Afton's Worst Ultimate custom night 作:Rat man
AM 12:00
開始直後、扇風機を一旦停止させて発電機を稼働し、正面ダクトドアを閉じた後にカメラを立ち
上げる。先ずは廊下側から。・・・何もいない。次に小部屋の確認をする。・・・右の小部屋
から物音が響いているので音が聞こえなくなった時にまたみよう。両サイドのカーテンステージを
確認。・・・誰もいない。奥の部屋にも誰かいる気配がないのでダクトホースに切り替える。
・・・此処も特に変化はない。もう一度部屋の監視モードに戻しカメラを下す。部屋のどこか
違和感がないかよく観察する。・・・!部屋の照明光が点滅しだした。侵入すんの早いだろ!!
急いで"FreddyMask"を頭に装着し少し動きを止める。"Toy Chica"が左から接近してきたから。
・・・去ってくのを確認した後はマスクを外して机に置く。そろそろ室温も上昇してきたので
扇風機を作動させる。因みに正面ダクトドアはカメラを下した後に直ぐ開けておいた。やはり
電力がもったいないのでな。・・・ある程度下がり終わったらそれを停止させて、先程の工程と
同じようにドアを閉めてカメラを立ち上げる。・・・左廊下に先程ドアをぶち壊した奴が現れた
ので警戒心が一層強まった。
「・・・ドアがダメならそれに代わる代用品で防ぐしかないよなぁ。だが変わりなんて・・」
一つあるとすれば部屋の右端に設置されてる"黄色い看板"だ。体勢を崩す人の絵柄が描かれており
"床が滑りやすくなっている"と注意喚起が表記されている。・・・こんなので防げるのならまるで
ギャグ漫画みたいな展開だ。馬鹿馬鹿しくて笑えない。しかし他のものが見つからなかったので
最早これを使用するしかないのだ。
「流石に看板自体は自動で動いてくれないから俺が直接動かすしかないんだよなぁ・・・」
今はカメラで部屋の監視をしているので行動が取れないが。両サイドの廊下を確認してから
他の部屋に切り替える。右小部屋は物音は相変わらず聞こえて騒がしい様子であり、カーテン
ステージに機械人形が映る様子もない。見ている間に空調エラーが表示されたので換気ボタンを
押して空気の入れ替えをする。・・・ダクトホースにも変化が起きないのでカメラを下して
扇風機を作動させ、部屋に籠った室温を下げるようにする。異常がないか細心の注意を払い観察し
今度は右端に設置されている看板を左端に移動させるため、駆け足で取りに行く。この間は扉も
閉じていない状態なので無防備に等しい状況である。だから素早く作業する必要があるのだ。
「こいつを・・・良し。意外と軽いなこれ。・・じゃなくて持って行かねーと。」
どうでもいいことに口を出していたので自身を一喝し左端にそれを持っていき設置する。
「それにしても本当に大丈夫なんだろうな?これで防げないならもうお手上げ状態だぞ・・。」
もしそうなら冗談抜きで出ないことを神に祈るしかない。まぁ、此処に神も仏もいないだろうが。
設置し終えたら机の椅子に座り再びカメラを起動する。・・・廊下にいる奴がもう近づいてる。
頼むから防げるようにしろよ・・・。部屋を切り替え右の小部屋を確認すると音が鳴りやんでた。
「静かになったな。音楽変えてあげねーと。」
別の音楽に切り替えるとまた物音が響いてきた。物音ってよりはいろんなものをぶつけあって発生
する音に近いんだが。音楽を変えた後はさっきと同じ工程を繰り返してカメラを下す前に廊下に
画面を切り替える。
「・・もう目の前じゃねーか!」
この部屋の出入口に待ち構えてたので緊張が高まり、息を押し殺すかのように押し黙る。・・・
その様子を観察するとカメラ画面にノイズが掛かり一瞬だけ映らなくなった。
「どうだ!?」
・・・画面が正常に映ったときには奴の姿が忽然と消えていた。何の変哲もない看板が機械人形の
侵入を見事に防いだのだ。
「まじかよこいつ、こんな看板ごときで入ってこれないとは・・。」
重圧なドアを壊す奴がこんな形であっさり引いていくのを見てひどいギャップの差になんとも
言えない雰囲気となってしまった。ともかく、これで奴の対処がはっきりわかったのでそこは良し
としよう。大きな情報を得ることに成功したので。そろそろ電力の消費がやばいのですぐさま
カメラを下す。ここまで分かれば、新たな機械人形が出現しない限り同じ工程を繰り返すだけ。
・・・その後も特に大きなアクシデントが起きたわけではなく、"Funtime Foxy"とボロボロの
容姿で床に鎮座している"Baby"が割り込んできたぐらい。そこからまた新たな変化が起こるのは
この夜が始まって3時間経過した頃だ。
AM 3:21
「気づいたらもうこんなにコインが溜まっているなぁ。」
カーテンステージに立つ彼のショーを見終わり二時間後にまた開催されるのを看板で確認しカメラ
を下すときにふと、画面端に表示されているコインの枚数を確認すると累計20枚を超えていた。
部屋の画面を切り替える時そこに表示されているコインを自動的に回収してくれたり、"Ballola"
や通気口内の二体によるドアでの侵入阻止でコインが溜まる貯蓄システムのおかげもあり、今では
こんなにも溜まってしまったのだ。しかし、コインの使い道にも疑問を抱いている。
「うーん、イマイチわからないんだよなぁ。何かに使うってのは分かるが・・」
例え貯蓄されてもそのまま消費もしなければ持っていても意味のない代物になってしまう。っと
ここである一つの考えが浮かんできた。
「そういや右奥の人形売り場の部屋で買えたりしないかな。売り場だけに何か売ってるだろ。」
一通りの確認も終わり、今は特に脅威もないのでこの間に出来る事をしようと思った。早速カメラ
画面を人形売り場に切り替えると、・・・予想は当たったようだ。さっきまでは何も表示されて
いない画面に新たな項目が追加されたようだ。そこには以下のものが表示されていた。
"Buy The DEATH COIN = 10COIN"
"Buy The Babydoll = 5COIN"
"Buy The Toy Foxydoll = 5COIN"
「・・・別個体のコインと二体の人形?人形ならわかるが何故にコイン?」
そこには他の人形と違い大きな文字"D"と書かれた人の手のひらサイズの物が異質な雰囲気を
漂わせている。これも機械人形の対処に役立つものか判別できないが手持ちのコインで一応
全ての物は買えるので購入ボタンを押す。・・・支払いの音と購入表示が消えたかと思えば
さっき買ったコインは画面の左端に表示され、残りの二体の"Baby"と恐らく"Mangle"の本来
の姿をモチーフにした人形を購入したら画面上に"彼女たちは"ご機嫌だ"と表示された。
「???。えっと、これでいいのか?んで、このコインの使い道は・・・。」
名前の書いてある通り"死のコイン"という物騒な響きを持つ物で、もしかしたら・・・
「これで機械人形の行動を抑えることが出来るのか?」
だとしたら相当使える代物だ。面倒な奴の対処を少しでも軽減できるのならそれでいい。
なら使わない手段はない。早速試せるような奴をカメラで探し出す。
「"Funtime Foxy"なんてどうだろう。あいつのショーに一々付き合うのも面倒だし。」
仮にこの発言を本人が聞いていたら"殺戮"という名のショーが問答無用で決行されるだろう。
まぁ、そんなことは置いといて実際に行動に移す・・・と、思ったが流石にカメラを見る
時間帯が長すぎるので一旦カメラを閉じることにした。
「・・・ん?こいつ顔動かしてたっけ?」
部屋に変化がないか観察しようと思ったら目の前にいる奴の顔が僅かに上がっている・・・。
嫌な予感がする。
「今度はこいつについての対処を考えないとなぁ。」
先程まで動きの予兆が見れない状態なので放置していたが、・・この態勢が仮に襲撃の合図
だとしたら放置するわけにもいかない。しかし、その対処法を見つけるのにさほど時間は
掛からなかった。
「あれ、机に見たことのないものが・・・。」
机の左端に小さい機械がぽつんと設置されていた。こんなものは見かけた覚えがない。よく
見るとオレンジ色で装飾されている窪みはボタンのようで雷マークが描かれていることから
推測すると・・・
「多分これ、電気ショックを与える機械じゃねーか?姉妹店舗で見かけた代物も同じだし。
丁度ケーブルもこいつの胴体に繋がってるしなぁ。」
てことはこいつに電気ショックを与えろ、とでも言いたいんじゃないか?試しにボタンを
押すと、
"!!!!!!!バチィィィンンンンン!!!!!!!"
・・・相当強い威力で電気が流れ、照明器具の光が一瞬消えたかと思うぐらいの強さだった。
改めて奴の顔をみると・・・元の状態に戻っていた。
「奴の対処はこれでいいかな。」
室温はとっくに下げ終わり発電機を再び稼働させ正面ダクトをドアで閉じるとカメラを立ち
上げた。さっきやり損ねた事があるのでカーテンステージにカメラを切り替える。すると
左端に表示されているコインがモノクロからカラーに変更され、使えるようになったようだ。
迷うことなく使用すると"!!ゴン!!"という音を発したと同時に奴がカーテンに引っ込む
様子が映った。
「引っ込んだぞ・・・。あれ?看板の文字が変更されている?」
そこには時間が映っていなく代わりに"IN THE STEAG"という文字が表記されていた。
「・・・これ、もう見なくていいってことか?」
思ったことと違う結果になったがこれで対処したという認識がされたようなので廊下の監視
に戻る。
「!?」
・・・右の廊下にいろんな意味で俺にとっての懐かしい機械人形がそこに立ち尽くしていた。
人型をモチーフに、赤色で染まったポニーテールの髪を特徴とし片手にマイクを握りしめ、
緑色の目玉でこちらを覗いてる"Baby"が・・・
「・・・お前・・・何故?ここに?」
そう口に告げようとしたら、
"♪キーンコーンカーンコーン。カーンコーンキーンコーン♪"
「!!。・・・もう朝か・・・・」
気付いたら朝になっていた。いつもならこの辺りで喜びを堪能していたがこの時は何故か
その気が起こらなかった。さっきの機械人形を見て哀愁が広がっていたから?あの時の
事故を思い出したから?決してあってはならない物を見たから?それとも・・・
「・・・、Elizabeth・・・」
俺の娘を奪った張本人だからか?
"良くないことが起きたみたいね。"