東方星神録   作:あんこケース

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はい、今回は弾のグランロロへの初来訪とタイトル通りへカーティアの里帰りになります。時期としては龍神とのバトルから一週間後位と思ってください。


小話
へカーティアの里帰り


幻想郷 博麗神社

 

 

 

 

 

弾の幻想郷での立ち位置やそれに関するあれやこれが一通り決まった次の日、弾はへカーティアと一緒にウルの主神、ロロに挨拶に行くことになった。世界の境界である博麗神社には紫や永琳を始めとした面々が見送りに来ていた。

 

 

 

 

紫「……弾……気をつけてね………」

 

 

 

永琳「……何かあったらすぐ行くから…!!」

 

 

霊夢「あ~全く…弾、こっちは心配しないで。今の幻想郷なら、そんな簡単に崩れはしないわ。」

 

 

 

恋する賢者達は心配そうな顔で見送りに来ていた。その二人を尻目に霊夢は気にせずに行ってこいと言葉をかける。

 

 

 

 

弾「ああ、わかった。少し留守にするけどよろしく頼む。」

 

 

 

 

隠岐奈「りょーかい!」

 

 

 

幽々子「…お土産期待してるわ~♪」

 

 

幽香「……私のお土産は向こうの話だけでいいわよ…」

 

 

 

映姫「…任せてください。」

 

 

 

弾の言葉に四天王達はそれぞれの反応を見せる。

 

 

 

早苗「弾さま!こちらはお任せを!!!」

 

 

咲夜「たとえこの身が滅びようとも……!!」

 

 

 

レミリア「咲夜~!!?私より忠義が厚いのはどうして~!!?」

 

 

 

フラン「弾にいさま~!いってらっしゃーい!!」

 

 

 

平常運転の早苗と完全に主を放っておいて弾に尽くすと宣言した咲夜にツッコミを入れるレミリア。フランは健気に手を振っている。それを見て手を振り返して、へカーティアと一緒に出発しようとした弾であったが…………

 

 

 

へカーティア《さぁて、弾?アーユーレディ……》

 

 

 

 

紫 永琳「「だめです!!」」

 

 

 

………この二人は……弾が不安なのだろう…弾に抱きついて離れなくなってしまった……

 

 

弾「おいおい…この前ズングリーに会いに行った時とは違うんだぞ…へカーティアに加えてお前達までいなくなったらマズイだろ?」

 

 

 

藍「そうですよ!紫さま!!」

 

 

 

輝夜「永琳も離れて!!!」

 

 

 

藍と輝夜に無理矢理ひっぺがされて「うー!」と唸った二人だったが、その隙にへカーティアは弾の手を取ってゲートを開いて手早くその中に入った。

 

 

 

へカーティア《じゃあ!行ってきまーす!!》

 

 

 

弾「すぐ帰ってくる!!」

 

 

 

純狐「この二人は私に任せてね~!!」

 

 

 

 

紫 永琳「「だぁぁぁぁぁぁぁん!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グランロロ 創界神の神殿 創造の間 入口

 

 

 

ここはグランロロの創界神達が住んでいる宮殿。その中心にある創造の間の入口に二人は降り立った。

 

 

 

リリア《よっと、とうちゃーく!》

 

 

 

弾「やっぱりここではそっちの姿になるのか……」

 

 

グランロロに到着してリリアになったへカーティアはさっそく、目の前の扉に声をかけた。

 

 

 

 

リリア《ロロさま!ただいま馬神 弾を連れて戻りました!》

 

 

 

???《イヤ……何で私に対する業務報告だけ敬語に……まあいいや……入ってくれ!》

 

 

 

 

 

そう聞こえたのは若い男性の声。弾はリリアに連れられて扉を開けて中に入った。その部屋には真ん中に円卓が置かれており、席には四つの席以外は満席だった。座っている面々を見て弾は、一目で創界神と分かるオーラを感じ取れた。弾はリリアの隣に座り、そして正面の銀髪の青年……多分この人(人じゃないが…)がロロだと察する。

 

 

ロロ《……さて…はじめましてだね…私がウルの主神でグランロロの創造主…ロロだ…馬神 弾君…歓迎するよ…!リリアもお帰り…少しは仕事をしてくれる気になったのかな……!?》

 

 

 

弾「こちらこそよろしくお願いします…馬神 弾です。」

 

 

 

リリア《え、イヤ~それはメンゴ……》

 

 

 

ロロの自己紹介に丁寧に返事を返す弾とロロの嫌みにつまるリリア。するとリリアの隣の、こちらも腕が四つある男性がリリアに話しかける。

 

 

 

 

???《全くそうですよ!先生!!最近はいつも幻想郷に遊びに行って!!僕、スッゴい大変だったんですから!!》

 

 

 

リリア《…お、落ち着いてミクス君!!これにはふかーい事情が…》

 

 

 

???《イヤ…どうせ地域査察だって言って遊んでたに決まってる……》

 

 

 

???《まぁ、ありそうだよね~》

 

 

 

 

そうリリアを先生と呼んだ青年……ミクスがリリアを問い詰めると、紫のゴスロリのような服を来た少女と反対に金髪で明るい印象の少女がそれに追随する。すると弾の反対側の隣に座っていた紫の髪の女性が弾に話しかけた。

 

 

 

アレックス《あ!はじめまして!僕、アレックスって言います。え~と…紫の世界の創界神です。一応、この面子では一番年下だったので何か分からなかったら聞いてください。》

 

 

 

弾「ああ、よろしく。」

 

 

 

???《ああ!もう!リリアさんのことはおいといて……私ラピス!黄色の世界の創界神で天使達を束ねてます!こっちはルチルで、暗い性格だけどいい子だからよろしく!!》

 

 

 

???《…ルチルです…一応…青の世界の創界神です……よろしく……》

 

 

 

 

少し遠い席から話しかけてきた二人だったが、弾は思ったよりフレンドリーな人が多いと思った……その隣の渋めの男性を除いては……

 

 

 

???《…ああ…あまり固くならないでくれないか…生まれつき…こういう顔なんだ……私はグレン…赤の世界の創界神で鍛冶職人だ。何か修理して欲しいものがあるならいつでも言ってくれ。》

 

???《本当にいかついのよね…私はアンターク。アルティメットが住んでいる世界の創界神で、小説家でもあるわ。私も昔、タイムスリップしたことがあるのよ?後であなたの話も聞かせてね♪》

 

 

 

ミクス《あああ!挨拶が遅れました!自分、ミクスと言います!他の創界神との交渉人とリリア先生の助手を勤めています……いつも先生がご迷惑を……》

 

 

……創界神ってこんな感じなのか……弾の率直な感想だった……そしてミクス……大変だな……そう思った後、弾はロロにさっきから気になっていたことを尋ねた。

 

 

 

 

弾「あの……そちらの空席は……?」

 

 

 

 

ロロ《…別にため口でも構わないよ……ああ…実は、以前君がマギサに会いに来た時のドタバタの後始末をしていて、この二人は来れないんだ。》

 

 

 

ミクス《緑の世界の創界神であるマナカさんと白の世界の創界神のケイさんですね…》

 

 

リリア《…一言でいえば…バカップルよ……》

 

 

 

グレン《もう少し詳しくいうと、マナカさんは非常に優しい男であり、昔は世界から戦乱を無くした大英雄だ。》

 

 

 

ルチル《ケイさんも、昔の赤の世界に生まれて世界を良くしようと奮闘していたんだよ~……いろいろやっちゃったこともあったけど……》

 

 

アンターク《後…今度あったら絶対にケイさんに炊事洗濯をさせないで……女子力が死んでいるから……》

 

 

アンタークのマジ顔に心のメモ帳にそのことを書き記した弾であった……………そして、一通りのことを話した後、弾はお土産を差し出した。

 

 

 

 

弾「…一応…つまらないものですが…お土産を……」

 

 

 

アレックス《え!これはどうもどうも………》

 

 

 

そう言って弾が幻想郷から持ってきたものは………

 

 

 

 

ミスティアの屋台の八ツ目鰻

幽香が生けた枯れない花束

幽々子御用達の団子屋の団子

守矢神社の加奈子お手製の漬物

さとりから貰ってきた温泉卵

 

 

しかしそれ以上に受けたのが…………

 

 

 

 

ルチル《…綺麗な所ね……》

 

 

 

アレックス《…リリアさんが入り浸るのも頷けます。》

 

 

 

ロロ《…私のグランロロ名称百選にもひけをとらないな……》

 

 

 

射命丸とはたてが撮った幻想郷の名称百景である。やはり、幻想郷の大自然と人間と妖怪の交流が生む文化は創界神達には非常に気になったようである。するとロロは弾にこう言った。

 

 

 

ロロ《そうだ…もうすぐ私はオリンに出掛けるのだが…どうだ弾…一緒についていくか?オリンの主神はそんなに厳しい男ではないから心配はない。リリアも里帰りにどうかな?》

 

 

 

リリア《…まぁ…久しぶりにはいいかしら…弾…ちなみにオリンの主神は神世界最強のカードバトラーよ……》

 

 

弾「…!…なら……行かない訳にはいかないな……!」

 

 

 

ラピス《うっわ…凄い目付き……》

 

 

……助けてえーりん………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神世界 オリン オリュンポス 神殿前

 

 

 

 

ロロとリリアに連れられて、弾はオリンの主神の世界、オリュンポスにいた。扉の前でリリアは深呼吸をしている。

 

 

 

 

弾「なぁ、リリア…リリアってオリン出身なのか?」

 

 

 

リリア《…まあね~正確にはオリン十二神にはいないけど同じ位の力を持っている冥府の神の右腕をやってたわ…その後に見聞を広めるために、オリンを飛び出してグランロロに流れ着いたのよん……後はサジット達が言ってた通りに星の女神になったわ。》

 

 

 

ロロ《…さて…そろそろ開けるぞ……》

 

 

ロロが扉に声をかけようとしたそのとき……!!

 

 

 

???《あれ!?へカテーちゃん!久しぶり~!!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。ありがとうございました。


ウルの創界神は一応、この作品では出きりました。以前、マナカとケイが永遠亭に来た時、弾と初対面だったのはこの話で言っていた通りです。後…剣編の二人とミクス君は創界神になりますよね………

後、リリアさまの出身をオリンにしました。これはへカーティアの元ネタの女神がギリシャ神話の冥府の女神だったのでこうしました。

ちなみに…最後に出てきた人物はオリ創界神です。でも自分の予想だと後々公式でも出てくると思います。

ミクス

ウル所属の創界神 真面目な性格でリリアの自由さにいつも振り回されている。交渉人としても優秀で、神世界の戦争時も手際よく交渉の席を設けた。ヘルメスやトトと同じく苦労人。

ラピス

ウル所属の創界神 性格は今時の女子だが、根はしっかりしている女の子。元は天使だったので天霊スピリットを従えている。同じ天霊を操るイシスは憧れ。あまり喋るのが得意でないルチルやグレンに代わってよくしゃべる。

ルチル

ウル所属の創界神 暗い性格だが優しい子。ケイのような立派な女性に憧れているが、女子力は勝っているそう(向こうはマイナスだが)ウルの創界神の中でも屈指のスタイリストで衣装には死ぬほど気をつかっている。

グレン

ウル所属の古龍と剣刃の創界神 生まれつきのいかつい顔のせいでだいたいの面子には怖がられる。昔はラピスやルチルと一緒に聖剣の修復を行った。オリンのヘファイストスの鍛冶の腕を目標にしている。

次回予告 対決!ゼウスVS弾!!

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