東方星神録   作:あんこケース

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筆が進みすぎる……そのせいで他に支障が出ないか心配な今日この頃…


ようやく、東方主人公のバトルが書ける!!一応、前回隠岐奈様が言っていた通り、東方の原作での異変解決者の面子の何人かに十二神皇を配っております。ちなみに鈴仙を除いて6人です。さぁ誰でしょ~う?(もう二人バレバレだけど)


あらすじ 永琳からとんでもない真実を聞いた弾。彼女に自分達は創界神だと言われる。一方その頃、弾を異変の元凶だと勘違いしている霊夢たちは……


主人公出陣!!博麗の巫女の実力!!

ここは……仙界の外れ

 

 

 

 

 

魔理沙「とうちゃ~く!あれ?隠岐奈は?」

 

 

 

 

 

霊夢「何か、やつを炙り出すための仕掛けを仕込みにいくそうよ。…やっぱり賢者は賢者だったわね……」

 

 

 

 

二人はそう言って、仙界(幻想郷にある別の異空間。住んでいるのは、ほとんど仙人)のとある家の前に降り立つ。そうすると、家のドアが開いて、中から昔の偉い中国人が着ていそうな服を着た女性と、今時のチャラい格好をして地球 月 異界を表す球を鎖で繋いでいる少女が出てくる。

 

 

 

 

 

???「なんだ、お前達か……ふふふ、もし嫦娥だったら、どれほどよかったか……!!」

 

 

 

 

???「じゅ~んこ~。戻ってきなさ~い。それで私達に何の用?私達はあれ以来異変はおこしてないわよん?」

 

 

 

この二人こそ、隠岐奈が言っていた無名の存在純狐と変なTシャツヤ「なんですって?」……3つの世界に体を持つ女神ヘカーティア ラピスラズリである。彼女らがそう言うと

 

 

 

 

 

霊夢「違うわよ。今回の異変の元凶がモノすんごい強いカードバトラーらしいからあんた達も手貸しなさい。」

 

 

 

魔理沙「もしかしたら、バトルできるかも知れないぜ?何せ、紫や隠岐奈がビビるぐらいのやつらしいからな。」

 

 

つっけんどんに言う霊夢と合理的に説得する魔理沙。二人の性格の正反対さが強く浮き出ている。

 

 

 

純狐「へぇ、それは興味あるわね。うどんちゃんはそんなに強くないし、ヘカとのバトルも飽きてきたから渡りに船ね……私はいいけど…どうする?」

 

 

 

 

ヘカ「私もいいわよん?あと純狐その呼び名はやめて。」

 

 

 

 

霊夢「ふーん。素直なのね。面倒くさくならなくてよか「ちょっと待った!!」……ちっ」

 

 

 

 

 

霊夢達の提案に賛同する二人。その間に割って入ってきた声。その正体は……

 

???「二人を連れていきたければ、あたいを倒していけ!!」

 

 

 

ピエロのような格好をした地獄の妖精にしてヘカーティアの部下クラウンピースだった。

 

 

 

 

 

霊夢「あ~あ。あとちょっとで楽に終わったのに…」

 

 

 

魔理沙「まぁいつもこんな感じだろ?よ~しお前なんぞこの魔理沙様が……」

 

 

 

 

はぁとため息をつく霊夢とバトルする気満々の魔理沙。しかし……

 

 

 

 

ヘカーティア「…クラウンピース。霊夢とバトルしなさい。」

 

霊夢 魔理沙「「はぁ!!?何でよ!!」だぜ!!?」

 

 

 

ヘカーティアの突然の言葉にきれいにハモる二人。

 

 

 

 

 

純狐「私も賛成ね。魔理沙とはよくケンカを売ってくるから、バトルしたことはあるけど、霊夢のは見たことないわね……実に興味あるわ……」

 

 

 

 

 

 

霊夢「私はイヤよ!そんな興味だけのためにめんどくさいことしたくないわ!」

 

 

 

 

ヘカーティア「あら、なら私達とやる?まだクラウンピースのほうが勝ち目はあると思うけど?」

 

 

 

 

 

霊夢「うぐっ………わかったわよ!やればいいんでしょ!やれば!!その代わり勝ったら、協力しなさいよね!魔理沙!退きなさい!!私は今、無性に腹が立っているのよ!!」

 

 

 

 

魔理沙「お、おう。わかったぜ………」

 

 

 

 

霊夢の気合いの前にさすがにでしゃばることはできなかったのか、魔理沙はしぶしぶ引き下がる。

 

 

 

 

ピース「よ~し!博麗の巫女!あの時の借りをここで返してやる!」

 

 

 

 

 

 

霊夢 ピース「「ゲートオープン! 界放!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘカーティア「……さぁ見せてみなさい。博麗神社に祭られている十二の皇の力を……まぁ、うちの十二の宮のほうがすごいけどね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1ターン 霊夢はコレオンと十二神皇の社をレベル2で配置。

 

 

第2ターン クラウンピースはニジノコを二体召喚。そして、バーストをセットしターンエンド。

 

 

 

第3ターン 霊夢は甲獣キャノンピューマをレベル2で召喚。そして、バーストセット。キャノンピューマでアタックし効果でワンドロー。さらにクラウンピースのライフをひとつ砕いた。ここでターンエンド。

 

 

 

第4ターン クラウンピースはマジック マジックブックを使い、手札のイエローサン ウィングブーツ を手元に置き、二枚ドロー。さらに、ニジノコ一体でアタックし、霊夢はライフで受けた。これでターンエンド。バトルは第5ターンに突入した。

 

 

霊夢「メインステップ。十二神皇の社をもう一つ配置。さらに、庚獣竜ドラリオンを召喚!召喚時効果でニジノコを破壊!さらに炎魔神をノーコストでドラリオンと左合体するように直接合体よ!!」

 

 

 

 

フィールドに茶色い角がついたドラゴンが現れ口から炎を吹いてニジノコ達を破壊した。その炎が円の形を描き、炎魔神が現れドラリオンに手をかざし赤いエネルギーを繋げる。

 

 

 

ピース「げげ!マズイ!!

 

 

 

 

……な~んて言うと思った?召喚時効果発揮によりバースト発動!!グラウンドブレイク!!相手のBP5000以下のスピリット二体とネクサスひとつを破壊!!さらにフラッシュ効果で炎魔神を破壊!!」

 

 

 

 

地面から炎が吹き上がり、キャノンピューマとコレオン、さらに十二神皇の社のひとつが巻き込まれる。さらに炎が炎魔神に直撃し破壊した。

 

 

 

 

 

霊夢「え!ウソ!!」

 

 

 

 

ピース「直接合体したのが仇になったな!で、ど~するの?まだ何かある?」

 

 

 

 

霊夢「………ターンエンド……」

 

 

 

 

さすがにブロッカーを残すため霊夢はターンエンドするしかなかった。

 

 

 

 

ここまでのバトルを見ていた三人は……

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「おいおい。ヤバイぜ!流れは完全に霊夢だったのに……」

 

 

純狐「それが一瞬でひっくり返るのがバトスピでしょう。でも、過大評価だったかしら?こんな手に引っ掛かるなんて……」

 

 

 

ヘカーティア「待ちなさい、純狐。今まで、黄色使いだと思っていたクラウンピースのセットしてあるバーストがあれだって読みきれるのは覚妖怪かもんのすごい腕のあるカードバトラー以外にいないわよ。」

 

 

 

 

各々反応を見せるが、やはり霊夢が厳しいという意見に反論はないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

ピース「あたいのターン!!さぁ~てこっから本気出していこうか!!メインステップ!!クダギツネ召喚!そして、 召喚!!魔術操る黄色の蛇!!魔導女王アンブロシウス!!」

 

 

地面から光がのぼり、蛇が沸きだしてくる。その中央に紫のローブを着た魔女のようなスピリットが現れる。

 

 

 

 

 

 

霊夢「うげげ!」

 

 

 

 

 

魔理沙「やっべえ!キースピリットだ!!てかあいつこんなに強かったか!!?」

 

 

 

 

純狐「いつも私達と特訓しているからね。そんじょそこらのやつには負けないわ。」

 

 

 

 

 

ヘカーティア「それは、どうかしらねぇ……?」

 

 

 

 

 

純狐の言葉をヘカーティアはすぐに否定した。すると、純狐は驚いた顔をして聞いた。

 

 

 

純狐「………どういうことだ?」

 

 

 

 

ヘカーティア「あの子…ちょっと調子乗っているからから。たぶん……やらかすわね……」

 

 

 

その目付きは確かに女神の顔だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ピース「アタックステップ!アンブロシウスでアタック!!」

 

 

 

黄色の太陽から放たれる光がドラリオンの照らし、破壊する。そして、その光はアンブロシウスにも降り注ぎ、また起き上がらせる。

 

 

 

霊夢「ライフよ!」

 

 

アンブロシウスが蛇を霊夢に向け叩きつける。

 

 

ピース「なはははは!!手も足もでないかい!?次のターンで終わりだよ!!」

 

 

 

そう言ってクラウンピースは霊夢を見たが……

 

 

 

 

霊夢「………はぁ、妖精が知恵つけても、所詮妖精は妖精か……ライフで受けてバースト発動!ダイナバースト!!その蛇姫を破壊しなさい!!そしてメインの効果で二枚ドロー!!」

 

 

 

 

アンブロシウスが攻撃してライフを砕いた後、炎がアンブロシウスに直撃して焼き付くした!

 

 

 

 

ピース「あ……ターンエンド…」

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「ドローステップ……!…はぁやっとそろったわ。さて、このターンで決めますか。メインステップ!!コレオンを召喚!そして来なさい!赤き砲台!妖怪どもをぶち抜きなさい!寅の十二神皇 リボルティーガ!!そして、もう一体!赤き炎槍!!私の道を切り開け!!午の十二神皇エグゼシード!!コレオンと十二神皇の社の効果でコストマイナス2で召喚!!」

 

 

 

 

 

霊夢の後ろで爆発が起こり、そこから一体の寅と午が走ってくる。そして、フィールドに降り立つと、二体は同時に雄叫びをあげた。

 

 

 

 

 

 

ピース「……本気でヤベイ…」

 

 

 

魔理沙「来た!!霊夢の双璧の十二神皇!!」

 

 

純狐「へぇ~これが十二神皇……カードなのに霊力を纏った存在……純化させたらどうなるのかしら?」

 

 

 

 

ヘカーティア「やめなさい。その実験は……」

《うちの牛と馬はもっと凄い霊力…イヤ神力持ってんだけどね…》

 

 

 

 

霊夢「アタックステップ!リボルティーガでアタック!!アタック時効果封印発揮!!ソウルコアをライフに!!」

 

 

 

 

リボルティーガから霊夢のライフにソウルコアが移動する。

 

 

 

 

霊夢「リボルティーガの効果!砲撃!二枚デッキからオープン!!その中の系統 神皇 十冠 のスピリット一枚につき、ライフをぶっ飛ばす!カードはドラリオンとダイナバースト!よってライフをひとつもらうわ!さらにエグゼシードの効果!走破!クダギツネに指定アタック!!」

 

リボルティーガの砲台に弾が装填され、クラウンピースのライフめがけ放たれる。さらに、クダギツネに向かって炎の道が生まれ、逃げ場を封じる。リボルティーガはあっさりとクダギツネを吹っ飛ばした。

 

 

霊夢「走破の効果でライフをひとつ砕く!さらにエグゼシードでアタック!!これで終わりよ!!!」

 

 

リボルティーガが前足でライフを叩き割ったあとエグゼシードが突撃していく。

 

 

 

 

 

ピース「ちっきしょ~!!あと少しだったのに~!!」

 

エグゼシードがその角を突き立てた!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピース「おっぼえってろ~!!!!」

 

 

霊夢「ええいいわよ………お賽銭入れてくれたらね…」

 

 

 

そう言って、逃げていくクラウンピースを見て霊夢はそう吐き捨てる。

 

 

 

 

魔理沙「まぁ、これで結果オーライだな!これでお二人さんは協力してくれるんだよな?」

 

 

 

 

純狐「ええ。あの賢者たちも恐れる存在……ふふふうまく嫦蛾の懐に潜り込ませられないか……」

 

 

 

 

ヘカーティア「じゅんこ~幻想郷にいる時はその事は頭から出しておきなさ~い。まぁ私も暇潰しぐらいにはなりそうだしね~」

 

 

 

 

そう言って、二人とも快く?引き受けてくれた。

 

 

 

 

 

霊夢「そう、なら、一週間後の夕方にうちで会議があるわ。…まぁ会議に乗じて、他のやつとバトルするやつもいるけど、基本、今回の異変解決への計画を紫が説明する予定らしいから。その時詳しいことは話すわ。」

 

 

 

 

純狐「わかったわ。じゃその時までデッキ調整でもしているわ。」

 

 

 

 

ヘカーティア「楽しみねぇ。四天王とやらはどれほどなのかしら?」

 

 

 

 

 

………絶対バトルする(やらかす)気だ……

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「さて!これからどーする?」

 

 

 

霊夢「もういいわよ。頼まれたことはやったし、あ~もう何もやりたくない…」

 

 

 

 

そう言ってふわふわと浮き上がった霊夢とまだまだ十分元気な魔理沙。この二人を影から見ているモノたちがいた………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スキマ内部 八雲邸 客間

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「…どうやら霊夢はうまくやったみたいね…」

 

 

 

 

???「あら、こんなモノのために私達は召集されたの?もしそうだったらその頭吹っ飛ばして、肥料に混ぜるわよ?」

 

 

 

 

 

 

???「そんなわけではないでしょう。あなたは少し我慢と言うものを覚えるべきです。そう、あなたは少し欲望が強すぎる。」

 

 

 

 

???「あーあーあーまたお説教がは~じま~る~。」

 

 

 

 

 

 

 

???「紫様、命蓮寺の聖 白蓮から連絡です。少し前から、迷いの竹林の方でなにやら気の乱れを感じるだそうです。」

 

 

 

 

 

紫「そのまま何もなければ、放っておきなさい。あと、人里の座敷わらし達からは何かあったかしら?」

 

 

 

 

 

???「いえ、今のところ人妖のバランスを崩そうとするものはおりません。」

 

 

 

 

 

 

紫「そう、ならこれまでと同じように外の世界で彼のデータを集めて。」

 

 

 

 

 

???「はっ」

 

 

 

 

 

 

紫「…さて…皆さん集まってくれてどうもありがとうございます。まだ隠岐奈が来ていませんが……始めましょう。まずはこの会議の本題………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

馬神弾殲滅計画について……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、ありがとうございました。

弾さん出番0!すいません、でもそろそろ東方感を出さないといけないなぁと思った次第でして……皆弾さんの殺られ役ってのもね……


そして、今回はなにやら紫達が密会しておりましたが、雲行きが怪しくなってきそうです……ヘカーティアのまるで十二宮を知っているような口ぶりも気になるところです……まぁそれはいずれ………


あと、クラウンピースのキースピリットはとても悩みました。彼女にピッタシなのはジェミナイズなのですが、設定上無理なので、クレオパトラスにしようとしましたが、また覇王系はなぁと思いまたもや没、最終的にアンブロシウスに落ち着きました。アンブロシウスはパッチェさんのほうが似合うと思いますが、話の流れ上バトルしなさそうなので………



次回予告 創界神の目覚め。

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