東方星神録   作:あんこケース

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はい、こちらに統合しました。


内容は変わっておりませんのでどうぞお楽しみにください。


新第一章~新たな始まり 修行編~
綿月依姫!見参!!


 

 

 

馬神 弾が地球と幻想郷の創界神となって……約三ヶ月後………

 

 

 

 

 

 

ここは………月の都………輝夜、永琳、鈴仙が昔、住んでいた世界である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「御姉様!!とうとうやりました!!」

 

 

 

 

???「あら、珍しいわね。どうしたの、そんなにはしゃいじゃって。八意さまから手紙でも来た?」

 

 

 

 

ザ!VIPな部屋に入って来た娘。彼女の名前は綿月依姫。月の都を守るリーダーである。彼女が「御姉様」と呼んだのは姉の綿月豊姫である。彼女も月のリーダーとして地上から紛れ込んで来る者を地球に送り返す仕事等をしている。

 

ちなみに、二人とも永琳の弟子であり、永琳が月を捨てた後も尊敬している。

 

 

 

依姫「聞いてください!私、とうとう完全に創界神を降ろすことに成功したのです!!」

 

 

 

豊姫「え!(゜.゜)……今日ってエイプリルフールだったかしら……それとも八意さまが恋しくてこっそり………」

 

 

 

信じようとしない豊姫に依姫は怒ってこう言った。

 

 

 

依姫「ちょっと!御姉様!違いますよ!それは私だけではなく、創界神さまにも失礼です!」

 

 

 

 

???《まぁ、そんなかっかすんな。俺が出れば真実だって判るだろ?》

 

 

 

 

 

豊姫「え!!Σ(Д゚;/)/」

 

 

 

どこからか聞こえてきた男の声。すると、依姫の隣に赤髪の男が現れた。

 

 

 

 

アポローン《よ!俺が依姫の創界神降ろしにつきあったオリンの創界神、アポローンだ。あんたは依姫の姉の豊姫だな?話は聞いてるぜ。》

 

 

 

 

豊姫「………ご無礼を御許しください………!!」

 

 

 

豊姫は一瞬、呆然となったがすぐ立て直して、直角の礼を決めた。するとアポローンは手を振って言った。

 

 

 

アポローン《おいおい、やめな。ここじゃ、俺は何の信仰もないんだし………隣には妹の別荘があるけど………》

 

 

 

 

豊姫「ありがとうございます……はぁ~依姫、あなたすごいわ!!今まで創界神を降ろすことに成功したのは誰一人としていないのに!あなたも以前はアマテラスさまやスサノヲさまも不完全でしか降ろせなかったのに!!成長したのね!流石私の妹だわ!!」

 

 

 

 

興奮した豊姫に依姫は少しためた後、話し始めた。

 

 

 

 

依姫「……実は、御姉様。折り入って頼みが……」

 

 

 

豊姫「…?どうしたの?」

 

 

 

依姫「実は………少し、武者修行に出たいと思いまして………」

 

 

 

豊姫「( ; ゜Д゜)」

 

 

豊姫はまるで時が止まったかのようにフリーズした。実は依姫は八百万の神々を自在にその身に降ろすことができる能力を持っており、月では負け無しの戦士なのである。(ちなみに紫すら下したこともあるそう)

 

 

その彼女が武者修行。数十秒後、再起動した豊姫は言った。

 

 

豊姫「……まだ……強くなるの…………?」

 

 

 

依姫「あ!違います!こっちの武者修行です!」

 

 

そう言って取り出した物に豊姫は納得する。それは………デッキケースだった。

 

 

 

 

この月の世界でもバトスピは人気で、近頃は月でもチャンピオンシップが開催されるほどである。この月の都の創界神、ツクヨミがバトスピ好きなこともあり、都ではとても流行っていた。

 

 

 

 

 

豊姫「まぁ、確かに私達もちょっとは強くないとね~。八意さまの顔に泥を塗ることになるし………依姫はこっちは強くないのよね~!」

 

 

 

 

アポローン《ん!?そうなのか?》

 

 

 

依姫「……お恥ずかしい限りですが………ですので御姉様!少しばかり地上で強くなって来ます!!」

 

 

 

依姫はそう決意の目をして言った。さすがに可愛い妹の頼みを豊姫は無下にはできなかった。

 

 

 

豊姫「……全く……………わかったわよ………」

 

 

 

 

依姫「ありがとうございます!!御姉様!!」

 

 

 

 

豊姫「ちなみに地上のどの辺に行くの?」

 

 

 

依姫「( ̄▽ ̄;)!」

 

 

そう依姫に聞いた豊姫だったが、今度は依姫がフリーズしていた。呆れる豊姫にアポローンは言った。

 

 

 

 

 

アポローン《なら、幻想郷って所はどうだ?最近、その世界に創界神が就任してな。ソイツが相当強いカードバトラーだって噂だ………ちなみにここだけの話だが………父やラーも負けたそうだ…しかも、自分を使ってだ………》

 

 

 

 

 

豊姫「え!!あのゼウスさまやラーさまが負けたのですか!!!?」

 

 

 

依姫「神世界で一二を争う最強カードバトラーの二柱が負けた………よし!決めました!その方に弟子入りして来ます!!御姉様!ついでに八意さまからお土産貰ってきます!!」

 

 

 

 

そう言うと、部屋を飛び出していった依姫。

 

 

 

豊姫「……大丈夫かしら……依姫……」

 

 

アポローン《……俺も心配だからついてくよ。俺もバトルしてみたいし………バトラーとしても……創界神としても……》

 

 

 

 

豊姫「…………すみません……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、昨今の神世界事情について話そう。

 

 

 

まずは神世界は五つの世界から成りそれぞれ「オリン」「エジット」「アマハラ」「インディーダ」「ウル」から成り立っている。ちなみに地球をはじめとしたグランロロはウル、月の都はアマハラに所属している。

 

 

 

その勢力に何神かいる権力者が創界神(グランウォーカー)で、彼らは自分の世界を創り、その下に他の神々を従えている。

 

 

 

何十億年も昔の太古の時代、まだ永琳すら生まれてない頃、神世界の覇権をかけた争いがあったことも話しておこう。そこでは全勢力が全力でぶつかり合い、神世界は荒れ果てた。そこで、全勢力の創界神達は話し合いって平和条約を締結した。そのお陰で昨今の神世界は平和なのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想郷 迷いの竹林

 

 

 

 

 

依姫「……さて………永遠亭はもうすぐ………と信じたいです………」

 

 

アポローン《おいおい、こりゃ完全に迷ったな。》

 

 

 

早速、幻想郷で件の創界神を探そうと思った依姫だったが、まず八意さまに聞こうと思い永遠亭を目指していた。だが………お察しの通り、絶賛迷子中である。

 

 

 

 

 

 

依姫「……どうしましょう………」

 

 

アポローン《こんな時にヘルメスとかがいたらなぁ……》

 

 

 

 

 

 

そう言って途方にくれる一人と一柱。すると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ギギギギギ!!!」

 

 

 

 

 

 

依姫「な!!?」

 

 

 

アポローン《何だコイツ!………意志が無いな……人形か何かか?》

 

 

 

 

現れたのは、黒いフードを被った何かだった。顔は機械のように無表情で、その手にはデッキが握られている。

 

 

 

 

依姫「……バトルしろと言うことでしょうか……?アポローンさま!お力をお借りします!」

 

 

 

 

アポローン《そうかもな……OK!》

 

 

 

依姫はアポローンを自らに降ろした。

 

 

 

依姫「ありがとうございます!!さて……行きます!

 

 

ゲートオープン!界放!!

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、続編第1話はここまでです。


よっちゃんが主人公です。東方キャラで一番好きなので主人公にしました。でもこのよっちゃんはまだ強くはありません。なので彼女の成長を見守っていこうと考えております。



後、今作では依姫が創界神を降ろしてその眷属のスピリットを使うという形になります。彼らは他の人物には使えないので、彼らを使えることが依姫のアイデンティティーになります。


そして、これから様々な創界神が登場します!次はどの創界神が降ろせるようになるのか?はたまた、別の誰かが創界神を仲間にするのか?ご期待ください。


次回予告 星竜の宴!アポローンの炎!!

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