東方星神録   作:あんこケース

214 / 221
…やべぇ…この話で話のストックが切れた……次の更新は…頑張ります……


永琳VSウカノミタマ

ウカノミタマ《……………》

 

永琳「始めるわよ。メインステップ。マジック!キャンサーシェルを使用。デッキを二枚オープンし、光導カードを一枚手札へ」

 

初手に永琳はキャンサーシェルを使い、デッキの上を二枚めくる。基本永琳のデッキはほぼ『光導』カードで組まれているので、そうそう当たらないことはないだろう。

 

永琳「月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタを回収。ターンエンド」

 

ウカノミタマ《…メインステップ!我が分身…!創界神ウカノミタマを配置!私の神託の対象は『天渡/化神/忍風/霊獣&コスト3以上』!よってコア三個を追加!》

 

対するウカノミタマは自分の創界神ネクサスを配置して身体を緑と紫色に光らせる。

 

ウカノミタマ《さらにNo.25グロウセレブレーションを配置してバーストをセット…ターンエンドよ》

 

続けてウカノミタマは湖畔にそびえる城を配置した。このネクサスはアタックステップ中にスピリットが召喚される度、コアブーストできるのである。

 

永琳「…早速展開の準備を…メインステップ。星の叡知!創界神オモイカネを配置!神託でコア三個を私に置くわ。そして光星姫ヴァージニアを召喚して三枚オープンよ!」

 

永琳も自らの創界神ネクサスを張り、小さな黄色の天使を呼び出した。オープンされたのは魔星人シュタイン・ゴイル、魔導双神ジェミナイズX、光星姫ヴァージニア。

 

永琳「ジェミナイズXを回収。ターンエンド……ねぇ…なぜあなたは原初神に味方するの?あなたも父の意思に従っていたじゃない?」

 

永琳はターンを終えると、ウカノミタマにそう尋ねる。その様子はまるで『話し合う』時の弾のよう…

 

ウカノミタマ《…知ってしまったからよ…》

 

永琳「『知ってしまった』?いったい何を?」

 

ウカノミタマ《…メインステップ。吹き抜けろ!甲蛾頭首クワガスレイヤーを召喚!》

 

永琳の問い掛けにウカノミタマは答えなかった。そしてフィールドに風が吹き荒れて一体の蟲忍者が赤いマフラーをたなびかして現れた。

 

ウカノミタマ《アタックステップ!行け!クワガスレイヤー!アタック時効果でコアを増やし、ソウルコアをリザーブへ!!》

 

永琳「…きた…!『忍風』得意のデッキからの展開…!」

 

ウカノミタマ《三枚オープン!その中の甲蛾忍ルニヘル、甲蛾忍トビカゲをノーコスト召喚するわ!残りはデッキボトムへ…さらにグロウセレブレーションの効果でコアを増やす!》

 

クワガスレイヤーが何やら呪文を唱えて風を引き起こす。その風から新しい緑の蟲忍者とクナイを持った蟲忍者が飛び出してきた。しかもグロウセレブレーションの効果も発揮してどんどんコアが増えていく。

 

永琳「ライフで受ける!」

 

クワガスレイヤーが構えた刀を永琳のライフに突き立てる。

 

ウカノミタマ《続けてルニヘルでアタック!コアブーストするけど…Sバーストは使わないわ》

 

永琳「…これもライフ!」

 

クワガスレイヤーと交代してルニヘルが飛び出す。そのままルニヘルはクナイで永琳のライフを切り裂いていった。

 

ウカノミタマ《ターンエンドよ》

 

永琳「…Sバーストを使わなかった…?…メインステップ!光よ!闇よ!一つと成りて現れよ!魔導双神ジェミナイズXをレベル2で召喚!!》

 

ジェミナイズ「いぇーい!」《召喚時効果~!!》「手札のストライク・ジークヴルム・サジッタ!」《踏み倒す~!!》

 

永琳のフィールドの地面に光が落ちて、双子座を描く。その双子座から現れたジェミナイズが不適に微笑むと、永琳の後ろから紅いストライクが昇ってきた。

 

永琳「ジェミナイズXの星界放を使用!私のコア二個をサジッタに置くわ。アタックステップ!サジッタでアタック!再びコアを移動させてクワガスレイヤーを破壊!」

 

ジェミナイズとサジッタが永琳のエネルギーを吸収して力を発揮する。サジッタは口から炎を吐いてクワガスレイヤーを焼き尽くした。

 

永琳「レベル3のサジッタがスピリットを破壊したのでライフを砕きワンドロー!」

 

ウカノミタマ《バースト貰うわ!妖刀ムラサメ!サジッタのコア三個を外してそのままサジッタをブロックしなさい!》

 

ウカノミタマのバーストから出てきた紫色の刀がサジッタのエネルギーを奪い去り、フヨフヨと浮いて飛んでいく。ムラサメはサジッタの腹に突き刺さり、両者爆発した。

 

ウカノミタマ《ふふふ…さすがにこれは読めなかったでしょう?》

 

永琳「…ええ、なら戦略を変えるまで!フラッシュタイミング!アドベントスターを使用!鋭く輝く青き槍!天蠍神騎スコル・スピアXをノーコストで召喚!」

 

ジェミナイズ「さらに僕達の星界放!」《もう一発マジックを使う~!》

 

永琳「よって天駆ける牡羊!!白羊樹神セフィロ・アリエスXを召喚!」

 

スコル《うぉぉぉぉ!》

 

アリエス《ふぅ…久しぶりのバトルじゃのぉ…》

 

永琳は即座に戦法を切り替え、マジックを切る。ジェミナイズの効果で増幅したアドベントスターが光になって永琳の手札を二枚フィールドに弾き出す。

 

ジェミナイズの隣に蠍座が描かれて青い大サソリが這い出してくる。それに続いて空の牡羊座から緑の大羊が舞い降りてきた。

 

ウカノミタマ《…っっ…!》

 

永琳「スコル・スピアXでアタック!星界放!セフィロ・アリエスにコアを置いてルニヘルを破壊!」

 

ウカノミタマ《…ライフで受ける!》

 

スコル・スピアが腕をクロスさせてルニヘルを×の字に切り裂く。そして尻尾の槍をウカノミタマのライフに突き立てた。

 

永琳「ターンエンド。さっきの質問を続けるわ。何を知ったの?」

 

ウカノミタマ《…敗北……絶対勝てない…ずぅぅぅぅっと…一緒にいたのに…》

 

永琳「…?…あなた…結局何が欲しかったのよ?」

 

ウカノミタマ《……ゼウス=ロロVSアレックスの時に私はツクヨミのバックアップとしてポセイドンやアテナと戦ったわ…それ以前からも私はツクヨミに尽くしてきた…》

 

永琳の尋問にウカノミタマはどこか明後日の方向を向いてぼやき始めた。その顔つきから永琳は何も察することができないでいると…

 

スコル《あ~…つまりお前、ツクヨミにフラれたんだな?それをいまだに未練たらたらと羨んでると?》

 

永琳「…え…?」

 

ウカノミタマ《…ええそうよ!私は選ばれなかった!だから私はアイツらに寝返った!そうすれば絶対叶わぬ願いが叶うのだから!》

 

永琳「…そんなやり方じゃあ真の人の心は動かない!あなたが手に入れようとしているのはただの幻想よ!」

 

ウカノミタマ《うるさい!メインステップ!出でよ!我が化神!生と死を操る凶兆の狐!神聖冥獣フシミイナリ!召喚!!》

 

永琳の言葉を怒鳴りかえしたウカノミタマは一体のスピリットを召喚する。するとウカノミタマの背後に幾千の鳥居がそびえ立ち、その中を一体の狐が走ってフィールドに入ってきた。

 

その狐は身体の周りに火の玉を浮かばせ、前足の鉤爪を地面に食い込ませて大きく咆哮する。その衝撃に九本の長い尻尾が風に揺れた。

 

永琳「…セフィロ・アリエスの効果!『遊精』/『光導』を持たないスピリットは全て疲労状態で召喚される」

 

ウカノミタマ《問題ないわ。フラッシュでフシミイナリの天界放!私のコア三個を置くことで、以下の効果二つを選んで発動する!さらに私のレベル2の神域!『お互い』と書かれた効果を『相手』又は『自分』へと変更できる!》

 

フシミイナリがウカノミタマを力を使ってフィールドを揺らす。その効果は四個ある内の二つを選んで使うというもの。

 

一つ目は『お互いデッキから二枚ドローする』二つ目は『お互いスピリットを二体まで回復させる』三つ目が『相手のスピリット/アルティメットを二体まで疲労させる』四つ目が『このターンの間お互いレベルコストをプラス2』

 

今回はウカノミタマの神域が加わって上の『お互い』が『自分』又は『相手』になる…つまり自分だけドロー、相手だけスピリットを疲労させる事などができるのだ。

 

ウカノミタマ《まずは二枚ドロー!さらにレベルコストをアップ!これでヴァージニア、スコル・スピアとジェミナイズは消滅!!》

 

スコル《どぉぉぉ!?》

 

ジェミナイズ「おおっと!?」《わっ!?》

 

ウカノミタマは一つ目と四つ目を選び、手札を増やしてレベルコストを上げて永琳のフィールドを一掃した。

 

ウカノミタマ《…ここで攻めるべきではないか…ターンエンド》

 

永琳「…メインステップ!七つの星の赤き光!赤の光導騎士ゾディアック・アポロドラゴンを召喚!召喚時効果で騎龍魔弓サジットボウをセフィロ・アリエスにダイレクト合体!」

 

永琳の上空に出現した北斗七星から白の翼と鎧のドラゴンが舞い降りる。そしてゾディアック・アポロドラゴンが咆哮してセフィロ・アリエスの背中に黒の弓を装着させた。

 

永琳「アタックステップ!ゾディアック・アポロドラゴンで異牙忍トビカゲを指定アタック!BPは18000!」

 

ウカノミタマ《ちぃ…!再びフシミイナリの天界放を使うわ!フシミイナリを回復させ、セフィロ・アリエスを疲労させる!》

 

永琳「無駄よ。フラッシュタイミング!宇宙駆ける光もたらす炎!超神月紅龍ストライクヴルム・ノヴァ!セフィロ・アリエスに煌臨!」

 

ゾディアック・アポロドラゴンがトビカゲめがけて炎を吹いて破壊する。

 

ださらに永琳は追撃に自らの化神をセフィロ・アリエスに煌臨させる。永琳の頭上の月から炎を纏うドラゴンが飛び上がったセフィロ・アリエスに重なり、サジットボウのような黒い翼を広げて降り立った。

 

永琳「煌臨時効果で手札から幻想星弓エターナル・ジュエリーをストライクヴルム・ノヴァに合体!そして回復する!ストライクヴルム・ノヴァでアタック!界放!吹き飛びなさい!!!」

 

ウカノミタマ《…しまった…!!》

 

飛んできた弓をストライクヴルム・ノヴァは掴み、サジットボウで黒く染まった身体を震わせる。そして背中のファンネルが黒く輝き、ストライクヴルム・ノヴァはエターナル・ジュエリーから光の矢を放った。

 

その矢は地面を抉り取りながら進み、フシミイナリの脳天を貫いて破壊した!!

 

永琳「ダブル合体スピリットのシンボルは四つ!ライフを一気に四個壊す!!」

 

爆煙を突っ切ってストライクヴルム・ノヴァが口から火炎放射をウカノミタマめがけて放った!

 

ウカノミタマ《…ぁぁぁ!!》

 

 

 

 

 

 

 

ウカノミタマ《…ぐはっ…ゴロゴロ…》

 

永琳「…あら…レミリア達はもうバトルを終えてたのね…」

 

バトルを終えて部屋の床に転がり落ちるウカノミタマと華麗に着地する永琳。部屋に誰もいない所を見ると、どうやらレミリア達は先にバトルを終わらせていたようだ。

 

永琳「…さて…弾が心配だわ。早く戻らないと…」

 

ウカノミタマ《……おのれ…!おのれぇぇぇぇぇぇ!!》

 

永琳「…!?…ぐぅ!!」

 

一瞬永琳が意識を戦場へと向けた…そのタイミングで倒れてたウカノミタマが永琳に殴りかかる。反応が遅れた永琳はそのままパンチをくらい、壁に叩きつけられた。

 

ウカノミタマ《…何もかも…手に入らないなら…!全部ぶち壊してやる!!!

 

 

ドゴォォォオンッ!!!

 

ヒステリックにウカノミタマは叫んで創界神のエネルギーを撒き散らす。その勢いのまま彼女は天井をぶち破り、空へ飛んでいった。

 

永琳「…いたた…まったく…往生際の悪い女ね!」

 

永琳もすぐさま立ち上がり、ウカノミタマが飛び去った天井の穴に飛び上がって後を追った。

 

 

 

 

 

 




創界神ウカノミタマ
ネクサス
3(2)/紫緑/創界神・アマハラ
<0>Lv1 <5>Lv2
【神技:3】Lv1・Lv2:フラッシュ『お互いのアタックステップ』
相手のスピリット1体を相手が破壊する。その後、自分のスピリット1体を破壊する。
レベル2
【神域】Lv2『お互いのアタックステップ』
お互いを対象としたの効果は、効果の対象を相手のみ、または自分のみに変更できる。

神聖冥獣フシミイナリ

7(紫2緑2)/紫緑/化神・忍風・霊獣
<1>Lv1 5000 Lv2<5>13000
【天界放:3】Lv1・Lv2 フラッシュ
自分の紫/緑の創界神ネクサスのコア3個をこのスピリットに置ける。そうしたとき、下の効果から二つを選んで発動する。
・お互い、スピリット二体までを回復させる。
・お互い、デッキから二枚ドローする。
・お互い、スピリットを二体選んで疲労させる。
・お互い、スピリット/アルティメット全てのLvコストを+2する。

シンボル:紫

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。