東方星神録   作:あんこケース

31 / 246
魔理沙回です。筆が進む進む………早く弾さんを書きたいのか………





あらすじ レオから主だけでなく、己も守ることを追い求めることを諭された妖夢。その言葉は弾の言葉の本当の意味を理解させた。そして、魔理沙は………


天才と秀才

第1ターン 魔理沙はチキンナイトと白雲に茂る天翼樹を配置。

 

 

第2ターン 式はオハヤシバードを召喚してターンエンド。

 

 

第3ターン 魔理沙は乙騎士エウロスファルコンを召喚して、アタック。式はライフで受けた。これでターンエンド。

 

 

第4ターン 式は拳闘鳥ブルースケーを召喚。そして、アタック。魔理沙のライフを一つ砕いた。これでターンエンド。

 

第5ターン 魔理沙は白羊樹神セフィロアリエスをレベル2で召喚してバーストセット。さらにマジック、ハンドリバースを使用して手札を捨てて、デッキから四枚ドローした。これでターンエンド。バトルは第6ターンに差し掛かろうとしていた。

 

 

 

式[メインステップ。煌翼鳥グリューゲルを召喚。そしてバーストセット。アタックステップ。グリューゲルでアタック。]

 

 

 

魔理沙「ライフだぜ!」

 

 

グリューゲルが嘴でライフを削った。

 

 

式[ターンエンド。]

 

 

魔理沙「メインステップ!セフィロアリエスをレベル1に。緑のファンタジスタ!兎の十二時皇ミストラルビット!神速封印召喚!!そして、アタックステップだぜ!ミストラルビットでアタック!!跳躍発揮!グリューゲルを手札に戻してライフを壊すぜ!さらにコアブースト!」

 

 

 

式[オハヤシバードでブロック。フラッシュタイミング。ブルースケーに煌臨。シムルグ煌帝、煌臨時効果で三体疲労。

 

 

破壊によりバースト発動。酋鳥タイランバード。召喚時効果でデッキから三枚オープン。そして、コスト6まで召喚。拳闘鳥ブルースケーを召喚。]

 

 

 

 

ブルースケーが緑の光に包まれた後、巨大な鳥が現れ、羽ばたいてスピリット達を疲労させる。さらにオハヤシバードの破壊によって、赤い鶏冠を持った鳥が召喚され、もう一体ブルースケーを呼び出した。

 

 

魔理沙「…ターンエンド……」

 

 

 

式[メインステップ。オハヤシバードを召喚。タイランバードにコアを追加。アタックステップ。シムルグ煌帝でアタック。]

 

 

魔理沙「ライフだ!!」

 

 

 

シムルグ煌帝が緑の羽をぶつける。

 

 

 

式[タイランバードでアタック。フラッシュタイミング。煌臨、発揮。翼龍皇ジークフリードヴェールを煌臨。煌臨時効果でシムルグ煌帝とヴェールを回復。さらにアタック時効果。チキンナイトを指定アタック。]

 

 

タイランバードが大きな鳥の翼を持ったドラゴンに変わり、咆哮するとシムルグ煌帝とヴェールが回復した。ヴェールはチキンナイトを翼で弾き飛ばした。

 

 

 

式[ヴェールの効果でエウロスファルコンに指定アタック。]

 

 

エウロスファルコンにヴェールが飛びかかり、切り裂いて爆散させた。

 

 

式[ヴェールの効果で回復。そして、ミストラルビットに指定アタック。]

 

ミストラルビットがビームを放つが、ヴェールはかわして、爪を突き立てた。ミストラルビットは防御したが、そのまま地面に叩きつけられて爆発した。

 

 

 

式[ヴェール、回復。アタック。]

 

 

 

魔理沙「ライフだ!!」

 

 

ヴェールの風が魔理沙のライフを壊す。

 

式[シムルグ煌帝でアタック。]

 

 

 

 

魔理沙《……終わった………セフィロアリエスは疲労してる………ブロックできるスピリットはない…………残りライフは3、アタッカーは三体…………やっぱり………私は………天才じゃなかったんだ…………》

 

 

 

 

???《お主は十分天才だと思うが?》

 

 

 

 

 

 

魔理沙「ぬぉ!?」

 

 

 

 

魔理沙の視界が暗転する…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気づくと魔理沙は大きな和室で座布団に座っていた。

 

 

 

 

魔理沙「な、何なんだ!!?これ!?」

 

 

 

 

???《ここは拙者の空間。お主に話があってここに呼んだのだ。》

 

 

 

そう言って入って来たのは、巨大な蟹だった。

 

 

 

 

魔理沙「………巨蟹武神………キャンサード………!?」

 

 

 

 

 

キャンサード《うむ、まぁ、ゆっくりせい。》

 

 

 

 

そう言うと、キャンサードは魔理沙の前にお茶とお茶菓子を置いて胡座をかいた。魔理沙は少しお茶を飲んだ後、尋ねた。

 

 

 

 

魔理沙「……さっき、あんた、私に天才だって言ったよな…………どこがだ……?こんな何の取り柄もない………」

 

 

 

そう続けようとしたが、キャンサードはその言葉を切って話した。

 

 

 

キャンサード《お主はそもそも、天才の意味を履き違えている。お主が言う「天才」は拙者の言葉で言えば「秀才」だ。周りより優れた技能を生まれつき持っている。そして、その技能を有効に使えている者のことだ。拙者にとっての「天才」は生まれつきの差を努力で埋めようとすることができる者のことだ。つまり、お主にピッタリであろう。》

 

 

 

そう言うと、キャンサードは魔理沙の前に将棋盤を出した。(サイズとしては魔理沙自身がコマになりそうだが)すると、キャンサードは魔理沙の側の飛車と角をとって言った。

 

 

 

キャンサード《これが普通の者のスタートだ。秀才達はこの飛車や角を持っている。しかし………これはどうしても覆せん。生まれた前に戻ることなどできはせんからな。だが、それに文句を言う者はそこまでの者だ。そのコマをどう使うかが大事なのだ。お主は十分このコマ達を使いこなせているから天才だと拙者は思うが?》

 

 

 

魔理沙「でも………あいつには………霊夢には勝てないぜ…………」

 

 

そううつむいて言う魔理沙にキャンサードは少し間をとった後、話し始めた。

 

 

 

キャンサード《……拙者も………そうだった………サジットのような秀才に憧れていた……陰口を叩いたこともある…羨んだこともある……だが………拙者は知らなかった………お主も見たであろう?秀才が周りにどれ程の期待をかけられるか……》

 

 

 

その言葉は、魔理沙に弾と霊夢のバトルの時のことを思い出させた。

 

 

 

キャンサード《確かに秀才は優れている。だが、それが全てプラスになるわけではない。サジットもあいつなりに悩みがあった。お主の友もしかり………あの時は拙者も青かった………

 

 

お主は「天才」の短所と「秀才」の長所ばかり見て、その反対を見ていない。「天才」であることを誇りに思え!お主の十二神皇は不死鳥なのだろう?なら、何度だって立ち上がれ!「秀才」の飛車と角を打ち破って来い!!》

 

 

 

 

魔理沙「………おう!!やってやら!!!」

 

 

 

その言葉に目を煌めかせた魔理沙はいつの間にかバトルフィールドに戻っていた。

 

 

 

 

 

魔理沙「……!!?カードが………!へぇ、私を認めたとかか?へへ!いいぜ!フラッシュタイミング!雷神速で召喚!吹き荒れる台風!落ちる雷!!超 十二神皇ゲイルフェニックスZ(ゼファー)!!ブロックだぜ!!」

 

 

魔理沙の上に雷雲が立ち込め、そこから三対の翼を持った鳥が現れた。ゼファーはそのままシムルグ煌帝に襲いかかり、雷でしびれさせて破壊した。

 

 

 

式[ターンエンド]

 

 

 

 

魔理沙「いくぜ!召喚!二者択一のハサミ!!巨蟹武神キャンサード!!アタックステップ!ゼファーでアタック!!」

 

 

 

 

キャンサード《………参る………》

 

 

 

 

 

 

魔理沙「キャンサードの効果で二体でないとブロックできなくさせるぜ!!さらに雷飛翔!発揮!!一コスト支払って回復!んでもってこのスピリットのコア以下のスピリットからはブロックされないぜ!!」

 

 

 

キャンサードのオーラを纏ったゼファーが雷を式のスピリット達に放ってしびれさせた。

 

 

 

式[ライフで受ける。]

 

 

 

ゼファーがライフを雷で砕く。

 

 

魔理沙「まだだ!!ゼファーでアタック!!雷飛翔、発揮!!回復だ!!」

 

 

 

式[ライフで受ける。]

 

 

 

 

ゼファーが回転突撃でライフを貫く。

 

 

 

 

魔理沙「おっと!お前達も!セフィロアリエスでアタック!!」

 

 

 

式[ブルースケーとオハヤシバードでブロック。]

 

 

 

魔理沙「ブルースケーとバトルだぜ!!」

 

 

 

セフィロアリエスが草を生やしてブルースケーを拘束し、地面に叩きつけて破壊した。

 

 

 

魔理沙「さぁ~て………ゼファー!!締めはお前だ!!」

 

 

 

 

キャンサード《フッ、いい顔になった………!!!》

 

 

 

 

 

ゼファーの雷が式に雨の如く降り注いだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「ありがとうだぜ。少し意味は違うけど、私を天才って言ってくれたのはお前が初めてだ。」

 

 

 

 

キャンサード《礼は全てが終わってからだ。さぁ!力を銅像に!》

 

 

 

アリエス《フォフォフォ………しかし、珍しいな。お前が昔話をするとは………》

 

 

キャンサード《やかましい、じいさん………誰にでも若い頃はある………》

 

 

 

 

魔理沙《………弾、霊夢………後で謝るから………絶対に死ぬなよ!》

 

 




はい。ありがとうございました。


キャンサードは武人でセフィロアリエスは頼れる爺さんにしました。じいさんも言っていましたが、キャンサードはあまり自分が未熟だった頃の話をしません。しかし、たぶん、キャンサードは自分を魔理沙に、サジットを霊夢に重ねたのかもしれません。そのサジットは………次回に登場します。



次回予告 自分とは
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。