Afton's Worst Ultimate custom night   作:Rat man

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"俺は必ず戻ってくる"


Flow of umpire(審判の流れ)

・・・いる、奴がそこにいる・・。

俺はそいつを睨み上げた。

 

「・・・Henry・・・(歯軋り音)」

 

「やぁ、本当に相変わらずだね。君はいつもと変わらない」

 

非常に腹立たしい。あの頃の・・・あの店に閉じ込められ火に炙られる時に奴の顔が

浮かんできた。まるで勝ち誇ったのようなあの忌々しい顔を・・・今すぐそのふざけた

顔をマッシュポテトのようにぐちゃぐちゃにしてやりたいぐらいに俺の中にある感情が

そう訴えている。・・・しかし、今の状態では俺は無力だ。着ぐるみにいたときは

想像もつかない力と知力を手に好き放題暴れられたが、今じゃこのざまだ・・・。

どうすることもできない状況に俺は歯痒さを感じるだけだ。

 

「まぁ・・・君の考えている事は大体想像できるよ。でも君の考えている幾つかのものは

 誤解を生じているようだから、訂正をする必要があるみたいだね。」

 

誤解?何のことだ。

 

「君はさっき、機械人形に裁かれると聞いたとき『俺は唯奴らに弄り殺されるのか』

 っと思ったよね。そもそも君は裁かれるという意味を大きく履き違えている。」

 

「はぁ?」

 

何言っているのかわからず思わず間抜け声が出てしまった。

 

「こんな考え方は君みたいな殺人者と何ら変わらない。唯ムカついたから殺す。

 お互いにやり返しあうのは憎しみが生まれるだけ。茶番もいいところだ。

 復讐に囚われるだけで何も浮かばれない。そうじゃない。問題なのは君が

 如何に自身が犯した罪に向き合えるかどうかだ

 私の言う裁きとは、君が犯してきた罪そのものを君に下すことだ。

 自身ではなく、相手の立場やその時の状況を君自身に味わってもらい、

 子供たちが味わった恐怖や孤独、された時の怒り、悲壮感、無力感を嫌でも

 痛感してもらう。そうすれば、いずれ罪悪感が芽生えてくるからな。

 そして、先のない無間地獄を歩む運命を受け入れろ。裁きとは唯苦痛を

 与えるのではなく、犯した罪を受け入れて更生に向けるための流れに過ぎない。

 今までの自身と決別して後悔を背負いながらもその運命を歩む過程を作るだけ。」

 

「・・・」

 

「要は君が唯殺されるのを待つだけではなく、あの時子供たちができなかったことを

 君がその肩代わりをして出来ることを学ぶということだ。つまり、"カスタムナイト"

と言えば分かりやすいかな?。」

 

「!?」

 

「さぁ、ここからが本題だ。審判の流れについてのな。」

 

(心臓が跳ね上がる音)

 

「経験はあるだろ?所謂警備ごっこさ。今までの機械人形たちが君を襲う、そして君は

 襲われないように回避をする。これだけさ。たとえ死んでも君はここに戻ってくるし

 無事切り抜けても何も変わらない。シンプルだろ?」

 

「・・・!あんときの再現をやれってか!?ちょっと待て、今までって言ったら

 どのくらいの数になるんだ・・・」

 

「うーん、そうだね。これを見たほうが早いか。」

 

そう告げると突如、天井から何かが降ろされる音を聞き身構えると、棒状の先端に

付けられたモニターパネルがこちらの顔までに突き付けられた。そこには彼の

言う通りに機械人形たちが映し出されたがよく見ると・・・

 

「・・・は?はぁ!?」

 

なんと総勢50体のアニマトロニクスがいるではないか!!

 

「ふざけんなよ!!数の暴力にも程があるだろ!!これをさばいていけってか!?」

 

「制限時間は6時間。午前12時から6時までだ。あそこにあるデジタル時計が君の

 生存を確認する代物さ。そして回避方法は基本教えないよ」

 

あの野郎・・・人の話を無視しやが・・・え?今聞き捨てならない言葉を聞いたんだが。

 

「先に言っておくよ。これはあくまで君の審判だ。先に回避方法なんて知ったら

 君に対する裁きが何の意味もなさなくなる。あの時の子供たちも君から逃れようと

 ノーヒントでいろいろ対抗策を考えていたじゃないか。結局は意味なかったけどね。

 その考える状況を君にも感じさせるのも一つの裁きさ。それと、いきなり

 50体を同時に相手にさせるなんていう狂気じみた事はやらせないよ。」

 

あ、一応人の話は聞いてくれたのか・・・いやいや、いきなりやらせないという事は

いずれやらされるっていう事になるじゃねーか!

 

「それと、機材について少し話そうか。机にある幾つかのスイッチがあるだろ?それは

 各機能が付いている機材を作動してくれるものだ。ただし、同時には起動できない

 ようにしている。名称ぐらいは教えよう。左端から"発電機"、"消音機"、"ヒーター"、

 "強力エアコン"、"グローバルミュージックボックス"、"作動停止"だ。それと

 扇風機は自由にスイッチを切り替えることにした。後は左右の進路と正面上、右ダクトの

 ドアを開閉するスイッチがある。うまく使えよ。」

 

・・・いろんな機材が増えた事しかわからねぇ。

 

「さて、一通りの説明もしたし、・・・そろそろ始めようか?

 

・・・!遂に来た・・・。俺にとって最悪なカスタムナイトを迎える羽目になるその日が・・・。

 




次回からカスタムナイトが始まります。お楽しみに!
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