東方星神録   作:あんこケース

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アヌビスの化神がまさか闇輝石の最後とは……久しぶりに登場したBP合計破壊やライフボイド送り、疲労状態だと耐性付与と既存の地竜とも噛み合いますね(耐性は簡単に貫通されそうだけど)


創界神永琳

その日の夜 ギルド 中庭

 

 

永琳「……………」

 

 

あのあと、ハンソ郎が「今日はゆっくり休んで、明日からの戦いに備えよう」といった提案をしたので、レイ達はギルド内に泊めていた宇宙船で休んでいた。だが…永琳は一人ギルド内部の中庭に立っている。

 

 

永琳「…きたわね…」

 

 

蓮子「…ファァ…こんな時間に…話って」

 

 

そう言って蓮子が眠たそうに目を擦りなから中庭に現れたが、途中までしか言葉が出てこなかった。なぜなら満月をバックに思案に耽っていた永琳の姿があまりにも美しすぎたのだ。

 

特徴的な赤と青の服に三つ編みにした銀髪…そして出るとこ出て、引っ込む所は引っ込んでいる抜群のプロポーション…蓮子は羨ましさ半分、自分にそれがないという絶望半分で永琳の返答を待った。

 

 

蓮子《…ほんと…何で世界って不平等なのかしら…私なんてツルペタなのに……やめやめ…考えるだけ無駄…》

 

 

永琳「…この帽子…あなたのよね?」

 

 

蓮子「え…?」

 

 

振り返った永琳が見せた黒い帽子…それを見せられた蓮子の脳内から羨望も絶望も何もかもが吹っ飛んだ。

 

 

蓮子「そ、それ…何であなたが!?」

 

 

永琳「…その反応…やっぱりそうなのね…構えなさい。もしその理由が欲しければ私と戦うことよ」

 

 

蓮子「……わかったわ…私が勝ったらその理由ってのを教えてもらうわよ!」

 

 

永琳 蓮子「「ゲートオープン!界放!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮子「聞かせてもらう…どうしてあなたがメリーにあげた帽子を持っているのか!!」

 

 

永琳「…できるものならね…メインステップ!蟹甲竜キャンサードラゴンを召喚。ターンエンド」

 

 

蓮子が疑いと不安で顔を歪ませている一方、永琳は淡々と白いハサミを持ったドラゴンを呼び出す。

 

 

蓮子「…メインステップ!ブレイドラ!そして創界神ネクサス!光導創神アポローンを配置!効果でデッキから三枚トラッシュへ……よっしゃ!全て対象カード!よってコアを三つ追加!!ブレイドラの効果も発揮してドロー!」

 

 

蓮子は制限カードになるほど強いスピリット…ブレイドラを召喚し、アポローンを呼び出した。

 

 

永琳《…これも模造品?…でも光導か…負けるわけにはいかないわね…!》

 

 

蓮子「さらにモルゲザウルスXを召喚!アタックステップ!モルゲザウルスX!!いってきなさい!」

 

 

永琳「…?…ライフで受ける」

 

 

現れた小さな恐竜に首を傾げた永琳だが、冷静にライフで受けた。

 

 

蓮子「ターンエンド!」

 

 

永琳「…この娘…メインステップ。星の叡知!創界神オモイカネ!三枚中、対象が二枚だったので、二コアをオモイカネに置く!さらに樹星獣セフィロ・シープを召喚!」

 

 

蓮子「!?…創界神…八意…オモイカネ……まさかあなたが!?」

 

 

永琳は自分の分身のカードを配置してセフィロ・シープを召喚する。蓮子は巡ってきた世界で創界神のことを聞いていたのか、オモイカネの名前から永琳が創界神であると見破った。

 

 

永琳「ええ、そうよ?アタックはしないでターンエンド」

 

 

蓮子「…教えて…あなたとメリーはどんな関係なの…?」

 

 

蓮子は耐えられずに永琳に尋ねる。永琳は少し明後日の方向を向いたあと、様々な感情が入り交じった表情で答えた。

 

 

永琳「…腐れ縁…みたいなものよ…同じ世界でドンパチやってる……でもあなたのことは忘れてないと思うわ。この帽子も大事にしまっていた物だから…」

 

 

蓮子「本当ですか!?メリーは無事なんですね!?」

 

 

永琳は過剰反応をしている蓮子に一筋の疑問が生じていた。その疑問を解消するため、永琳は質問する。

 

 

永琳「…質問に質問で返して悪いけど……あなた…どうしてそんなに必死になっているの?あなたと彼女の間に何があったの?」

 

 

蓮子「………メインステップ。四拳龍ムドラーをレベル2で召喚…アタックステップ!ムドラーでアタック!!アタック時効果でコアをアポローンに!」

 

 

永琳の問いかけには答えず、蓮子は四本の腕を生やしたドラゴンを召喚して攻撃させる。そしてムドラーレベル1からの効果でデッキが一枚めくれる。それが神話ブレイヴならBP10000以下のスピリットを破壊できるが…めくれたのは獣装甲メガバイソン。

 

 

蓮子「…オープンされたカードは手札に!そしてこれがメインアタック!」

 

 

永琳「…キャンサードラゴンでブロック!破壊時の星読!こちらもデッキから一枚オープン!炎星龍サジタリアス・ドラゴンなので手札に」

 

 

ムドラーのパンチがキャンサードラゴンを殴り飛ばしたが、デッキから永琳の手札に入ったカードの光でキャンサードラゴンが復活した。

 

蓮子「…むぅ…ターンエンド!」

 

 

永琳「まったく…今時の若い娘は話を……メインステップ!趣向変更…その2よ…!戦機皇ライドフェンサーを召喚!そして…月光纏う星空の王者!獅子星鎧レオブレイヴ!不足コストはセフィロ・シープから確保」

 

 

レオ《…ファァ……もう深夜なのに…》

 

 

フィールドの奥から銀色のロボットが滑ってくると、セフィロ・シープの消滅と引き換えに夜空からも白銀のライオンが走ってきた。

 

 

永琳「…ちょっとだけお願い…獅子星鎧レオブレイヴを戦機皇ライドフェンサーに合体!そしてレベル2に!バーストもセットしますか」

 

 

ライドフェンサーの手足が背中へと変形し、レオブレイヴも体を分解させる。レオブレイヴの前足の付け根から腕が出現してライドフェンサーの肩に装着されて、足にもレオの部品が合体していく。最後に肩に獅子の顔がくっついた!

 

 

永琳「アタックステップ!合体アタック!!バトル時効果でBPプラス5000!!」

 

 

蓮子「く!ライフで受ける!」

 

 

ライドフェンサーが胸についている二刀を構えて×の字に蓮子のライフを切り裂いた。

 

永琳「ターンエンド」

 

 

蓮子「…う…メインステップ…夜明けを告げる太陽よ!星の力纏いて龍となれ!太陽龍ジーク・アポロドラゴンX!レベル3で召喚!!」

 

 

永琳《……弾の!?…あれも別世界にあるの…?でも…弾のジーク・アポロと同じ神力を纏っている…?》

 

 

蓮子の後ろからジーク・アポロドラゴンが登ってくる。だが永琳は以前弾が使っていたジーク・アポロドラゴンと同じオーラを感じ取っていた。

 

 

蓮子「アタックステップ!ここでアポローンのレベル2からの神域によりジーク・アポロドラゴンがブロックされた時、回復する!飛べ!ジーク・アポロドラゴン!アタック時効果でキャンサードラゴンとライフ一つを破壊!」

 

 

永琳「…あらそう?ならブロックはしない方が良さそうね。ライフ減少によってバースト発動!選ばれし探索者アレックスを召喚!そしてコアを増やし、アタックステップを終わらせるわ。メインアタックもライフで」

 

 

ジーク・アポロドラゴンの攻撃がキャンサードラゴンと永琳のライフを焼き尽くしたが、永琳のバーストから放たれた虹色の障壁が追撃を妨害する。

 

そしていつもなら永琳はキャンサードラゴンの星読を使っているはずだが、アポローンの効果も考えて発揮させなかった。

 

 

蓮子「…うう…ターンエンド」

 

 

永琳「さて…メインステップ…星の力溜め込む白き水瓶!宝瓶神機アクア・エリシオンXをレベル2で召喚!!さらに…射手座の力持つ究極のドラゴン!アルティメット・サジット・アポロドラゴン!!不足コストはアレックスとライドフェンサーから。よってアレックスは消滅するわ」

 

 

アクア《おおおお!!本日二度目!》

 

 

永琳の背後に浮かび上がった水瓶座から水流がフィールドに落ち、そこから水瓶の騎士が現れる。さらに永琳がフィールドに矢を放つと、電光銃を構えた四足のドラゴンも登場した。

 

 

蓮子「ゲゲ…」

 

 

永琳「アタックステップ!Uサジットでアタック!!WUトリガー!ロックオン!!」

 

 

蓮子「う!…スターリードローと砲竜バル・ガンナー…どっちもコストは4…」

 

 

永琳「Wヒット!ムドラーとモルゲザウルスを破壊!そしてシンボルを追加!!」

 

 

Uサジットが電光銃からエネルギーの矢を発射してムドラーとモルゲザウルスを撃ち抜いた。さらに究極シンボルがUサジットの体に吸い込まれ、電光銃にパワーが溜まる。

 

 

蓮子「マジい…フラッシュタイミング!バーニングサン!手札から獣装甲メガバイソンをノーコスト召喚!直接ジーク・アポロドラゴンに合体!そして回復!」

 

 

蓮子の手札の一枚が炎となってフィールドに飛んでいく。ジーク・アポロドラゴンも赤く輝いて翼をしまう。そして手札がメガバイソンの角へと変わり、ジーク・アポロドラゴンの背中に合体した!

 

さらにジーク・アポロドラゴンの体にメガバイソンの装甲が張り巡らされて赤い部分が白く染まった!

 

 

蓮子「合体スピリット!Uサジットを迎え撃て!!」

 

 

ジーク・アポロドラゴンがUサジットに飛びかかる。突然の攻撃にUサジットは咄嗟にバックしたあと、ジーク・アポロドラゴンに電光銃を向けて矢を放つ。だがジーク・アポロドラゴンはそれを掻い潜り、突進でUサジットをぶっ飛ばした!

 

 

永琳「…合体スピリットでアタック!」

 

 

蓮子「もう一発!フラッシュタイミング!スクランブルブースター!ジーク・アポロドラゴンを疲労ブロッカーに!もっかいブロックよ!」

 

 

再びライドフェンサーが剣を向けて飛び出したが、白く輝いたジーク・アポロドラゴンがムクッと起き上がって防御に入る。ライドフェンサーは肩の獅子の顔からビームを放つがメガバイソンの装甲がそれを弾く。お返しにジーク・アポロドラゴンは背中の角でライドフェンサーの腹を貫き、破壊した!

 

 

レオ《…ぐ…俺はフィールドに残るぜ…》

 

 

蓮子「スクランブルブースターの効果で二枚ドロー!どうする!?」

 

 

永琳「…メガバイソンの装甲の色は白…アクア・エリシオンの回復ロックも意味ないわね…ターンエンドよ」

 

 

アクア・エリシオンの効果もメガバイソンの装甲には効かず、永琳はターンエンドを宣言した。蓮子は得意そうにターンを始め、ドローすると…なにやらため息をついた…

 

 

蓮子「……もうちょい早く来てほしかったんだけど……メインステップ!バーストをセット!でもってメガバイソンを分離して天角獣バイコーンを召喚!ジーク・アポロドラゴンと合体してレベル3に!」

 

 

メガバイソンの角が外れて巨体バイソン型戦車に戻ると、二つの角を生やした黄色の天馬が現れる。そしてバイコーンは背中の翼をジーク・アポロドラゴンの背中に合体した!

 

 

蓮子「フルアタックで終わりよ!アタックステップ!ジーク・アポロドラゴンでアタック!アタック時効果でレオブレイヴとライフを一つ破壊!」

 

 

ジーク・アポロドラゴンが黄色の翼を広げて飛び立ち、背中の天使の輪から黄色いビームを放つ。それがレオブレイヴと永琳のライフを撃ち抜いた。これで永琳のライフは残り一つだが……

 

 

永琳「残念♥️フラッシュタイミング!進化する赤き月光!アクア・エリシオンに煌臨!!超神月紅龍ストライクヴルム・ノヴァ!!煌臨時効果!全てを飲み込む対の魚!双魚星鎧ブレイヴピスケス!を直接合体させて回復!」

 

 

アクア《ええ!?もう出番終わり!!?》

 

 

ピスケス《僕!参上!召喚時効果でスピリット達のコアを一つずつリザーブへ!ブレイドラとメガバイソンは消滅だよ!》

 

 

アクア・エリシオンが残念そうな声をあげ、月の光を浴びてストライクヴルム・ノヴァに進化する。そして空から泳いできた二匹の紫の魚がストライクヴルム・ノヴァにぶつかって合体した。

 

するとストライクヴルム・ノヴァの体に紫の鎖がまとわりつき、それが弾けとんで紫の鎧に変わった!

 

だが蓮子の目は未だに死んでおらず、ストライクヴルム・ノヴァの煌臨時効果を聞くと、バーストを発動させた。

 

 

蓮子「まだよ!相手のスピリットの召喚/煌臨時効果発揮によってバースト発動!真の王の守護者!覇王の力纏う古代のドラゴン!幻羅龍の覇王ガイ・ヤマト・アスラ!!レベル3で召喚!!」

 

 

蓮子のバーストから炎が吹き出すと天と地に火柱が上がる。その火柱を切り裂いてドラゴンの下半身に魔神の上半身をした超!超!巨大なスピリットが登場した!その大きさはアルティメット・ガイ・アスラに並ぶサイズだった!

 

 

永琳「…な、何…このスピリット…!…それでも私はもう一回ブロックできるわ!太陽龍を破壊しなさい!」

 

 

ジーク・アポロドラゴンとストライクヴルム・ノヴァが組み合ってフィールドを転がる。しかしストライクヴルム・ノヴァが背中の翼からゼロ距離ビームをジーク・アポロドラゴンにぶちこみ、大きく空に吹き飛ばす。

 

とどめにストライクヴルム・ノヴァは腕の鎧から紫の鎖を作り出してジーク・アポロドラゴンを絡めとって地面に叩きつけ、破壊した!

 

蓮子「…バイコーンは回復状態でフィールドに!ガイ・ヤマト・アスラでアタック!!」

 

 

永琳「…ちょっと、私は飾りものじゃないのよ!フラッシュタイミング!私の神技を使うわ!バイコーンを破壊!!ガイ・ヤマト・アスラはストライクヴルム・ノヴァでブロック!!」

 

 

永琳が一旦カードを空中に浮かして両手を自由にする。そして弓矢を出現させてバイコーンを射ぬき、その爆煙を駆け抜けてストライクヴルム・ノヴァがガイ・ヤマト・アスラに接近する。

 

ガイ・ヤマト・アスラは手に持った七支刀や長槍を突き刺そうとするが、ストライクヴルム・ノヴァはヒラリとかわしていく。するとカウンターでストライクヴルム・ノヴァは紫の鎖でガイ・ヤマト・アスラを縛りあげ、炎を纏って相手の脳天めがけて突進する!

 

ガイ・ヤマト・アスラはその衝撃を逃がせきれずに体を真っ二つに裂かれて爆発した!!

 

 

蓮子「……ターンエンド…」

 

 

永琳「…そろそろ…話してくれない?あなた達がなぜ離ればなれになってしまったのか…そして…なぜあなたは世界を渡り歩いているのか…」

 

 

蓮子は目をサッと伏せたあと、ぽつりぽつりと話し始めた。その話に永琳は驚きや憐れみ…そして後悔の念に駆られていた……

 

 

蓮子「…これが全て…私は…メリーに会いたい…でもそれよりもやらなければならないことがあるの!それに別世界のあなたには関係」

 

 

永琳「悪いけど!引き下がる気は無いわ!なら私達があなたを助けて彼女に会わせる!仮にも創界神である私が別の世界だからって滅亡していいなんて思わない!!」

 

 

永琳は蓮子の言葉を遮って声を上げる。その顔は月の都で自分が創界神になってしまったことを恨み、それを隠そうとしていた昔とは見違えた姿だった。

 

 

蓮子「……ごめんなさい…あまり…神に良い印象なかったから…」

 

 

永琳「まぁ、そんなもんよ……メインステップ…地獄より来たれし闇の使者!魔羯星鎧ブレイヴカプリコーンをストライクヴルム・ノヴァに直接合体するように召喚!!」

 

 

カプリコーン《久しぶりのバトルですね!》

 

地面から飛び出してきた紫の山羊がストライクヴルム・ノヴァにぶつかって合体した。

 

するとストライクヴルム・ノヴァの手にシュタイン・ボルグが持っている杖が現れ、永琳の服が紫に染まって体からオーラを放ち始めた!

 

 

 

永琳「決めなさい!W合体スピリット!!界放でバイコーンを破壊!」

 

 

蓮子「…ありがとうございました…!」

 

 

ストライクヴルム・ノヴァが紫のオーラを纏わせた鎖で蓮子のライフを全て砕いた!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮子「……あの…メリーのことですけど…私のなすべきことが終わったら……自分で会いに行きます。正直…何話そうか何も浮かばないんで…ははは…」

 

 

永琳「…そう…ちなみにあと集めなければならない物っていくつなの?というか…さっきの幻羅龍の覇王…ってのもそれ?」

 

 

中庭に戻ってくると永琳は蓮子に尋ねる。その顔は創界神からいつもの薬師としての顔に戻っていた。

 

 

蓮子「この世界のを含めて4つです。あ、そうです。あのカードをいれて今までの世界で合計三枚のカードを手にいれました。」

 

 

永琳「…なら遠慮なく異次元からの敵と戦えるわね。あと…これあげるわ。あなた…創界神とデッキが合っていないみたいだし…」

 

 

蓮子「ええ!?いや…さすがにこれは……」

 

 

永琳はそう言うと蓮子の手に天星十二宮達のカードを握らせるが、タダでカードを貰うと言うわけにもいかないと思った蓮子は躊躇する。

 

 

永琳「いいのよ。神の恵みは素直に受け取んなさい。あなたの欠点は紫…メリーと同じく一人で請け負い過ぎる所よ…私の愛する夫も奪おうとしたし……」

 

 

おいこら……こいつ…紫の旧友を味方に引き入れて紫を押さえ込む作成にでやがった…

 

 

蓮子「ぬぇぇ!?…それほんとですか!!!?」

 

 

永琳「…さっあねぇ~♪」

 

 

蓮子「ちょ、ちょっとぉ~!?」

 

 

物凄い顔で永琳の冗談[彼女としては願望が八割]に驚いた蓮子を置いて永琳はさっさと寝室に帰ろうとしたが……邪な気配を感じとり目を中庭の隅に向ける。

 

 

 

永琳「…誰かいる…いえ…異次元カードバトラーね!」

 

 

???「…………」

 

 

蓮子「…!確かに…ライブラさん達と同じオーラを感じる…でも何か変…!?」

 

 

永琳の叫びが中庭に響き渡り、隅からぬぅっと緑髪の女性が出てきた。しかし、その目は以前のライブラと同じくハイライトがない。

 

 

蓮子「…よし!私が」

 

 

妹紅「ちょいと待った!あたし達抜きで何やってんのさ!あたしがやる!」

 

 

永琳「あら…起こしちゃった?」

 

 

三人の間に割り込んできたのは、蓬莱人故あまりちゃんとした部屋で寝ることが苦手だったので、気分転換に散歩をしていたと言う妹紅だった。

 

 

妹紅「…さぁて!ええと…ターゲット!あたしとバトルしてもらうぞ!!」

 

 

???「…牡羊座のリン…」

 

 

妹紅 「ゲートオープン!界放!!」

 

 

 




はい。ありがとうございました。

この回で蓮子の目的を永琳は知ることとなりました。皆さんが知るのはアルティメット編後になりそうです……まだ半分ほどしか考えてないので……

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