Afton's Worst Ultimate custom night 作:Rat man
"ジリリリリリリリリリ!!!"
地獄に落ちてからはや三日が経つ。そこまで経てばある程度の機材の操作や機械人形の対処に
慣れてくるものだ。初日に持っていた恐怖心も、今となっては・・・完全になくなった訳では
ないが耐性も割とついたほうだ。ここまでに来るまで四度も殺されているので逆に死に対する
恐怖心がなくなってしまったっというのも一つの要因だが。今の俺はもう当たって砕けろ精神で
行動しているようなものだった。未知の機械人形に遭遇した場合は大抵この考えでな。上手く
防げりゃそれでよし、分からず失敗すれば死んだときにそいつの襲撃要因が大体分かるので
それで覚えるの良し。・・・まぁ、出来るだけ死なずに対処できるようにはしたいんだが。
AM 12:00
ともかく、始まったこの夜に手を休ませる余裕はないのだ。直ぐにカメラを起動させ、いつもの
通り部屋の監視から始まる。まずは廊下から順に監視し、異常がなければ通気口内センサーの
確認を行う。・・・そこに新たな機械人形が映し出された。それも"2体"もだ。
「・・・Toyシリーズの奴らか。」
片方は明らかに顔の一部が欠損しており、顎が外れてそこから配線がむき出しになっている
"Withrd Chica"。もう一体は一見顔が整っているように見えるが、片目がない状態で明らかにもう
一つの顔が可笑しな格好でついてる"Mangle"である。こいつらはある致命的な欠陥が発見され
"Fazbear Enterment社"が泣く泣く回収したもので廃棄処分、又は新たな機械人形を作成するため
の予備パーツとして部品庫に保管されていたものだ。・・・その頃から殺した奴らが機械人形に
宿ってるなんて誰が思うんだよ・・・っと思いたくなってくるがそれどころではないので、奴ら
の対処法について考える。
「・・・ここに表示されている"ベントネア"ってやつがこいつらをこの部屋に侵入させない
システムなのか?」
どうやら出口の手前三つの通路にどれか一つだけ進路を防ぐものらしい。そいつに引っかかれば
また所定に位置に戻る仕組みのようだ。
「だが一つだけだからなぁ・・・これこいつらの進行具合によって合わせなきゃいけないって
ことだろ。ならカメラで一々様子を見ないとだめか・・・」
それは正直に困ることだ。他の奴らを監視しなければいけないのに、しかもいつも以上に長い
時間で見なくちゃいけないので見ている間は正に無防備状態となる。そこは発電機でなんとか
電力を抑えてドアを閉じれば良いだろうと思うだろうが、騒音レベルによって襲撃する奴が
いるし音がかなりこの部屋に響くので音の感知が難しくなるのだ。
「仕方がないから適当な所を閉めて他を見るか。隙があれば後で見ればいいし」
適当な所にタップすると一か所が赤い線に切り替わりそこを閉じたことを確認したら、ダクト
ホースの様子を確認する。・・・今のところ何も表示されていなみたいだ。もう一度部屋の
監視をする。・・・他の機械人形は映っていなかったのでいったんカメラを閉じ、発電機と扇風機
を作動させて室内温度を下げる。・・・一通り下がったら停止させ、カメラを立ち上げる前に
部屋に異常がないか確認してもう一度カメラを起動させる。っとその時、廊下を監視していたら
いきなりカメラが映らなくなった。
「な!?」
それと同時に右の廊下側から聞き覚えのあるメロディーが流れだしこちらに接近してきたので
反射的に右ドアを閉じた。・・・音が鳴り響いた。
「誰かが接近してきたのか・・・てか、カメラに映らないで接近するのって厄介すぎだろ。」
しかし、あの曲を流しているのが誰なのかは直ぐに判別した。"Ballola"だ。奴は姉妹店の
機械人形で、バレリーナをモチーフとした姿としてステージに立っていたことを思い出す。
「まーた音で感知するタイプが現れたか・・・」
しかし音が聴こえやすい分、感知も早くできるのでそれほど対処が難しいというわけではない。
此処で時間を確認する。
AM 1:01
「一時間経過か・・・先は長いな。当たり前だが。」
さっきは部屋の監視を妨害されてしまったので急いで様子を確認する。・・・特にいない。
通気口内センサーに切り替える。・・・"Mangle"が左の通気口から侵入してきたようだ。
直ぐ左の侵入口に"ベントネア"を張る。"Witred Chica"は右の奥の通気口に進んでいるようだ。
こちらは侵入するまでの距離が長いので取り敢えず放っておいても良いか。今度はダクト
ホースに切り替える。・・・何もいない。此処でまたカメラを閉じて部屋の様子を隈なく
する。・・・突然部屋の照明器具が点滅しだした。異常を確認すると左の視界から嘴と目玉を
外した状態で"Toy Chica"がこちらに接近してきた。・・・何故か震えながら。
「おおっと、急いで"FreddyMask"被らねーと」
机に置いてあるそれを素早く手に取り頭に被せる。・・・仲間だと勘違いしたのか、部屋から
去っていった。
「直接部屋に侵入するタイプもいんのか・・・あの白い熊もそうだったよな。」
まぁ、あの"Golden Freddy"よりかは割と猶予があるので少し遅れても大丈夫だろう。・・・
少し息苦しくなってきたので部屋の換気をする必要があるなと感じ、部屋の室温を下げた後に
再びカメラを立ち上げて部屋の換気ボタンを押して換気をした。ついでに部屋の監視もする。
・・・ん?"Puppet"がいた部屋から物音がする。いつの間にか出現したのか?さっきまでは
静かだった部屋が何かをぶつける音で騒がしくなっていたのだ。
「しかし、何のために物音なんか立ててるんだ?姿も映っていないからどんな状況かも分から
ねーし、対策しようにも誰が誰なんか・・・」
一体こいつはどんな対処をすればよいのか・・・そいつに頭を悩ませる間にも時間は刻々と
進んでゆく。それは朝を迎える為のものか、はたまたここにいる警備員の寿命を知らせる
カウントダウンとなるか・・・
"私が最初だった!!私はすべてを見てきた!!"