東方星神録   作:あんこケース

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今回…とうとう彼女がバトルします!


星読む少女

永琳が謎の男とバトルしている頃、第2階層…とある星

 

 

 

???「…うー……しんどい…」

 

 

バーのマスター「お客様…大丈夫ですか?」

 

 

とあるバー…そこでジンジャーエールを片手にカウンターに頭を突っ伏している黒い帽子を被った女性……彼女こそ、弾達が探している紫の旧友…宇佐見 蓮子である。

 

 

 

蓮子「はぁ~…この世界…めっちゃ広いからなぁ…いちいち星移動するときにバトルして乗っけて貰うしかないし……いろんな世界巡ってやっと半分揃ったのに……ん…ゴクゴク……」

 

 

そう言いながらグビグビと飲む蓮子だったが、「ん!愚痴タイム終わり!!」と叫んで起き上がる。そしてマスターに勘定をちゃんと払うと、バーを出て宇宙船乗り場を目指す。

 

 

蓮子「…さて…また誰かの船に乗っけて貰おうかな……いざとなればバトスピで解決できるからほとんど断られることもないしねぇ…」

 

 

蓮子の言うとおりこの世界の法…銀河バトスピ法により、物事をバトスピで解決するというルールがある以上、強いカードバトラーにとってはウヒャウヒャな世界なのである。

 

蓮子がそんなことを考えていると、ふとこの世界のどこかに存在していると言われているどんな願いも叶えると噂されている宝…[究極のバトスピ・ネオ]のことも芋づる式に浮かんでくる。

 

 

 

蓮子「…どんな願いも…ね……メリーと会いたいって頼んだら叶えてくれるのかしら……ブンブン…落ち着け宇佐美 蓮子25才…かなりサバ読んだけど…!それよりもこの世界のカードを手にいれないと…!」

 

 

 

 

 

 

同じ星

 

 

 

???「お頭!整備終わりました!いつでも出発できますわ!」

 

 

???「こっちも完了したんべ!」

 

ここは宇宙船が停泊している港のようなところ。その一角に泊まっている大きな紫を宇宙船…ヴィーナス号の前で一人の金髪美女に二人の少女…ガルボマレーネが報告している。

 

 

 

???「ご苦労だった」

 

???「おつかれ~」

 

 

この金髪美女…彼女の名前は明の明星のエリス…宇宙に名を轟かす女海賊であるが、狙う相手は悪党ばかりの義賊で、その容姿も合い極まって女性ファンが宇宙中に存在している

 

そしてその隣に浮いている黄色い小さなドラゴン…名はショコラ…ちびドラゴンの一種でバトル時にはカードに変わることで有名でもある。

 

 

ガルボ「お頭、目的地は?」

 

エリス「うむ…実は……」

???「あの~…少しいいですか?」

 

ガルボに尋ねられたエリスが答えようとした時、突然誰かの声が響いた。エリスはその声に振り返ると、そこにいたのはもちろん……蓮子であった。

 

 

 

蓮子「すみませ~ん…隣の星まで乗っけて貰うことってできます?」

 

 

マレーネ「…どうします…お頭?」

 

 

エリス「………この世界のルールは知っているだろう…バトルだ」

 

 

蓮子の言葉にエリスの部下を代表してマレーネがエリスに聞いてみると、エリスの答えは遠回しの拒否だった。『文句があるならバトルで勝て』と言うのは『宇宙最強クラスのエリスを倒す』と言うことだからである。

 

 

蓮子「…はぁ…わかりました。ならバトルで私が勝てば乗せて?」

 

 

エリス「…そうか……ショコラ!」

 

 

ショコラ「ほい~と!」

 

 

飛び回っていたショコラがポンッとした音と共に一枚のカードへと変わる。それに蓮子は目を見張ったが、異世界を巡っている彼女にとってはよくあることだったので、すぐに表情を引き締める。

 

 

 

エリス 蓮子「「ゲートオープン!界放!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮子「私から行くよ!メインステップ!ブレイドラXを召喚!さらに創界神ネクサス!光導創神アポローンを配置!効果でデッキから三枚破棄!その中の対象が二枚なので、2コアをアポローンに!」

 

 

蓮子のフィールドにオレンジ色の小さなドラゴンが現れ、背後に弓を構えた金色の神が降臨した。しかし妹紅達と違って意思は無いようだが……

 

 

ガルボ「…創界神…ネクサス…?」

 

 

マレーネ「見たこともないカードだんべ!」

 

 

蓮子「そんでもってモルゲザウルスXも召喚!ターンエンド!」

 

 

続いて蓮子は尻尾に鉄球を付けたドラゴンを召喚してターンエンドを宣言した。

 

 

エリス「…明の星のターン!ニジノコ!煌炎の神剣を配置!さらにバーストセット!ここでネクサスの効果を使う!デッキから一枚ドロー!!」

 

 

エリスは赤シンボルにもなるニジノコを召喚し、さらにバーストサポートのネクサス…煌炎の神剣を配置した。

 

 

エリス「ターンエンド」

 

 

蓮子「…赤の…アルティメットデッキかな…メインステップ。砲竜バル・ガンナーを召喚!アタックステップ!モルゲザウルスXでアタック!効果でBPプラス5000!」

 

 

エリス「ライフで受ける!」

 

 

蓮子は赤い砲台を背負ったトカゲを召喚すると、モルゲザウルスに攻撃を命じる。走り出したモルゲザウルスが尻尾を叩きつけてエリスのライフを砕く。

 

 

蓮子「これでターンエンド」

 

 

エリス「明の星のターン!カチカチダヌキを二体召喚!さらに煌炎の神剣をレベル2に!アタックステップ!カチカチダヌキでアタック!」

 

 

エリスは背中に小さな火山を背負ったタヌキを二匹フィールドに呼び出す。このスピリットも赤と黄のハイブリッドスピリットなので、エリスはデッキに採用している。

 

 

蓮子「…どーしよ…いいや!フラッシュタイミング!光導創神アポローンのコアを三個ボイドに置いて、神技発揮!アタックしてないカチカチダヌキを破壊することで一枚ドロー!アタック自体はライフ!!」

 

 

蓮子の背後に佇むアポローンの手に青い矢が現れると、アポローンがその矢を弓につがえてアタックしていないカチカチダヌキめがけて矢を放ち、破壊した。

 

だが、アタックしている方のカチカチダヌキのアタックは通り、蓮子のライフが一つ弾けた。

 

 

ガルボ「コアをボイドに置いて効果を使った!?」

 

 

エリス「…なるほど…そう言う仕組みか…ターンエンドだ」

 

 

蓮子「メインステップ!さぁて!まずはバーストをセット!夜明けを告げる太陽よ!星の力纏いて竜となれ!太陽龍ジーク・アポロドラゴンX!!召喚!!不足コストはブレイドラから確保!」

 

 

 

蓮子の後ろに太陽が昇り、バトルフィールドの下からのっそのそと紅のドラゴンが現れる。そしてフィールドに降り立って高々と咆哮した!

 

 

蓮子「砲竜バル・ガンナーを太陽龍ジーク・アポロドラゴンに合体!そしてレベル2に!」

 

 

バル・ガンナーがダンっと飛び上がり体を背中の砲台にしまうと、翼を消したジーク・アポロドラゴンの背中に合体した!

 

 

蓮子「アタックステップ!ぶち抜け!合体スピリット!!アタック時効果でBP9000以下のスピリット…カチカチダヌキを破壊!さらにアポローンの存在によりライフを一つ破壊する!もう一丁!バル・ガンナーの合体時効果!ニジノコを破壊してワンドロー!」

 

 

ジーク・アポロドラゴンが走りながら背中の砲台でカチカチダヌキとニジノコを、口からの火炎放射でエリスのライフを狙う。そして三点から一気にビームを放ってスピリットとライフを木っ端微塵にした。

 

 

マレーネ「まずいんべ!これでお頭のスピリットは全滅!」

 

 

エリス「……バースト発動!聖龍皇アルティメット・セイバーのバースト効果!自分のライフにリザーブからコアを一つ置く!さらに……!三龍神の輝きよ!聖なる光よ!我に宇宙の輝きを!聖龍皇アルティメット・セイバー!!レベル4でバースト召喚!!」

 

 

エリスがフィールドにカードを叩きつけると、炎のフィールドに和服を着たワイバーン型のドラゴンが舞い降りた。いつもなら召喚条件…『赤のスピリット一体以上』をクリアしなければならないが、煌炎の神剣レベル2の効果で条件を無視できたので、このまま召喚できたのである。

 

 

 

エリス「Uセイバーでブロック!Uトリガー!ロックオン!!」

 

 

蓮子「…コスト3…サンダー・Z・ギボン!」

 

 

エリス「ヒット!手札はバーストをセットしてUセイバーは回復!そして煌炎の神剣の効果でドローする!」

 

 

回復しながらジーク・アポロドラゴンを迎え撃つUセイバー。そのレベル4BPは13000。レベル2のジーク・アポロドラゴンのBP9000に加えてバル・ガンナーの合体時のBP加算値は4000なので、合計BPは13000。よって互角のバトルが続く。

 

 

ガルボ「…お頭…まさかセイバーを犠牲に相手のキースピリットを破壊しようと!?」

 

 

エリス「………」

 

 

ガルボの言うとおり、エリスは内心かなり焦っていた。彼女の赤黄デッキは直接スピリットを破壊するというよりは黄マジックで翻弄したあと、Uセイバーの連続攻撃等で決める……これが彼女の王道の勝ち筋だったが、思った以上に蓮子の攻撃が速かった…

 

 

エリス《…ここでライフで受けてかわしても……次また合体スピリットが暴れだしたら手に負えない…ならセイバーを犠牲にしても早急に処理する!》

 

 

 

Uセイバーの火炎放射とジーク・アポロドラゴンの砲台からのビームがぶつかり、お互い吹き飛ばされる。そしてジーク・アポロドラゴンが突っ込んでUセイバーに飛びかかって強烈なパンチを喰らわせる。だが同じタイミングでUセイバーの翼がジーク・アポロドラゴンを切り裂き、両者爆発した!!

 

 

 

蓮子「…ふう…やる~♪…でも……こいつを忘れてない?相手によるスピリット破壊によりバースト発動!ライジングフレイム!このバースト時に破壊されたジーク・アポロドラゴンを一コストで蘇らせる!不足コストはブレイドラより確保!

 

 

「キィ」と鳴いて消えていったブレイドラの足元から炎が沸き上がり、五体満足のジーク・アポロドラゴンが復活した!

 

 

蓮子「モルゲザウルスでアタック!」

 

 

エリス「な!?ライフで受ける!」

 

 

再び走り出したモルゲザウルスが縦回転しながらエリスのライフを尻尾で叩き割った。

 

 

蓮子「合体スピリットでアタック!効果でライフを破壊!これで残りのライフは2!合体スピリットはダブルシンボル!チェックメイト!!」

 

 

ジーク・アポロドラゴンが口と砲台から特大の光線を放った!!

 

 

 

 

 

 

 

 

エリス「なかなかやるな…」

 

 

蓮子「ナハハ…すみません、なんか乗せてくださって……」

 

 

あのあと銀河バトスピ法により蓮子の頼みを聞いたエリスは蓮子をヴィーナス号に乗せて宇宙を航海していた。するとエリスが何か思案して蓮子に話しかける。

 

 

エリス「…蓮子…敗者の私が頼むのもおかしな話だが……」

 

 

蓮子「いいですよ、何を手伝えば良いんです?」

 

 

 

蓮子は呑気に椅子に座ってエリスの話を聞いている。その様子にエリスは気が抜けながらも話し続ける。

 

 

 

 

 

 

エリス「…私達と共に……異次元からの侵略者と戦ってほしい…!!」

 

 




はい。ありがとうございました。

なぜ蓮子がジーク・アポロドラゴンXを持っているのか…それも物語に関わってきます…

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