、デッキを合計十二枚破壊…!!」

 

 

ブレイヴリブラの底面がパカッと開くと、鎧武のカチドキアームズのようにオリハルコン・ゴレムに覆い被さった。そしてオリハルコン・ゴレムが駆け出すと、青い衝撃波が永琳のデッキを弾き飛ばす。

 

 

永琳「ライフで受ける!」

 

 

そしてオリハルコン・ゴレムの爪が永琳のライフを切り裂く。

 

 

???「…再度オリハルコン・ゴレムでアタック…!!大強襲で海底王国の秘宝を疲労…そして回復し、デッキを十二枚破棄する…!」

 

 

永琳「…これ以上はまずいわね…フラッシュタイミングでキャンサーシェルを使用!私のコア四個をボイドに戻すことで、アタックステップを強制終了!ライフで受ける!!」

 

 

オリハルコン・ゴレムの両腕がもう一つ永琳のライフを破壊したが、永琳の手札から白い壁が出現して追撃を妨害した。

 

 

???「…ターンエンド…」

 

 

永琳「ふう…メインステップ!赤き月光よ!夜空を照らせ!月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタ!レベル2で召喚!!そして銀河星剣グランシャリオをダイレクト合体!!」

 

 

永琳がカードを掲げると、後ろから赤いストライクが登ってくる。さらに天空から六色のシンボルが埋め込まれた剣がサジッタの手に収まった。

 

 

永琳「アタックステップ!ストライクジークヴルム・サジッタ!月の輝きに舞え!私の神域によりオリハルコン・ゴレムに合体アタック!!」

 

 

サジッタがグランシャリオを振り下ろすがオリハルコン・ゴレムは両腕で受け止める。BP面ではオリハルコン・ゴレムが上回っているためサジッタは逆に弾き返されてしまった。

 

 

永琳「フラッシュタイミング!進化する赤き月の超新星!超神月光龍ストライクヴルム・ノヴァ!!月紅龍よ!進化の礎となれ!」

 

 

吹き飛ばされたストライクジークヴルム・サジッタが月から放たれた炎に包まれる。そこに無数の流星が降り注ぎ、中から背中にファンネルを装着したさらに巨大なストライクが現れた!

 

 

永琳「煌臨時効果!手札の光導ブレイヴを一コスト召喚することで回復する!穢れを弾く清らかな清流!宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアスをノーコストで直接ストライクヴルム・ノヴァに合体!そして回復!!」

 

 

アクア《おお!こちらでの出番ですね!お任せを!》

 

 

ファンネルを展開して突っ込むストライクヴルム・ノヴァに、星空から水瓶の形をしたジェット機が突進しながら合体する。するとストライクヴルム・ノヴァの体に水瓶型の鎧が現れ、グランシャリオと反対側の手にも巨大な剣が装着された!

 

 

永琳「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!引き裂きなさい!ダブル合体スピリット!!!」

 

 

ストライクヴルム・ノヴァと強い繋がりを持つ永琳にも影響が現れる。いつもの赤と青の服装が白銀に染まり、背中にも赤い翼が現れた!

 

 

そしてグランシャリオ、ブレイヴアクエリアスと合体したストライクヴルム・ノヴァは右手のグランシャリオでオリハルコン・ゴレムを突き刺して持ち上げると、左手の剣で固いブレイヴリブラの鎧を貫いて破壊した!!

 

 

???「…ブレイヴリブラはフィールドに残す…」

 

 

永琳「もう一度アタック!ストライクヴルム・ノヴァの界放の効果発揮!私のコアを三個置くことで、BP30000以下のブレイヴリブラを破壊!そしてダブル合体スピリットのシンボルは4つ!」

 

 

ストライクヴルム・ノヴァがブレイヴリブラを踏み潰し、グランシャリオと剣で残りのライフを全て破壊した!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲夜「…どうしますか?この男…」

 

 

永琳「少し聞きたいことがあるわ。一応縛ったあと、部屋の隅にほっぽっといて」

 

 

バトル後、気絶した先程の男を囲んで話しているメンバーに永琳はそう言った。そして宇宙船を自動操縦に切り替えてリビングのソファーで一息ついた。

 

 

アルテミス《…ン~?…あ!見えたわよ!目的地!》

 

 

妹紅「お!どれどれ……何も見えないが……?」

 

 

スサノヲ《おい、アルテミス…お前の視力は狩猟の女神の補正もあって1000ぐらいあるからわからねぇよ》

 

 

ペルセポネ《…つまりまだまだ時間がかかるってことです》

 

 

そんなこんなで(精神年齢が)若者な4人が話している後ろで、ゆったりとくつろいでいた咲夜とサグメは最初から気になっていたことを永琳に尋ねた。

 

 

咲夜「…そう言えば…あなたどうやってこの宇宙船を手にいれたの?」

 

 

サグメ《…私も気になっていました……ツクヨミ様からの貰い物ですか?》

 

 

永琳「そんな大それたことじゃないわよ…まだ月の都が地上にあった頃、私が使ってた船を私のバカ親父が持ってて、それを修理したってだけよ」

 

 

永琳の言葉に?マークを浮かべた二人……永琳に父親がいるとは…まぁいるはずなのだが、永琳の口から親の話題が出るのは初めてだった。

 

 

咲夜「……嫌いなの?」

 

永琳「……少し…苦手なだけ……私とは真逆の性格だから…」

 

サグメ《…だからそのギャップを埋めるため、宇宙船に乗って暴走していたのですか…?》

 

永琳「ちょちょちょ!何で…!!?」

 

サグメ《…先ほど…あの…歓声をあげながら運転しているのを…》

 

 

 

そのあと、無理矢理記憶を消される薬を口に突っ込まれたサグメと咲夜なのであった。

 




はい。ありがとうございました。

…ポ○モン廃人でもこうと言ったら……ねぇ?

あと永琳の父親の話題が出ましたが……登場はかなり遅くなりそうです。早く特別編を終わらせないと……

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