あらすじ 魔理沙、霊夢とバトルして二人の悩みを解決した弾。そして、定例会は終わりに向かっていったが……
あの後、話はトントン拍子に進み、別の話題に移るほどであった。そして、いい時間になったので、司会進行の隠岐奈が口を開いた。
隠岐奈「…さて!!馬神 弾は無罪放免!それでよろしいな!?……それでは、これで解散とする!」
そう言うと、皆ゆっくりと席を立つ。弾も帰ろうとしたその時!!!
神子「!!弾さん!危ない!!!」
弾「!!?」
人の欲を聴ける神子がよくない欲を感じとり弾に危険を促した。そして、席を立ち始めた全員が驚いた。なんと、弾目掛けてスキマが大量に開いていたのだ!
咲夜「!!弾さま!!!」
輝夜「弾!!」
白蓮「二人とも!弾さんをこの中に!」
慧音「弾!大丈夫か!?」
早苗「弾さま!!」
咲夜と輝夜が時間を止めて弾をスキマから離す。白蓮と慧音、早苗が結界を張り、安全地帯を確保する。
映姫「黒!!」
へカーティア「よっと!!」
針妙丸「え~い!!」
針妙丸が打出の小槌を振り、映姫とへカーティアがそう叫ぶとスキマが固定され、閉められなくなる。
さとり「……右から刀と槍が来ます!!」
フラン「きゅ~として……どか~ん!!」
純狐「ふん!!!」
妖夢「斬!!」
さとりがどこから飛んでくるかを心を読んで教え、フランがスキマから飛んできた刀や槍を破壊し、純狐が純化させて消滅させる。妖夢も刀で斬り落とす。
永琳「はっ!!!」
神奈子「オンバシラ!!」
レミリア「スピア ザ グングニル!!」
魔理沙「マスタースパーク!!」
三人が矢、巨大な柱、槍、ビームを放ちスキマにいた誰か(100%アイツだが)に攻撃を浴びせる。
文「そらっ!!」
女苑「姉さん!」
紫苑「………了解……」
隠岐奈「あらよっと!!」
文が風を引き起こし、相手の動きを止めている隙に依神姉妹が相手の幸運を奪い、不幸だけにした後、隠岐奈が扉を開いて、スキマから何者かを引きずり出す。
アリス「ブツブツ………」
幽香「咲け!!!」
霊夢「封魔針!!」
アリスの魔法で作られた糸と幽香が生やした蔓植物が縛り上げる。そこに霊夢の対魔の針が力を奪う。その妖怪の正体は(まるわかりだが…)
隠岐奈「……やっぱり、紫、あんたか………」
弾「!!こいつが!?」
紫「……………!!!」
定例会に姿を見せなかった、八雲 紫だった。隣では藍もいっしょに転がっている。
幽々子「………紫………やり過ぎよ………」
萃香「…今回ばかしはちょっ~と頂けないね……」
先ほど、参戦しなかった紫の古い友人の二人もさすがにこれはよくないぞ、と紫に言う。紫が黙っていると………
弾「あんたが八雲 紫か……はじめまして、オレが馬神 弾だ。伝言通り、直接会いに来てくれたのか……嬉しいよ。ちょうどあんたと話したかった………」
紫「……はじめまして、馬神 弾。私が八雲 紫と申します。この幻想郷の管理者でもあります………」
霊夢「縛られながら言っても威厳も何もないわよ。」
その言葉を尻目に弾は尋ねた。
弾「なぁ、どうしたら、あんたはオレを受け入れてくれるんだ?」
紫「…………死んでくれたら……ですかね……」
永琳「その前にあなたが死になさい。」
幽香「賛成。」
レミリア「今までの恨み、ここではらはせてもらおう。」
そう物騒なことを言う奴らをほっといて、弾は提案する。
弾「……ならバトルで決めよう。オレが勝ったら、オレの頼みを聞いてくれ。もし負けたら………好きにしな。」
輝夜「弾!ダメよ!!」
咲夜「八雲 紫は幻想郷で無敵なのですよ!!」
早苗「危険過ぎます!!!」
そう言う外野をやはり、弾は無視した。それより、強者とのバトルにわくわくしていた。
紫「……その言葉………忘れないでくださいね……」
弾 紫 「「ゲートオープン! 界放!!」」
第1ターン 弾は光輝く大銀河を配置した。
第2ターン 紫はさまよう甲冑を召喚してワンドロー。
第3ターン 弾は自分を配置。コアを一個置いた。さらにエリダヌス・ドラゴンを召喚した。
第4ターン 紫はイチバンスピアーをレベル2で召喚。さらにバーストセットしてターンエンド。
第5ターン 弾はダンデラビットを召喚。そして、戦神乙女ヴィエルジェを召喚して、イチバンスピアーを手札に戻した。そしてヴィエルジェのアタックで紫のライフを砕いた。これでターンエンド。バトルは第6ターンである。
紫「……メインステップ。イチバンスピアーを再召喚。そして………殺戮の覇者!天魔王ゴッド・ゼクス!召喚。」
天から人形のスピリットが現れ、背中に輪をつけた。
弾「…もうきたか………」
隠岐奈「弾!気を付けろ!!」
映姫「もうゴッド・ゼクスが現れましたか……」
萃香「これは少年にとっちゃキツいぞ~。」
紫「……ターンエンドですわ。」
弾「……メイン!?」
弾は驚いた。エリダヌス・ドラゴンとヴィエルジェがゴットゼクスから伸びた鎖に縛られ、疲労状態のままになっていたからだ。
紫「ゴッド・ゼクスの効果ですわ。私のフィールドにシンボルが三色以上あるときはあなたは一切回復できません。さらにゴッド・ゼクスはスピリットとマジックの効果は受けません。」
霊夢「…この耐性が厄介なのよ……」
妖夢「私達も何もできずにやられました……」
アリス「嫌な思い出………」
弾「………メインステップ!光よ!闇よ!一つとなって現れよ!魔導双神ジェミナイズ!召喚!召喚時効果でワンドロー!そして、人を量る天秤!弱者を守る正義の化身!さぁ!お前の罪を数えろ!召喚!天秤造神リブラ・ゴレム!」
双子座が現れた後、ジェミナイズが天秤座を呼び出した。しかし………
紫「ゼロカウンター発揮、スプラッシュザッパー。相手がスピリットをノーコスト召喚した時、スピリットを一体破壊しますわ。リブラ・ゴレムを破壊。」
弾「ゼロカウンター!?」
青い波がリブラ・ゴレムを包むとそのまま、リブラゴレムを水中に引きずり込んでしまった。
紫「フフフ、あなたのデッキは全て知っているわ。霊夢達とのバトルでね………」
弾「…ヴィエルジェをレベル2にしてターンエンド。」
神奈子「不味いぞ、紫は弾のデッキを対策してきている。」
白蓮「……だから、定例会に来なかった……」
神子「その間にデッキ調整していたのでしょう。喰えない人です。」
紫「メインステップ。……少し面白みを……ヤン・オーガ召喚。レベル2でね。ターンエンド。」
紫はトンボの半人を召喚してターンエンドした。33333999900見て霊夢達の顔がイヤァ~な表情になる…この戦法を前にやられたようだ……
弾「……メインステップ!ジェミナイズをレベル2に!そして、子の十二神皇マウチューを召喚!召喚時効果で封印する!ジェミナイズの効果で手札の神皇を召喚!牡牛座よりきたる金色の神!神をも焼くその雷!その雷で闇を貫け!金牛龍神ドラゴニック・タウラス!レベル3で召喚!!不足コストはマウチューとダンデラビットより使う!」
輝夜「また!?」
映姫「…弾は一気に決着をつけたいみたいですね。」
純狐「…でもそう上手くいくかしら?」
弾「アタックステップ!!ドラゴニック・タウラス!真・激突!!」
ドラゴニック・タウラスが紫のスピリットに向かって突進する。だが紫は不適な笑みのまま手札を取り出す。
紫「フラッシュタイミング。スティールハート。ドラゴニックタウラスのシンボルを0にいたしますわ。不足コストはイチバンスピアーから。さまよう甲冑でブロック。」
黄色の光がドラゴニックタウラスの力をシンボルを全て消し去ってしまった。その代わり、さまよう甲冑はタウラスに押し潰されて破壊された。
魔理沙「またかよ!」
弾「黄色のマジック……!?…ターンエンド。」
文「……これは笑うしかないです……」
紫「…フフフ、メインステップ。ヤン・オーガをレベル3に上げてマジック、ライフチャージ、ヤン・オーガの効果も入れて合計コア六個をリザーブに。さらにバーストセット。ニジノコを召喚。そして、骨孩児を召喚。召喚時効果で三枚ドローですわ。フフフ、ターンエンドです。」
幽香「……始まった……」
幽々子「これが決まると長いのよね……」
女苑「……あ~嫌なこと思い出した~」
弾「……メインステップ!ドラゴニックタウラスをレベル1に、月の力纏う獅子!誰にも砕けぬその誇り!召喚!獅機龍神ストライクヴルム・レオ!アタックだ!」
獅子座からレオが降り立ち、紫に向かって走り出す。
早苗「やった!!レオは超装甲を持っています!六天連鎖は効きません!!」
咲夜「こういう時は、アイツが出てくるのよ……」
針妙丸「!……ああ……」
紫「……ゴッド・ゼクスでブロックしますわ。」
弾「!!!?」
《ゴッド・ゼクスでブロックした!?》
レオの爪とゴットゼクスの背中の輪がぶつかり、レオの爪がゴットゼクスの腹を切り裂き、さらに噛みついて破壊した!
だが六天連鎖による疲労ロックを切るとはさすがの弾も驚く。そして何か裏があると警戒を強めた。
弾「ターンエンド!!」
紫「あらら、破壊されてしまったわ……困ったわね~」
妖夢「……紫さまが……笑ってる……」
さとり「……何を狙っているんでしょう……?彼女は心を読まさないのでわかりませんが……」
永琳「……………………」
紫「フフフフフフフフフ、」
弾「……!!!!」
はい。ありがとうございました。
東方キャラの連携!!考えていて楽しかったです。
それにしても……
紫さま……えげつねえ!!
ジェミナイズの効果召喚→ゼロカウンター
ドラゴニックタウラスの一撃→シンボルを0に
ヤンオーガとライフチャージ
骨孩児のドロー
弾さん勝てる!!!!?
それは次回!決着です!!!
次回予告 紫の闇 孤独貫く矢。