次の日 町の外れ 空き地
鈴仙「…こんなところにいるの?」
ホルス《おう…俺の
文「…大丈夫かしら…?」
蓮子達一行はホルスが見つけたという邪神のアジト…というか某青い猫型ロボットの仲間達が遊んでそうな空き地を目指していた。はっきりいって全員「そんなとこにいねぇだろ…」という心境でグダグダ歩いていたが……
駿太「…あ!いたぞ!」
ヨク「本当だったのか……」
ホルス《なぁ?本当だったろぉぉぉ!?》
クリシュナ《…さぁ!神妙にしなさーい!》
ホルスのドヤ顔を揃って無視した一行は空き地の中心に立っている褐色肌の青年…イオの前に並び立つ。
イオ「…来たか…ちょうどいい…俺の求める邪神王が支配する世界のため…消えて貰おう!こい!我が眷属達よ!」
さとり「…これは…メジェドの時のコピー…!!」
いつも通りのぶっきらぼうな表情でイオが手のひらをかざすと、隣に白いフードを着た何者かが現れた。これはメジェドが持っていた分身であろう。だがそれにも怯まず蓮子達はデッキを構えた。
蓮子「行くわよ!ゲートオープン!!界放!!!」
さとり「…はぁ…さっさとたたんで終わらせるわ…」
メジェド《メインステップ。ビートルゴンを召喚。ターンエンド》
先行を取ったコピーメジェドはカブトムシのようなアルティメットを呼び出してシンボルを確保する。
さとり「メインステップ。仙龍シュローカを召喚してデッキを四枚オープン。その中のブラフマー/ジェネレイター/神話ブレイヴを一枚ずつ手札に加えます」
さとりは錫杖を持ったドラゴンを召喚する。さらにデッキがめくられて……アバタードラゴン・イエロー…創造の創界神ブラフマー…龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード…大神剣アラマンディー…
さとり「…ん…ヤマトを回収できなかったのは仕方ないか…アバタードラゴン・イエローを手元に置いて二枚を回収。そして未来の創造主!創造の創界神ブラフマー!!神託でコアを二つ置きます」
ブラフマー《…心火を燃やして…てめえを倒す…!!》
さとりの背後に指をコキコキとならしながらブラフマーが現れる。
さとり「ターンエンド」
メジェド《メインステップ。龍魔皇イビルフリードを召喚。Uトリガー、ロックオン》
さとり「…コスト3…アバタードラゴン・レッド」
メジェド《ヒット。よってトラッシュのコアすべてをイビルフリードに。アタックステップ。イビルフリードでアタック…効果でシュローカを破壊してドロー》
メジェドのフィールドに巻き起こった黒い竜巻から黒いUジークフリードが現れ、Uトリガーでコアを回収する。さらにアタックしたイビルフリードの前足がシュローカを踏み潰してしまった。
さとり「ライフで受けます」
イビルフリードの黒い炎がさとりのライフを一つ破壊した。
メジェド《ターンエンド》
さとり「…んん…弾や依姫さんはこれがいいそうですが…メインステップ。創界神グレンを配置して神託発揮。コアを一つ置き、アバタードラゴン・レッドを手元に置いて手元のイエローと共に召喚」
グレン《…出陣…!》
ブラフマーの隣にグレンが登場すると、さとりは神託でめくられたアバタードラゴン・レッドを手元においたあとイエローと共に召喚した。
さとり「…ですがここは攻め時ではありません。ターンエンドです」
メジェド《メインステップ。バーゴイルを召喚しコアブースト。バーストをセットしターンエンド》
メジェドも赤と緑の鳥人のようなアルティメットを召喚するだけでターンエンドを宣言した。お互いまだ手札とコアが整っていないようである。
さとり「…よし…メインステップ!アバタードラゴン・ブルー、そしてレベル2で聖仙龍マ・リーチ-人態-を召喚!」
ブラフマー《…さぁて!お前ら!祭りを盛り上げろ!!》
フィールドに青いアバタードラゴンが現れ、三種のアバタードラゴンの真ん中に六本の腕と大剣を持ったドラゴンが爆発しながら登場した。
さとり「アタックステップ!まずはイエローでアタック!ここでマ・リーチの効果が発動します!イエローはBPプラス10000されブロックされたあと、ライフを一つ砕けます!!さらにイエロー自身の効果でBP14000以下のイビルフリードを破壊!!」
ブラフマー《イエロー!きばっていけ!》
マ・リーチが剣を振るってイエローを攻撃させる。そしてマ・リーチの力を受けたイエローの火炎放射がイビルフリードを焼き尽くす。
メジェド《ライフで受ける。ライフ減少によりバースト発動。絶甲氷盾の効果でライフを回復しフラッシュの効果を発動。アタックステップを強制終了》
そのままイエローは爪でライフを引き裂くが、発動したバーストがライフを元に戻してアタックステップも終わらせてしまった。
さとり「仕方ありませんね…ターンエンドです」
メジェド《メインステップ。ネクサス、邪神域をレベル2で配置して疲労…これにより召喚条件を無視。獄炎の四魔卿ブラム・ザンド!!レベル3で召喚!!》
メジェドはビートルゴンの効果で最大軽減で邪神域を配置してシンボル確保&条件を無視する。そしてフィールドに紅色の炎柱が吹き上がり、中から炎柱を切り裂いてブラム・ザンドが現れた。
メジェド《アタックステップ。ブラム・ザンドでアタック…ソウルドライブを発動…!ソウルコアを除外して相手のスピリットをすべて破壊》
さとり「…マ・リーチの効果!相手の効果でフィールドを離れるとき、創造スピリットを手元に置くことで同状態で残ります!残りのアバタードラゴンも手元に!!そのアタックはライフです!!」
ソウルコアを砕いて精製された魔方陣から無数のどす黒い炎弾がさとりのフィールドめがけて降り注ぐ。だがマ・リーチはアバタードラゴン達の力を使ってフィールドに残った。
そして両手の剣を引きずりながら接近したブラム・ザンドはさとりのライフを二刀流で斬り捨てた。
メジェド《ターンエンド》
グレン《…まずい…ブラム・ザンドのソウルドライブの効果でこのターンはスピリットを召喚できない…》
さとり「…ですがブレイヴは対象外ですよね?メインステップ!大神剣アラマンディーと聖蓮神剣リグ・ヴェーダを召喚!!リグ・ヴェーダをマ・リーチに合体です!!」
グレン《…ん?アラマンディーはそのままか?》
フィールドに二本の剣が突き刺さり、そのうちの片刃剣をマ・リーチは掴んで引き抜く。だがさとりはアラマンディーをブラフマーにもグレンにも合体させなかった。
さとり「…さらにソウルコアをトラッシュへ!マ・リーチに煌臨します!輝ける赤き光!覚醒せよ!仮面ライダーファイズ ブラスターフォーム!!」
天空から赤い光がマ・リーチを照らし出す。するとマ・リーチの体が機械の装甲を纏い、二本になった腕にアタッシュケース型デバイス…『ファイズブラスター』が出現する。
さとり「アタックステップ!ブラスターフォームでアタック!!リグ・ヴェーダの効果でブラム・ザンドを指定アタックです!!さらにレベル2効果も含めてシンボルを二つ追加します!」
ブラスターフォームがジェット噴射しながらブラム・ザンドめがけて迫っていく。そしてブラム・ザンドとぶつかった瞬間、ファイズはリグ・ヴェーダを地面に突き刺すとファイズブラスターを操作してバスターモードに変形させた。
さとり「ブラスターフォームの効果!ブロックされたとき、自身のシンボル分相手のライフを破壊!!よって四点貫通!!さらにブラフマーよ!転神しなさい!!」
ブラフマー《激戦!激震!激昂!これが俺達の力だぁぁぁ!!》
ファイズがファイズブラスターの『enter』ボタンを押すとブラスターの銃口に赤いフォトンブラッドのエネルギーが充填される。そしてメジェドめがけて赤い砲弾をぶっぱなし、ライフを四つ吹き飛ばした。
さらに転神の効果でスピリット状態になったブラフマーがフィールドに降り立つと両腕に青い剣、両肩に赤い盾、背中に黄色い翼を出現させて大きく声を張り上げた。
さとり「BPはこちらが上!ブラム・ザンドを破壊しなさい!!」
ファイズとブラム・ザンドのバトルは壮絶な剣のぶつかり合いだった。ファイズはブラスターを剣にしてリグ・ヴェーダとの二刀流でブラム・ザンドと斬り合っていたが、ファイズの背中に装着されていたユニットを前に移動させる。するとそこから無数の弾丸が放たれてブラム・ザンドに降り注いだ。
ブラム・ザンドが弾丸に怯んでいるとファイズは飛び上がり、渾身のライダーキック…『超強化クリムゾンスマッシュ』を叩き込んだ!そして巻き起こった赤いフォトンブラッドの竜巻を中心で食らったブラム・ザンドは大爆発四散した!
さとり「続けてアラマンディーでアタック!フラッシュでグレンの神技を使い、バーゴイルを破壊!」
グレン《…斬!!》
メジェド《ビートルゴンでブロック》
轟音をあげながらアラマンディーが浮遊してメジェドめがけて飛び出す。そしてグレンの飛ぶ斬擊と飛んでいたアラマンディーがビートルゴンとバーゴイルを破壊する。
さとり「ひれ伏しなさい!!ブラフマー!!」
ブラフマー《これでも!!食らいやがれぇぇぇぇぇ!!》
走りながら飛び上がったブラフマーはきりもみ回転キックを浴びせてメジェドの最後のライフを破壊した!!
さとり「ふぅ……さて…ブラフマー」
ブラフマー《…お…了解!》
コピーメジェドがライフを砕いた衝撃で破壊されたあと、さとりはブラフマーに目を向ける。するとブラフマーははサッと腕を振ってどこかの映像を写し出した。どうやら誰かに連絡するようだ。
さとり「こちらさとり。四魔卿達とバトルを開始しました。術式はちゃんと機能してますか?」
???「ああ、こっちも準備万端だ。エネルギーも送られてきている」
さとり「…そうですか…あと心配なのは……紫さんにバレないようにする事だけですね…弾さん?」
蓮子の住んでいた世界 極点 神々の砲台
弾「…まぁな…今はなんとか誤魔化せてるけど……そろそろバレそうかな…」
極点の神々の砲台の前でさとりの連絡を聞いていた弾はそう言いながら腕を組んでいた。わざわざ今のタイミングでさとり達に四魔卿退治に行かせたのは彼らのエネルギーを神々の砲台に利用しようと考えたからである。
ツクヨミ《弾君、認識阻害の術は完了したぞ》
ヘカーティア《衝撃緩和術式もねぇ♪》
永琳「あとは十分なエネルギーが来るだけよ」
弾「…だそうだ。こっちは万全だから心配するな」
さとり「了解しました。では…」
創界神きっての陰陽師、魔法使い、天才の編んだ結界術が完成し、安心したさとりは通信を切った。他の幻想郷メンバーや創界神達は近くでワイワイガヤガヤ騒いでいる。
弾「…あいつら…なにやってるんだ?」
魔理沙「おーい!弾!手伝ってくれ~!」
咲夜「実は…この一件が終わって紫に蓮子を会わせるタイミングで祝いと称した宴会をという声がありまして……」
遠くで椅子やらテーブルやらを準備している魔理沙の声が響くと、弾のそばに現れた咲夜がそう耳打ちした。
弾「…ちなみに件の紫は?」
袿姫「我がゴッドよ、今は何人かの創界神達がうまく言い訳をして誤魔化していますが…」
永琳「…確か…今日は万全を喫して幽々子、映姫、そして隠岐奈もついていたはずだけど……」
袿姫と永琳が弾の質問に答えたその時、ものすごい音が響いて空間にヒビがはいった。そしてヒビが弾けると同時に何人かが準備中の宴会場に吹き飛んできた。
映姫「くぅ…!!」
隠岐奈「どぁぁぁぁ!」
幽々子「きゃー」
紫「とうとうつきとめたわよ!!弾!みんなと何をたくらんでいるの!!?」
…まるで夫の浮気現場に踏み込んできた妻のような表情で、次元の裂け目から飛び出してきた紫は映姫達を蹴散らして弾に詰め寄った。倒された三人は隣でキューと伸びている。
弾「ええと……まゐ…実は…その…」
永琳「あら…あなたも私と弾との結婚式に招待されたの?」
幻想郷メンバー 創界神'S「《げ!まずい!!》」
弾がどうにか言い訳を考えているとその隣にいた永琳がヤベェセリフをぶっちゃけた(もちろん嘘だが)。その言葉にその場にいた全員が冷や汗をかいた…当然それは極点の寒さによるものではない…
アテナ《な…永琳!それは》
アルテミス《ちょ~っと~!》
トト《……はぁ…》
スサノヲ《…お疲れ…じゃねぇ!…紫ちゃん……げ…》
創界神'Sが十人十色の反応を示すなか、紫は下を向いて無言で立ち尽くしていた……真っ黒なオーラを放って……何故だろう…まわりにゴゴゴという文字が見える気が…
紫「…………………」
アリス「バカ!何でそんなこと言うのよ!!」
妖夢「紫様…落ち着いてください…!!」
幽香「…あなた達…!時間を稼ぐわよ…!!」
依姫「…了解…!!」
妹紅「…しっかたねぇ…!」
一人残っていた四天王の幽香の号令を聞いて依姫を始めとしたバトラーは紫と砲台の間に立ち塞がる。ここで止めないとせっかくのサプライズが台無しになってしまうが……全員紫のオーラに気押されて若干手足が震えていた……
霊夢「…踏ん張りなさい!!」
紫「アハハハハ!!!ネェダン!今世デ一緒ニナレナイカラ生テル意味ナイワヨネ!!?アハハハハ!!」
……蓮子達の裏で…もう一つの戦争が勃発した瞬間であった…
はい。ありがとうございました。
なーんかブラフマーって三バカ(赤、青、黄)を従えてるってところでグリスっぽいですよね