東方星神録   作:あんこケース

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ちなみにですが、皆さんはアニメのCGバトルで好きなバトルはありますか?
自分はブレイヴ最終回のサジットVSレオはもちろんのこと、アルティメットゼロのUノヴァVSゴシック・グラーヴやソードアイズのレックウマルVSバルト・アンデルス、それにダーク・ティラノザウラーのバトルはカッコいいですねぇ……


人形×母×2

魔法の森 アリスの家

 

 

 

弾「…これで良いのか…?」

 

ヘラ《…あんまし力注いでへんけど…》

 

 

この日、弾とヘラはアリスに頼まれて魔法実験の手伝いをしていた。アリスは何やらいつも連れている人形……名は上海…に何やら試験管の気体を吸い込ませている。

 

 

アリス「ええ!これで………!!」

 

 

 

ぼぉぅぅぅん!!

 

 

 

そしてアリスは弾とヘラから拝借した気力を最後の仕上げとして上海に注入すると………爆発した……

 

 

弾「…けほ……おい…アリス…失敗じゃあ……」

 

 

 

アリス「いえ!私の計算なら……!!」

 

 

 

家の中に充満している煙を手で払いながら弾は尋ねるが、アリスの目は死んでいなかった。アリスは上海を机の上に座らせる。すると……!

 

 

 

上海「……え…あ…あれ…喋れる!」

 

 

 

なんと上海の目に光が灯り、起き上がって話し始めたのだ!

 

 

 

 

ヘラ《なる~そやからうちの力が欲しかったのね。》

 

 

 

アリス「ハイ!創界神の力ならと思いました!それにヘラ様は人形のスペシャリストですので!」

 

 

弾「良かったな、アリス。」

 

 

アリスは魔法使いとしての目標(完全な自立型人形を作る)を叶えたからか、興奮を押さえきれない様子だ。当の上海も嬉しそうにアリスの周りを飛び回っている。それを温かく見守っていた弾とヘラだった。

 

すると……

 

 

 

トントン

 

誰かが家の玄関ドアをノックしている。アリスは首をかしげてドアを開けた。そこには赤い服に銀髪の髪をサイドテールにした女性……

 

 

???「アリスちゃーん!!やっと見つけたわぁぁぁ!!」

 

アリス「ええ!Σ(Д゚;/)/お母さん!!!?」

 

 

弾 ヘラ「《お母さん!!?》」

 

 

扉が開くとアリス目掛けて飛び付いてきた女性……彼女は以前、宴会の席で話していたアリスの母親にして魔界の神神綺様である。

 

 

神綺「突然家出しちゃった時はどうしようかと思っていたわ!」

 

 

アリス「それは悪かったわよ……そうだ!ねぇ!お母さん!!見てみて!私とうとう完全自立型人形を作ることに成功したの!」

 

 

神綺「まぁ!良かったわねぇ…!この子かしら?」

 

 

上海「…は、はじめまして……」

 

 

そう言って神綺は飛び回っていた上海を手にとってまじまじと眺める。上海はじっと見つめられて顔を赤くしていた。上海を見ていた神綺だったが、アリスに向き直ると微笑みながら話し出した。

 

 

神綺「…さて……アリスちゃん…そろそろ帰って来たら?夢子ちゃんたちも心配しているわよ」

 

 

アリス「…え…でも……」

 

 

神綺の言葉に狼狽えるアリス。勝手に家出してきたこともあり、母親の言うことも分かるが自分としてはこの幻想郷を去ることはイヤだった。

 

そうしていると見かねた弾が神綺の前に立ちふさがる。

 

 

 

弾「…ちょっと待て。アリスはもう俺の世界の住人だ。話があるならオレを通して貰おうか。」

 

神綺「…!!?あなた…まさか創界神…!?……アリス…これは良くないわ…早く帰るべきよ…!」

 

 

弾の圧倒的な神力を感じた神綺は、先ほどまでの母親としての顔から魔界神の顔に切り替わった。どうやら創界神にあまりいい印象を持っていない様子だ。

 

 

弾「…仕方ない……じゃあオレとバトルだ。あんたが勝ったら好きにしな。」

 

 

神綺「……ええ…私創界神ってだいっきらいだから…!!」

 

 

弾に向き合った神綺の顔には明らかな嫌悪の感情が見てとれた。アリスは二人が火花を散らしているのを見守っていたが、その隣のヘラがひっそりと耳打ちした。

 

 

 

ヘラ《…アリスちゃん……うちに名案があるんやけど…?》

 

 

アリス「な、なんでしょう……?」

 

 

ヘラ《うちらを使ってあんたがバトルすることや!いくでぇ~!》

 

 

ヘラはそう言うと無理矢理アリスの体の中に入っていった。そしてアリスの体の意識を奪うと弾と神綺の間に割って入る。

 

 

アリス(ヘラ乗っ取り状態)「…お母さん…!そないに言うんやったらそのバトル…うち…ジャナイジャナイ…私が相手よ!」

 

アリス(心の声)《ええ!ちょっと!!》

 

 

神綺「…アリス…あなたも言うようになったわね…ええ…良いわよ!」

神綺は少し違和感を覚えたが、アリスの申し入れを受け入れる。弾は完全にヘラがアリスの体を乗っ取ったことを感じ取ったが、ヘラの考えを察したのかそのまま引き下がった。

 

 

 

アリス(ヘラ) 神綺「「ゲートオープン!界放!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神綺「私からいくわ。メインステップ。魔界勇輝デスドールと魔界預言者マル・ドロムを召喚。マル・ドロムの召喚時効果で三枚オープン。その中の魔界カードを回収するので魔界七将ベリオットを手札に加えるわ。これでターンエンド。」

 

 

 

神綺のフィールドに白い人形の兵士とたくさんの仮面を浮かべた司祭が現れる。

 

 

 

ヘラ《ハイ!後はしくよろや~!》

 

 

アリス「……はぁ…メインステップ…ネクサス、No.3 ロックハンドを配置してバーストをセット。ターンエンドで。」

 

 

 

呑気な言葉と共にヘラはデッキに戻り、アリスは背後にいくつもの手首の形をした岩を配置した。これで呪鬼スピリットを棄ててドローを加速させることが可能となる。

 

 

神綺「…あら…黄色から変えたのね。メインステップ。バーストをセット。這い依る小さき恐怖!魔界七将ベルドゴール!」

 

 

紫のシンボルが鎖で縛られるとそこからローブを着た悪魔が現れる。そして神綺は攻撃を命じた。

 

 

神綺「アタックステップ!ベルドゴールでアタック!!」

 

 

アリス「ライフで受ける!」

 

 

ベルドゴールの左手が爪になり、アリスのライフサイクル引き裂いた。

 

 

神綺「ターンエンド。」

 

 

 

アリス「…ロックハンドの効果で手札を破棄してドローステップのドロー数+2……メインステップ。黒嫁ドールザンシアと道化ドールディキ・ディキを召喚!ザンシアの召喚時効果でワンドローし、さらにディキ・ディキの効果でデスドールとマル・ドロムのコアをリザーブへ!!」

 

 

アリスのフィールドに黒いドレスを着て、剣を構えた人形と笑いながらピエロの格好をしている人形が現れる。そしてディキ・ディキは帽子から紫の霧を放ってデスドールとマル・ドロムを消滅させた。

 

 

アリス「アタックステップ!ザンシアでアタック!!」

 

 

神綺「ライフで。そしてバーストよ♪絶甲氷盾の効果でライフを回復。」

 

 

ザンシアの剣が神綺のライフに突き刺さったが氷がライフを回復させた。

 

 

上海「…弾様はどう思いますか?」

 

 

弾「アリスはまだヘラを配置できていないことが大きいな……創界神ネクサスは早めに配置しないとコアが貯まらないぞ………」

 

 

アリス「ターンエンド。」

 

 

 

神綺「メインステップ。魔界の聖杯を配置して手札の魔界七将ベリオットとパンデミウムを破棄。そして二枚ドローよ。さらにレベル2からの効果で紫シンボルを追加!バーストをセットしてターンエンド。」

 

神綺の後ろに仮面がついた聖杯が現れると、紫の光を放って魔界七将を出すのを補助する。

 

 

アリス「まずい……手札を破棄してドローを追加…やっと来た…メインステップ!神世界の人形師!創界神ヘラ!!トラッシュに置いたカード全てが対象だったので三コア追加!」

 

 

 

ヘラ《待ちくたびれたわ!》

 

 

 

アリスがようやくヘラをドローして配置する。するとヘラを見た神綺は驚いて叫んだ。

 

 

 

神綺「アリス!なぜあなたが創界神を使っているの!?しかもオリンの女王を!!」

 

 

ヘラ《色々縁があったんや……そんなにうちらが憎いんか?勢力争いはもうとっくの昔にやめたんやけどなぁ……》

 

 

 

どうやらヘラは神綺が創界神を避ける理由を知っているようである。アリスもここまで動揺した神綺を見たのは初めてだった。

 

 

 

神綺「…創界神とは……自分達の勢力拡大にしか興味がないはず……アリスを利用して何をするつもり!?」

 

 

 

ヘラ《……アリスちゃん…続けて…》

 

 

 

アリス「…はい…さらに白嫁ドールアルディラをレベル2で召喚。そしてアタック!」

 

 

アリスはさらに純白のドレスを着た美しい人形を召喚して攻撃させる。神綺はすぐさまバトルに気を戻して対処する。

 

 

神綺「ライフで受けてバーストを発動!魔界七将ベルゼビートの効果でトラッシュのベリオットとパンデミウムをノーコスト召喚!さらにザンシアとデッキ・ディキのコアを除去!!」

 

 

アルディラは白いビームでライフを撃ち抜いた。

 

しかし、神綺のバーストからベルゼビートが出現すると、さらに下半身が蛇で鎌を持った悪魔やチャリオットに乗った悪魔が地面から這い出してくる。そしてベルゼビートは剣を取り出してザンシアとデッキ・ディキを消滅させた。

 

 

 

神綺「さらにベリオットの召喚時効果!デッキから六枚オープンしてその中のアスモディオスを回収して魔界七将デストロードを召喚!!コストはベルドゴールから確保!」

 

 

 

ベリオットが笛を吹くと、地面からデストロードが現れる。これで神綺のフィールドにはスピリットが四体に増えた。

 

 

アリス「……ターンエンド。」

 

 

弾「ここが正念場だぞ……!」

 

 

神綺「メインステップ!我が化身!魔界統べる想像神!魔界神デスフェルミオン!!召喚時効果でアルディラのLvコストを+3して消滅!」

 

 

神綺が背中に六枚の羽を展開してカードを掲げると、後ろに超巨大な紫の悪魔が現れ、剣でアルディラを消滅させる。

 

 

神綺「アタックステップ!まずはベルゼビートでアタック!!」

 

 

アリス「ライフで受ける…!」

 

ベルゼビートが剣でアリスのライフを貫く。

 

神綺「さらにデスフェルミオンで攻撃!フラッシュタイミング!ベリオットに魔界七将アスモディオスを煌臨!煌臨時効果で手札二枚を破棄!!」

 

デスフェルミオンがゴゴゴと動き出すと、ベリオットが空から走ってきたケンタウルスのようなスピリットと合体する。そしてアスモディオスの剣から紫のビームが発射されアリスの手札を二枚撃ち抜いた。

 

 

 

神綺「アリス!あなたは騙されているわ!創界神達は信仰の亡者よ!昔から色々な勢力の創界神が魔界を傘下にいれようと接触してきた!全員私達のことなんて考えてなかった!結局はあの赤髪の彼も「うるさい!!」…え?」

 

 

アリスは静かに神綺の言葉を聞いていたが弾に言及した瞬間もう我慢ができなくなった。そして神綺に向かって怒鳴り返す。

 

 

 

アリス「お母さんは弾さんの何を知ってるのよ!!そんな昔のことしか考えないで!!私は!いえ…私達は弾さんを心から尊敬しているわ!霊夢も魔理沙も幽香も紫だってそう!私はこの世界で生きていく!!!」

 

 

 

そういい放つとアリスはおもいっきりバトルボードを叩いた。すると先ほど捨てられたカードの一枚が紫に輝いて空中に浮かんだ。

 

 

 

アリス「ジェラシックドールの効果!効果で破棄されたときそのまま召喚できる!その糸は思いを紡ぐ!鬼神女王ジェラシックドール!!!」

 

 

 

ヘラ《…よっしゃ!効果を逆手に取ったわ!そして召喚時効果でデッキから一枚オープン!マーク・オブ・ゾロだったので相手のスピリットからコア五個を除去!!よって全員消滅!!》

 

 

 

ヘラが糸を紡いでジェラシックドールを作り出すとめくられたマーク・オブ・ゾロの力で神綺のスピリット達を全員縛り上げる。そしてアリスが指を鳴らすと一気に魔界七将達が消滅した!

 

 

 

神綺「……ターンエンド……」

 

 

 

アリス「メインステップ!儀式霊刃ダルクリスをジェラシックドールに直接合体!!そしてレベル2に!!」

 

 

 

アリスの言葉と共に地面がぱっくり割れてそこからアメジストが埋め込まれた剣が現れ、ジェラシックドールが糸を使って手に取る。そしてダルクリスを構えると紫のオーラが翼を形成した!!

 

 

アリス「アタックステップ!ジェラシックドールでアタック!!ダルクリスの効果で白マジックのコスト+2!!」

 

 

 

ヘラ《さらにうちの神技発揮!!一枚ドローしたあと手札の剣帝ドールアンシャンテを破棄!アンシャンテもデッキをめくってドールスピリットならライフを貫通させる!》

 

 

 

今度はヘラが紫の波動でデッキをめくる。そのうちカードは………ゴッドシーカー司書ドールレナだった。

 

 

 

アリス「めくったカードがドールスピリットなのでライフを破壊!!そしてアンシャンテは三コストで召喚できる!なので再度オープン!」

 

そして紫のオーラからレイピアを構えた白い人形が出現してまたもやデッキをオープンさせる。そのカードは………

 

 

 

 

………少女ドール ジェラ・レディ!!

 

 

 

アリス「これもドールスピリットなのでライフを砕く!そしてジェラシックドールはダブルシンボル!!」

 

 

 

神綺「……ライフで受けるわ……」

 

 

 

ジェラシックドールがダルクリスで一刀両断した!

 

 

 

 

 

 

アリス「全く……お母さんは心配し過ぎなのよ。」

 

 

 

神綺「…弾君…だったかしら……先ほどはごめんなさい。そして………」

 

 

 

バトル後、神綺は弾とアリスに謝罪した。そして神綺は弾に何か話そうとした。

 

 

神綺「……娘をヨロシクね♪それじゃ!…パチン!」

 

 

 

そう言うと、神綺は指を鳴らして帰っていった。その言葉を聞いた弾、アリス、ヘラは似たようなことを考えていた。

 

 

 

弾「…紫に聞かれたらとんでもないことになるな……」

 

アリス「……永琳に聞かれたら殺されるわね……」

 

ヘラ《…アテナが聞いたら勘違いしそうやわぁ…》




はい。ありがとうございました。

これでオリン神達でよっちゃん以外の相棒を持っていないのはアポローンだけですね。そして新企画進行中…お楽しみに………

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