東方星神録   作:あんこケース

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バトル無し回、再来! でも次の章のクライマックスを盛り上げるためには必要な回なんです。今回、弾さんが幻想郷の矛盾を知ります。そして、何を思うか……

そして、とうとう!サーガブレイヴ!配信です!いや~凄い!え!?何がって!?それは自分の目でお確かめください!爆エモイ!!!弾さ~ん!!!


あらすじ 隠岐奈から紫を止めて欲しいと頼まれた弾。それを快諾した後、弾を心配して駆けつけた白蓮によって命蓮寺に招かれる。


理想郷の真実。

命蓮寺

 

 

 

 

命蓮寺に着いた弾達を待っていたのは永遠亭メンバーと慧音だった。弾は永琳と慧音にみっちりお説教を受け、輝夜のご機嫌をとった後、一人部屋にこもってデッキ調整をしていた。そこに白蓮が入って来た。

 

 

 

白蓮「すみません。弾さん。少しよろしいでしょうか………?」

 

 

弾「……………ああ、悪い。集中してた。いいけど……」

 

 

そうして白蓮といっしょに外に出る。そして、縁側に座ると白蓮が口を開いた。

 

 

 

白蓮「……実は、私、少し悩みがあるんです。」

 

 

弾「悩み?それは何なんだ?」

 

 

 

白蓮「…人間と妖怪の楽園への道のりがまだ遠いことです……よく思います。私は何もできていないと……」

 

 

 

弾「?ここ、幻想郷は人間と妖怪の楽園じゃ……」

 

 

 

隠岐奈「そうじゃないんだよ……」

 

 

 

そう言って、話しかけてきたのは隠岐奈だった。隣には幽香と永琳もいる。

 

 

永琳「弾。確かに幻想郷は人間と妖怪が共存している。でも………ただ共存しているだけ……楽園とはほど遠いわ……」

 

 

 

幽香「その理由は、妖怪の生活を守るためなのよ…妖怪は人間に恐れられないと存在を保てない。私はもういらないほどだけど………」

 

 

 

弾「……永琳……それは、どうにもならないものなのか……?」

 

 

 

弾は真剣な目付きで尋ねる。永琳は目を少し閉じた後、答えた。

 

 

永琳「……結論から言えば……私ならできるわ。結界を少し弄れば……でも、紫は反対するだろうけど……」

 

 

弾「どうしてだ?彼女はこの幻想郷を愛しているんじゃないのか?」

 

 

 

幽香「あいつは永遠亭の連中を一番警戒しているから、結界に手を入れることは気に入らないのよ。」

 

 

 

白蓮「そして彼女は一番、妖怪であること、恐れられることこそ妖怪であるという考え方をしているんです。だから、恐れられないことは自らを失くすのと同然なんです。」

 

 

 

隠岐奈「それに……管理が大変になるって訳もあるけどね………」

 

 

永琳「……隠岐奈?それは一体どういうこと…?」

 

 

 

四人は疑問の目を隠岐奈に向けた。

 

 

 

 

隠岐奈「…実はね…人里の家にいる座敷わらし達……あれみんな、紫の盗聴のためにいるんだよ……人間達を管理するために………」

 

 

 

 

四人「「「「!!!?」」」」

 

 

 

四人は驚く。当然のことである。まさか、紫がそんなことまでしているとは思いもよらなかったからだ。そのなかで、弾が口を開く。

 

 

弾「……なぜその必要があるんだ?」

 

 

隠岐奈「十中八九、餌を確保するためだね……」

 

 

永琳「なるほどね……人里は恐れをたくさん供給できる。人里のルールにも妖怪化を禁止する法があるのもそれが原因ね……人間がいなくなってしまったら、供給できないもの。」

 

 

 

 

幽香「まるで、養豚場ね……そう言えば……私のところでも、何かを監視しているような式が飛んでくるのをよく見るけど……まさか、それも?」

 

 

 

隠岐奈「ああ、妖怪の数が多くなっても不味いからね……餌が無くなるし……普段は紫が適当に神隠ししてくるんだけど……あれは、私はちょっと非人道的だと言ったけど、あいつは聞かなかった。そんなに人間は美味いのかねえ……?」

 

 

 

 

弾「………オレ、ここのことを初めて聞いたとき…感動した……以前、オレのいた時代でも…違う種族が手を取り合って協力の道を歩み始めていた。それを考えているやつがここにもいたんだそう思った……でも……今の話を聞いて……ここは……箱庭だと思った……たった一人の妖怪が自己満足のために創った…」

 

 

 

隠岐奈「…申し訳ない……私達がもっとあいつにガツンと言うべきだった……」

 

 

 

弾「いいよ……オレもやりたいことが固まった!」

 

 

 

幽香 白蓮 隠岐奈 永琳「「「「?」」」」

 

 

 

 

弾がその他ことを言おうとした時!!

 

 

 

 

弾「!!誰だ!!!」

 

 

 

 

そう言って弾からなんとピスケガレオンの鎖が伸びて、異空間にいた何者かを絡めとった!その人物は……

 

 

 

 

隠岐奈「!!八雲藍!紫の式神だ!」

 

 

 

 

永琳「まあ、いわゆる部下ね。で?何しに来たのかしら?まあ、監視だろうけど……」

 

 

 

幽香「どうする?私はこのまま押さえておくべきだと思うけど………」

 

 

白蓮「いえ、それは少し……話を聞いてみたらどうでしょう?」

 

 

 

藍「く!!不覚!!とうとう本性を現したか!!くらえ!!」

 

 

そう言って、爪を突き立てる藍。しかし弾はアクアエリシオンの水瓶シールドで防ぎ、シュタインボルグの魔方陣で地面に縛り付けた!

 

 

 

陣に囚われて動けない藍に弾はこう言った。

 

 

 

 

弾「帰ってお前の主にこう伝えてくれ。……もし、オレが邪魔なら直接自分が出てこいってな。」

 

 

 

そう言って、魔方陣を解く。藍は睨み付けた後、スキマを開いて去っていた。

 

 

 

永琳「……帰しちゃっていいの?」

 

 

弾「……アイツと直接会って話したいんだ……」

 

 

幽香「まぁ、それが弾らしいわね……」

 

 

 

白蓮「…そうなると……定例会の時になりますかね……直接会うのは………」

 

 

 

隠岐奈「それが一番いいかもしれないな……博麗の巫女とも顔を会わせられるし……」

 

 

 

弾「…なぁ、隠岐奈、その博麗の巫女って……」

 

 

 

 

誰だと続けようとした時、ドタドタと誰かが走って来る音が聞こえた。そして、縁側に現れたのは戦いの神、毘沙門天の代理人寅丸 星だった。

 

 

 

 

星「聖!大変です!!!ああ皆さんちょうどよいところに!!」

 

 

 

白蓮「星!そんなに慌ててどうしましたか?」

 

 

 

白蓮は冷静に尋ねた。すると星はとんでもないことを話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

星「白玉楼の亡霊と閻魔が「馬神 弾をだせ!」といって訪ねてきました!!!」

 

 

 

 

 

 

五人「「「「「!!!?」」」」」

 

 

また、波乱が起こる………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、霊夢はうるさい早苗と咲夜を帰らせて、魔理沙と悪霊退治に出かけ、それが一段落したので、神社でゆっくりしていた。そこに……

 

 

 

紫「霊夢?大丈夫?馬神 弾は見つかったかしら?」

 

 

 

 

霊夢「!!ちょ~うどよかったわ!紫!!あんたにた~くさん聞きたいことがあるわ!!!馬神 弾は無実だって聞いたわ!!!そのせいで危うく、早苗と咲夜に殺されかけたわよ!!」

 

 

 

 

魔理沙「そうだせ!!何で言ってくれなかったんだよ!!お前のことなら裏ぐらいとれるはずだろ!?」

 

 

 

紫「…………もし、そうだとしても……彼が幻想郷にとって良くないことをもたらすことには変わりないわ……」

 

 

 

 

そう言う紫にさらに文句を言おうとした時、スキマから藍が現れる。

 

 

 

藍「紫さま……」

 

 

紫「藍?あなたどうして………?」

 

藍「紫さま……馬神 弾から伝言です……邪魔なら直接自分で来いとのことです……そして、摩多羅隠岐奈と風見幽香、八意永淋並びに、聖白蓮は馬神 弾につくようです……」

 

 

 

霊夢「!え?藍、あんた馬神 弾と接触とれるの!!?て言うか何であいつらと!?」

 

 

紫「…………行くわよ……藍………」

 

 

 

魔理沙「おい!ちょっと待て!!」

 

 

 

そう言ったが、二人はスキマに消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「………馬神 弾………あなたは……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仙界 純狐の家

 

 

 

 

 

ヘカーティア「ただいま~」

 

 

 

純狐「あ!ちょっとヘカーティア!あなた昨日からどうしたのよ!どこで何やっていたの?」

 

 

 

ヘカーティア「え?まぁ、……あれよあれ。世界平和を………」

 

 

純狐「ウソつかないで!!」

 

 

 

 

ヘカーティア《まぁ、強ち間違いでもないんだけどね………》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「……は?今、なんと?」

 

 

 

???「馬神 弾を始末しろと言っている。後、目障りな博麗の巫女、賢者、その他邪魔をする者達全て始末せよ。」

 

 

 

 

???「……私には荷が重すぎます……」

 

 

 

 

???「違う。同士討ちをさせる。八雲 紫に仕込め。」

 

 

 

 

???「………畏まりました………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

命蓮寺 客間

 

 

 

小町「四季さまいいんですかい?こんな強引に……」

 

 

 

映姫「正しいことをしているのに何を戸惑うことがありますか。」

 

 

 

妖夢「あの~幽々子さま。私、非常に気まずいんですが……」

 

 

 

幽々子「大丈夫よ♪いざとなれば、私がバトルするから。」

 

 

 

 

そう雑談している四人。そこに弾達が入って来る。件の馬神 弾がどのような男か見ようと映姫達は彼を見た。

 

 

 

 

 

小町《!!!?なんだい!?この男の目は!!たかが十数年生きた男の顔じゃない!!!》

 

 

 

 

映姫《………!!まさか、私が怯むとは……一体どれ程の力を持っているのか……》

 

 

 

妖夢《!!?あの時より……気力が増している?》

 

 

 

幽々子《ふう~ん………これなら紫が怖がるのも頷けるわね……》

 

 

それが、四人の反応だった。弾は反対側に座り、尋ねた。

 

 

 

弾「……で、用件はなんだ?……まぁ予想はついているが………!君はさっきの……」

 

 

 

妖夢「……先ほどは失礼しました。」

 

 

 

映姫「馬神 弾。私は四季映姫 ヤマザナドゥです。この幻想郷で閻魔を勤めています。さて、本題ですが……あなたはこのままだと地獄に落ちます。」

 

 

 

全員「!!!?」

 

 

 

 

妹紅「おいおい!何でそうなるんだ!」

 

 

 

幽香「全く……やっぱりお説教よ……」

 

 

 

永琳「……理由を聞いても?」

 

 

 

映姫「はい、あなたは情報がない。生者なら必ずそれは残る。しかし、あなたは約十年前から途切れている。そんな人間を転生させる訳にはいきません。」

 

 

 

小町「まぁ、その前に……三途の川を渡りきれるかねえ?」

 

 

 

映姫「小町!まだ話の途中です。したがって、馬神 弾。あなたが今すぐ外界へ戻り、善行を重ねたらまだチャンスがあります。なので、案内します「断る。」のって!!!?」

 

 

 

映姫の言葉を遮って弾は言い放つ。

 

 

 

 

弾「この世界でやるべきことができた。それを達成するまで、オレは帰らない!もし邪魔するなら、バトルで排除する!!」

 

 

映姫「……仕方ありませんね……なら私と勝負しなさい。私に勝てたなら、それを認めましょう。しかし、負けたときは……」

 

 

弾「いいさ。それなら、そのまま地獄でもいいぜ?」

 

 

 

慧音「おい!お前……!!」

 

 

 

映姫「……その言葉!後悔しないことです!」

 

 

 

 

幽々子「へぇ、楽しくなってきたわ……!」

 

 

 

 

 

弾 映姫 「「ゲートオープン!界放!!」」

 

 

 




はい。ありがとうございました。


東方を知っている人はわかりますが、幻想郷はかなりアンバランスな仕組みで成り立っています。座敷わらしのスパイ、恐れを妖怪は必要とする、人里の人間は妖怪になれない。これらは原作にもありますが、妖怪を監視する式、永淋か結界を弄れば解決、紫は恐怖させる妖怪に誇りを持っている。これらは私の想像です。でもあり得そうなことです………


そして、弾さんとうとうリアルファイトもできるように……一応、藍は九尾の狐の大妖怪です。霊夢でも、本気になれば勝てるかわかりません。それを簡単に捻り潰すとは……創界神の力ってすげ~!!




次回予告 vs四天王!大逆転裁判開廷!!

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