東方星神録   作:あんこケース

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ゼロワンのシャイニングアサルトホッパー、ファンネルまで使いやがったよ……これまだ中間形態だよ?スパークリングや闘魂ブーストクラスだよ?


最終第四章~星神激突~
永遠の夜


夜 博麗神社 弾の寝室

 

 

弾「…zzzzzzz……」

 

魔理沙達が神話ブレイヴを借りてから数日後、暫しの休息の数日を過ごした弾はぐっすり布団を被って寝息を起てていた。立て続けに起きた異変の数々や紫達との会議で疲れていたこともあり、弾は死んだように眠りに落ちている。

 

すると寝室の扉から…いや扉に開かれたスキマから(スキマから出てくるのは一人しかいないが)人影がこっそりと寝室に入ってきた。

 

紫「……うふふ、いつもはクールだけど…寝顔は可愛いのよね…ジー……うふふふふふ…」

 

……いやあんた何してるんですか?現れた紫は弾の寝顔を眺めるだけでニヤニヤと顔を喜ばせる。はっきり言ってストーカーに片足突っ込んでいる。

 

弾「zzzz…んん…まゐ…無茶…するな…よ…」

 

紫「…ズキュン!…も、もう…我慢できない…!バッ!」

 

寝言で弾が呟いた言葉…それに紫は胸を撃ち抜かれてプルプル震えると、弾を起こしに来た理由そっちのけで布団の中に潜り込んだ。

 

紫「うへへ…♥️この異変が解決したらあの女が戻って来ちゃうわ…なら今のうちに既成事実を…!」

 

霊夢「ガラッ!ちょっと!あんた!起こしに行くのにどんだけ時間かかって………ゴゴゴゴ…!!」

 

紫「…あ…まずい……」

 

…前言撤回…完全にストーカーである。顔を真っ赤にしながら紫が弾の唇に自らの唇を重ねようとした瞬間、寝室の障子が勢い良く開かれた……開いた張本人の霊夢は弾の布団に潜り込んでいる紫を見ると、霊夢から放たれた怒りのオーラが部屋を覆い尽くした。

 

霊夢「異変が起きてるのになにイチャついてんのよ!妬符『リア充爆発結界』!!!

 

紫「ギャァァァァァァァァ!!?」

 

弾「な、なんだ!?」

 

パルスィもびっくりな妬みオーラ(誰の妬みかは不明)を霊夢は弾幕に変換して紫めがけてぶっぱなした……

 

 

 

 

 

数十分後 博麗神社 境内

 

 

紫「…ボロッ…そ、それでは…さ、作戦を説明するわ…」

 

アレックス《…絶対弾君とイチャイチャして怒られたんだ…》

 

霊夢「ふん!」

 

境内にはレミリア、咲夜、幽々子、妖夢、魔理沙、アリス、蓮子、異界王、そして創界神達が勢揃いしていた。そこにもう満身創痍な紫と不機嫌そうな霊夢、眠い目を擦って歩いてきた弾が現れた。

 

紫「まず魔理沙とアリスは迷いの竹林にある藤原 妹紅の家に向かって。彼女とスサノヲを味方に引き戻すのよ」

 

魔理沙「よっしゃ!」

 

アリス「了解」

 

紫「私と蓮子は人里に向かうわ。そろそろ阿求と契約していたアテナの知恵と防御力が欲しいからね」

 

蓮子「オッケー!」

 

紫「そして弾は幽々子、妖夢、レミリア、フラン、咲夜を率いて永遠亭に殴り込んで。留守番は魅魔と萃香に任せてるから後ろは心配しないで良いわよ」

 

幽々子「…さぁて…妖夢、借りを返す出番よ」

 

妖夢「御意」

 

レミリア「フラン!私から離れないようにね!」

 

フラン「はーい!」

 

咲夜「承知しました」

 

紫がそれぞれの仕事を淡々と説明していく。だが何かの気配を探っていた弾は少し首をかしげて紫に尋ねた。

 

弾「…なぁ…この異変って…あの綺麗すぎる偽物の月のことか?」

 

紫「え!?月が綺麗ですね!?つまり」

 

霊夢「……(お札を構える)」

 

魔理沙「……(ミニ八卦炉を構える)」

 

咲夜「……(ナイフを構える)」

 

フラン「きもーい」

 

蓮子「…メリー…そのネタはそろそろ読者の皆様に「しつこい」って思われてるよ?ただでさえ話数がもうすぐ二百いっちゃって「なげぇよ」とか思われてるはずなのに…」

 

メタいメタい!…すいません…by作者。 蓮子のメタ発言や無言で霊夢達から向けられた武器、とどめにフランの『きもーい』が紫を完全に黙らせた。

 

霊夢「そうよ。確かあの引きこもりが月の使者から隠れるために結界を張ったことで、月が偽物になったのよ」

 

弾「……………」

 

魔理沙「…ん?どした?」

 

紫の代わりに霊夢がこの異変を説明すると、それを聞いた弾は顎に手を当てて考え込んだ。何かを心配しているのか、はたまた他に気になることがあるのか…

 

弾「……いや……何でもない……さて…行くぞ!!」

 

全員「《おう!》」

 

魔理沙の声で我に返った弾は気を引き締めると号令をかけた。その声と共に創界神を体内に宿した人妖達は三手に別れて夜の闇に飛び出していった。

 

 

 

 

 

平和な夜だった。

何事も起きていなかった。少なくとも人間にはそう見えていたのだ。

 

そんな人間のもとに妖怪が訪れる。

いつもなら妖怪退治は人間の役目だ。だがこんな『異変』が起きていると言うのに、人間は一向に動こうとしないので痺れを切らした、と言う。

だが人間は、そのとき初めて『異変』に気が付いたのだ。

 

 

妖怪退治が役目の人間は、

 『この異変』を、夜が明ける前に解決出来るだろうか、と言った。

 

だが妖怪は言う、

 『こんな異変』は、夜を止めてでも今夜中に解決させる、と。

 

 

妖怪は、月の欠片を求めて夜の幻想郷を翔け出した。

後を追うように人間も飛び出す。

 

 

魔を感じ、幻を打ち破る人間。

 魔を遣い、幻を無効化する妖怪。

 

―― 二人は、夜を止める

 

 

…それが()()()()()…今回は明けぬ夜より戦う相手が問題だった。

 

この異変を引き起こした永遠亭を取り仕切る賢人、そして人間も妖怪も神も、察知できなかった未知の神。

 

人間達は不安だった。いや…妖怪や神も不安を拭えずにいた。

 

その不安は的中する。崩神に味方した神が人間達の行く手を阻みに来たのだ。

 

そしてすべてを迷わせる竹の森の奥深く…そこで繰り広げられる激戦

 

攻めるは幻想郷の創界神、若くして世界を背負うことになった星の神。彼は北斗七星の剣を構えて仲魔と共に敵を討つ。

 

守るは元月の賢者、天才の薬師にして後天的な創界神の星の神。彼女は自らの名を冠する弓を構えて迎え撃つ。

 

そして彼女が吐露する深き闇、それは今宵の夜よりも深く冷たく、なおかつ根強い。

 

若き星神は愛するもののため、彼女を助けに出陣する…!!

 

pixiv大百科『東方永夜抄』あらすじより前半抜粋

 




はい。短めですがありがとうございました。


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