文「はい!皆様!!ベスト4が出揃いました!
黄色の速攻使いの純狐選手!
鉄壁の守りで猛攻を跳ね返した妖夢選手!
一撃で一気にライフを削った霊夢選手!
創界神達を自在に降ろして翻弄した依姫選手!
この四人が優勝を競います!!まずは準決勝第1試合!純狐選手VS妖夢選手です!両者バトルフィールドへ!!」
文の声に純狐と妖夢が前に出る。ちなみに、アリスや魔理沙達は観客席でレミリアや創界神達とバトルの観戦&辺りを警戒している。
妖夢「………よろしくお願いします……」
純狐「あらあら、固いわよ。もう少しリラックスしたら?」
妖夢「……すみませんが……こういう性分なので……」
純狐「ウフフ……まるであの娘みたいね………それじゃ、始めましょう……」
純狐 妖夢「「ゲートオープン!界放!!」」
妖夢「……あなたの速攻は脅威です………ですが……このネクサスなら止めれます!メインステップ。ネクサス、獣の氷窟を配置!ターンエンドです。」
妖夢の背後に氷に覆われた洞窟が現れた。
文「おお!妖夢選手は獣の氷窟を配置しました!」
永琳「これは大きいわね……BP4000以下のスピリットのアタックではライフが減らなくなる……コスト2ビートには強烈に突き刺さるわ。」
紫「それにレベル2からは相手のドローに乗じてドローできるから子フィンクスのドローも相手にカードを与えることになるわね………」
純狐「…厳しいわね………メインステップ。バーストをセット。黄なる闇の輝石!闇輝石六将キリンクスをレベル3で召喚!!」
純狐の後ろから髭を生やした麒麟が飛び出してきてきた。
オシリス《……む……キリンクスか…あいつのレベル3BPは5000……獣の氷窟の範囲外だな……だが…確かキリンクスは……》
ホルス《うっそだろ…………》
映姫「…?どうかされましたか?」
頭を抱え始めるエジットの創界神達にオリンやウルの面子は状況を察し、幻想郷メンバーは首を傾げるばかりだった。
純狐「アタックステップ。キリンクスでアタック!アタック時効果でワンドロー。」
妖夢「…成る程、ライフです!」
キリンクスが突進でライフを砕いた。
純狐「ターンエンド。それでも獣の氷窟はきついわ……」
妖夢「メインステップ!イグア・バギー!そして駆ける戦車!闇を砕け!未の十二神皇グロリアス・シープ!そしてバーストをセット!これでターンエンド!」
妖夢のフィールドにグロリアス・シープが現れた。これでキリンクスでもライフを削れるのは難しくなった。
文「妖夢選手!グロリアス・シープを召喚して防御は完璧!!純狐選手はこれを突破できるのか!?」
純狐「……メインステップ……仕方ないわね……使うか……子フィンクスを召喚……そのままアタック!効果で太陽の守護蟲ケプリを召喚してワンドロー!」
文「おっと!純狐選手!子フィンクスで攻めた!これはドローが狙いか!?」
妖夢「…何かいいカードを引きたいみたいですね……」
その言葉に純狐の表情や雰囲気が変わり始める。それは月に攻めこんだ時の顔だった…………
純狐「…フフフフ、嫦娥よ!!………じゃなかった……魂魄 妖夢よ!!それは早計だ!!フラッシュタイミング!我が元に顕現せよ!!神をも焼き殺す光!!太陽神獣セクメトゥーム!!子フィンクスに煌臨せよ!!」
子フィンクスが純狐の後ろにのぼった太陽から力を浴びて光輝き始める。すると体がどんどん大きくなっていく。巨大な爪、機械で武装された翼、そして百獣の王の目。光がやむとそこには巨大な翼を持った獣が現れていた。
トト《……はぁ……やっぱり……》
ブラフマー《……お疲れさん…》
ヘルメス《……家も家だけど他所も他所だね…》
隠岐奈「おいおい、さっきからどうしたんだ?」
文「こ、これは!?なんと純狐選手!まだこのような奥の手を用意していたとは!?」
純狐「セクメトゥームの煌臨時効果。相手のスピリットをBPマイナス10000して破壊……だが………子フィンクスのコストが2なので二回、この効果を発揮できる……失せろ!!イグア・バギー!グロリアス・シープ!!」
セクメトゥームが翼から光の銃弾を連射して妖夢のスピリット達を破壊し尽くした。
妖夢「く!!そのアタックはライフ!!バースト発動!!そびえよ!白き要塞!我らを守る盾となれ!!丑の十二神皇アバランシュ・バイソン!!封印して召喚!!召喚時効果でセクメトゥームをデッキボトムに!!」
純狐「…お前はこいつの効果を忘れたか?ケプリの効果!!ライフをセクメトゥームに置いて同じ状態でフィールドに残す!!ターンエンドだ…」
アバランシュ・バイソンがセクメトゥームに砲弾を撃ち込んだがケプリの黄色のシールドに阻まれた。
妖夢「…不味い…メインステップ!己械合神マンモ・イージスを召喚して相手の手札分、コアブースト!よって四個増やします!そして幻魔神をマンモ・イージスに右合体!バイソンに左合体します!
アタックステップ!マンモ・イージスでアタック!!効果でケプリをデッキボトムに!!」
純狐「再度ケプリの効果でライフを削ってフィールドに残る。さらにライフ減少によってバースト発動。アルティメット・カグヤのバースト効果により、ライフを増やしてスピリットをアタック不能に……確かマンモ・イージスは戻せないと回復できなかったな……ケプリでブロック!」
幻魔神の力を受けたマンモ・イージスがケプリを攻撃したが、またもや黄色のシールドに邪魔される。
そして、ライフ減少がトリガーとなって純狐のバーストから金色の和服に身を包んだ腕が翼のアルティメットが現れた。しかし、マンモ・イージスはめげずにケプリを盾で押し潰した。
文「凄い!!上手く効果のデメリットを補いながらアタックを妨害しています!!」
永琳「……それにしても……月への侵略者がカグヤの名前のカードを使うのは……少し滑稽ね……」
妖夢「……ターンエンド………」
解説席の言葉とは裏腹に妖夢はターンエンドせざるを得なかった。
純狐「メインステップ。キリンクス、セクメトゥームとUカグヤを最高レベルに。アタックステップ!Uカグヤ!舞え!!Uトリガー!ロックオン!!」
妖夢「…3!…トリプルヘビー……」
純狐「ヒット!効果でレベル2のマンモ・イージスを手札に戻して一点ライフを貫通!!」
Uカグヤが翼をはためかせてマンモ・イージスを消し去るとその光の粒子が妖夢のライフを消滅させた。
妖夢「…ライフで受ける!!」
Uカグヤが光弾でライフを破壊した。
純狐「セクメトゥームでアタック!ダブルシンボルだ!」
妖夢「……バイソンでブロックです……」
セクメトゥームがバイソンに飛びかかり、噛みつくが、バイソンは0距離から「コノキョリナラ!!バリアハハレナイナ!!」と言わんばかりに砲撃を浴びせる。しかし、セクメトゥームはそのままバイソンの砲台を噛み砕くとなんと二体に分離して両方同時に爪を振り下ろした!バイソンは少しよろめいた後、爆発した!!
ブラフマー《……なんか……「ザヨコォォォォォォ!!!!!」って聞こえたような………》
純狐「とどめだ……!キリンクス!!」
妖夢「……無念……!」
キリンクスが光に包まれて銃弾の如く突っ込んだ!!
文「試合終了!!逆境にも負けずに勝ったのは!純狐選手だ!!!!」
純狐「…ごめんなさい……少し…復讐モードになってたわ……」
妖夢「いえ……まさか、アルティメットや大型まで入れていたとは………」
アプロディーテ《……依姫……行くわよ………》
依姫「……はい!!」
そのアプロディーテの言葉は少しうわずっていた…………
一方……スタジアムの影からは…………
豊姫「…………………」
豊姫が黙って、じぃーと依姫を見つめていた………
はい。ありがとうございました。
トヨヒメザン!?ナズェミデルンデス!!? オンドゥルルラギッタンディスカー!!!?
……好きですよ……剣はビルドの次に……キングフォーム欲しいんだけどなぁ………
次回予告 依姫VS霊夢!炎の槍と華の舞い!!