東方星神録   作:あんこケース

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はい。今回はエジットメンバーを書いていきます。旧作キャラも出ますよ~!


花の帰還

幽香「…あいつらは元気かしら…?」

 

イシス《あいつらって?》

 

 

オシリス《知り合いか?》

 

 

魅魔が幻想郷に帰って来て数日後、幻想郷の幽香の家を訪れていたイシスとオシリスに幽香はそうぼやいた。隣では映姫も優雅に紅茶を飲んでいる。

 

 

幽香「…ちょっと前まで住んでいた家があるんだけど……そこに部下達を置きっぱにしてたから…元気かな~って。」

 

 

映姫「あなた!まさか部下を放っておくとは!黒です!」

 

そう喚く映姫を放っておいて、イシスとオシリスはティーカップを置いて話し出す。

 

イシス《なら会いに行ったら?私も気になるし。あなたはどうする?》

 

オシリス《フム、それよりもまず幻想郷の新体制を理解しているかどうかが不安だ。一応、伝えにいくべきでは?それに幽香の部下なら弾に紹介すべきだ。》

 

こうして、興味本位の二人と真面目な二人は幽香の部下達がいる……はずの邸宅………夢幻館へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想郷 夢幻世界と現実世界の狭間

 

 

イシス《……ここは……?》

 

幽香「簡単に言えば、夢と現実の狭間……そこの湖の上に建っているはずなんだけど………あった……」

 

四人が不思議な空間を進むと、突然辺りが開けて湖が見えてきた。するとそこから聞き覚えのある声が響いてきた……

 

 

天子「いいじゃない!ちょっと入るぐらい!!」

 

 

セト《そうだそうだ!!》

 

 

???「ダ~メ~で~す~!!」

 

イシス オシリス《あのバカ……はぁ………》

 

映姫「あれは……天人の…暇潰しにでも来たのでしょう………」

 

 

湖畔では金髪でレミリアと同じようなコウモリの羽が生えた門番の少女……くるみに天子とセトが突っかかっていた。

 

天子「もういいわ!ならバトルよ!私達が勝ったら通してもらうわ!!」

 

 

くるみ「望む所です!!」

 

 

幽香《…面白いから黙って見てよ……》

 

 

天子 くるみ「「ゲートオープン!界放!!」」

 

 

 

 

 

 

くるみ「先行貰います!メインステップ!バーサーカー・ガンを二体召喚!ターンエンド。」

 

 

 

くるみのフィールドにマシンガンを構えたロボットが二体現れた。

 

天子「私のターン!行くわよ!セト!効果で三枚トラッシュに置いて対象が二枚なので二つコアを追加!ターンエンド!」

 

 

セト《大義のための……犠牲となれって間違えた!》

 

 

セトがなにやら聞き覚えのあるセリフを言いながら登場した。

 

 

くるみ「メインステップ。ネクサス!侵食されゆく銀世界を配置!アタックステップ!バーサーカー・ガン一体でアタックです!」

 

 

天子「ライフをあげるわ!」

 

 

くるみのフィールドがまるで機械のような模様が浮かび上がった雪原に変わり、飛び上がったバーサーカー・ガンがマシンガンで天子のライフを撃ち抜いた。

 

 

くるみ「ターンエンド!」

 

 

天子「メインステップ!砂海王子ナミルネスを召喚してバーサーカー・ガンを破壊!さらに砂海帝王セトナック三世を召喚!そのままアタック!!」

 

セト《セトナック!行ってこいや!》

 

 

フィールドにナミルネスと豪華な衣装を纏った獣の皇帝が現れると、セトナック三世が攻撃体制に入る。

 

 

くるみ「ライフです!」

 

 

セトナック三世がライフを杖で打ち砕いた。

 

 

天子「ターンエンド!」

 

 

くるみ「メインステップ!アイスメイデン!そして起動せよ!要塞皇オーディーン!!」

 

くるみのフィールドが割れると、下から機械の砲台を装備したロボットが出現した。

 

 

くるみ「アタックステップ!オーディーンでアタック!!オーディーンの効果でソウルコアをトラッシュへ置いて、アンブロッカブルに!!」

 

 

天子「…随分昔のやつね…まぁリバイバルだからいいか……ライフで受けるわ!!」

 

 

オーディーンの砲台からのミサイルが、天子のライフを撃ち抜いた。

 

 

くるみ「ターンエンド!」

 

 

天子「メインステップ!撃ち壊せ!!打ち砕け!!砂海嵐神タイフォーム!!そのままアタック!!効果で相手のデッキを三枚破棄!!その中にコスト3、6のカード……うっそ!無い!?」

 

セト《ついてねぇ……!》

 

セトが砕いた地面から飛び出したタイフォームだったが、効果は不発だったようだ……

 

くるみ「侵食されゆく銀世界の効果でトラッシュのコアをすべて戻します!さらにソウルコアが戻ったのでオーディーンは回復!」

 

 

くるみのフィールドに展開されていた銀世界が白く輝くとオーディーンが再度起き上がった。そしてタイフォームの効果はレベル2からの耐性によって効かなかった。

 

 

 

天子「…!そうだわ!フラッシュタイミング!タイフォームに煌臨!砂海拳王クロコクセス!」

 

 

タイフォームが青く光ると、カーブした角を持った拳闘士に変わる。するとクロコクセスは拳を撃ち鳴らすと……

 

天子「…フラッシュでクロコクセスの効果を使うわ!煌臨元のタイフォームを召喚してバーサーカー・ガンとアイスメイデンを破壊!!そしてクロコクセスのメインアタック!!」

 

くるみ「ぇぇぇぇ!?ライフで!!」

 

クロコクセスから青い粒子が吹き出すと、タイフォームが復活してくるみのスピリット達が二体吹っ飛んだ。天子はタイフォームの効果が不発になった時用に、このカードを仕込んでいたのだ。そしてクロコクセスは拳でライフを撃ち抜く。

 

 

天子「タイフォーム!今度こそ!!……よっしゃ!コスト3の光翼之太刀があったので回復!」

 

くるみ「オーディーンでブロック!!」

 

 

オーディーンが砲台からミサイルを連射するが、タイフォームはひらりとかわしていく。そして接近すると鎌を振り下ろしてオーディーンを真っ二つに切り裂いた!

 

 

天子「とどめよ!フルアタック!!セトの神域の効果でマジックは使えないわ!!!」

 

 

セト《サイレントウォールもブリザードウォールも使えないぜ!!!》

 

 

天子のアルティメット達が一気にくるみのライフを砕ききった!!

 

 

 

 

 

 

 

天子「アハハハハハハ!私の勝ちよ!通してもらうわ!!」

 

セト《うぇぇぇぇぇぇぇい!!》

 

意気揚々とはしゃぐ二人。くるみは悔しそうに見ていたが、後ろの幽香達に気づくと、顔を驚かせる。しかし、それを言葉にだす前に、天子が地雷を踏んだ。

 

 

天子「こんな門番だなんて!主はどんなよわっちいやつなのかしら!?」

 

 

………御愁傷様です………

 

 

幽香「あら……小娘が……言うようになったわねぇ……私をそう言うなんて……!!」

 

 

イシス《…セト……あなたも何をやっているのかしら……?エジットの矛が……弱い者イジメ?》

 

 

天子「………………」

 

 

セト《………………》

 

 

二人は後ろから放たれている殺気に無言で顔を見合わせると……一目散に逃げ出した…!!

 

 

幽香「あらあら……逃げることもないのに!!」

 

 

イシス《……うふふ…幽香…ダブルでいくわよ……》

 

 

幽香は日傘を畳み、イシスは愛杖を構える。そしてエネルギーを日傘と杖の先にためると、同時にぶっぱなした!!

 

 

 

天子 セト「《ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!》」

 

 

オシリス《……はぁぁぁぁ……》

 

 

 

映姫「……お疲れ様です……」

 

 

二人がビームに吹っ飛ばされるのを見て、オシリスの大きなため息を聞いた映姫は同情の眼差しを向けた……

 




はい。ありがとうございました。

……天子ちゃん好きの人はすみません……

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