東方星神録   作:あんこケース

42 / 246
……もう……創界神達のキャラが………


あと、創界神達は普段はラフな格好をして、バトルの時にカードの服装になります。



あらすじ ホルスと一緒にフードを倒した文。二人はこの事を報告するために弾の元へ向かう。依姫はヘルメスの伝言を聞いたあと、団子屋で鈴瑚と再会し………


破壊と破壊!全てを振り切る剣獣!!

 

 

 

依姫「………いざ………」

 

 

鈴瑚「…あれ?依姫さま、性格が変わった?」

 

 

アルテミス《なんか………渋くなった……》

 

第1ターン 鈴瑚は機巧武者サイウンを召喚。

 

 

第2ターン 依姫はヘルメスの竜巻神殿を配置して七大英雄獣ヘクトルのアクセルを発揮してコアブーストした。

 

 

第3ターン 鈴瑚はディフェンザードを召喚してサイウンをレベル2に上げてターンエンド。そして第4ターン。

 

 

依姫「……きませい……創界神ヘルメス……トラッシュに対象が二枚………二つ追加……トロイオンの勇士ピロクテテス……トロイオンの勇士メネラオス……召喚………」

 

 

ヘルメス《呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!》

 

 

依姫の後ろにヘルメスが現れ、さらにフィールドに二体の剣獣が召喚された。

 

 

依姫「……ターンエンド………」

 

鈴瑚「サイウンの効果でコアを増やします!メインステップ。そびえよ!鉄壁の要塞!大機巧武者コンゴウ!アタックステップ!コンゴウでアタック!効果でソウルコアのないメネラオスを手札に!」

 

 

鈴瑚のフィールドに巨大な城のようなスピリットが現れて、衝撃波を放ったが、メネラオスには効かなかった。

 

 

依姫「……メネラオスは自身の効果で手札に戻らず……ライフで受ける………」

 

 

コンゴウが依姫のライフを砕いた。

 

 

鈴瑚「ん~惜しいな~ターンエンド。」

 

 

ヘルメス《……どうする?》

 

依姫「……私のバトルをするまで………メインステップ………!………駆け抜ける風……全てを振り切る獣………七大英雄獣オデュッセイバー………きませい………!」

 

ヘルメス《質問は受け付けないぜ?》

 

 

ヘルメスが笛を拭くと、一匹の豹のようなスピリットがフィールドを縦横無尽に駆け巡った後、依姫の前に降り立った。

 

依姫「……さらに、刃狼鎧ベリオ・ウルフをオデュッセイバーに直接合体………そして………アタック………!………効果でディフェンザードを手元に………」

 

 

緑の狼がオデュッセイバーに合体してさらに猛々しくなる。そして、鈴瑚めがけて飛び出して吠えると、ディフェンザードが手元に戻った。

 

 

鈴瑚「まずい……サイウンでブロック!」

 

 

サイウンが剣で斬りかかるが難なくオデュッセイバーは前足の爪で引き裂いた。すると、鈴瑚のライフが二つ消し飛び、オデュッセイバーがまた立ち上がった。

 

 

依姫「……ベリオ・ウルフの効果……スピリットを破壊した際……ライフを二つ削る……さらにヘルメスの神域……剣獣をBPプラス10000してターンに一度回復………エピクロスでアタック……」

 

鈴瑚「うげげ!ライフ!」

 

 

エピクロスが矢でライフを撃ち抜いた。

 

依姫「……オデュッセイバー………覚悟………!」

 

 

鈴瑚「あーあ、まけちゃった。ライフで!」

 

オデュッセイバーの爪が切り裂いた!

 

 

 

 

 

鈴瑚「依姫さま、いつの間にそんな強くなられたんですか?」

 

 

アポローン《成長目覚ましいな。》

 

 

アルテミス《これは期待がもてるわ~》

 

 

ヘルメス《これで後、一人か………もうすぐ日も暮れるし、今日はこの辺にするか?別に一日って制限はないんだろ?》

 

 

依姫「そうですね。今日はこれで終わりにして、永遠亭に帰りますか。鈴瑚、お団子ありがとう。」

 

 

そう礼を言って鈴瑚と別れた四人は永遠亭への道を歩いていた。

 

 

アポローン《それにしても……あのフードの親玉の目的は何なんだ?》

 

 

アルテミス《あー、それは私も気になってた。カードもよく見たことのない奴らだったし。》

 

 

ヘルメス《ん~僕達に何かさせたいのかな………わからん!》

 

 

 

創界神が三人集まっても答えは出なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間前 ホルスが文と会った頃……紅魔館近くの森

 

 

 

 

 

 

???「ぎゅっとして…………パチン!」

 

 

 

ドッカーン!!!!!

 

 

急に大岩が爆発した。

 

 

 

???「……また、ダメか……力の制御って難しいなぁ………」

 

 

そう言って、ぼやいているのは紅魔館の主の妹、フランドール・スカーレットである。彼女は能力のトレーニングをやっているが、はかどってはないようである。

 

 

フラン「…どうしていつも爆発規模になっちゃうんだろ?もっとパワーを《そりゃ、力みすぎなんだよ》……え!?」

 

 

突然の声に振り返ると、そこには紫の髪をした青年が立っていた。

 

 

???《…全く……お前は破壊の目を強く握り過ぎなんだよ。こうやって………よっと!》

 

 

 

ぱちーン

 

 

隣の大岩が少し欠けた。

 

 

 

フラン「わぁ!凄い!!あなたも破壊する能力を持ってるの?」

 

???《まあな、俺は破壊の創界神のシヴァって言うんだ。物を壊すしかできない通りすがりもんだよ。お前は?》

 

 

フラン「あたし、フラン!フランドール・スカーレット!あなたも創界神なの?」

 

 

そう臆さず話しかけてくるフランにシヴァは不思議に思った。

 

 

 

シヴァ《何だ、創界神だと知ったのにビビらないのか?》

 

 

 

フラン「だって弾にいさまと同じでしょ!ならいい神様だよ!」

 

 

その笑顔にシヴァは微笑ましくなった。

 

 

 

シヴァ《そうだ、フラン。お前、この世界の創界神のこと何か知って………危ねぇ!!!》

 

 

フラン「きゃあ!!!」

 

 

 

突然、フランに何かが飛びかかった。シヴァはすぐに反応し、衝撃波を放ってそいつを吹き飛ばした。そいつはすぐに体勢を立て直して着地した。

 

 

 

 

 

フード[ギギギギギギ!]

 

 

ここにも現れた黒フード。

 

 

シヴァ《………全く………子供を襲うたあ………破壊される覚悟はできてんのか?》

 

 

フラン「…私やる!!もう、誰かに助けられるだけはイヤなの!」

 

 

フランの純粋な覚悟をした目付きにシヴァは頷いた。

 

 

シヴァ《……よし、なら俺も手伝わせてくれよ!お前と一緒に、この世界の平和を乱すヤツを破壊しようじゃねえか!俺の死竜の眷属も使え!》

 

 

 

すると、シヴァはフランの体の中に入る。そしてフランの瞳が紫に染まる。

 

 

 

フラン「…死竜か……咲夜みたいにできるかわからないけど………!!

 

 

 

ゲートオープン!解放!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ時刻 グラン・ロロ 創界神の神殿 英雄の間

 

 

ここは創界神が住む神殿………ここに来れるのは並大抵の力を超越した者でないと来ることができない。グラン・ロロで来れるのはマザーコアの力を使える異界魔女か創界神に認められた者だけだろう………その一つ、英雄の間の創界神の所に先代の星の創界神が訪ねて来た。

 

 

リリア《…マナカー!ケイー!いる~?》

 

 

???《ん~?どうした~?》

 

 

???《おい、マナカ。私よりリリアの方がいいのか?》

 

そう言って出てきたのは、隻腕の美形の男と赤髪の綺麗な女性だった。どちらもリリアに負けない神力を纏っている。

 

 

リリア《久しぶりねえ、あ、お熱い最中、ごめんなさ~い》

 

 

ケイ《わかっているなら帰れ。マナカとの時間を邪魔するな。》

 

 

マナカ《全く………ケイ、それは失礼だよ。そんな人は好きじゃないよ?》

 

 

ケイ《…え……待って……私……あなたに……捨てられ……》

 

 

その言葉を聞いたケイは顔面蒼白になりしどろもどろになる。それを見てマナカは《うそだよ!ごめんね!君を捨てるなんて!そんな事あるわけないよ!》と取り繕っていた。それを見てリリアは四本ある腕を組んで呆れていた。

 

 

リリア《あー、そろそろ本題に入っていい?》

 

 

マナカ《ごめんごめん、で、どうしたの?》

 

 

リリア《うちの後輩、そろそろゆっくりできそうだからウルの創界神で飲み会でもどうかしら?それに、あなた達は特段、彼に会いたがってたじゃない?今、私も暇だから案内するわよ?》

 

 

その言葉を聞いた二人は喜んだ。

 

 

マナカ《本当!?悪いね、僕達はその世界……幻想郷って世界だっけ?詳しくないから心配だったんだ。》

 

 

ケイ《フム………中々腕のある男と聞いている。たとえ、周りから迫害されようとも、世界の平和のために戦う………アレックスや私達に通じるものがあるな。》

 

 

マナカ《そうだ!彼に会った後は幻想郷でデートしない?最近、一緒に外に行ってなかったし。》

 

 

ケイ《!!……ま、まぁ………お前が……行きたい……のなら………私は……どこでも…………》

 

 

リリア《………ま~た始まった……弾にまゐちゃんが告白した時にそれをフィールドで聞いてたサジットもこんな気持ちだったのかしら………》

 

 

後輩が彼女(と愛人)とイチャコラしてるのをリリアが普通に見れたのはこの二人に何十億年前の戦争の時からこの光景を見させられているからである。そしてリリアはいつもの光景と腹をくくった。

 

 

 

 

 




はい。ありがとうございました。


サジット《ああ。めっちゃ気まずかったし、決めにくかったよ。それに後でヴィエルジェやタウラスに死ぬほど弄られた。》

シヴァはフランと組ませました。お互い破壊の能力を持っているのでちょうどいいなと思いました。

そして、マナカとケイが登場しました。この二人は個人的に好きですのでウルの創界神として出ます。設定もちょっと多め。


シヴァ

インディーダ所属の死竜の創界神。破壊の神なので、少しやさぐれている。でもいいやつで子供を傷つけるやつや命を身勝手に奪うやつは破壊対象。自ら「破壊者」と名乗ってるが、基本破壊しているのは、「涙」「悲しみ」「戦争」などである。ちなみに趣味は踊ること。


マナカ

ウル所属の創界神。昔「神殺しの英雄」と呼ばれ、不完全だったが虚神を一人で倒したやべぇ人。今は妻のケイと共にグラン・ロロを見守っている。恩師のロードとはよく飲む。基本は呑気で穏やかだが、生まれが貧乏だったので時たま、凄い発言をする。ちなみにウルの創界神ではロロの次に年上。隻腕だが生やそうと思えば生やせるそうな。


ケイ

ウル所属の創界神。六楯皇帝だった女性で名剣士でもある。性格はぶっきらぼうだが、高貴な生まれ故に政略に揉まれたからである。しかし、マナカとの出会いによって徐々に心を開き始めた。マナカが死んだという誤報がとんだ時は発狂して、世界を平定しようとした(覇王編の背景ストーリー)それからはマナカにゾッコンでアレックスやアンタークに女子力を学んでいる。


次回予告 裏切りと絶望

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。