とある出会い   作:ミカヅキ団長

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いよいよ動き出します。


60%の決意

 再開の後、デートの日にかなーーーり何があったか詰め寄られたのだけど、内容が内容だけに、抵抗はあったけど仕方なしに話すことにした。なんかそうしないといけないと思ったのだ。話した結果

 号泣された。

 号泣だぞ号泣!泣くじゃないんだ。号泣なんだよ!明らかに100人中100人が泣いてると分かるやつだ。周りの人の目が気になってしょうがない!正直ここまで同情されるとは思ってなかったんだ。でもこの子はしっかり話を聞いて、納得してそのうえでこのリアクションなのだ。もうね、もう・・ね。

 良い子すぎだぞ。天使か

 そんな風に俺は和みつつ(この状況のややこしさから逃げてるとも言う)ひとまずなんとか泣きやんでもらった。はたしてこの子は本当に17歳なのだろうか?そう思ってしまうぐらい純粋だと思う。少し羨ましいな。内心そんなことも思ったりとなかなかの変なスタートダッシュになったデートだった。

 そもそも、デートをする発端になったのは、ずっと会えなかったことのお詫びをさせてほしいという俺の提案からだったわけで。彼女はそこに今回のデートをねじ込んだわけだ。俺は最初は意識はしていなかったんだけどだんだんあれ?これデートじゃね?俺初めてじゃね?やばくね?とだんだん意識してしまった。そして意識しちゃったらもう駄目だった。人生初のデートにどうしたらいいかわからず。ビビった俺は、生意気にも俺より先に彼女を作った次男に助けを求めることにした。親父?親父はね駄目な気がした。その時の次男の俺を見る目は一生忘れない。何にしても来るべきデート本番に向け出来る準備は全部やったのだった。

 その結果、パーキングエリアの中で泣かしちゃったよ。がっかりだね!畜生!ごめんね!そうして何とか朝食も終わりここからが本番。

「さて、行こうか。目的地の遊園地へ!」

「うん!」

 気を取り直して県外の遊園地へ行くことにした。朝一からの出発なので、車通りもスムーズでストレスもなく、到着することができた。

「柚木ちゃんはなんか苦手なアトラクションはあるの?」

「ううん絶叫系でもなんでもござれだよ。ホラー系もすきだよ」

「そ、そっかホラーもいけるのか(近寄らないようにしよ)」

 そんなこんなで遊園地を楽しむことにした

 楽しい。本当に楽しい。心から楽しいと感じたことなかったんじゃないかってぐらい楽しい。ジェットコースターで両手をあげてキャー!と叫ぶ彼女。ゴーカートで壁にぶつけまくる彼女。ホラーハウスでビビりまくる俺(顔に出ないよう必死)うきうきと進む彼女。今日だけでカードゲームの日々だけでは見れないいろんな柚木ちゃんの表情をみた。それだけできてよかったと思う。

「ねえ、三月くん。最後はさベタだけどね観覧車に乗りたいな。」

 そう言った柚木ちゃんの顔は真剣そのものだった。

「うん。乗ろうか」

 そう言って観覧車に乗ることになった。

「やっぱり高いねー。人がゴミのようだよ」

「その言葉はいまはやめようか。なんか危ないわ」

 うんそうだねと笑う柚木ちゃんはまた初めて見る顔をしている。

「あのね」

 そう言われるとなんだか空気が変わったような気がする。この空気が何か俺に伝えようとしているみたいだ。表現するなら・・・・そう、逃げるな、向き合えだ。

「私ねここで伝えたかったことがあったの。ここでじゃないと2人だけのときに言いたかったこと」

「私・・・・・・三月君のことが好き。大好き」

 なんとなくは分かっていた。人の感情とかそういうの読みとる能力はあまりない俺だけど、これは分かってたとこはある。だからそこまで驚愕することじゃなかった。でも返事となると別。答えは決まってる。これしかない。でも

 怖い。不安なんだ。はたして自分でいいのだろうか、そう思ってしまう。今までの自信の無さが邪魔をする。でも、言いたい。お願いだから言わせてくれ、俺は今の自分から変わりたいんだ。だから返事するんだ

「ありがとう。俺も柚木ちゃんが好き。俺でよければお願いします」

 そう返事をする。大丈夫、俺は大丈夫・・・・

「よかった。よろしくね三月君」

 そう、太陽のように笑う柚木ちゃん。

 そうだ、頑張ろう。今は中途半端だけど、彼女にふさわしい人間に俺はなるんだ。

 その日の空はどうだったか覚えていなかった。




もうちっと続いていきます。思ったより長引いてます。
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