東方星神録   作:あんこケース

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もう、どうにもなあれ~………よっちゃんのキャラ崩壊が凄いこの作品………



あらすじ アテナとバトルして彼女の心の闇を習った弾。しかし、それは紫と永琳を窮地に追い込むこととなる………一方、依姫は………


月からの刺客!依姫の覚悟!!

 

弾「……で、このブレイヴはこのスピリットと相性がいいから……」

 

依姫「……なるほど……」

 

アテナの話を聞いた後、弾は依姫にカード解説や戦術などを教えていた。隣ではアテナも聞いている………紫と永琳に睨み付けられながら………

 

アテナ《……………》

 

 

紫「…………」

 

 

永琳「…………」

 

 

………明らかに火花が散っている………

 

 

その日はこんな空気で終わり、次の日にこちらの対応を決めることになった。

 

 

 

 

 

 

 

次の日 永遠亭 会議室

 

 

 

依姫「え、残りの創界神をですか?」

 

 

昨日のメンバー+アテナとヘルメスと依姫が参加した会議では、幻想郷に来ている残りの創界神を集めることであった。

 

 

弾「ああ、オレと紫と永琳は元凶を追うから、後の皆は戦力を集めてくれ。アテナは全員の情報の共有を。」

 

 

幽香「了解。」

 

 

文「わかりました。」

 

 

フラン「オッケー!」

 

 

アテナ《任せなさい。》

 

 

イシス《……セトも来てたから……私は彼を探すわ》

 

 

シヴァ《ブラフマーは………どこ行ったんだか……》

 

 

ホルス《……相棒はまだか………親父は……》

 

 

マナカ《……そー言えば、アンタークとアレックスは来てたよね?》

 

 

ケイ《……あの二人は………ん………》

 

ヘルメス《んで、俺達は残りのオリンの創界神を探せばいいってこと》

 

 

依姫「どこにいるか見当はつきますか?」

 

 

アポローン《……一人……まぁ、あそこだろう……》

 

アルテミス《……あそこね……》

 

オリンの創界神達は皆、見当がついているようなので、依姫は三人と一緒に目的地へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霧の湖

 

 

 

依姫「……ここですか?」

 

依姫達は霧の湖に到着した。辺りはその名の通り霧が立ち込めている。

 

 

ヘルメス《…まぁ……幻想郷に彼の領域がないからね……》

 

 

アポローン《さて……呼ぶか………おーい!!!ポセイドン!!!いるか~!!!?》

 

 

???《……ん!?アポローンか!?どうした!?》

 

 

すると、湖の真ん中が少し沈降してそこから青い髪の中年ほどの男性が水の上を歩いてきた。

 

 

アルテミス《ポセイドン、湖はどうだった?》

 

ポセイドン《ウム、最初、海がないと聞いたときはショックだったが、この湖は最高だ!水温、透明度、生態系……噂に聞いていた通りだった!して、何用か?》

 

 

依姫「…こちらの方は?」

 

アポローン《海の創界神で俺達の叔父のポセイドンだ。水のたまっている所にいると思っていたが……ビンゴだった。》

 

 

依姫達はポセイドンに今までの状況を報告して協力を求めた。

 

 

ポセイドン《……よし……依姫と言ったか。わしも手を貸そう。無実の少女を黙って知らぬふりをするのはわしのポリシーに反する。》

 

 

ヘルメス《……少し女好きなのはゼウスと変わらないんだよね……》

 

 

依姫「ありがとうございます!」

 

 

依姫が喜んだその時…………

 

 

 

 

 

 

 

 

???《見つけたわよ……依姫》

 

 

普通の声ではない。頭に直接響いてくる声。依姫は振り返らずに、その声なき声の主の名前を呼んだ。

 

 

依姫「………まさか………あなたが来ましたか………稀神 サグメさま。」

 

 

そこには、銀髪で背中には片方しかない翼を生やした女性が立っていた。彼女は月の賢者の一人の稀神 サグメと言う者で、所有している能力のせいで迂闊に喋れないので、テレパシー会話をしている。

 

 

サグメ《………私がここにいる理由は分かっているわよね………?》

 

 

依姫「…勿論です。しかし、やるべきことを果たすまで捕まる訳にはいきませんね。」

 

 

サグメ《……そう言うと思ったわ………構えなさい。》

 

 

依姫「……ポセイドンさま……お願いします……」

 

 

ポセイドン《よし!出港といこうぞ!》

 

 

ポセイドンが依姫の体に入り、目が青く染まる。

 

 

 

 

 

依姫 サグメ《「ゲートオープン!界放!!」》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

依姫「さぁ~て!いきますか!」

 

ヘルメス《……なんだろ……どこぞのラスボス兼不味いコーヒー淹れるマスターっぽくなった………》

 

 

第1ターン サグメは 魂鬼とシキツルを召喚してターンエンド。

 

 

第2ターン 依姫は神海賊新米船長ドルフィリポスを召喚してターンエンド。

 

第3ターン サグメはNo.32アイランド・ルートを配置してシキツルを召喚。そして、シキツル二体でアタック。依姫はどちらもライフで受けた。

 

 

 

第4ターン 依姫は一枚のカードを手に取った。

 

 

依姫「彼を呼んじゃおうかなぁ?メインステップ。大海より現れよ!創界神ポセイドン!三枚トラッシュへ送ってコアが二個増えちゃう~。そして神海牛王アステリオンとドルフィリポスをもう一体、召喚~レベル2でね♪」

 

 

 

ポセイドン《ガハハハハ!野郎共!行くぞ!》

 

 

ポセイドンが依姫の後ろに現れ、手の銛を豪快に振るった。

 

依姫「行っきまーす!アタックステップ。ドルフィリポスの効果で最高レベル!やってこ~い!アタック時効果でデッキから一枚破棄、二体いるので二枚!ア~ンド魂鬼を破壊!」

 

 

ドルフィリポスが水しぶきをあげて、魂鬼とサグメのデッキを破壊した。

 

 

サグメ《……破壊時効果でドロー………あなた………礼儀を忘れたのかしら………ライフで受ける…………?……》

 

 

 

ドルフィリポスがサグメのライフを砕こうとしたが、ライフは壊れなかった。

 

 

依姫「あ~惜しいですね~!!ドルフィリポスがスピリットを破壊すると、シンボルがなくなるんですよ♪よかったですね~あ!一応、敬語にはしましたので!さらにドルフィリポスでアタックです!さらに二枚破棄!そしてシキツルを……ぼーん!」

 

 

サグメ《…ライフ……でも削れないわね………》

 

 

依姫「ターンエンドです!」

 

 

アルテミス《……ヤバい……イライラしてきた……》

 

サグメ《……メインステップ…シキツルを召喚…ドロー…バーストをセット……ターンエンド……》

 

 

依姫「あれ!?それでいいんですか!?サグメさま!じゃあお言葉に甘えまして…メインステップ…は!何もしませ~ん♪

 

そしてアタックステップ!アステリオン!やっちゃって~!効果で計四枚を破棄してシンボルを……zero~♪」

 

 

サグメ《……チッ……この…………シキツルでブロック………破壊されたのでバースト発動………マーク・オブ・ゾロ……一枚ドローしてフラッシュ効果も入れてあなたのスピリットを全て消滅………》

 

 

アステリオンがシキツルを斧で破壊したが、Zの斬撃が依姫のスピリットを切り裂いた………が、全員フィールドに残っていた。

 

依姫「あれぇ~?サグメさま、アステリオンの効果にコスト三以下のスピリットがフィールドから離れるときは疲労して残るってのがあるってこと知らなかったんですか~?ターンエンドです!」

 

 

ポセイドン《ガハハハハ!残念だったな!小娘!!》

 

 

アルテミス《………》

 

アポローン《おい、アルテミス……なぜ矢を構えているのだ?》

 

アルテミス《…あいつを倒して依姫を取り戻す!》

 

 

ヘルメス《落ち着けって!バトルが終われば戻って来るって!》

 

 

他の創界神達がすったもんだしている最中だが、サグメはバトルを続ける。

 

サグメ《……メインステップ……魂鬼、冥騎獅アロケインと紫煙獅子をデッキから三枚トラッシュに置いて召喚……!さらにマジック………フォビドゥングレイヴ………

 

…トラッシュから次代アルティメットをノーコスト召喚……ようやくでれる……

 

………煉獄の炎…死の刃…戦国六武将ムドウ!コストはアロケインと魂鬼から………》

サグメのフィールドに馬に乗って、薙刀を持った鬼が降り立った。その体からは異様なオーラがたちのぼっている……

 

 

ポセイドン《……ム……依姫、気をつけろ……あのアルティメット………何かが変だ………》

 

 

依姫「……そう言えば……「ようやくでれる」と……!まさかとは思いますが……?」

 

 

ポセイドン《……いや、そのまさかだろう。その言葉は………あのアルティメットの言葉かもしれん………あの小娘は普段からテレパシーで会話しておったからわしにも分からんかった。》

 

 

依姫「…つまり……バトルに勝てば…サグメさまは元に…?」

 

 

ポセイドン《…ウム……!……依姫!来るぞ!》

 

 

サグメ《アタックステップ。ムドウでアタック……ソウルドライブ………発揮!ソウルコアを除外してスピリットとトラッシュのコアをボイドに………よってソウルコア以外のフィールドのコア四個をボイドに……喰らえ……》

 

 

ムドウがソウルコアをエネルギーにして紫の炎を放った。そして海賊達の力を奪っていった。

 

 

依姫「…あちゃー!アステリオンの効果で残るけど……ライフで受ける!」

 

 

ムドウの薙刀がライフを砕いた。

 

 

サグメ《……ターンエンド……》

 

 

依姫「うっわぁー……メインステップ……おっと……来たね~!荒ぶる荒波!唸る地震!レベル2で召喚!神海獣皇グレート・オーシャン!!コストはドルフィリポスとアステリオンから!」

 

 

ポセイドン《さぁ!わしの化神!特と見よ!》

 

 

ポセイドンが銛を突き刺すと、そこから水が噴き出して、一体の海獣が現れた。

 

 

依姫「アタックステップ!!グレート・オーシャンでアタック!ドルフィリポスの効果でデッキを破棄するけど……ポセイドンの神域で+三枚、合計四枚破棄できる!

 

 

さぁらぁにぃ~!グレート・オーシャンの効果で相手のトラッシュのカードぜーんぶ除外して、ポセイドンのコアを三つ置くことでぇ~何と!デッキ破棄効果が除外効果になりまーす!!」

 

 

ドルフィリポスの水しぶきがポセイドンの力で強化される。だが、グレート・オーシャンはまだ何かをしようとしていた。

 

依姫「…あ!忘れてました~グレート・オーシャンはレベル3になったのでアタック時にデッキを十枚破棄できるんでした~これでちょうどサグメさまのデッキ、無くなっちゃいましたね………それでは……チャオ~♪」

 

 

アルテミス《……フン……!!》

 

 

ヘルメス《だぁ~もぉう~!!》

 

 

アルテミスが暴走する寸前だが、グレート・オーシャンは気にせずに衝撃波でサグメのデッキを完全に破壊した。

 

 

サグメ《…ライフ……って減らないのよね……》

 

 

依姫「……サグメさま……私はこの異変を解決します……そして……必ず月の都に戻ります!!そして……そのアルティメットを退治します!!」

 

 

サグメ《………スタートステップ……》

 

 

グァァァァァァァ!!!!

 

 

 

サグメがスタートステップを宣言した時、ムドウから物凄い声があがった………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

依姫「サグメさま!しっかり!!」

 

 

アポローン《見せな!俺は医療の神でもある!ヘルメス!》

 

 

ヘルメス《…もう押さえたよ!……このアルティメットは何もできないだろう……》

 

ポセイドン《……フム……このアルティメットの真の主が異変の首謀者か……?》

 

 

アルテミス《ええ…たぶん………それより、依姫が普通に戻ってよかった…………》

 

 

バトルの後、倒れたサグメを介抱して、ムドウのカードを取り押さえた五人。このアルティメットが異変に関わっているのは確定だろう……

 

 

ヘルメス《俺はこの子とこのアルティメットを弾達に見せてくる!そっちは頼むぞ!》

 

 

そういうと、ヘルメスはサグメを担いで飛んでいった。その後、依姫は思いだしたかのようにポセイドンに尋ねた。

 

 

依姫「…そうだ…ポセイドンさま、この幻想郷で他のオリンの創界神を見ませんでしたか?」

 

ポセイドン《……!ああ、見たぞ!確か………湖の向こうで妖精達と遊んでおったわい。》

 

 

アルテミス《…あいつね………》

 

 

アポローン《…まぁ……行くか……》

 

 

何故かテンションが低い二人に首を傾げながら、依姫は湖の反対側を目指した。

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。ありがとうございました。


エボルトォォォォォ!!!!青よっちゃんはマスターになります。すんごくうざく書きました。もう、ライダーネタのタグつけるべきですかね………?


ポセイドン

オリン所属の異合の創界神。豪快な性格で神海賊を率いている。兄のゼウス同様、女好き。力はゼウスの次に強いとされている。だが実は愛妻家で、猛烈なアタックをかけて成功したそうな。なので女性にはナンパしてデートするだけでそこからは何もしない。


次回予告 妖精の舞い! 美しき創界神!!


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