東方星神録   作:あんこケース

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特別編もあと少しで終わりそう…特別編のあとは東方鬼形獣の話、新規創界神の話を書いたあと、最終章に入る予定です。お楽しみに…

そして今回もかなり異界王の心中を想像して書いております。




文「……つまり…あなた達…ええと…茂上 駿太君とヨク・アルバトロサ君は勇者として別世界で戦いを繰り広げ、十二神皇の力を使って邪神王を封印したと…」

 

駿太「はい…それにしても…他の世界の邪神達がこの世界に来るなんて……」

 

さとり達は邪悪な青年に狙われていた二人の少年を保護した後、事情を二人から聞いていた。リビングでソファーに座りながら駿太とヨクは文の質問に応対していると、創界神達も気になったのか首を突っ込んできた。

 

ブラフマー《…ならその邪悪な青年ってのはなんなんだ?お前らが邪神王復活のための一味は蹴散らしたんだろ?》

 

ヨク「あいつはイオ…俺達の世界とも別の世界からきたカードバトラーで、邪神王を復活させようとしたが落盤の下敷きになったはず……どうしてこの世界に…」

 

ホルス《…たぶん、俺達がしばいた邪神達の力を使ったんじゃねぇか?あいつらはメジェドの力をたっぷり受けていたから世界渡りぐらいできるだろ》

 

クリシュナ《…ごめんなさいね…アテクシ達の問題に巻き込んじゃって》

 

駿太「いえ!また邪神王が復活するならそれを止めるために戦います!な?ヨク?」

 

ヨク「…ああ!」

 

二人の強い返事にひとまず創界神達はホッとした…が…もう1つの問題は解決するどころか事態を収拾できずにいた。少しため息をついてさとりと鈴仙はチラッと外の庭に目を向けた。

 

さとり「…あの親子…何を話すのでしょう…?」

 

鈴仙「…少し…二人っきりにさせた方がいい…とはわかるわね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮子「……………」

 

異界王「…大きくなったな…蓮子…」

 

庭で向かい合っていた二人…異界王は感慨深い表情で蓮子を見ていたが、当の蓮子は言いたいことや聞きたいことが多すぎて何から話すか迷っていた。

 

蓮子「…何で私から出てきたのよ…」

 

異界王「…ん?…あぁ…簡単に言うならば…保険だ」

 

蓮子「…保険…?」

 

異界王「例の計画を実行する直前、お前に俺の細胞の一部を埋め込んでおいたのだ。俺の計画を快く思わない奴らにやられた時の保険として…別の世界に住んでいるお前に埋め込めれば安全だからな」

 

なんとか蓮子は言葉を捻り出して問いかけた。それに異界王は冷静に…いつもの不適な笑みを浮かべて答えた。

 

蓮子「…私は…そのための存在だったの…?お母さんのこと…愛してなかったの?」

 

異界王「……蓮子、これから話すことは…かなり苦しいことになるだろう……それでも聞くか?」

 

蓮子「…コクン……」

 

まるで泣きそうな顔を隠さずに、嗚咽混じりで父親に聞く。異界王も苦虫を噛み潰した顔つきで前もって警告するが、蓮子の興味を削ぐことはできなかった。

 

異界王「…蓮子…実はお前は……マザーコアの落とし子なのだ…」

 

蓮子「…落とし…子?」

 

異界王「俺がマザーコアの力を手にいれた際、俺に馴染まない部分を整理した…その時に取り除いた部分が人間に変化したのがお前だ…」

 

蓮子「…それじゃ…お母さんは?」

 

異界王「…全て俺が捏造した記憶…お前は赤子から中学校に入るまで俺の元で暮らし、それからは別の世界で一人暮らしをさせた…お前が母親と過ごした記憶も………全て幻だ…」

 

蓮子は雷に打たれたようなショックを受けた。人生の二十年近くの記憶が嘘八百だったことなど信じられない…信じたくなかった。その心境を見かねたのか異界王は別の話に話題を逸らす。

 

異界王「…それでお前をなぜ育てたのかだが……最初はただの都合の良い存在というだけだった。グラン・ロロと地球を融合させる計画を実現するためにマザーコアの一部だったお前を使う予定だった。だがお前を育てていくうちに…俺にもまだこんな感情が残っていたとは思わなかった……」

 

蓮子「…じゃあ何で罪もない人達を殺そうとしたのよ!!?そんな気持ちがあったならどうして……」

 

異界王「…マザーコアは使う人間の心を鏡の如く写し出す。マザーコアをその身に取り込んだ時、俺の心奥底に沈んでいた『憎しみ』が押さえきれなくなった……本当にバカなことをしたものだ…お前のために世界の矛盾を無くそうとしたはずだったことを忘れて…」

 

蓮子「…私の…ため…?」

 

グラン・ロロで『全知全能』と称された彼だったが、今呟いた言葉にそれほどの威厳は感じ取れない。もはや牙が抜けた老犬のようだった。

 

異界王「…お前は若き日の俺によく似ている…お前なら世界の矛盾と戦える…俺は世界の矛盾の根源と刺し違えて後をお前に任せるつもりだった。まぁ、自らの憎しみに振り回された挙げ句馬神 弾にやられるという無様な結果に終わったがな」

 

蓮子「………カッタ…」

 

異界王「…?」

 

蓮子「グスッ…やっぱり…お父さんは…グスッ…最高最善の魔王だったんだ…グスッ…」

 

異界王「お、おい蓮子…そんな泣くほどでは…」

 

もう蓮子は溢れだしてくる大粒の涙を押さえることが出来ずに手を顔に当てて泣き出してしまう。愛娘の号泣場面はさすがの異界王も手を焼くようだ。それに家の中から突き刺さる視線が精神的に痛かった。

 

蓮子「…お父さん…わ…」

 

異界王「…ガシガシ…まったく…俺にとってお前はまだ手のかかる娘だ……」

 

泣いている蓮子の頭を異界王はガシガシと少し乱雑に撫でた。蓮子が落ち着くと、異界王は懐からとあるものを取り出して蓮子に尋ねた。

 

異界王「そうだ蓮子、お前は何故にお前の世界を救おうとする?何故に王となる?」

 

蓮子「…え…それはお父さんのような…って具体的には…」

 

異界王「それを教えよう…バトルでな」

 

蓮子「…フフン…私強いわよ?」

 

異界王 蓮子「「ゲートオープン!界放!!」」

 

 

 

 

 

 

 

異界王「こい!お前の実力を見せてみよ!」

 

蓮子「そういえばお父さんとバトスピするのは久しぶりね…手加減しないわよ!メインステップ!蟹甲竜キャンサードラゴンを召喚!ターンエンド」

 

父親との久しぶりのバトルに心踊らせながら蓮子はキャンサードラゴンを召喚する。対して異界王も微笑を浮かべてターンを始めた。

 

異界王「メインステップ。オオクチバ、ヤミヤンマを召喚してコアを一つ追加だ。続けてネクサス、賢者の木の実を張る。ターンエンド」

 

異界王は緑の南国鳥と大きなオニヤンマを呼び出してコアブーストした。オオクチバは白にもなれるスピリットなので、ヤミヤンマの効果の対象となったのだ。さらに異界王の背後に金色の大樹が現れる。

 

蓮子「……まずはコアブーストってことね…メインステップ!創界神ネクサス!光導創神アポローンを配置して神託発動!コアを二つ置くわ!さらに雷星獣ドラグ・タウラスを召喚よ!」

 

蓮子はアポローンを配置した後ドラグ・タウラスを呼び出して攻撃態勢に入る。うまく光導カードを引き当てればスピリットを破壊できることだろう。

 

蓮子「アタックステップ!ドラグ・タウラスでアタック!アタック時効果で星読!デッキを一枚めくり、光導カードなら手札へ!」

 

ドラグ・タウラスのアタックにより蓮子のデッキがオープンされる…それは光導を持つ水瓶竜アクエリジャードラゴンだったので蓮子の手札に加わった。

 

蓮子「そしてオオクチバを破壊!」

 

異界王「ほう…ライフで受ける!」

 

角から放った雷でオオクチバを破壊したドラグ・タウラスの突進が異界王のライフを一つ砕くと、賢者の木の実の一つが異界王のリザーブに落ちてコアを増やした。

 

蓮子「よし!ターンエンド!」

 

異界王「手札を増やしてスピリット破壊もこなすか…メインステップ!もう1つ賢者の木の実を配置!さらにストロングドローを使用!デッキから三枚ドローした後二枚を破棄!」

 

異界王は後さらに賢者の木の実が配置して手札交換マジックで手札に良いカードを引き込もうとする。そして手札を破棄するといつものように不適に笑った。

 

異界王「…ターンエンド」

 

蓮子「あら…お父さん!手札事故?メインステップ!樹星獣セフィロ・シープと水瓶竜アクエリジャードラゴンを召喚!アタックステップ!アクエリジャードラゴン!いってきなさーい!!」

 

蓮子は父の手札が悪いとみて今のうちにボードアドバンテージを稼ごうとセフィロ・シープとアクエリジャードラゴンを呼び出す。さらにアクエリジャードラゴンの星読が発動して再びデッキがめくられる……

 

蓮子「…氷星獣レオザードだったのでこれも手札よ!さらにアクエリジャードラゴンの追加効果で一枚ドロー!そしてこれがメインアタック!!」

 

異界王「ライフ!」

 

アクエリジャードラゴンが両手の水瓶を振り回して異界王のライフを叩き割る。

 

蓮子「まだまだいくわよ!ドラグ・タウラスでアタック!星読!オープンされたのは……!光導!よって手札に!さらにヤミヤンマを破壊するわ!」

 

異界王「…それは…あの天魔 信長から入手したカードか…それもライフで受けよう!」

 

ドラグ・タウラスがもう一度走り、ヤミヤンマを突き飛ばす。そして角からのビームが異界王のライフをさらに減らす。これで異界王の残りライフは二つ。蓮子がフルアタックすれば足りる打点だが……

 

蓮子「…キャンサードラゴンでアタック!」

 

異界王「欲張り過ぎたな…!フラッシュタイミング!ハイエリクサーを使用!リザーブのコア二個をライフに!ライフはくれてやる!」

 

異界王の手札から白いカーテンのような幕が降りると異界王のライフが二つ回復する。キャンサードラゴンはめげずに二本のハサミでライフを破壊したが、賢者の木の実で余計なコアを与えるだけになってしまった。

 

蓮子「読まれてた……ターンエンド…」

 

異界王「ふふふ…まだまだ娘に越えられるほど劣ってはいないぞ。メインステップ!武器コレクターのゴドフリーを召喚!召喚時効果でトラッシュのネクサスをノーコストで配置する!よみがえれ!!星創られし場所!海底に眠りし古代都市!」

 

異界王は何本もの武器を背負った戦士を召喚すると、先ほどストロングドローで棄てた二枚…星創られし場所と海底に眠りし古代都市をフィールドにノーコストで配置した。

 

異界王「さらに蛇竜キング・ゴルゴーをレベル2で召喚して…ハンドリバースを使用する。手札を棄てて相手と同じ枚数デッキからドロー…さらに海底に眠りし古代都市の効果でコアブーストもだ」

 

蓮子「…!まずい…!私の手札は…6…!!」

 

異界王「そうだ、よって六枚を手札に加える。最後にボクルガー…召喚時効果で相手の手札が六枚以上の時、三枚になるように破棄する。そしてこいつも異合…よってコアブーストし、キング・ゴルゴーのレベル2効果!青スピリットの召喚によりBP3000以下のスピリットを破壊!」

 

異界王はコブラの頭をしたドラゴンを召喚してハンドリバースを放つ。もともと異界王の手札はゼロだったので結果的に異界王は六枚のアドバンテージを稼いだことになる。

 

さらに賢者の木の実で増えたコアを使い、長い足のワニを呼び出して蓮子の手札を合計三枚棄てさせ、キング・ゴルゴーが吠えてセフィロ・シープを吹き飛ばした。

 

異界王「海底に眠りし古代都市をレベル2へ。さて…そろそろ攻めるか…アタックステップ!キング・ゴルゴーでアタック!」

 

蓮子「アポローンの神技!BP8000以下のゴドフリーを破壊してワンドロー!キング・ゴルゴーはライフで受ける!」

 

異界王「海底都市の効果でダブルシンボルだ!二つ破壊するぞ!」

 

アポローンの矢がゴドフリーを射ぬくがダブルシンボルになったキング・ゴルゴーの火炎放射は蓮子のライフを二点貫通していった。

 

異界王「ターンエンド」

 

蓮子「…甘かった…やっぱりお父さんは強い……メインステップ!バーストセット!そして戦国の魂操る蛇使い座!!召喚!戦国蛇武将アルティメット・アスクレピオーズ!!

 

蓮子が掲げたカードを中心にして紫の竜巻が巻き起こる。そして竜巻が無数に変化してフィールドに蛇使い座を描くと、黄金の光がフィールド全体を包んだ。

 

光がやむと金の鎧を着こんで両手に剣を構えたアスクレピオーズが出現していた。

 

蓮子「アタックステップ!アルティメット・アスクレピオーズでアタック!」

 

異界王「……甘い!フラッシュタイミング!サイレントウォール!!そのアタックはライフで受ける!」

 

Uアスクレピオーズが剣から紫のビームを放ってライフを壊す。だがフィールドに響いた音が残りの蓮子のスピリットを止めてしまった。

 

蓮子「…ターンエンド…」

 

異界王「…ドローステップ………ニヤリ…メインステップ!エリマキリザード…そして…真の王の守護者!星を統べる天空のドラゴン!幻羅星龍ガイ・アスラ!!召喚!!」

 

異界王のフィールドにエリマキトカゲが現れ、異界王の手札から光が天高くあがる。そしてその光が太陽に届くと上半身が人、下半身が蛇のようなドラゴンが不気味な嘶きとともにフィールドに降り立った。

 

蓮子「…きた…!お父さんのキースピリット…!!」

 

異界王「さらに星創られし場所をレベル2へ!他のスピリットにもコアを追加…アタックステップ!星創られし場所の効果!ガイ・アスラに激突を与える!行けぇ!ガイ・アスラ!!」

 

蓮子「…まずい…!…ドラグ・タウラスでブロック!」

 

異界王の背後の大銀河から光がガイ・アスラに降り注ぎ、激突の力を与える。そして飛び出したガイ・アスラは腕にエネルギー弾をチャージしてドラグ・タウラスめがけてぶっぱなす。ドラグ・タウラスは敢えなく吹き飛んだ。

 

異界王「フラッシュタイミング!超覚醒!エリマキリザードのコア一つを置いて回復!続けて星創られし場所レベル2の効果!星龍を持つガイ・アスラがBP勝負で勝った時、トラッシュからスピリットを戻す!」

 

ガイ・アスラがエリマキリザードのコアを吸収して起き上がる。さらに異界王の手札にトラッシュからスピリットカード……ヤミヤンマが戻った。

 

異界王「再び行け!ガイ・アスラ!激突!!そして超覚醒!もう1つエリマキリザードからコアを食らう!」

 

蓮子「止まらない…!キャンサードラゴンでブロック!破壊時にも星読!……くぅ…!」

 

キャンサードラゴンがガイ・アスラに飛びかかったが、軽く受け止められて地面に叩きつけられてしまった。そして星読が発動するがめくられたのが極星剣機ポーラ・キャリバー…光導ではないので回収出来なかった。

 

異界王「再び星創られし場所の効果でオオクチバを手札に…!ガイ・アスラ三度目のアタック!激突だ!超覚醒!さらにエリマキリザードのコアを使う!」

 

蓮子「アクエリジャードラゴン…!ブロック!!」

 

三度ガイ・アスラが飛び、アクエリジャードラゴンも水瓶を構えて迎撃した。だがガイ・アスラの尻尾に簡単に弾かれて爆発してしまった。

 

異界王「…トラッシュよりゴドフリーを回収…!ガイ・アスラ四度目のアタック!超覚醒!キング・ゴルゴーのコアを使い回復する!」

 

蓮子「ライフで受ける!バースト発動!!選ばれし探索者アレックス!コアを増やしてアタックステップを終わらせる!!」

 

ガイ・アスラが蓮子のフィールドを一掃してとうとう蓮子のライフを拳で破壊する。しかし蓮子のバーストはアレックス…これでどうにか蓮子は持ちこたえることができる。

 

異界王「…命拾いしたな…ターンエンド…」

 

蓮子「……一見ごちゃごちゃしたデッキに見えるけど…最初からこれを狙ってたのね……!」

 

異界王「その通り!これは俺の予測の域を出ないが、馬神 弾や八意 永琳ならなんとなく察することができたはずだ。あいつらや俺にあってお前にないモノ…それは確固たる意志!」

 

蓮子「…意志…」

 

異界王「蓮子!再びお前に問う!なぜ王を目指す!?お前は王になって何がしたいのだ!?」

 

力強い叱責を受けて蓮子は目線を下に向けて目を瞑る……その瞼に浮かんできたのは…

 

 

 

メリー《…え…?蓮子…ごめんなさいもう一度言ってもらえるかしら?》

 

蓮子《あ~!メリーったら信じてないって目してる~!》

 

メリー《そりゃ『王様になる!』って言われてもね…》

 

蓮子《だって!世界を良くしてみんな幸せにするなら王様になるしかないじゃない》

 

メリー《……ウフフ…変なの…でも良いわねそれ…》

 

蓮子《…本当!?よーし!じゃメリーは私の王国の宰相…総理…ん~…あ!老中ね!なんかメリーって老けてるし》

 

メリー《はったおすわよ!?》

 

 

 

 

呆れながらも自分の夢に賛同してくれたメリーと楽しそうに秘封倶楽部で話している自分の姿……

 

蓮子「…私は…みんなが平和に笑っていける世界を作りたい!たとえ夢幻でも私はそれを求める!それがみんな願っていることだから!!!

 

異界王「…ならこい!その覚悟を見せてみろ!!」

 

蓮子「メインステップ!!駆けあがれ!神より生まれし星の龍!太陽神龍ライジング・アポロドラゴンX!レベル3で召喚!!!さらに武装鳥スピニード・ハヤト!太陽神龍に合体せよ!!」

 

蓮子の覚悟がフィールドにライジング・アポロドラゴンを呼び出す…!そして現れたスピニード・ハヤトがライジングの背中に合体して緑の鎧をライジングに纏わせた!!

 

蓮子「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

異界王「…!!…まったく…あいつは…」

 

すると蓮子の胸に黒と白に輝くマザーコアが現れ、蓮子の体を覆う。そして清らかな虹色のオーラを放出しながら蓮子は合体スピリットに攻撃を命じた。

 

蓮子「アタックステップ!スピニード・ハヤトの効果で赤を指定して合体アタック!勝負よ!ガイ・アスラ!!」

 

異界王「良いだろう!迎え撃て!ガイ・アスラ!!」

 

ライジングがガイ・アスラに背中の槍を投擲する。蓮子は超覚醒によるスピリットの消滅を嫌い、直接ガイ・アスラを叩こうと試みたようだ。対するガイ・アスラも手からビームを放って槍を撃ち落とす。

 

そこからはライジングもガイ・アスラも接近して殴り合う。だがガイ・アスラのBPはキング・ゴルゴーの効果も含めて13000、ライジングはBP19000。徐々にライジングのパンチがガイ・アスラの体に入り始める。

 

異界王「フラッシュタイミング!ボクルガーのコアを使ってガイ・アスラをレベル3に!」

 

蓮子「まだそれじゃライジングにはとどかないわよ!」

 

異界王「…なら相手のBPを下げるまで…!フラッシュタイミング!ダンスマカブルを使用!!手札を三枚破棄することで、ライジングのコア三個をトラッシュへ送る!!死の舞踏に酔え!!」

 

ボクルガーのコアを奪い取ってガイ・アスラはレベル3に上がり、BPは16000。反対にライジングは周囲に発生した紫の竜巻に力を奪われレベル1、BPは13000に落ちてしまった。

 

BP差は逆転し、ガイ・アスラが一瞬の隙をついて尾をライジングの胸に突き刺して破壊した!!

 

蓮子「…まさか…さっき回収したスピリットカードを…スピニード・ハヤトはフィールドに…ターンエンド」

 

異界王「ふふふ…さすがにここまでは読めまい。メインステップ!飛鋼獣ゲイル・フオッカー、獄獣ガシャベルスをどちらも最高レベルで召喚!!」

 

異界王のフィールドに三首の骨の獣と機械の狐が現れる。これでガイ・アスラの眷属達が勢揃いした。

 

異界王「アタックステップ!ガイ・アスラ!!激突!!超覚醒で回復する!」

 

蓮子「スピニード・ハヤトでブロック!」

 

回復しながらガイ・アスラはスピニード・ハヤトの首根っこを掴むとそのまま捻り潰した。

 

異界王「再び行け!ガイ・アスラ!!超覚醒!!」

 

蓮子「…Uアスクレピオーズでブロック!」

 

Uアスクレピオーズは胴体の蛇達をガイ・アスラめがけて伸ばすが紙一重でガイ・アスラは回避し、体を炎の矢にして突っ込んだ。Uアスクレピオーズは胴体を真っ二つに裂かれて爆発した。

 

異界王「ガイ・アスラ!!超覚醒!!」

 

蓮子「ライフ!」

 

Uアスクレピオーズを突き破ったガイ・アスラがそのまま蓮子のライフも壊していく。

 

異界王「…ガイ・アスラ!!」

 

蓮子「…あ~あ…なんかいける気がするって思ったんだけどな~…」

 

ガイ・アスラの右腕に炎が灯り、その拳が蓮子の最後のライフを打ち砕いた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮子「お待たせしました~♪」

 

異界王「こちらの話は終わったぞ」

 

ブラフマー《…すげぇな…》

 

ホルス《さすがは王…ってところか…》

 

先ほどとはうって変わって楽~なテンションで部屋に戻ってきた二人。二人のバトルを見ていた創界神達は異界王の強さに目を丸くしている。すると蓮子は思い出したかのように異界王に問いかけた。

 

蓮子「あ、そうだ。お父さん!お父さん、ずいぶん昔のカードばっか使ってるのはどうして?」

 

異界王「…む…まぁ…それしか持っていないからな…システムは蓮子の体内にいたときに学んだがカードは入手できんだろう?」

 

…リビングに衝撃走る…異界王の時代のデッキにはブレイヴもバーストもアルティメットもソウルコアも煌臨も…創界神ネクサスもない時代…それに昨今のスピリットやマジックは昔と比べてパワーが段違いに上がっている。

 

その差をプレイングでカバーして見せた異界王…創界神やさとり達はその強さに弾と同じものを見ていた。すると異界王はゴソゴソとポケットを探って何かを蓮子に見せる。

 

異界王「…蓮子、これを…」

 

蓮子「…!これ…お父さんの気力カード?」

 

異界王「使え。お前なら扱える」

 

蓮子「わぁ~!…そうだ!これを軸にしたデッキを組も!お父さんも手伝って!」

 

カードを渡された蓮子は目をキラキラさせながらテーブルにカードを並べ始める。異界王はため息をつき…だが同時に微笑みを浮かべて蓮子の隣に座りこんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。ありがとうございました。

…話中でも言っていましたが今回異界王のデッキはすべてブレイヴより前のカード…具体的には第9弾までのカード縛りにしております……天空寺院もカメレオプスもエイプウィップ(リバイバル)もヤンチャージすら使えない……あぁ~…しんどかった…

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