Afton's Worst Ultimate custom night   作:Rat man

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"俺は昔のように走ることは出来ないが、パーツをバラバラにして部屋に投げ込む芸当を身に付けてきたぞ!"


The story of a certain pirate(とある海賊船長のお話)

・・・・・・

 

あの時の出来事を忘れてはいけない。それは決して醒めることのない悪夢だから。そして未だに

その光景の詳細を覚えている。目を閉じて数秒経てば、惨状の光景が頭の中に一瞬にして広がって

不快感が押し寄せるぐらいなもんだ。・・・俺がまだ自我を持っていない頃の出来事だ。

 

当時の俺は地元のピザ屋でマスコットというような役職?を持っていたようだ。同業者は俺を含め

4体。熊の"Freddy"、兎の"Bonnie"、ヒヨコの"Chica"、彼らはバンド結成しておりそれぞれの

役割を担って音楽を奏でる。子供たちを喜ばせるための今時でいうエンターテイメントさ。だが

俺はそこに含まれていなかった。何故だか分からないが、その当時の俺の外見が子供たちにあまり

良い印象を持っていないらしく受けが良くなかった事で自然とはぶられたそうだ。その代わりと

して、メインステージの左端に小さなカーテンステージに設置され少しの歌とつまらない物語を

語る存在となった訳だ。出演も僅かで後はずーっとカーテンの中、窮屈で退屈な日常さ。まぁ、

普通ならこんな生活耐えられないよな。だけど俺は機械人形、人間のように感情なんか持ち合わせ

ていないんで何とも思わなかった。当たり前だが。・・・ある日を境に日常が崩れ去る日が

訪れたんだよ。その日は客が極端に少なくて退屈な一日を過ごしていたんだ。あのバンドメンバー

も仕事が殆どないもんだから演奏する時に聞こえるメロディーさえ俺の耳に入ってこない。

だが、いつもと違うのはカーテンが開かれた状態のままなんだ。仕事が終われば即カーテンを閉め

て一日の終わりを告げるはずなのに。・・・この時は何故か飛び出したいと衝動に駆られていた

んだよ。可笑しいだろ、プログラミングされた通りに動く事しかできない唯の機械人形が・・。

しかし、店内には誰もいないし自分がまだ見ぬ世界へ足を踏み入れたいという強い思い込みが

起爆剤となったのか、気づけば飛び出していたのさ。びっくりするぐらい速い速度で駆け出して

縦横無尽に駆けずり回るという、はたから見れば壊れたのか狂ったかのように映っていたかもな。

っでだ、急に立ち止まったんだよ。意図せずに。・・・店内の、丁度俺の居場所であるカーテン

ステージの端に一人の男を見てな。そいつ、笑ってんだよ。薄気味の悪い顔でほくそ

笑む感じで俺のことをじろじろみてな、そいつが奥の部屋に移動すると自然と体も動いたんだ。

まるで誘導されるかのように男の足取りを追って、着いたときにはもう姿が見えなかったんだよ。

ドアは開いていたんだが、その部屋からただならぬ雰囲気を感じて俺の頭に警鐘が鳴らされて

とても気軽に入れる気分じゃなかったんだ。それでも俺とは意図しない行動で中に入っちまった

のさ。・・・危険な所に安易に入ると後悔するって、思い知らされたよ。なにせ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五人の子供が体ごとバラバラにされた光景が広がっていたからさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ここで俺の意識は吹っ飛んだぜ。次に目を覚ましたと思ったら、異常なほどの憎しみと

憎悪を持ち合わせてある一人の人間を追い詰める事しか考えていない殺人マシーンに変わっち

まったからさ。もう俺の意思とは関係なく、他の誰かに操られている気分だったよ。この後の

出来事も詳細に覚えていなくて断片的だが覚えていることは

 

・斧でバラバラにされた後焼かれた

・変な兎の奴に纏わりついていた

・仮面の被った奴が現れてじろじろ見られた

 

ぐらい。そしていつの間にかこの場所にたどり着いたんだ。あの懐かしいカーテンステージ

が設置されていてな。ところで気になることがあるだろ?・・・俺が何故

 

 

 

意思を持たないはずなのにこの出来事を知っているか?

 

 

 

答えは簡単さ。俺を含む機械人形を作成した張本人が直接説明してくれたからさ。事細かく。

 

「・・・で、結局何しに来たお前?いきなり部屋に割り込んできたかと思えば訳の分からない

 話を急にしてさ。何が言いたいんだ?」

 

「あ?俺がお前を裁くことに至るまでの経緯を話したんじゃねーか。その脳みそはお飾りか?」

 

「いや、質問に対しての答えになってねーよ・・・第一、そんなもん頼んでもねぇし。」

 

時刻は午後12時を過ぎており、今まで出会ってきた機械人形についての対処法を紙に書いて

情報を整理しているところに突如奴が現れ、頼みもしない話をいつの間にか俺の指定席である

椅子にふんぞり返りながらべらべらと喋りだして今に至るんだが。

 

「それで、話はもう終わったか?ならさっさと元の場所に戻れよ。こっちは暇じゃねーんだ。」

 

正直に言って、こいつらと関わり合うのはうんざりしているんだ。幾ら暇だからってわざわざ

敵である俺のところに来て馴れ馴れしく話しかけられるんだ。ストレスがたまる一方さ。

 

「ああそうかい。今だから俺にそんなこと言えるんだな。・・覚えていろよ・・」

 

そう吐き捨てると漸くこの部屋から退散してくれたようだ。静かになった部屋でさっきの作業に

手を付ける。前夜から得られた新たな情報、"DEATH COIN"の使い道だ。先程までは行動の制限

をしてくれるものだと思っていたがどうやら、一夜につき選択対象の機械人形を出現させない

ものらしい。こんなに便利なものに気づかないとは・・・

 

「だが、これで新たにやることが増えたな。」

 

それを購入するためのコイン集めだ。なので、いかに効率よく集められるかについて考えだし

今夜を迎えるまで作業に没頭することになった。




"出る杭は打たれる"
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