東方星神録   作:あんこケース

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…サーガブレイヴ…三話…やべぇ…!やべぇやべぇ…(語彙喪失)さらに新アニメ!?また弾さんが見れるの!?『コアの光主』としか書いてなかったけど……!期待して良いよね!?


星の血液

鈴仙が幽香と戦っている頃 妹紅VS映姫

 

 

 

妹紅「おらぁ!バキッ!」

 

映姫「ガキンッ!何の!!」

 

妹紅と映姫の戦いは一進一退だった。妹紅の拳や蹴りを映姫が閻魔の杓で防ぎ、霊弾を放つも妹紅はかわしていく…だが不老不死の妹紅の方が若干押しているようで、映姫の表情にも少し焦りが見え隠れしていた。

 

 

映姫「…しつこいですね!審判『ギルティ・オワ・ノットギルティ』!!」

 

妹紅「…ピチューン……リザレクション!!龍符『櫛名田拐い』!」

 

映姫「がはっ!!」

 

映姫の杓のビームが妹紅に直撃して身体を霧散させるが、妹紅はリザレクションの炎のまま真正面から映姫に突進する。身体を再生させた瞬間、強烈なライダーキックを映姫の腹に叩き込んだ。

 

さすがの閻魔でもスサノヲが降りた妹紅の一撃を耐えられず、映姫は後ろに吹き飛ばされて岩に激突した。

 

妹紅「…へへ…おいおい、閻魔様ってのはこんなもんか?」

 

映姫「……崩符『土中地獄』…!」

 

スサノヲ《…妹紅!飛べ!》

 

妹紅「お…?どぁぁぁ!?」

 

岩に背を任せて倒れていた映姫が何かを呟く。すると突然妹紅の足元が陥没して大きな流砂の中心に変わり、妹紅はゴロゴロと流砂に転げ落ちてしまった。

 

妹紅「ぺっ!口に砂入った…!ってかあいつこんな能力持ってたか!?」

 

スサノヲ《…きいつけろ!さっきの映姫ちゃんは何かおかしいぞ!》

 

妹紅「…それよりも足が砂に埋まって…んん!動けねぇ…!」

 

流砂の真ん中で下半身が埋まってしまった妹紅は体内のスサノヲと脳内会議をしている。それでもこの深い流砂からは抜け出すことができない。

 

妹紅「ああもう!リザレクション!最初っからこれすりゃ…」

 

映姫「崩符『サターンスレイヴ』!!」

 

妹紅「バキン!ぐぅぅぅ!お前…!」

 

一度自焼死して流砂から脱出した妹紅だったが、空中にいた映姫が杓を鎌にして妹紅に振り下ろす。妹紅は両腕の拳で鎌の腹を押さえ込んでなんとか止めた。

 

映姫「ぅん……フォフォフォ…小娘、なかなかやるな

 

妹紅「…!…てめぇ…閻魔じゃないな!」

 

スサノヲ《…その笑い方…まさか…クロノスか!?》

 

クロノス《 …ほぅ…スサノヲ…ただの小僧がずいぶん偉くなったものだ

 

エネルギーの刃を杓に纏わせていた映姫の口調がまるで古代の王のようなしわがれた老人の声に変わる。それにスサノヲは心当たりがあったのか、『クロノス』と名を呼んだ。

 

妹紅「なんだ!?知り合いか!?」

 

スサノヲ《原初神の一角だ!名をクロノス!冥界の神でオリンのゼウスやポセイドン、ヘラの父親でもある!》

 

妹紅「はぁ!?父親!?」

 

クロノス《 ふんっ!あのような奴らなど子供とは認めん!ドカッ!

 

妹紅「ぐへっ!…ズザザザ!」

 

スサノヲが話した事実に妹紅が驚くと、映姫…に取りついたクロノスが妹紅の脇腹を蹴り飛ばし、妹紅は地面を転がった。

 

クロノス《 あやつら…!タカミムスビ共々儂を裏切りおって!子供というのは親の手となり足となるもの!儂の思う通りにならん子供など必要ない!

 

妹紅「…ブチンッ!…お前は…!私の一番嫌いな奴にそっくりだ!!子供は親の道具じゃねぇよ!!このゴミクズ野郎が!!」

 

痛みで膝をついた妹紅にクロノスはワナワナと苦虫を噛み潰したような表情をしてそうわめく。その言葉に自分の父親を重ねた妹紅はぶちギレて地面を握り潰しながら叫んだ。

 

クロノス《 黙れ!この儂に暴言を吐くとは…!その罪!死をもって償え!崩符『孤独地獄』!!

 

妹紅「が…あ………」

 

スサノヲ《…!やべぇ…妹紅!気をしっかり持て!》

 

クロノスが大鎌に変化させた杓を妹紅に振り下ろす。妹紅は腕を交差させて防御しようとしたが、鎌から放出された黒い『気』が妹紅の意識を奈落の底へ突き落とした……

 

 

 

 

 

 

 

 

妹紅《…ん…ここは……?》

 

気づくと妹紅は何もない真っ暗な空間に一人立っていった。辺りには人気どころか物体の影すらない。

 

妹紅《…なんだよ、さっきまで原初神と殴りあってたのに…お…慧音?何でこんなところに?》

 

何もない空間で初めて妹紅の目に入ってきたのは一番の理解者、上白沢 慧音の後ろ姿だった。人里に残ったはずの彼女を見て不思議に思った妹紅は近づいて話しかけようとした。

 

慧音《…フッ》

 

妹紅《…え…慧音?慧音!?どこ行った!?》

 

だが妹紅の手が肩にかかろうとしたその瞬間、慧音の姿は霧のように消えてしまった。妹紅がキョロキョロ慧音の姿を探していると……

 

妹紅《…今度は魔理沙か?おーい!さっきまで慧音がここに》

 

魔理沙《…フッ》

 

妹紅《いなかっ…た…また消えた…》

 

また突然現れた魔理沙もすぐに消えてしまう。この後も知り合いの後ろ姿が現れては声をかける寸前に消えていく…そんなやり取りが数回繰り返されたとき、どこからかクロノスの声が響いてきた。

 

クロノス《 そうだ。お主は不老不死、たとえどれだけ慕う者がおろうと…結局そいつらは死んでいく

 

妹紅《…うるさい…!》

 

クロノス《 お主は所詮…独り孤独に生きるしかないのだ!

 

妹紅《…やめろ…!やめろ!》

 

クロノスの言葉に動揺した妹紅はその場にうずくまって耳を塞ぐ。だがクロノスの声は直接妹紅の脳内に聞こえてしまい、妹紅の精神をゴリゴリと削っていった。

 

クロノス《 いい加減諦めろ。お主なんぞが『人のぬくもり』など求めてはいかんということを

 

???《オレはそうとは思わないけどな》

 

妹紅《…へ…》

 

クロノス《 ば、バカな…この声は…!

 

うずくまった妹紅の隣に一人の男性が並び立つ。妹紅が顔をあげてその男性を見上げてみると、何やら黒の服に金色のアーマーを纏っている初老の男だった。その格好を見て妹紅は彼が創界神だと理解できたが、それよりも妹紅の注意が向いたのは…彼の顔つきだった。

 

妹紅《…弾…?いや…アイツよりジジイ臭い…》

 

???《ガクッ…まぁいい。藤原 妹紅よ…思い出せ!あの男はお前に何を望んでいたのかを!》

 

妹紅《…弾が…私に望んでいたこと…》

 

弾に似た男の叱責に妹紅は膝をついたまま記憶を掘り起こす。その記憶の中で…この戦いの間際に弾がみんなに言った言葉が妹紅の脳裏をよぎった。

 

弾《全員…!先に死ぬなよ!!》

 

妹紅《…そう…だ…!アイツより…!先に…死ねない…んだ…!グググ!》

 

???《その通り!お前にはお前を必要としてくれる者がいる!立て!お前のその炎で星神の道を照らす灯となれ!!》

 

妹紅が身体から炎を昇らせて立ち上がる。そして男が腕を掲げると、黒い空間がガラスのように砕け散った!

 

 

 

 

妹紅「…あぁ!私の炎は…!みんなの道しるべだ!!」

 

クロノス《 ぐぅ!?おのれ…!タカミムスビめ!

 

スサノヲ《きた…!『分神』!》

 

意識を取り戻した妹紅はクロノスの大鎌を押し返すほどの星の力を解き放つ。その炎は今までの火力の比ではなかった。

 

妹紅「気をつけな!今の私の炎は…!ただの火じゃないぜ!!」

 

炎を振り払って出てきた妹紅の身体からはオレンジのマグマが沸きだし、冷えた溶岩が妹紅の手足と胸を鎧のように覆っていた。そして溢れだした溶岩のエネルギーが背中で八岐大蛇のような竜の首を作り出している。

 

クロノス《 ちぃ!死ね!

 

妹紅「おらぁ!バキン!どりゃぁぁ!!」

 

クロノス《 ぎゃぁぁ!な、なんだ…!この熱量は…!?

 

再び妹紅めがけて落ちてきた杓の大鎌を妹紅は力任せに右手で弾くと、左手の拳をクロノスの胸にぶちこむ。マグマを纏ったパンチの熱さにクロノスは悶絶して膝をつく。

 

妹紅「炎龍『爆炎壁攻(ボルケーノバースト)』!」

 

クロノス《 ギャァァァァァ!

 

妹紅の背中のエネルギー竜が炎を燃やしてクロノスに突っ込む。そして大きな顎を開いてクロノスを飲み込み、身体の芯まで焼き尽くした。

 

スサノヲ《…すげぇな…!よしもこたん!これ使え!》

 

妹紅「おぅ!パシッ…意外かもしれないが…陰陽師時代に剣は扱ってるんだぜ?でぇぇい!」

 

クロノス《 ハァ…ぐ!ガキンッ…ギリギリ…

 

妹紅の手にスサノヲが実体化させた『荒波霊刃アラナミ』を握らせる。数百年前に陰陽師をしていて剣術も範疇の妹紅はスムーズな剣さばきでクロノスの大鎌と斬り合うことができた。

 

妹紅「ギンッ!…ぉぉぉ!炎水竜『水竜熱斬(ミストソード)』!」

 

クロノス《 ボキィィン!がはっ…!?く、くそぅ…!!

 

妹紅のアラナミとクロノスの大鎌がつばぜり合うと、アラナミから出た水の竜と妹紅の背中のマグマ竜が絡み合う。水とマグマの竜はお互いを相殺せず高め合い、巨大な刃になったアラナミが大鎌ごとクロノスを切り裂いた!!

 

クロノス《 お、おのれ……!!ならこっちだ!

 

妹紅「それを待ってた!行くぜ!スサノヲ!」

 

スサノヲ《とうとう本性出し始めやがったな!》

 

形成不利と見たクロノスはデッキを取り出してカードバトルに切り替える。妹紅とスサノヲは待ってました!とアラナミをデッキに入れた。

 

妹紅 クロノス「《ゲートオープン!界放!!》」

 

 

 

 

 

妹紅「ここまでくりゃ勝つだけだ!メインステップ!ゴッドシーカーパラサノカンナギを召喚してデッキを三枚オープン!」

 

勝つ気満々の妹紅は祈祷師の恐竜を召喚してデッキをサーチする。めくられたのは、護国ノ威光、スサノヲの轟天神殿、そしてカミムスビハイドラ

 

妹紅「…轟天神殿を手札に。バーストを伏せてターンエンドだ」

 

クロノス《 メインステップ。智の伝承者 三賢蛇メルキオルを召喚。召喚時効果でデッキを三枚破棄してトラッシュの妖蛇を手札に戻すぞ

 

妹紅「…デカいのが落ちたな…」

 

クロノスは蛇の司書官を召喚してトラッシュに三枚カードを落とす。何枚かは大型スピリットだったので、妹紅は警戒を強めた。

 

クロノス《 死霊王ナルメルを手札に。これでターンエンドじゃ

 

妹紅「…蘇生カードも入ったか…メインステップ!ゴッドシーカー カミムスビハイドラを召喚!そろそろ来てくれよ!」

 

妹紅はもう一体のゴッドシーカーであるカミムスビハイドラを召喚して再びオープンするが…ディモルフォノスケ、三つ首恐竜ロマレオノアラガミ、そして白晶防壁…

 

妹紅「…来ない…ロマレオノアラガミを回収してそのまま召喚!ターンエンド」

 

クロノス《 フォフォフォ!メインステップ!こいオシリス、デッキを三枚トラッシュに置いてコアを二個置く。そして蛇王妃ネフェルーラを召喚。召喚時効果で手札の蛇神アポピスネークを破棄して二枚ドロー

 

オシリス《…………》

 

まだスサノヲを引けていない妹紅はロマレオノアラガミを呼び出してターンを終える。一方クロノスはオシリスとラミアのエジプト王妃を召喚し、トラッシュを肥やしつつ手札も増やしていった。

 

クロノス《 バーストも伏せようかの。ターンエンド

 

妹紅「…ち…余裕噛ましやがって…メインステップ!護国之威光を使ってデッキから三枚ドローして手札のパラサノカンナギを破棄……遅すぎだ!そして創界神スサノヲを配置!!神託でコアを二個追加する!」

 

スサノヲ《ま、まぁ!主役は遅れてなんとやら…ってな》

 

妹紅は何とかデッキを掘り起こしてスサノヲを配置した。当のスサノヲは冷や汗を流して妹紅の後ろに現れる。

 

妹紅「アタックステップ!ロマレオノアラガミでアタック!効果でオシリスのコア一つをボイドに置き、メルキオルを破壊!さらに一枚ドロー!」

 

クロノス《 …ライフで受ける!

 

ロマレオノアラガミがフィールドを泳ぐように走り抜け、メルキオルを噛み砕く。そのままクロノスのライフも壊していった。

 

妹紅「ターンエンド!」

 

クロノス《 …むぅ…メインステップ。蹂躙せよ!冥界蛇神アウザールをレベル2で召喚!アタックステップ!オシリスのコアをアウザールに置いて紫シンボルを追加!

 

オシリスの身体から放出されたエネルギーがフィールドで巨大な蛇に変わって現れる。そしてアウザールがフィールドに雄叫びを響き渡らせ、紫シンボルを妖蛇達に与えた。

 

クロノス《 行け!アウザール!ダブルシンボルぞ!

 

妹紅「ライフで受ける!……いっってぇぇぇ!痛いとは聞いてたけど…」

 

アウザールが身体についている鎖を妹紅のライフに叩きつける。その衝撃に妹紅は顔を歪めた。

 

クロノス《 ターンエンド

 

妹紅「…メインステップ!荒波霊刃アラナミをスサノヲに!燃え上がる炎!大地を凪ぎ払え!恐竜武神ムラクモレックス!召喚!!」

 

スサノヲ《よっと!さぁて!覚悟しやがれ!》

 

スサノヲの左手のひらに水竜が変化した一振りの剣が現れ、スサノヲの右手から放たれた炎はフィールドに落ちてムラクモレックスを形成した。

 

妹紅「アタックステップ!ムラクモレックスでアタック!天界放!!スサノヲのコア二個をムラクモレックスへ!そしてアウザールを破壊して回復する!」

 

スサノヲ《さぁらにレベル2のムラクモレックスがスピリットを破壊したのでライフを貰う!》

 

スサノヲの力を受けたムラクモレックスの火炎弾がアウザールに直撃して吹き飛ばす。さらに右手の剣がクロノスのライフを斬り砕いた。

 

クロノス《 フォフォフォ!バースト発動!死霊王ナルメル!トラッシュのピラミッド・ボア、蛇神アポピスネーク!甦れ!!ピラミッド・ボアの効果でムラクモレックスよ!消え失せよ!!

しかしクロノスのバーストから半蛇の仏像が出現し、その両手がフィールドにかざされる。するとオシリスやメルキオルの効果でトラッシュに落ちていた二体の大蛇が黒い穴から這い出してきた。

 

一体はトラッシュでコスト6になる背中にピラミッドを背負った茶色の大蛇。だが背中のピラミッドよりも目をひくのは無数の紫色の目だろう。

 

もう一体は不気味なほどに白い大蛇。その口からは毒液が滴り落ち、今にも妹紅を食らおうと鎌首をあげた。

 

妹紅「クソッ!ターンエンド!」

 

クロノス《 …終わりにしようかの。メインステップ!風切りヘビ…そして出でよ!我が真の姿を!おののけ!死を統べる由々しき神!崩界神王クロノ・レクス!!レベル2で顕現!!

 

クロノスはオシリスの神託用に小さな蛇を召喚して不足コストのために消滅させる。クロノスが取りついた映姫からおどろおどろしい紫色の煙がフィールドに穴を開け、中から出てきたのは闇のオーラを放っている死神のスピリットだった。

 

妹紅「…うぉ…すげぇ気迫…!!」

 

クロノス《 フォフォフォ!妖蛇魔神を召喚してピラミッド・ボアとアポピスネークに合体!バーストを伏せ、アタックステップ!儂自らが裁きを下してやろう!!

 

クロノ・レクスが大鎌を構えて飛び出そうとした……

 

スサノヲ《…そーゆーところがお前の弱点だ。最後の最後で詰めが甘い。こいつ(アラナミ)の効果を忘れてやがったな!》

 

クロノス《 が…!な、なにぃ……!!

 

…だがスサノヲが地面にアラナミを突き刺すとフィールドが水浸しになる。その水がクロノ・レクスの足を動かなくしてアタックを封じ込めた。

 

アラナミの創界神合体時効果は相手スピリットがアタックする際、リザーブのコアを一つトラッシュに送らなければアタックできないというもの。今のクロノスのリザーブは空っぽなので、攻撃することができなかった。

 

クロノス《 く…くそぅ…!仕方ない…ターンエンド…!

 

妹紅「あっぶね…メインステップ!溢れ出るマグマ!怒りの八首竜!轟海覇神ヤマタハイドラノカミ!レベル2だ!!」

 

スサノヲ《…ズズズ…!…妹紅の『分神』の力か…!》

 

悔しそうにクロノスは蛇の異魔神を召喚し、二体と合体させてターンエンドとする。

 

スサノヲが普段通り水の竜を放つと、その竜が『分神』妹紅のマグマに熱せられてドロドロの溶岩のようになる。そしてフィールドに流れ込んだマグマが冷え、その岩からヤマタハイドラノカミが現れた。

 

だがその身体はいつもの大海の青ではなく今の妹紅と同じ色の溶岩のオレンジ色だった。

 

妹紅「さらにシロイワノハイドラ…弾!借りるぞ!輝竜シャイン・ブレイザーを召喚!!シャイン・ブレイザーをヤマタハイドラノカミに合体!!」

続けて石灰岩のドラゴンと紅白色の機械竜が召喚され、シャイン・ブレイザーの翼がヤマタハイドラノカミに合体する。それに反応するように溶岩の鎧にマグマが迸った。

 

妹紅「アタックステップ!行け!ヤマタハイドラノカミ!!天界放でアポピスネークとピラミッド・ボアを破壊!!」

スサノヲ《シロイワノハイドラ!効果発動!俺をレベル2へ!》

 

クロノス《《font:149》な!?ええい!儂が受けてやろう!!》

 

地響きと共にヤマタハイドラノカミがマグマを吐き出して二体の大蛇を焼き殺す。しかもその二体のBPは8000以上…それによりシャイン・ブレイザーの翼がエネルギーに包まれて鋭いマグマの槍へと変わる。

 

妹紅「シャイン・ブレイザーの効果でライフを二点貫通!さぁ!そのまま奴をぶちのめせ!!」

 

マグマの槍がクロノスのライフを二つ削り、ヤマタハイドラノカミの八首がクロノ・レクスに襲いかかる。そしてその手の大鎌に噛みついた。

 

少しの間二体は押し合いになったが、ヤマタハイドラノカミはクロノ・レクスの全身に噛みついて動きを封じ、尻尾の剣でクロノ・レクスを貫いた!

 

妹紅「とどめだ!スサノヲの神域でもう一発!!」

 

スサノヲ《ふっとべぇぇぇぇぇぇ!!!》

 

アラナミが炎と水の巨大剣に変えたスサノヲがクロノスの最後のライフをぶったぎった!!

 

クロノス《 《font:149》ガァァァァァ!!…い、良い気に…なるな…本当の…絶望は…ま…だ……だ………》

 

 

 

 

 

 

妹紅「よっと…ふぅ…疲れた…」

 

スサノヲ《うし!後はあの有象無象をぶっ潰して帰ろうぜ!》

 

倒れた映姫を安全な場所に運び、妹紅は未だに暴れている地獄の怪物達に向き合う。そして両腕からマグマを垂れ流して腰を深くした。

 

妹紅「私の炎は星の血液…星符『灼熱火砕(ヒートイラプション)』!!」

 

リブラ《…む!?》

 

ピスケガレオン《うわぁぁ!?》

 

蓮子「あちちちちち!…霊夢!危ない!」

妹紅は空に向けてまだ炎が燃えている溶岩を打ち上げる。その火山岩が次々と怪物達に降り注ぎ、十二宮達以外のデカ物は火山岩の下敷きに埋もれた。

 

妹紅「あー…悪い悪い!ずいぶん巻き込んじまって」

 

幽々子「もう…死ぬかと思ったわ」

 

アリス「それ…わざとよね?」

 

魅魔「…ん…霊夢と…あの小娘は?」

 

蓮子「しっかりして!どうしたのよ!」

 

妹紅が謝りながらみんなの元へ駆け寄る。そして魅魔が辺りを見渡すと、何やら蓮子が地面に膝をついて叫んでいるのが絶叫と共に見えた。

 

紫「蓮子!どうしたの!?」

 

蓮子「あ、メリー!霊夢が…!霊夢!しっかりして!」

 

霊夢「……………」

 

駆け寄ってわかったが、蓮子は倒れた霊夢を抱き起こして揺すっている。だが霊夢の目はあらぬ方向を向いていてまるで廃人のようだった。

 


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