東方星神録   作:あんこケース

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……ようやくあいつのデッキをゲット致しました……あっちこっち探し回って一月……長かったなぁ……

そして今回から特別企画に入ります。それに際してかなりの原作改変があるので、ご注意を……


特別編~世界渡る少女~
友よ…君はいずこに……


とある夜 博麗神社

 

 

 

魔理沙「うぇぇぇい!!」

 

 

レミリア「がおー!(`□´)」

 

 

アルテミス《アハハハハハ!!!》

 

 

デュオニュソス《ひゃっはぁぁぁ!!!》

 

 

ゼウス《ちょっと待ってくれヘラ!儂は今回ばかりはナンパなど……!!!》

 

 

 

今日も幻想郷では宴会が開かれている。文明が明治初期辺りで止まっている(一部進みすぎている所もあるが)幻想郷の娯楽の一つが宴会なこともあり、創界神達も招いて盛大に盛り上がっていた。

 

 

 

紫「はい、弾!あーん(^○^)」

 

 

永琳「ちょっと!ねぇ弾、私が先よね♪」

 

アテナ《あの…自宅からいい酒を…》

 

毎度恒例、弾に集まるこの三人。しかし、今日の弾は何やら深く考えると席を立ってとある創界神の所に向かった。

 

 

弾「失礼、カグツチさん、アマテラスさんを呼んでくれないか?」

 

 

カグツチ《オッケー!おーい!アマテラ~ス!!》

 

 

 

アマテラス《…うにゅ?どしたの弾君?まさか紫ちゃん達に飽きちゃった?》

 

 

 

紫 永琳 アテナ「「《そんなことないわ!!!》」」

 

 

 

豊姫「八意様落ち着いてください……!」

 

 

宴会場の一角で永遠亭&月の都&守矢神社のメンバーとゆったり酒を飲んでいたアマハラの創界神四人。久しぶりに外に出てきたアマテラスはいつも通り平常運転である。

 

 

弾「あんまり人目が触れる所で話せる話題じゃないんだ。少し場所を変えても良いか?」

 

 

アマテラス《良いわよ~ん。永琳ちゃんやアテナには出来ないことね♪》

 

 

永琳「…ギギギギ…!!」

 

 

依姫「師匠~!」

 

 

ツクヨミ《ああわかった!私も同席しよう!それなら安心だろう。》

 

もう少しで永琳が暴走する一歩前で、どうにかツクヨミが腰を上げて押さえ込みにかかった。さすがにツクヨミの前ではアマテラスも変なことは出来ないと考えたのか、永琳やアテナは渋々納得して座り込んだ。

 

 

 

ツクヨミ《それでは失礼。加奈子、バカ弟を頼む。》

 

 

加奈子「了解(ラジャー)

 

 

輝夜「……できるだけ早めにね……」

 

 

スサノヲ《おいおい!兄貴!俺のどこに危ない要素が》

 

 

妹紅「体から吹き出してるよ!!」

 

 

 

 

 

 

そんなスサノヲを加奈子と妹紅に任せて三人は神社の裏手に移動した。そこでは誰もいなかったので、弾は好都合とそこで話し出した。

 

 

弾「実は……紫のことなんだが……」

 

 

アマテラス《あら~?もしかして……ワクワク》

 

 

ツクヨミ《姉さん、少し黙ってくれ…話が進まない…》

 

 

何やらアマテラスが変に話を持っていこうとするが、ツクヨミが話を遮って弾に続けるよう目配せする。

 

弾「…この前、紫の家に泊まった時に、押し入れからこれを見つけんだ。」

 

 

そう言って弾が取り出したのはレトロな黒い帽子だった。それはまるでこいしがいつも被っているものみたいな帽子で、それを見たツクヨミは首を傾げた。

 

 

ツクヨミ《ム……まるでホルスが被っていそうなヤツだな…だが頭のサイズ的に女ものか……これがどうかしたのか?》

 

 

弾「この帽子を紫に見せたとき、明らかに動揺した表情を見せたんだ。それ以上聞こうとしたけどうまくはぐらかされちゃって。」

 

 

ツクヨミ《…すまない…私にはよく分からん…姉さんはどう思う…?》

 

 

ツクヨミがアマテラスに尋ねるとアマテラスは真剣な顔つきで話し出した。

 

 

アマテラス《……たぶんだけど……紫ちゃんの過去に何かあったのよ。ねぇ弾。妖怪の誕生についてどれぐらい知ってる?》

 

 

弾「…一応、人間と同じように子供を産むことがあることは知ってるが……それ以上は理解できていない。」

 

 

アマテラス《それは一つ目のパターンね。妖怪が生まれるパターンはあと二つあるの。二つ目は人間がこういう妖怪がいると信じる時よ。》

 

 

弾はアマテラスが言っていることに首を傾げたが、少し考えたあとハッと気づいて返答する。

 

 

弾「……妖怪は存在を認知されることで存在できる。でも逆にこういう妖怪が存在すると思われてもそういう妖怪が誕生する……」

 

 

アマテラス《正解。例をあげるなら命蓮寺の山彦ちゃんとか紅魔館の吸血鬼とかね。初代吸血鬼が血を吸うと思われたから彼女達は血を飲むようになったのよ。そして三つ目のパターンは……人間が妖怪化した時よ。》

 

 

 

弾は先ほどよりは悩まなかったが、少し釈然としない様子だ。

 

 

 

弾「それは聞いたことがある。慧音さんや妹紅、白蓮達がそれだって聞いたが……その原理がよくわからない。」

 

 

 

アマテラス《まぁ…それは難しいのよねぇ……一番あるのは何か魔法事故なんかで体が変化してしまったことかしら?あなたが経験したみたいに。》

 

 

 

ツクヨミ《…それと紫の過去とは何か関係あるのか?》

 

 

 

 

ツクヨミが頭をかきながら尋ねる。そうするとアマテラスは呆れながら答えた。

 

 

アマテラス《あんたねぇ…紫ちゃんは一人一妖怪…つまり他にスキマ妖怪はいないから一つ目の可能性はゼロ。二つ目はあるかもしれないけど、それなら文献にスキマ妖怪の名前の一つぐらい載っているはずよ。でも外の世界でスキマ妖怪なんて知られていない…だから二つ目もナシ。となると三つ目のパターンの可能性がかなり高いわ。》

 

 

 

弾「…つまり……紫が人間だった頃に何かあったと?」

 

 

 

アマテラス《たぶんね。まぁだいたいの検討はついたけど。》

 

 

アマテラスの言葉に男二人は驚いた。いつもはザ・ニートで引きこもっている彼女だがやる時はやると改めて主神の威厳を感じた瞬間だった。

 

 

 

ツクヨミ《…それはいったい?》

 

 

 

アマテラス《……弾…人間と妖怪の大きな違いってなに?人間と神々との違いでも良いわ。》

 

 

 

弾「…そりゃ…妖怪や神々は人間より圧倒的な力を持っているし、寿命も何百倍も………!…そうか!!」

 

 

 

弾はアマテラスの質問に答えている途中でアマテラスの考えを理解した。ツクヨミもようやくわかったようだ。

 

 

 

アマテラス《そ。もしかしたら、その帽子は紫ちゃんが人間だった頃に出来た友達の形見なんじゃないかしら?そして紫ちゃんは何らかの原因で妖怪化し、その友達は寿命で死んでしまった…そう考えると妥当よ。》

 

 

 

ツクヨミ《…少し待ってくれ…ピポパポ…トゥルルルル…》

 

 

 

アマテラスの言葉の言葉のあと、何か思い出したのかツクヨミは懐から携帯電話を取り出すとどこかに電話をかけて何かを確認していた。そして少し話すと、電話を切ってその内容を話し出した。

 

 

 

ツクヨミ《少し調べてみた。紫は約二千年前の中国で一番最初に目撃されている。そしてその時期の中国は時空の乱れが非常に酷かった時代でもあったそうだ。》

 

 

 

弾「何でそれを調べられたんだ?」

 

 

 

ツクヨミ《昔、彼女達が月都に攻めこんだ時に有力な妖怪達の身元を全部洗ったんだ。時空の乱れの方は一回巨大なブラックホールができるほどの乱れだったから月の都の記録にも残っていた。》

 

 

 

今度はアマテラスが首を傾げる番だった。それに対してツクヨミは《これは推測だが》と断った上で話し出す。

 

 

 

ツクヨミ《つまり…紫の最初の乱れと巨大な時空の乱れ……この二つの時期と場所が同じなのは偶然の一致だと私には到底思えない。もしかすると紫は別世界から飛ばされてきたのでは?》

 

 

 

アマテラス《なるほど……弾と同じように世界を越えたから妖怪化し、友達と離ればなれになってしまった……そちらの方が可能性が高いわね。》

 

 

 

弾「…もしそうなら……ワンチャンその友達は生きているかもしれない!だってオレも時間を越えたんだ。もしかしたら…!!」

 

 

 

弾の言葉にアマテラスやツクヨミは《可能性としてはあり得る》と反応する。そしてこの世界の周辺の世界で繋がりそうな世界をいくつかに絞ることに成功した。

 

 

 

弾「…さて……絞り込めてもこの世界を全部洗うのはかなり骨が折れるぞ……」

 

 

 

魔理沙「話は聞いたぜ!」

 

 

 

ロロ《私達も手伝おう。》

 

 

突然、後ろから声が聞こえた。三人が振り返るとそこには魔理沙とロロが立っていた。どうやら他の創界神や紫以外の幻想郷メンバーにも聞こえているようだ。

 

 

 

魔理沙「あいつの能力がなければ私達はここにいないんだ。それに色々迷惑かけたからな!その詫びと礼だぜ!」

 

 

 

ロロ《ゼウスやラー達も協力を快諾してくれた。その数の世界をまわるとなるとは一人では無理だ。》

 

 

 

弾「…皆…ありがとう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、永遠亭 会議室

 

 

 

 

そこにはほとんどの創界神が集まっていた。その光景に弾は改めて心が温かくなった。

 

 

弾「みんな……集まってくれてありがとう!」

 

 

 

霊夢「今さら~?」

 

 

幽香「全く、水くさいわよ。」

 

 

映姫「そうです。私達は好きでやるのですから。」

 

 

隠岐奈「それに別世界にも興味あるしね♪」

 

 

ホルス《そういう誰かを助けるのが探偵ってもんだ。》

 

 

クリシュナ《オホホ!ワテクシ達に任せなさい!》

 

 

カグツチ《大丈夫!知らない世界を旅するのは慣れてるから!》

 

アレックス《僕も異世界を渡った経験がありますので問題ないです》!

 

 

そこに集まったメンバーは全員ヤル気満々だった。そして弾はゲートを開いて全員に声をかけた。

 

 

弾「……全員行くぞ!!」

 

 

全員「《 おう!!!!! 》」

 

 

そして創界神の力でそれぞれの世界にワープする……紫の友を見つけ出すために……帽子に書いてあったことでわかった紫の友の名前は……

 

 

 

 

 

 

 

………宇佐見 蓮子

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。ありがとうございました。

この話を書くに至った理由がありますが、それは次回明かされます……まぁ…だいたい察することもできますが……


次回予告 別世界への旅路

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