東方星神録   作:あんこケース

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まさかこの創界神をこういう風に扱うとは思っていませんでした。


幻想郷1のベストマッチ

文到着の数分前 守矢神社 境内

 

魔理沙「…ふぃ~…お…霊夢が…いない?」

 

魔理沙が石畳に足を着けて辺りを見渡すと、倒れている神奈子と諏訪子以外の人影が見えない。おそらく魔理沙より先にバトルを終えたと思われるが、今の魔理沙には霊夢の行き先に心当たりがなかった。

 

魔理沙「………ポツーン……」

 

ロロ《……どこに行ったんだ…?》

 

バゴォォォォォォォォン!!!

 

魔理沙「うえぇ!!?何だぁ!?」

 

ロロ《まだ敵がいたみたいだね…行こう!》

 

境内に一人ポツンと魔理沙が佇んでいたその時、辺りをつんざく爆音が守矢神社の裏手にある湖付近から聞こえてきた。その音に魔理沙は驚くが、ロロに急かされて箒にまたがって飛んでいく。

 

魔理沙「…!…霊夢と……同じ巫女服の女…?」

 

霊夢「…!…遅いわよ!魔理沙!」

 

霊奈「……ジロリ……」

 

湖のほとりで魔理沙は何者かと向かい合っている霊夢の姿を確認してそばに降りる。霊夢の正面にいた霊奈は魔理沙を見ると、あからさまに眉をひそめて機嫌を悪くした。

 

魔理沙「んで?コイツがあの?」

 

霊夢「……ええそう。自分勝手な神に自らを売った…私の育ての親よ…」

 

魔理沙「……覚悟は…できたんだな?」

 

霊夢「…………たぶん……」

 

魔理沙は霊奈から目をそらさず霊夢に質問する。当の霊夢はいつもの活発な表情を微塵も見せずにそう答えた。

 

霊奈「…霊夢…!なぜ馬神 弾や八雲 紫に協力する…!?アイツらはお前を『博麗の巫女』として利用しているに過ぎない!お前が幸せに暮らせる世界のために」

 

霊夢「……ごちゃごちゃうっさい!私は()()()の考えに賛成してるから巫女をやっているの!誰から言われたり強制させられたとかじゃない…本当の『私』としての意思よ!!!」

 

霊奈は苦しそうに説得しようと試みるが、霊夢はその言葉の腰を折って説得をはねのけた。その目は確かに光が灯っている。

 

霊奈「…霊夢…やつは聞こえの良いことを言うかもしれないが、妖怪のことしか頭にない八雲 紫や摩多羅 隠岐奈、自分勝手に行動する西行寺 幽々子や風見 幽香、人里の矛盾を放置している閻魔達と手を組んでいるのも事実だ!アイツらは『人間』のことなど『家畜』程度にしか見ていない!!」

 

霊夢「…カチンッ…へぇ…なら()()()は『妖怪』のことを『害虫』程度にしか見ていないんじゃない?」

 

霊奈「…太古より環境に適応できない生き物は死に絶えてきた。妖怪も今の環境に正しく適応できないのなら絶滅すべきだ」

 

霊夢「…なら聞くわ。あんた…アイツらの何を知ってんの?

 

なおも霊奈は自己中な『妖怪』達を指摘する…それは霊夢の逆鱗を気づかずに押すどころかぶん殴るということだ。さらに今度は霊夢が霊奈に質問を投げ掛ける。

 

霊奈「…なに?」

 

霊夢「…幽香はね…最恐の妖怪とか言ってるけど本当はただの花好き妖怪。でも花々のために自らを誇張して…自分でも自分がわかんなくなるぐらい悩んでたのよ?それを()()()が見つけたわ!」

 

幽香《…ちょっと!庭のこの花枯れかかってるじゃない!》

 

 

霊夢「…隠岐奈はね…紫のオマケ扱いされてることに劣等感を感じてたの。だけど今は()()()の右腕として力戦奮闘してるわ!」

 

隠岐奈《霊夢、弾と相談して来た例の議題なのだが…》

 

 

霊夢「…幽々子はね…幼い頃に親に見放されたことがトラウマになってた。でも親友の危機を助ける優しさは捨てなかった!だからこそ()()()は「絶対見捨てない」って誓ったわ!」

 

 

幽々子《霊夢~!お酒まだ余ってな~い?》

 

 

霊夢「…映姫はね…本当に口うるさいけどそれは真に世界を憂いているから。今は()()()の元で自分なりの判決を下してるわ!」

 

 

映姫《まったく!あなたは巫女として怠惰すぎる!》

 

 

霊夢「…紫のこと…私は知らなかった。あんなたくさんのことを心に抱えてたなんて…知ってる?()()()はそんな暗い紫の闇すらも受け止めたのよ!」

 

 

紫《あら霊夢、戸棚のお茶菓子美味しかったわよ♪》

 

 

霊夢は一人一人霊奈が指摘した妖怪達のことを語る。その話にはいずれにも弾のことを言及していた。霊夢は右手のお祓い棒をビシッと霊奈に突きつけて大きく叫んだ。

 

霊夢「アイツらだって悩んだり間違ったりするただの命よ!はっきり言って人間だろうが妖怪だろうが関係無い!私は『命』を守るのよ!!!

 

ゼウス《…!…『分神』の光……!》

 

ロロ《…ゼウス…ちょっと…ボソボソ…》

 

ゼウス《…む…?》

 

魔理沙「…へへ…!おせぇよ!パチンッ!」

 

霊夢の覚悟のこもった声に反応するかのように、身体から星のエネルギーが溢れだした。魔理沙も指を鳴らして『分神』の姿へ変わる一方、体内の二人の創界神は何やら話し合っていた。

 

霊夢「…いくわよ…相棒…!」

 

魔理沙「あぁ!足引っ張なんなよ!」

 

霊奈「…!…やむを得ん…!力ずくで行くぞ!」

 

七色の光が晴れ、霊夢の姿はまるでアマテラスのように豪華な巫女服を纏い、トレードマークの赤いリボンもバチバチと帯電している。そして隣に並び立った魔理沙と雷の刃がついたお祓い棒をビシッと霊奈に突きつけた。

 

ここまでくればさすがに霊奈も苦虫を噛み潰した顔で拳を構える。その身体からは紅いオーラが滲み出していた。

 

霊夢「はぁぁぁ!ビシィィ!」

 

霊奈「ガツンッ…」

 

魔理沙「おらぁ!ドカッ!」

 

霊奈「グフッ!?」

 

霊夢のお祓い棒と霊奈の拳がぶつかるが、その隙に魔理沙の杖が霊奈の腹をたたく。そして二人はお互いエネルギーをお札と杖に込め始めた。

 

霊夢「星符『雷星封印』!!」

 

魔理沙「星符『グランスパーク』!!」

 

霊奈「…な……霊符『夢想封印』!!」

 

霊夢の七色の放電の雷、魔理沙の螺旋状に絡んだ黒と白のビームが霊奈の虹色の弾幕とぶつかった。二人の『分神』状態の一撃は軽く虹色の弾幕をぶち破り、霊奈へと向かっていく。

 

霊奈「…ぐぅ…バッ!」

 

霊夢「逃がさないわ!雷符『雷錨牽引(プラズマアンカー)』!」

 

霊奈「がはっ!?…ぐぅぅぅ…!!」

 

霊奈はとっさに後ろに後ずさって雷と光線をかわしたが、霊夢が追撃でお祓い棒から雷の錨を伸ばして霊奈の腰に絡みつかせた。ただでさえ電気で痺れている霊奈を無理矢理霊夢は引き寄せる。

 

霊夢「…んん…!グイッ!魔理沙!今よ!」

 

魔理沙「よしきた!星符『銀河群龍(ダイナギャラクシー)』!!ズドド!!」

 

霊奈「ぎゃぁぁぁ!!」

 

雷の錨で霊夢が空中に霊奈を放り投げ、その隙に魔理沙が竜型のエネルギーを纏って霊奈に突っ込み、あえなく霊奈は地面に転がる。

 

霊奈「…っっ…!ならこっちだ!バッ!」

 

霊夢「へぇ…私に空中戦をやろっての?バリバリバリ!」

 

魔理沙「うぉ…電気の速度すげっ…まっ…私もいけるけど!」

 

三人は空に戦いの場を移す。魔理沙は箒にまたがるが、霊夢は電撃なると即座に霊奈の前に現れた。

 

霊奈「…ハァ…ハァ…龍符『核熱線』!!」

 

霊夢「…!…チラッ…」

 

魔理沙「…ニッ!もう一発!星符『グランスパーク』!!」

 

霊奈の身体から青い炎が放たれ、魔理沙の銀色マスタースパークとぶつかる。今度はお互い威力が互角だったので、辺りに爆煙が立ち込めた……

 

霊奈「…こ、この…霧雨家の親父さんが見たら呆れるぞ…!」

 

魔理沙「…そんな戯れ言言ってて良いのか?」

 

霊夢「…真上ががら空きよ!雷符『旋雷杭打(サンダードライバー)』!!ギュルルル!!」

 

霊奈「な!?ぐわぁぁぁ!!」

 

魔理沙に気をとられていた霊奈は空から高速で電撃回転して突進してくる霊夢に気づけなかった。雷にしびれながら霊奈はそのまま湖に落ちていった。

 

霊夢「…………」

 

魔理沙「…霊夢、こんな簡単にやられる人じゃないって」

 

 

霊奈「ザバァァン!!うぉぉぉぉぉ!!」

 

魔理沙は微妙な顔つきの霊夢にそう言うが、魔理沙の言うとおり霊奈は雄叫びと共に飛び出してきた。霊夢は再び目を引き締めて霊奈と向かい合う。

 

霊奈「…ハァ…ハァ……な、なぜだ…!こんな…力がどこから…!」

 

霊夢「…そんなの…私と魔理沙が…!最っ高のコンビだからよ!!

 

ゼウス《ニュッ…諦めよ。今のお前に彼女は倒せん》

 

ロロ《ニュッ…君とは守るものの重さが違うからね》

 

ずぶ濡れ&来ている巫女服がボロボロになっても戦おうとする霊奈に、ゼウスとロロは二人の中から出て来てそう忠告する。

 

霊奈「…まだ…だ…!その性悪魔法使いから…!霊夢を守らないと…!うぉぉぉぉぉ!!」

 

霊夢「…っっ…!この神力…!間違いない…お義母さん、もう限界を超えてる…!」

 

魔理沙「…んで、創界神様達は先ほど何をご相談なすって?」

 

霊奈は傷だらけにも関わらず膨大な神力を放出させ始める。その目は赤く血走っていて、以前ウカノミタマに生命力を注がれた鈴仙やてゐのよう…

 

その様子に霊夢は霊奈の身体を心配し、魔理沙はわざわざ出てきたゼウスとロロに尋ねた。

 

ゼウス《はっきり言えば今の彼女は危険な状態だ。自らの限界を超えて力を引き出しているせいだと思われる》

 

ロロ《助けるには彼女の体内にある神の力をさらに大きな力でひっぺがすしかない。だけどそんな力は僕たちの誰も持っていない》

 

魔理沙「…ふーん…だからお前達の力を合わせるってか?」

 

ゼウス《その通り!行くぞ!ロロ!》

 

ロロ《…ちゃんと終わったら分離してよ!》

 

ゼウスとロロが光の球になって頭上に昇っていく。そして猛烈な衝撃波を発しながら二つの球が一つになり、辺りは光に包まれた。

 

光が収まると、そこには紅いマントに黄金の鎧、ロロのような長い銀髪をたなびかせて右手に杖を構えた雄々しい神が霊夢と魔理沙の背後に現れた。

 

ゼウス=ロロ《フンッッッ!このパワーなら彼女を救えるぞ!》

 

霊夢「…ッッ…!スゴいエネルギー…!じゃああんた達!力を貸しなさい!」

 

霊奈「…ぐぅぅぅ!ぁぁぁぁ!こ、こぃ…!!」

 

圧倒的なオーラを撒き散らしてゼウス=ロロは霊夢の体内に入る。『分神』した霊夢の肉体はゼウス=ロロの溢れ出る力にも持ちこたえ、苦しむ霊奈にデッキを突きつけた。

霊夢「…お義母さん…私言ったわよね…私は『命』を守るって!お義母さんも救ってみせる!!」

 

 

霊夢 霊奈「「ゲートオープン!界放!!」」

 

 

 

 

 

 

 

霊奈「…ハァ…ハァ…!メインステップ…!ゴジラ(2016)第2形態を召喚して三枚デッキをめくる…!」

 

霊奈は既にヨロヨロのまま、まるで黄土色の深海魚のようなドラゴンが地面を這って出てくる。

 

霊奈「…その中の神の化身 呉爾羅とシン・ゴジラ(第4形態)を手札に…ターンエンド…!」

 

霊夢「…あれね…メインステップ!ブレイドラと世界幼竜グラン・ロロ・ドラゴンを召喚!召喚時効果でこっちも三枚オープンするわ!」

 

初見のスピリットを見て霊夢は()を認識する。霊夢のターンに変わり、霊夢は小さな赤い翼竜と緑のドラゴンを召喚した。するとめくれたカードに明らかにおかしいのが数枚混じっている…

 

霊夢「…何であんたらいんのよ…創界神ケイを回収、さらに1コスト使ってもう一度効果を発揮!……来た…創界神ゼウス=ロロを手札に!ターンエンド!」

 

霊奈「…ち…メインステップ!第2形態の力で最大軽減!神の化身 呉爾羅を配置!神託の効果でコア三個をこのネクサスに!そして結晶地帯を配置する!」

 

霊夢「!…デカい…龍!?」

 

バトルフィールドが突如暗くなる。霊夢が霊奈の後ろの空に目を向けると、そこにはジャッジメント・ドラゴニスすら上回る二本足のゴジラが煙を吐きながら立っていた。さらにバトルフィールドの周りが透明な巨大水晶が建ち並ぶ。

 

霊奈「…バーストを伏せて…ターン…エンド…ハァ…ハァ…!」

 

霊夢「今度は私達!全知全能の力を今ここに!創界神ゼウス=ロロを配置!神託でコアを二個追加!さらにブレイドラの効果!一枚ドロー!」

 

ゼウス=ロロ《配置時効果!そのドラゴンのコアをすべてボイドへ!!》

 

霊夢の背後に大きな雷が落ちてゼウス=ロロが現れると、ゼウス=ロロが放った雷が超巨大ゴジラに直撃し、エネルギーを奪い取った。

 

霊夢「…そして創界神ケイと創界神マナカを配置!何でいんのよ…まぁ神託してコア二個ずつ置くけど…」

 

マナカ《…い、いやぁ~…僕たちも心配だったんだよぉ~》

 

ケイ《…ブレイドラの効果で二枚ドロー…》

 

ゼウス=ロロの両隣にマナカとケイが苦笑いをしながら現れる。だがちゃんとブレイドラの効果は忘れていない。

 

霊夢「…ターンエンド!」

 

霊奈「…メインステップ…!シン・ゴジラ(第2形態)を召喚!そしてマジック!ソウルドロー!ソウルコアを支払ってデッキから三枚カードを追加!」

 

霊奈はもう一体蒲田君を召喚し、マジックで手札を補充する。だがコアを使いきってしまったので、霊奈のやることがなくなった……かに見えた。

 

霊奈「シン・ゴジラ(第2形態)の効果!自身を破壊して手札からシン・ゴジラ(第3形態)をコアを支払わずに召喚!ターンエンド!」

 

霊夢「…うぇぇ…気持ち悪い…でもゼウス=ロロレベル2の神域!お互いのエンドステップ時に相手の手札を四枚になるまで破棄するわ!!」

 

ゼウス=ロロ《今の手札は六枚!よって二枚棄ててもらう!!》

 

召喚されたばかりの蒲田君がモゾモゾと立ち上がり、大きく咆哮する。しかしゼウス=ロロが衝撃波で霊奈の手札を二枚トラッシュ送りにした。

 

霊夢「メインステップ!バーストを伏せて大神剣アラマンディーをゼウス=ロロにダイレクト合体!続けて原初の皇獣!皇獣王Zを召喚よ!」

 

アラマンディーがゼウス=ロロの手に収まり、赤シンボル二つを供給する。その軽減を使って霊夢は皇獣王Zを呼び出した。

 

霊夢「アタックステップ!皇獣王Zの効果でトラッシュのコアをすべて置いて、手札からシャーマント・ヒヒを召喚!召喚時効果でトラッシュからアレックスを回収!皇獣王Zでアタック!」

 

ゼウス=ロロ《アタック時効果!シン・ゴジラ(2016)第2形態を破壊する!》

 

霊奈「…ライフで受ける!バースト発動!宇宙凶悪戦闘獣スペースゴジラ!シンボルが一つのシャーマント・ヒヒとグラン・ロロ・ドラゴンを破壊だ!」

 

皇獣王Zの炎から祈祷使のサルが現れ、その力で神託によってトラッシュに行ったアレックスを手札に戻す。そしてフィールドを疾走して皇獣王Zの前足がライフを砕いたが、霊奈のバーストが発動し、両肩に水晶を着けたゴジラが炎で二体を焼き払った。

霊夢「ふーん、ターンエンド」

 

霊奈「…メイン…ステップ…!再びバーストを伏せ…シン・ゴジラ(第3形態)の効果で自身を破壊…召喚!シン・ゴジラ(第4形態)!!結晶地帯の効果で最高レベルに!」

 

第3形態のゴジラがさらに光を放ち、その身体はよりドラゴンらしい体格に進化していく。変化し終わった身体つきは後ろのゴジラと瓜二つだ。

 

霊奈「ぐぅ…あ、アタックステップ…!神の化身 呉爾羅のコアを4つボイドへ!転神!シン・ゴジラ(第4形態)でアタック!BP合計15000まで相手のスピリットを破壊!」

 

霊夢「はぁ!?そいつ『転神』してくんの!?」

 

霊奈「…は、ははは…!さらに『チェンジ』!手札のシン・ゴジラ(2016)第4形態を回復状態で入れ換える!」

霊奈の超巨大ゴジラがズズズと地響きを発ててフィールドに入ってくる。そしてブレイドラを踏み潰し、皇獣王Zを尻尾で弾いたシン・ゴジラは回復して霊夢に迫った。

 

ゼウス=ロロ《…いや!その効果は行幸!フラッシュタイミング!我の神技!『転神』している創界神ネクサスを破壊する!!砕け散れ!!》

 

ケイ《さらに私の神技!バースト発動!来たれ!私達の化神!六楯神龍ヒヨク!!バースト効果で手札の選ばれし探索者アレックスのバーストを使用する!》

 

しかしゼウス=ロロはアラマンディーの切っ先をフィールドに向ける。その先から虹色のビームが伸び、フィールドに入ってきた超巨大ゴジラの腹を貫通した。超巨大ゴジラはバトルフィールドを揺るがすほどの絶叫と共に倒れて爆散した!

 

 

その隣でケイはバーストを強制的に発動させ、ヒヨクとスピリットのアレックスを連続召喚する。

 

霊夢「…へぇ…さすがは全知全能って所かしら?今のうちに煌臨!黒き獣ゼグロード!そしてメインアタックはライフで受ける!」

 

霊夢はゼウス=ロロの力に舌を巻き、アレックスに黒い雄鹿を煌臨させる。シン・ゴジラの熱線はそのままライフで受け、ライフが二つ砕けた。

 

霊奈「…ターンエンド」

 

霊夢「ドローステップ…!…お義母さん…私はもう非力な子供じゃない。私には相棒(魔理沙)が、仲間達(妖怪)が、そして頼れるリーダー(うちの祭り神)がいるの!」

 

霊奈「…………」

 

霊夢「だから私は大丈夫!そしてお義母さんを救う!メインステップ!その砲撃は反撃の合図!紅き雷神皇リボル・ティーガ・Z!召喚!!さらにサンダー・Z・グリズリーを召喚!」

 

マナカ《召喚時効果でネクサスを破壊するよ!さらにゼグロードにアラマンディーを合体!》

 

霊夢の覚悟の一言の後、赤いリボル・ティーガ・Zが雄叫びをあげて現れる。さらに鎧を着たグリズリーの召喚によりバトルフィールドを覆っていた結晶が砕け散る。これで『ゴジラ』を最高レベルにする効果が消滅した。

 

ゼウス=ロロのアラマンディーもフワッと浮いてゼグロードが口に咥えて大きく構える。

 

霊夢「バーストをセット!アタックステップ!行け!リボル・ティーガ・Z!封印して神砲撃!!」

 

ゼウス=ロロ《オープンされた皇獣王Zの力でライフをもらう!》

 

霊奈「…がはっ…ば、バースト発動!ゴジラ(1984)…リボル・ティーガ・Zを破壊…!!そのまま召喚!」

 

リボル・ティーガ・Zが霊奈のライフを撃ち抜くが、地面から噴火と共に出てきたゴジラが尻尾を振り回し、リボル・ティーガ・Zを叩きつけ、爆散させてしまった………が………

 

霊夢「…ふふっ!ヒヨク、サンダー・Z・グリズリーでアタック!!フラッシュタイミングでマナカの神技を連続使用!バーストを持つスピリットを二体破壊するわ!」

 

マナカ《よいしょっと!!》

 

霊奈「…ハァ…ら、ライフだ…!」

 

ヒヨクが空を駆け抜け、サンダー・Z・グリズリーが地面を重々しく走る。その道をマナカのエネルギー槍がゴジラ達を砕いて空け、二体の攻撃が霊奈のライフを破壊した。

 

霊夢「行け!ゼグロード!!」

 

霊奈「迎え撃て…!ゴジラ!」

 

ゼグロードがアラマンディーを咥えて走り出す。ゴジラは背中や尻尾から熱線を放つが、ゼグロードは器用にかわし、直撃しかけたのは角やアラマンディーで受け流していた。

 

霊奈「BPはこちらが勝っているぞ!」

 

霊夢「フラッシュタイミング!創界神ケイのコアをゼグロードに!神煌臨!全知の雷鳴!全能の龍!全能龍神グラン・ロロ・ドラゴレオン!!!

 

ゼウス=ロロ《煌臨時に『全能界放』!スピリットを三体回復させ、我のコア四個をドラゴレオンに!これで相手の手札を一枚残してすべて破棄する!!》

 

ゼグロードめがけて空とゼウス=ロロから雷が降り注ぐ。そして身体がシン・ゴジラに並ぶ大きさに、背中には四枚の翼が生え、その姿は西洋のドラゴンへと変わった。

 

ドラゴレオンは早速力を解放して辺り一帯に自らのエネルギーを放出する。すると疲労していたヒヨクとサンダー・Z・グリズリーが起き上がり、反対に霊奈の手札が一枚を残してトラッシュへ落ちてしまった。

 

霊夢「ドラゴレオンのBPはシン・ゴジラより上!越えろ!全能の龍よ!!」

 

ドラゴレオンは咥えたアラマンディーでシン・ゴジラに斬りつける。だがシン・ゴジラは尻尾でアラマンディーを弾き、ドラゴレオンの頭部をがっちり押さえ込んだ。

 

しかしドラゴレオンはそのまま放電してシン・ゴジラを痺れさせると、アラマンディーをシン・ゴジラの首元に突き刺す。シン・ゴジラは絶叫をあげて爆発した!

 

霊夢「とどめよ!ドラゴレオン!!ぶっ潰しなさい!!」

 

爆煙の中からドラゴレオンが歩いてくる。そして霊奈の目の前に飛び上がって六色の光をアラマンディーに纏わせた。

 

霊奈「……フラッシュ……いや…必要ないか…こい…!私を超えて行け!!」

 

霊奈がバッと両手を広げると、ドラゴレオンがアラマンディーを振り下ろした!!

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「お義母さん!」

 

魔理沙「大丈夫…なのか?」

 

湖畔に戻ってきた霊夢は倒れている霊奈に駆け寄る。霊奈は見た目気絶しているだけだが、二人にはこのままで良いかどうかは分からなかった。

 

文「あやや!?」

 

霊夢「文!お義母さんをお願い!とにかく永遠亭に戻るわよ!バリバリバリィ!」

 

魔理沙「よしきた!ズドドドド!」

 

文「は、え、ズシッ…分かったわ!」

 

悩んでいても仕方ないと二人は追ってきた文に霊奈を任せ、ものすごいスピードで永遠亭に戻っていった。

 

 

 

 

 

???《……母親か…俺のおふくろはヘラの策謀で焼き殺されちまったなぁ……やめやめ……よう、ウカノミタマ。博麗 霊奈は娘に負けちまったぜ?おそらく次は月の都に来るぞ》

 

 

 

 

 




はい。ありがとうございました。

さぁ…次はとうとうVS月の都!そして最後の人物は誰なのか!?(しらじらしい)

あ、『分神』霊夢は『創界神アマテラスの巫女服』脇出versionです。あと半年情報が出ていれば霊夢の相棒はアマテラスでした…

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