しかし、懐かしの再会とは………?
あらすじ 映姫を退けた弾に幽々子は一カードバトラーとして勝負を挑む。
第1ターン 幽々子は賢者の木の実を配置。
第2ターン 弾はエリダヌスドラゴンを召喚。さらに、バーストセットしてターンエンド。
第3ターン 幽々子はカッチュウムシとシノビコガネを召喚して、コアブースト。さらに賢者の木の実をもう一つ配置してターンエンド。
第4ターン 弾は自分とダンデラビット、天羯神騎スコルスピアを召喚。対象カードが2枚あったので、コアを置いた。そして、アタック。スコルスピアは幽々子のライフを貫いた。それにより、幽々子は賢者の木の実の効果でコアを増やした。これでターンエンド。バトルは第5ターンである。
幽々子「メインステップ。フフ、いい感じにコアがたまったわ!舞いなさい!天帝ホウオウガ!召喚時効果でスピリット達を重疲労!そしてマジック、ネオハンドリバース!手札を捨てて、三枚ドロー!」
天からホウオウガが降りて、その風で弾のスピリットが重疲労状態になる。賢者の木の実とのコンボに弾はとある二人の面影を重ねた。
幽々子「アタックステップ!天帝ホウオウガでアタック!」
弾「ライフで受けて、バースト発動!秘剣二天一龍で二体を破壊して三枚ドロー!不足コストはダンデラビットから確保。」
ホウオウガが羽ばたいて弾のライフを砕くと炎の斬撃がカッチュウムシとシノビコガネを破壊した。
幽々子「あらあら……ターンエンド。」
弾「メインステップ!戦場に咲く美しき大天使!その微笑みで戦いに勝利をもたらせ!レベル2で召喚!!戦神乙女ヴィエルジェ!!召喚時効果でライフを増やして、ホウオウガを手札に!さらに、スコルスピアをレベル2にあげる!アタックステップ!ヴィエルジェでアタック!」
幽々子「ライフよ♪」
ヴィエルジェが幽々子のライフを破壊し、賢者の木の実の効果でまたコアブーストした。
弾「ターンエンド。」
妖夢「幽々子さまが押されている……」
映姫「しかし、いつそれがひっくり返るかわからない……ついさっき、それを身をもって知りましたよ……」
幽香「……それにしても、いい樹ね……」
そんな事を言っている外野を置いて、幽々子は弾に話しかける
幽々子「………実はね、私があなたに会いに来たのはもう一つ訳があるの………あなたに会いたい魂がいるのよ。その魂をあなたに会わせるために私は来たの。」
弾「……?オレに会いたい魂?誰なんだ?」
幽々子「それは……いえ……挨拶がわりにこのスピリット達を出せば、わかるかしら…?」
幽々子の言葉に首を傾げる弾。すると幽々子の周りに二つの魂がやって来て、それぞれ一枚ずつカードを手に取る。すると魂が人の形に変わっていく。その人物は………
勇貴「……久しぶりだな。馬神 弾!緑の力!白の力!溶け合い雄々しく奮い立て!終焉の騎神ラグナロック!!召喚!!召喚時効果でコアブースト!」
華実「ふふふ……少しカッコよくなったわね……今!羽ばたきの時!天帝ホウオウガ!召喚!!召喚時効果で三体を重疲労!」
フィールドにホウオウガと白と緑のシンボルが合わさりそこから一体の蝶の翼を持った騎士が現れる。
弾「!!!?勇貴!!果実!!どうして……!?」
そう。それは、すでに死んだはずの百瀬勇貴と果実だった。弾の問いに勇貴は答える。
勇貴「さぁ、オレにもわからん…でもまた果実と………お前に会えた………それなら何だっていい!」
弾「………悪い………あの時オレは何も………」
華実「謝らないで……あなたは頑張ったわ………ありがとう………」
勇貴「……さあ!バトルに戻ろう!幽々子さん!」
幽々子「はぁ~い!!賢者の木の実をレベル2にしてアタックステップ!!」
勇貴「ラグナロックでアタック!!アタック時効果でターンに一回回復!!」
弾「ライフで受ける!!!」
ラグナロックが弾のライフを手の巨大な剣で破壊する。
華実「……私も…!ホウオウガ!行きなさい!」
弾「これもライフ!!」
ホウオウガが弾のライフをつついて破壊する。
勇貴「ラグナロックで再度アタック!!」
弾「フラッシュタイミング!マジック!デルタバリア!コスト四以上のスピリットではオレのライフは0にならない!!」
弾の前にデルタバリアが現れ、ラグナロックの剣を弾く。
幽々子「エンドステップ。賢者の木の実の効果で二体を回復。ターンエンド。」
賢者の木の実が光り輝き、ラグナロックとホウオウガを起き上がらせた。
勇貴「それにしても……驚いた。君が青や黄色を使うとは………」
弾「今のオレは何色でもないんでね………メインステップ!兄妹の力には双子の力で対抗だ!集え!光よ!闇よ!一つとなりて現れよ!魔導双神ジェミナイズ!!レベル3で召喚!!」
地面に双子座が描かれると、地面が砕けてそこから二つの顔を持ったピエロのようなスピリットが現れる。
弾「召喚時効果!!一枚ドローして手札の系統 神皇 十冠 異魔神を持つスピリット、又はブレイヴをノーコスト召喚!!来い!超 炎魔神!!ヴィエルジェとジェミナイズに合体!!ダブルドライブ!解放!!」
炎の中から超 炎魔神が現れ、二体に力を与える。すると、ヴィエルジェの髪が赤く染まり、ジェミナイズも白い部分が赤くなり、背中にも炎の輪が現れる。さらに、二体の手に炎の剣が握られた!
華実「…ふふふ……やっぱり、あなたには赤がお似合いよ………」
弾「アタックステップ!ジェミナイズでアタック!!超 炎魔神の効果でBPプラス5000!!」
華実「ホウオウガ!ブロック!!」
空中でホウオウガとジェミナイズがぶつかり合う。ジェミナイズは炎の剣を回転しながら振るい、ホウオウガを切り刻んだ!そして、超 炎魔神が力を注ぎ、もう一度攻撃体制に入らせる。
弾「オレの効果でライフを貰う!さらに超 炎魔神の効果!!二体の神皇と合体しているので、もう一度ジェミナイズはアタックできる!!再びアタックせよ!!」
勇貴「ふ………流石だ……ラグナロック!!」
ジェミナイズとラグナロックが剣をぶつけ合う。ラグナロックは大剣を振るが、ジェミナイズは踊るように避けていく。 そして、二体の剣が唾競り合いになった時!突如、ジェミナイズが二体に分身した!そして、左右に回り込むと両側からラグナロックを切り裂いた!
弾「さらにライフを貰う!これで終わりだ!ヴィエルジェでアタック!!」
勇貴「………頑張れよ……馬神 弾……」
華実「……私達はいつもあなたを見守っているわ……それを忘れないで………」
弾「!!………ああ!!ありがとう!勇貴!華実!」
幽々子「………さっきから私、空気ね……でも私も楽しかったわ!!!ライフよ!!!」
ヴィエルジェの剣が幽々子のライフを斬った!!
弾「ありがとう。二人に会わせてくれて……」
幽々子「いいわよ~♪私もバトルできたし♪」
永琳「……それにしても……弾……あなた今日で全四天王を倒したんじゃない?」
弾「……そうだな……だからかな……すんげえ今、眠いんだ………」
そう言うと弾は座布団に頭をのせて横になった。そして、数分も経たないうちにいびきが聞こえてきた。
隠岐奈「全く……バトルの時とは別人だな……」
幽々子「あら~かわいいわね~」
幽香「……忘れそうだけど……彼はまだ十代なのよね………」
映姫「そうとは思えないほど達観していますが……」
白蓮「皆さん。彼はここでゆっくりさせて、明後日の定例会のために休ませるのはどうでしょう?」
輝夜「そうね。今日は疲れただろうし…」
永琳「私達は帰ろうかしら?白蓮、弾をお願いね。」
そう言うと全員、それぞれ家に帰っていった。
へカーティア「……さて……クラウンピースを博麗神社の地下に住まわせてよかったわ………馬神 弾は明後日の定例会にやってくる。それは間違いない………そこで話せるかしら……?」
波乱の会議がもうすぐ始まる…………
はい。ありがとうございました。
勇貴と華実登場。これは書いていた途中にふっと思って書き足したシーンです。最初、幽々子とのバトルにジェミナイズをもってきたのは舞いという共通点があったからでしたが、それだと弱いと思い、この二人を登場させました。弾さんも会いたかったことでしょう……あと二体はリバイバルにしました。イグドラシルは幽々子さまには似合わないと思ったので……
さて!これで四天王編は終わりです。そして、次はいよいよ定例会編です。弾の処分は!?紫の決断は!?霊夢と魔理沙、早苗の反応は!?へカーティアの思惑とは!?そして、元凶は誰なのか!?次章!明らかになります!!!ぜひお楽しみください!!!
次回予告 感動の出会い!定例会開幕!!