東方星神録   作:あんこケース

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今更かもしれませんが、自分は永琳が好きです。でも何故か他の六ボス達より人気が薄いのは……気のせい?おぜう、ゆゆさま、山田、お⑨……


五幕 寅の刻

永遠亭 上空

 

 

 

幽々子「…はぁ…はぁ…!」

 

輝夜「あらあら…彼とは違ってあなたは大したことないのね」

 

アプロディーテ《…まずいわ…幽々子の『死』の能力は『不死』の蓬莱人には効かない…!》

 

永遠亭の空 そこでは幽々子と輝夜が戦っているが、額に脂汗を浮かべて肩で息をしている幽々子と余裕に微笑む輝夜の様子を見れば、どちらが優勢かは言うまでもない。

 

幽々子「…く…!華霊『死霊の目覚め』!」

 

輝夜「…うふふ…!新難題『000の最強形態』!」

 

いつもの食えない表情をかなぐり捨てて幽々子は扇子を輝夜に向けオニユリ、ベラドンナ、クローバー等無数の花びらを放つ。

 

しかし輝夜の攻撃はそれをはるかに上回る量の炎の羽、紫色の氷、そして三色の光弾が花びらを書き消してしまった。さらに相殺できなかった輝夜の攻撃が幽々子に襲いかかる。

 

幽々子「…う!ズザザザ…!」

 

輝夜「あはは!お次の難題よ!新難題『時王の時系列』!!」

 

幽々子「…バババババ…がはっ…!」

 

無数の攻撃に幽々子は永遠亭の庭まで後退させられる。さらに輝夜は自分の周囲に時計型のエネルギー弾を生成し、雨あられと浴びせかけた。

 

幽々子は何とかかわしたり扇子で受け流したりしていたが、何発かは命中してしまう。その爆発のあと、幽々子はゆっくりと地面に倒れ伏した…

 

輝夜「ふぅ…案外てこずらされたわね。さて永琳は…」

 

幽々子《…体が…もう動かない…!》

 

幽々子が立ち上がれないことを確認した輝夜は庭に降り立ち、永琳のところへ行こうと歩きだす。倒れた幽々子は何とか立とうとするも、できたのは体をゴロンと仰向けに転がすことだけだった。

 

幽々子《…ああ…綺麗な星空だわ……星空…星……弾…》

 

顔を空に向けた幽々子は頭上に広がっていた満天の星空を見て、ぼうっと感慨に耽った。

 

 

 

 

 

 

…正直馬鹿馬鹿しかった…

 

…それが最初に弾の想いを聞いた時の感想だった。生まれつき…少なくとも亡霊として…私は『周りさえ楽しければそれでいい』と考えていたから『救える命は全部救う』と豪語した彼の考えは『理想だけ高い夢物語』にしか聞こえなかった…

 

 

初めて彼とあったのは命蓮寺、そして博麗神社の定例会を経て幻想郷の神へと変わり、仕事でも話すようになってそれなりに日が過ぎたころ…というか昨日、私は思いきって言ってみた。

 

幽々子、冥界に悪影響はなかったか?

 

…ええ、とある夢物語クラスの理想を掲げる創界神のお陰でね

 

オレは夢物語だと思ってないけどな

 

……弾、あなたの考えは美点だけど自らを滅ぼす悪点でもある。紫と仲良くしてくれてるあなたを心配しての忠告よ。そうやって他人を助けても、人は都合の良いようにしか思わないわ…だから

 

……昔のお前みたいにか?もう思いだせてるんだろ?

 

 

…後頭部を鈍器で殴られるのはこんな感じなのかしら…その瞬間、私はいつもの軽い言葉を捻り出せなかった。なぜなら…崩神のせいかは不明だけど…弾の言葉は事実だったからだ。

 

 

…確かにそういう奴もいる。でもオレは誉められたいから、感謝されたいから戦っているんじゃない。本当に…困ってる人を放っておけないだけさ…

 

……怖いわ……人に裏切られるのは…お父様も…肉親でさえ…私を捨ててしまったのに……

 

ならオレと紫がついてる。ずっと一緒にそばで支えるよ…だってお前はオレ達の仲間なんだからな

 

 

 

 

 

 

 

輝夜「…へ…!?なに!?」

 

アプロディーテ《『分神』…!》

 

立ち去ろうとしていた輝夜は、突然幽々子から噴き出した膨大な神力に驚いて振り返る。薄桃色の光の中…そこから五体満足の幽々子が扇子を口に当てて歩いて出てきた。

 

幽々子「…良いわ…この二回目の命…!その夢物語のために燃やしてあげる…!!」

 

扇子閉じて歩く幽々子の姿はまるで死に装束の如く白い着物が目を引いた。さらに背中の蝶の翼は薄桃色の鱗粉を放ち、辺りを幻想的な雰囲気にさせている…

 

輝夜「めんどくさいわね!新難題『最強の戦士』!!」

 

幽々子「…はっ!」

 

輝夜が再びエネルギー弾の嵐を放つが、幽々子は手をかざしてバリアを張って防ぎきる。そのまま幽々子は幽霊の如く(本当に幽霊だが)すぅ~と輝夜に接近した。

 

幽々子「…心華『反魂華』!!」

 

輝夜「うっ…!もう…蓬莱人の私に傷なん…ガハッ!?」

 

アプロディーテ《…効いた…?…なるほど…彼女の『精神』に直接ダメージを与えたのね!》

 

幽々子がバリアを張ったのとは反対の腕を輝夜の胸めがけて突きだした。輝夜は少し後ずさって傷を再生させようとしたが、何故か痛みが退かずに片膝をついてしまう。

 

その答えはアプロディーテが言った通り、幽々子が『精神干渉』をしたからだ。さらに幽々子はバリアを解除して空いた手を開いて前にかざす。

 

幽々子「…アプロディーテ、あなたの神話ブレイヴ…貸してくれない?」

 

アプロディーテ《もちろん♪でも気をつけて。『精神』を殺しちゃったらダメよ?》

 

幽々子「オッケー♪よっと」

 

アプロディーテはそう言うと幽々子の手に自らの神話ブレイヴ『美神霊杖バタフライ・エフェクト』を握らせた。幽々子はバタフライ・エフェクトを地面に突き刺すと、横に回転させて杖の先に大量の花びらを纏わせていく。

 

幽々子「伏せなさい…!星符『エリダヌストルネード』!」

 

輝夜「…っ!新難題『金閣寺の一枚天井』…ぅぅ!!」

 

幽々子がバタフライ・エフェクトの先を輝夜に向け、まるで天の川のように煌めく花びらが放たれる。輝夜は金閣寺の一枚天井で防御しようとするも、鋭い花びらが大量に一枚天井を削り取っていき、最後は貫かれてしまった。

 

幽々子「クルクル…どう?死にかけるなんて初めてでしょ?」

 

輝夜「…まだよ…!お次はこっち(バトスピ)で勝負よ!」

 

幽々子「…《…きた…!》…ええ。行くわよ?アプロディーテ」

 

アプロディーテ《ようやく私の出番ね》

 

バタフライ・エフェクトを振り回しながら幽々子は挑発していると、輝夜はデッキを幽々子に向けて叫ぶ。もちろん幽々子はその提案に乗り、アプロディーテに声をかけてバタフライ・エフェクトをデッキにしまう。

 

輝夜 幽々子「「ゲートオープン!界放!!」」

 

 

 

 

 

幽々子「…さぁ…楽しませてもらうわ」

 

輝夜「…うっざ…メインステップ!檀 黎斗神を配置して神託発揮!コア三個を置く!ターンエンドよ」

 

黎斗《…………》

 

輝夜は先手で黎斗神を呼び出してフィールドを整える。

 

幽々子「メインステップ。マジック!プリムローズフィールドを使用!デッキから二枚オープンして楽族とアプロディーテを手札に加えるわ」

 

幽々子のカードが輝くと、バトルフィールドがピンクのプリムローズの花畑へと変わった。さらにオープンされたのは創界神アプロディーテ、黄魔神。

 

幽々子「アプロディーテを回収してそのまま配置!神託でコア二個を追加するわ。ターンエンド」

 

アプロディーテ《うふふ♪》

 

幽々子の後ろの花畑にアプロディーテが優雅に現れる。マジックを使っても神託できるアプロディーテを早めに配置できたのは幽々子にとって大きい。

 

輝夜「メインステップ!バーストをセット!仮面ライダージオウ[2]を召喚して四枚オープンするわ!」

 

輝夜のフィールドに現れたのは黒の身体に銀の鎧を纏った仮面ライダーだった。その額にはマゼンタ色の『ライダー』の文字がついている。

 

そしてオープンされたカードは仮面ライダー鎧武 極アームズ、アルテミックシールド、仮面ライダーグランドマジオウ、タイムブレーク

 

輝夜「極アームズとグランドジオウを手札に!ターンエンドよ!」

 

幽々子「…まぁ怖い。メインステップ。ガーデニアフィールドを使って一枚ドロー、さらにマジック舞華ドロー。ジオウをBPマイナス3000して破壊よ。さらに一枚引くわ」

 

輝夜「手札増加もらった!バースト発動よ!仮面ライダーディケイド 激情態を召喚!…効果は不発だけど…」

 

あからさまにウソ臭い言葉を言って幽々子は花畑に白いクチナシの花を咲かせる。だが幽々子のフィールドにスピリットはゼロ、これでは守るのには心許ない。

 

しかも輝夜のバーストからバーコードのような鎧にマゼンタ色の仮面ライダーが現れ、その厳しさはより強くなったと言えよう。

 

幽々子「…ふーん…バーストを張って……ターンエンド♪」

 

輝夜「…動揺してないのね…メインステップ!もっかいバーストをセット!そして激情態をレベル3にアップしてそのままアタックよ!フラッシュ効果で手札のチェンジをノーコストで使って召喚するわ!来なさい!極アームズ!」

 

輝夜は激情態のレベルを上げて攻撃させる。そして激情態が何かのカードをベルトに入れて発動させると、輝夜のフィールドに銀色のオーロラが現れ、そこからマントがついた南蛮甲冑に身を包んだ仮面ライダーが堂々とした風格で歩いてきた。

 

幽々子「ライフで受けるわ…ん…少し強めね…」

 

次に激情態がスキャンしたカードをベルトは[ギガント]と音声を読みあげ、激情態の右肩に巨大なミサイルを召喚する。

激情態は足を踏み込むとギガントのミサイルを放って幽々子のライフを撃ち抜いた。

 

輝夜「続けて極アームズでアタックよ!レベル2からの効果で2コスト支払って回復!」

 

幽々子「フラッシュタイミング。アイリスフィールドを使うわ。BP5000以上のスピリットでは私のライフは減らない!」

 

極アームズがベルトの左側にある『極ロックシード』を捻ってオレンジの断面がかかれた刀『大橙丸』を手に取る。そして極アームズが幽々子のライフを斬ろうとしたが、花畑に咲いたアイリスの花びらが壁になって削れなかった。

 

輝夜「…ええ~…ターンエンド」

 

幽々子「…さて…いい具合に咲いたわね。メインステップ。蒼白なる月よ!黄色く咲き誇りなさい!月黄龍ストライク・ジークヴルム!さらに黄魔神を直接合体させるわ」

 

アプロディーテ《ガーデニアフィールドの効果でフィールドの『華』マジックを黄色シンボルとしても扱える!》

 

幽々子の後ろから黄色いストライク・ジークヴルムが登ってくる。そしてフィールドに降り立つと、咲いた花びらが大きく舞い散った。

 

続けてストライク・ジークヴルムの背後に黄色い寸胴の魔神が現れて力を分け与えた。

 

輝夜「…そ、そいつ…!永琳の…!?」

 

幽々子「そ…アタックステップ!ストライク・ジークヴルムでアタック!!フィールドに『華』マジックが三枚以上あるので、デッキから二枚ドローするわ」

 

輝夜「…バーストもらうわよ!仮面ライダーゼロワン ライジングホッパーの効果で極アームズに2コア置いて召喚!」

 

輝夜は永琳の化神であるストライク・ジークヴルムを見て驚くが、そんな事も気にせず幽々子はストライク・ジークヴルムをアタックさせた。

 

輝夜も冷静にバーストを使い『ライジングホッパー!』の声と共に黄色のバッタライダーを召喚した。

 

輝夜「そのアタックはライフで受ける!…んん…!?」

 

ストライク・ジークヴルムが空を駆け、取り出した杖で輝夜のライフを一気に三つ砕いた。その衝撃は輝夜の記憶を揺さぶるのに十分な威力だ。

 

幽々子「…ターンエンドよ」

 

輝夜「…いったぁ…!メインステップ!天の道を行く戦士!仮面ライダーカブト ハイパーフォーム[2]を召喚!召喚時効果でBP20000以下のスピリットを破壊!」

 

輝夜のフィールドに赤と銀の鎧と頭にあるカブトムシの角が目立つ仮面ライダーが現れる。さらに空から三つのゼクターが合体している一本の剣『パーフェクトゼクター』が飛んできてカブトの手に収まった。

 

カブトは剣についている四つのボタンを押してエネルギーを増幅させていく。そして『オールゼクターコンバイン!』の音声が響いてカブトはストライク・ジークヴルムを赤く伸びたパーフェクトゼクターでぶったぎった!

 

幽々子「残念♥️このストライクはフィールドのマジックを破棄して同じ状態でフィールドに残るわ。舞華ドローを破棄」

 

輝夜「…なら全部ぶち壊すまで!カブトに煌臨!!祝え!仮面ライダーグランドジオウ!!極アームズを消滅させてレベル2に!」

 

カブト ハイパーフォームの必殺技『マキシマムハイパータイフーン』を受けたストライク・ジークヴルムだったが、フィールドの花畑の花が舞い散って身体を再生させる。

 

それでも輝夜は怯まず、召喚されたカブトの後ろに黄金の時計台と歴代平成仮面ライダーの銅像がそびえ立つ。そして銅像の錆が剥がれると、ライダー達が黄金のフレームに包まれてカブトの身体に合体していく。

 

最後にベルトが『祝え!』と叫び『ライダー』の文字が顔に嵌め込まれ、ジオウの最強?フォームであるグランドジオウが登場した。

 

幽々子「…派手ねぇ…」

 

輝夜「ちゃんと強いわよ!アタックステップ!行け!グランドジオウ!!アタック時効果で手札のエグゼイド ムテキゲーマーを煌臨元に追加してアタック時効果!スピリットをデッキに戻して回復よ!」

 

…まぁグランドジオウの変身シーンを見たら誰だってそう思います…グランドジオウが左胸についているエグゼイドのフレームをタッチすると『エグゼイド!』の音声と共にたくさんのボタンが側面についた剣『ガシャコンキースラッシャー』が手に収まる。

 

そのまま『ハイパークリティカルスパーキング!』の音声が流れてガシャコンキースラッシャーの刃が金色に輝き、グランドジオウはストライク・ジークヴルムを何度も斬りつけて破壊した。

 

幽々子「…これもプリムローズフィールドを破棄して蘇生させる…」

 

輝夜「やっぱりね!さらにグランドジオウのレベル2効果で煌臨元のカブトを召喚してライフ一点貫通!召喚されたから三回目の破壊よ!!」

 

再び花びらが舞い、ストライク・ジークヴルムが復活する。それに負けじとグランドジオウも右腰のレリーフをタッチして『カブト!』の音声と共にカブト ハイパーフォームを再召喚した。

 

今度のカブトはガンモードのパーフェクトゼクターを構えて鎧を展開し、銃口をストライク・ジークヴルムに向ける。そして四つのボタンを押して竜巻状のエネルギーをぶっぱなした!

 

 

幽々子「……ッッ…!ちょっと…!これ余波大きすぎない?」

 

アプロディーテ《…一応、ガーデニアフィールドを捨てて残るわ!さらにバースト発動!神華の妖精女王マリーゴールド!アイリスフィールドを手札に戻して効果を再使用よ!》

 

あまりにもカブトのエネルギー光線『マキシマムハイパーサイクロン』の威力が強すぎて幽々子とアプロディーテにも猛烈な爆風が襲いかかった。しかしストライクは花を散らせて三度蘇る。

 

それでも発動したバーストから出てきた黄色の女王妖精がアイリスの花をエネルギーにして壁を作る。

 

幽々子「ありがと♪そのアタックはライフよ!」

 

グランドジオウがガシャコンキースラッシャーを振り下ろすが、マリーゴールドによって作られた光の壁が攻撃を完全シャットアウトしてしまった。

 

輝夜「Σ(Д゚;/)/…ターンエンド」

 

幽々子「メインステップ!黄魔神をマリーゴールドに合体してレベル3に!アタックステップ!ここでアプロディーテの神技を使うわ!そうね…さっきの爆風のお返しよ!カブトを指定するわ!」

 

アプロディーテ《…ちゅ♥️……あ、あら?》

 

黄魔神がマリーゴールドにも力を与え、アプロディーテも魅惑のフェロモンを滲み出させて投げキッスをカブトにする……しかし何故かカブトはピクリとも動じていない……

 

幽々子「…え?…ちょ、ちょっとどう言うこと!?」

 

アプロディーテ《…まさか…!私の魅力が…!効いて…!!…そうだ!…ンッンン…》

 

幽々子「…?」

 

アプロディーテは一瞬凹むが、なにかを思いついたようで喉に手を当てて咳をする。

 

 

アプロディーテ《ンッンン…アー…おに~いちゃ~ん!その金ぴかの倒してぇ~!

 

カブト《カッ!》

 

輝夜「は!?え!?ぐ、グランドジオウでブロック!」

 

アプロディーテが()()()()()()()()()()()()でカブトにそう叫ぶ。すると即座にカブトがパーフェクトゼクターを剣にしてグランドジオウに攻撃し始めた。

 

グランドジオウのガシャコンキースラッシャーとカブトのパーフェクトゼクターがぶつかり合うが、カブトは左腰の『ハイパーゼクター』のボタンをタッチして再度鎧を展開する。そして『ハイパークロックアップ!』とベルトが叫んでカブトが超高速で動き始めた。

 

アプロディーテ《 おに~いちゃ~ん!頑張ってぇ~!

 

幽々子「…あらあら…速い速い」

 

アプロディーテの声でさらに一段と速くなったカブトはグランドジオウを一方的に攻撃しまくる。そしてハイパーゼクターの角を倒して『マキシマム…!ライダー…パワー…!』とエネルギーを充填し、ベルト正面の『カブトゼクター』のスイッチを三つ押した…

 

カブト《…ハイパー…キック…!》

 

輝夜「…しゃべるの!?」

 

幽々子「…妹パワー…なのかしら?」

 

カブトは背中からジェット噴射して飛び上がり、態勢を崩したグランドジオウめがけて必殺キック『ハイパーライダーキック』を叩き込む。グランドジオウはなす術なく吹き飛ばされて爆散した!

 

だがお互いのBPは互角だったため、カブト自身も光の粒子になって輝夜のトラッシュに消えていった。

 

 

幽々子「……マリーゴールドでアタック!フラッシュタイミングで煌臨!神華龍皇ジークフリード・アプロダイティ!効果で手札のベラドンナフィールドをノーコスト使用するわ!」

 

一瞬の沈黙のあと、幽々子はマリーゴールドにアプロダイティを煌臨させてフィールドをベラドンナの花畑へと変える。その花びらが激情態とゼロワンの力を奪って破壊した。

 

 

輝夜「…え…終わり?」

 

幽々子「ええ、しーね♥️」

 

幽々子が扇子を振り、アプロダイティが口からビームを放ってようやく驚きから覚めた輝夜のライフを粉砕した!

 

 

 

輝夜「……うーん…は!」

 

幽々子「おはよう…まだ夜だけど…」

 

輝夜「ありがとう、助かったわ…」

 

幽々子「…それよりも…弾と永琳は?」

 

庭で目を覚ました輝夜はテンプレの声をあげて身を起こす。だが幽々子の問い掛けの答えは返せないのか、首を横に振った。

 

幽々子「…だいたい爆発する方へ向かえばいいかしら?」

 

輝夜「そうどかぁぁぁぁぁぁん!!…あっちね…」

 

二人は揃って爆発音が聞こえた方向へ駆け出していった。




はい。ありがとうございました。

……『分神』幽々子様は『妖精の羽』『純白の死に装束』まぁ、ゴーストムゲン魂っぽい感じです……

…カブトファンの皆様……自分も好きです!だからこそこうしました!後悔はしていない!

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