東方星神録   作:あんこケース

179 / 221
仮面ライダーコラボ ライダーウォーズ発売!文句は一つだけ………ガードベントは王蛇とガイの絵だろぉぉ!?


分神について

幻想郷 某所

 

 

???《…く…!やはり…馬神 弾の力には私の力を相殺する能力があるようだ…!》

 

???「…ど、どう致しましょう?冥界の姫君も鬼達も解放されてしまいましたが……」

 

謎の女性の報告に男性はイラついた様子で座っていた椅子のひじ掛けを叩く。その怒りに女性もビビりながら今後の手立てを尋ねた。

 

???《…奴を出せ…》

 

???「……彼女ですか?幻想郷の者は?」

 

???《…奴に永遠の罪人達をつける…ここで馬神 弾どもを叩き潰す!!》

 

???「…か、かしこまりました……!!」

 

あまりにも強い男性の怒声が部屋を大きく揺らす。その衝撃と恐ろしさに女性は顔を青くして足早に部屋を出ていった。

 

???「…ハァ…???様の考えには賛成だが…あの気の短さとプライドの高さには疲れるな……」

 

ツカツカと廊下を歩きながら女性は先程とは別人のようなしゃべり方でぼやいていた。ため息をついたあと、女性は札を取り出すとどこかに連絡を始めた。

 

???「……私だ…???様から命令だ。三日後の晩…夜を止めろ…そしてお前も直接馬神 弾と戦え」

 

???《…本気?私が出るの早すぎない?》

 

???《…それほど???様は本気なのだ。お前も月の都から出てきてくれ》

 

???《…良いわ…馬神 弾の強さにも興味あるし…》

 

通信先から聞こえてきた気だるげな声…その人物は女性の命令を了承すると勝手に通信を切った。

 

???「…ちょ…!…ハァ…勝手に切るな…!!…これで勝てれば良いが…負ければ馬神 弾に最強の右腕を返すことになるぞ……!」

 

 

 

 

一方その頃 博麗神社 居間

 

 

 

弾「…ノヴァの…Xか…」

 

紫「そう!パンテーラの力かしら?」

 

異界王「あの人形のか…それよりも俺は馬神 弾とお前の力だと思うがな」

 

蓮子「うーん…メリーの血が弾様の神力と何か変な反応を起こしたのかしら?」

 

アレックス《…確かに…弾さんの力を一番強く受けていたのは紫さんでしたしね…》

 

紫「え!?てことはこのカードは私と弾の間に産まれたのね!」

 

神社の一室では弾、紫、異界王、蓮子、アレックスが紫のノヴァXについて話していた。話の結論としては「紫と弾の力で生み出された」に行き着いた…最後の紫の言葉はスルーされたが…

 

蓮子「ハイハイ、そう言えば…『分神』を受けた人ってどうなるの?」

 

アレックス《ええと…①身体能力と魔力の向上。②能力の進化。③弾さんとの精神的な繋がりが生まれる…この三点ですね》

 

異界王「…能力の進化か…十六夜 咲夜が物質の時間を操れるようになったり…未来予知を会得したことか…」

 

蓮子「…なーる…メリーは何か変化あった?」

 

紫「スキマに質量を持たせられるようになったわ。これで直接スキマを伸ばして攻撃できるようになったわね…こんな感じに♪」

 

蓮子「あひ!?」

 

アレックスの説明を聞いてメリーがした問い掛けに、紫は背中から伸びたスキマで蓮子の頬を撫でた…突然のことに蓮子は変な声をあげて飛び上がってしまった。

 

弾「…それでアリス達は外でトレーニングしてるのか…」

 

紫「…変に力入れすぎて結界が壊れなければいいけど……んん!?」

 

蓮子「…え…?メリー、どしたの?」

 

紫「…大丈夫よ、何でもないわ…」

 

紫はそう言ったが、突然胸の中に生まれた圧迫感の原因はわかなかった。

 

 

 

 

博麗神社 境内

 

今ここでは二つのぶつかり合いが起きていた。だが他の面子はそれをなんやかんやと話しながら観戦している…それもそのはず、今回の戦闘は『分神』した魔理沙達のウォーミングアップだからである。

 

咲夜「…ふっ!」

 

アリス「…は!」

 

咲夜の投げたナイフはアリスの腕から放たれた糸に阻まれる。着地した咲夜は『分神』で長くなったスカートの裾を手で払いつつ、六枚の羽を展開しているアリスを見て軽く舌打ちした。

 

咲夜「ち…カッ!……へぇ…自分からも糸を生み出せるようになったのね」

 

アリス「…ちょっと…先に言わないでよ。カッコ良く言おうとしてたのに…」

 

咲夜「ごめんなさいね。あとそこ…2.5秒後に魔理沙の流れ弾が当たるわよ?」

 

アリス「……ボボォン!……あら…ハッタリだと思ったわ」

 

咲夜は自分の金色の瞳を通して少し先の未来をアリスに教える。しかしアリスも後ろから飛んできた流れ弾を、咄嗟に身体から糸を精製して防御した。

 

 

魔理沙「…また外れた…イヤ…()()()()のか…?」

 

フラン「へへーん!」

 

魔理沙「…まぁ良いや!恋符『マスタースパーク』!!」

 

フラン「星符『ミルキーウェイ』!てぇぇぇい!!」

 

境内の上空では箒にまたがった魔理沙と巨大な翼を羽ばたかせたフランが相対していた。魔理沙の疑惑は当たっており、フランは魔理沙の弾幕の数ミリ前を『破壊』することで、軌道をそらしたのだ。

 

それでも魔理沙は胸の陰陽球を回転させてパワーを貯め、特大の銀色マスタースパークを、フランも翼から放った虹色のビームで迎え撃った。

 

 

レミリア「フラァァン!そんな鼠に負けんじゃないわよ~!!」

 

カグツチ《…それにしても…四人ともスゴイパワーアップしてるね》

 

妖夢「咲夜が『物質時間操作』と『未来予知』、アリスが『糸精製』と魔界神の力、フランは『概念破壊』、魔理沙は…『無限魔力』ですかね…あんなに高魔法を連射しても息切れ一つしてませんし…」

 

ケイ《…よっこいせと……おお、やっているな…》

 

マナカ《ふぅ…持ってきたよ~》

 

ヘラ《おおきにぃ~》

 

レミリアがフランの応援に熱中しているなか、それを眺めてあれこれ話していた一同の所にマナカとケイが何かを箱に入れて持ってきた。

 

ペルセポネ《…へ?それは…?》

 

アプロディーテ《あら、あったのね…パンパン!全員集合~!》

 

咲夜「…カッ!…あまり剣は得意じゃないんだけど……」

 

アリス「…便利過ぎない?その能力…」

 

アプロディーテが手を叩くと、唯一未来を見た咲夜以外はなんだなんだと駆け寄ってきた。

 

魔理沙「…なんだそれ?見たところ武器か?」

 

ゼウス《その通り。ここから戦いは激しくなっていくが、儂らの力はずいぶん制限されてしまう…ならお主らが直接戦わないといかんと思ってな。儂らの神話ブレイヴ(人間サイズ)じゃよ》

 

カグツチ《前に蓮子ちゃんを探しに行った時、訪れた世界に剣に変わるブレイヴがあったんだ。それを応用してカードを皆が持てる大きさの武器に変えたんだよ》

 

アリス「なるほど…それじゃあね…ゴソゴソ…この紫色の剣をもらうわ」

 

フラン「フランはこの長いのにする~!」

 

シヴァ《お!俺の愛刀(ネクロキャリバー)!》

 

ゼウスとカグツチの説明は魔理沙達を納得させた。冥界の結界の時から彼女達もリアルファイトのことが気にしていたのだ。そんな四人は次々と武器を出して合いそうな物を探していく。

 

咲夜「…スチャ…強いてなら…この鞭かしら」

 

ペルセポネ《良かった~…私の選んでくれて…》

 

魔理沙「へぇ…!私はこの杖借りるぜ!」

 

ロロ《……大丈夫かな…》

 

咲夜は紫の宝玉がはめられた槍、魔理沙は先に輪がついた杖を選んだ。ロロの不安はほぼ確実に当たってしまうだろう…こんなに目をキラキラさせた魔理沙が律儀に返すとは思えない。

 

妖夢「良いなぁ…私は使えないんですか?」

 

カグツチ《ん~…『分神』できてないと気力がもたないし…弾くん(創界神)の力をうまく発揮できないと思うよ?》

 

妖夢「…みょん…」

 

魅魔「まぁまぁ…次の異変で覚醒できるさ……ん?魔理沙、順番通りだと次の異変はなんだい?」

 

妖夢は神の剣を使いたくて堪らなくなり、カグツチに相談してみたものの遠回しに無理だと言われて妖夢のテンションは逆V字型で落ち込んだ。そんな妖夢を慰めた魅魔はふと次来る(はずの)異変を魔理沙に聞いてみた。

 

魔理沙「…え…あ…………たぶん…次は永遠亭の異変だと思うぜ……」

 

ペルセポネ《……ってことは…》

 

アプロディーテ《…つまり…次は相当キツい異変になりそうね…》

 

当時異変に関わった幻想郷メンバーは全員渋い顔になる。創界神達も『永遠亭』の単語を聞いて次の敵を察することができた。

 

 

 

 

 

 

 




はい。ありがとうございました。

今回は次の異変への繋ぎ回です。あとこっからは弾幕ごっこを越えた死闘になるので、接近戦に必要な武器がいると思って幻想郷メンバーに神話ブレイヴを持たせてみました。

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。