Afton's Worst Ultimate custom night 作:Rat man
この地獄に落ちてから俺は、外の光をもう拝むことのない日々を過ごしている。五日目の夜を
迎える準備に勤しんでいると感覚がおかしくなって不思議とこの環境に慣れてしまう。奴らの
事を考えるしか時間を割く暇はなく外に出たいなんて思わなくなってしまう。この場所から
逃れる方法なんざないが。
"チッ・・、チッ・・、チッ・・、チッ・・"
時間が過ぎていく。唯それだけ。同じ光景を見続けると頭がおかしくなっていく。気が狂う。
PM 11:58
それでも時間は止まってくれない。また俺はこの狂気の夜を乗り越えなければならず・・・
同じことを繰り返さなければならない。
「・・・」
例え道が閉ざされようと逃げ場を失おうともしても、俺は・・・
"!!!ジリリリリリリリリリ!!!"
AM 12:00
やることは一緒。今までの夜で積み重ねてきた経験から体が自然に動く。予め決められた
通りのように。先ずはコイン集めまでの作業だ。カメラを起動し素早く部屋の監視をする。
・・・人形売り場で二体の人形購入が可能になっている。"Bonnie"と"Mangle"だ。必要
金額は・・・一体20Faz-COIN。・・・20枚!?
「おいおい、合わせて40枚集められなければいけないって、金額跳ね上がりすぎだろ!」
開始早々の鬼門に出くわし戸惑ったものの、集めなければ俺の命は保証できないので、渋々
集めるようにする。それ以外は異常がないので通気口内センサーに切り替える。・・・
"Molten Freddy"が尋常じゃない速さで侵入口まで迫っているのを確認しダクトホースに
切り替える。・・・何も映っていない。システムを部屋を映すカメラに切り替えて一旦
閉じる。ノイズ音が鳴ったからだ。目の前に"Withrd Bonnie"が立っているのでマスクを
被る。・・・少し経って奴は消えた。部屋周辺に"Nightmare Freddy"の子分共が居座って
いるので机の引き出しからフラッシュライトを取り出し、奴ら目掛けて光を放つ。・・・
嫌がって逃げたようだ。発電機を停止して扇風機を作動させる。
"!!!!!サーーーープラァァァァァァァァァイズ!!!!!"
正面ダクトドアから聞こえのいい声を聞きつけドアを閉める。・・・音が鳴り退散を確認
して扇風機を停止させる。そろそろ空気に入れ替えが必要なのでダクトドアを閉めてカメラ
を立ち上げる。・・・左の小部屋に見慣れないクマの機械人形が鎮座している。また新種
か、と思いそいつの様子を観察する。・・・が左右からくぐもった笑い声が耳に届いたので
カメラを下して左右の扉を閉める。・・・両方からぶつかる音を聞き洩らさずに確認する。
「中々コインが集まらねー("WWWWW!!!!!ウヒャハハハハハハ!!!WWWWWW
最後まで言わせろよ・・・正面ダクトドアを閉じてこの部屋に侵入されるのを防ぐ。退散
の音を聞いたら再び開けてカメラを起動しコイン集めに戻る。・・・少し経った後騒ぐ声
を聞いてカメラを閉じると、さっきより若干数を増やしてるちび共がこの部屋に侵入して
きたのでライトを当て続ける。・・・中々立ち去ってくれない奴が一匹いるのでライトを
強くして光を当てる。・・・漸く去ってくれたので複数の機材を起動させて机の右端に
いる、いかつい容姿になった"BB"を確認する。・・・動きはないので今は放置。あと少しで
コインが20枚溜まるのでもうひと踏ん張り集める。・・・コインが溜まったと同時に背後
からシンバルの音を聞きつけたので機材を停止するために人形売り場にカメラを固定し
カメラを下す。・・・目の前に"Golden Freddy"が鎮座する姿を確認しマスクを被る。・・・
すぐ消えたのでマスクを外し機材を停止させす。・・・シンバルの音が響かなくなったので
暫くは機材を起動させずに様子を見る事にした。そしていつの間にか"Nightmare BB"が
立ち上がって襲撃する構えをとっているのでライトを照らす。・・・体勢を崩し机に突っ伏
た状態で元に戻った。こいつの対処はかなり容易だ。時間を確認すると、一時と表示され
ていたので人形を買うためカメラを立ち上げ急いで購入する。・・・支払った後に廊下を
確認すると、右廊下に"Nightmare Bonnie"がそこに立っているのを確認する。この部屋まで
の距離はだいぶ近くもう襲撃されてもおかしくないが、その様子が見られないとなると対処
に成功したようだ。人形を買う事で襲撃を防げるって・・・取り敢えず厄介な奴を一体封じ
たので一安心だ。・・・だが、刺客は見えないところに潜んでいるのをこの時は気付けな
かった。今度は"Mangle"の人形を買うためにコイン集めをしている最中にノイズ音が聞こえ
たもんだからまたか・・・と思って直ぐカメラを閉じてマスクを被ったんだ。
「ん?」
"Withrd Bonnie"の姿と重なるかのように白黒の霧が浮かび上がってきて疑問に思ったが
幻覚か何かだと思って気にせずにいると、いきなりマスクを外されて俺の体が宙に浮いた
んだよ。
「!!?」
驚いたよ・・・そりゃもう、目の前に"Puppet"の容姿に似ている奴が俺の目の前に立ちつく
していたんだから。当然何が起こったのか把握できなかったのさ。そいつは顔をカクカク
動かして俺の顔を覗き込んで薄ら笑いを浮かべていたんだ。その直後だ。部屋の至る所から
奴と同じような手が無数に生えてきて・・・気づいたら俺の体が悲鳴を上げたのさ。四肢を
掴まれてバラバラの方向に引っ張り出すもんだから鈍い音と共に徐々に痛み始めて苦痛の
顔を浮かべたんだ。引っ張りすぎてその内血があちこちに出血しだしてやがて皮膚が裂けて
きた。中から肉が見えてきたときにようやく気付いたんだよ。
体をバラバラに引き裂かれることに
でももう遅い。何かが切れた音を聞いて俺は狂ったように悲鳴を上げた。右腕が千切れたの
を視界に捉えて。腕の断面図が良く見えるように千切ったものを奴が持ってきて俺に、これ
みよがしに見せつけてきたんだ。気持ち悪くて吐き出したんだがまだ止まらなく、今度は両足
が千切れるのを見てもがく気力を失ったよ。大量出血で体が上手く動かなくなって魚のように
ビクビクと痙攣を起こすようになり、意識がもう途切れるかどうかの瀬戸際に立たされたんだ。
この時痛みは感じなくなった。最後に左腕を千切れたのを見ても何も感じなくなって不快感だけ
を抱いて暗闇の中に落ちていったよ。・・・奴の声を最後に聴いて
"これは覚めることのない悪夢だ。悪夢は始まったばかりだ。"
"死が唯一の償いだ"