Afton's Worst Ultimate custom night 作:Rat man
PM 11:35
「よし、発電機の配線が元に戻っているな。これで博打じみた行動に出なくてすむ。」
取り敢えず修理が終わったという連絡が来たので戻って確かめると、きちんと動くようになって
いる。今夜から再び発電機が使えるので一安心。一応待っている間に今夜の夜まで対抗策を練り
直してイメージトレーニングを繰り返していたので、今回は邪魔されることなくスムーズに行う
事が出来た。唯、奴がこの部屋を立ち去るとき俺に妙な忠告?をしてきた。
「"そういえば君のお友達が寂しがっていたよ。君と何日も話していないから、彼らは寂しさを
埋めるためにより活発に行動をして君に会いに行くそうだ。少し賑やかになるから君も万全に
整えてから相手にするといい。"」
「・・・おい、あいつらと友達になった覚えねーし話す機会なんざないが。それに賑やかなのは
いつでもそうだろうが。なに意味わからねーこと口走ってんだお前は。」
「"おや、君に忠告を伝えたのに意味が分からないとは。今君が言った言葉、余程の自身があって
言えるんだね。"」
「けっ、当たり前だろう。俺はいつでも万全を整えているんだがな。」
「"そう、ならいい。そこまで言えるものなら彼らの宴に上手く付き合う事だね。恐怖は何時でも
君のそばに潜んでいるからせいぜい飲まれないように。"」
そう告げると奴はこの部屋を立ち去って行った。・・・は、何だよ。恐怖に飲まれるな?もう
飲まれっぱなしで慣れちまったんだよ。さて、時間もあんまり残されていないし、作戦の仕上げと
いきますか。
・・・・・・・・
"ジリリリリリリリリリリリリ!!!"
AM 12:00
始まった直後、いつもの通りの作業に移る。機材を起動し端末を立ち上げカメラで部屋の様子を
確認する。・・・"Foxy"、"Puppet"、"Toy Freddy"の三体の人形組は前夜とほぼ同じ配置で
出現しているので昨日と同じ方法で対処することにする。人形売り場は三体の人形がそれぞれ
買えるようになっており、価格は各5枚で購入できるから頑張れば何とか買える状態だ。先ずは
部屋にいる奴らを牽制しその後ダクトホースに切り替え、オーディオ・ルアーを設置する。
それが完了したら大急ぎでコイン集めに取り掛かりしたいところだが、ノイズ音が響いてきた
ので一先ず端末から目線を離しマスクを被る。"Withred Bonnie"の姿を確認・・・
「いやちょっと待て・・。何かいろいろ入ってきてんだが!」
マスクを被っているので視界は狭まっているが部屋に侵入してきた機械人形達の数が半端じゃない
のを確認した。扇風機に乗っている白い熊人形、白黒の幻影、"Nightmare BB"、紫色の"BB"
"Rockstar Freddy"、"Phantom Freddy"、出入口に"Nightmare Freddy"、"Nightmare"、
正面ダクトから目玉だけを覗かせている機械人形、正面に鎮座している"Scrap Baby"。
「開始序盤で増えすぎだろ!こんないっぺんに対処できるか!!」
ボロボロのウサギが立ち去った後にマスクを外して改めて見ると、考えられないような数で攻め
込むもんだから思わず言葉が出てしまった。各自の対処は分かるが十数体を相手にした経験がない
ので早くも手が止まってしまう。
「いや、焦るな・・数が増えたって対処は同じ。おちt(!!!!強力なエアーホン音!!!!)
せめて最後まで喋らせて!!」
しかし、そんなことお構いなしに白い熊が音を発しながら視界を覆ってくる。考える暇さえ与えず
にくるって・・・いやぼんやりするな!!次だ次。幻影を見ないように視界をずらして実体化する
熊の幽霊にライトの光を照らす。消えたら両出入口と正面ダクトに右ダクトドアを閉じて全て追い
払う。"Nightmare BB"と"Scrap Baby"、"Rockstar Freddy"はまだ立ち上がっていないので
全力でスルー。そして室温が急上昇していたので強力エアコンを起動して下げる。っと、今度は
端末から大音量の音と共に広告が流れだして、急いで消したが同時に発生源の分からない電話の音
が響き渡りシンバルの音が聞こえだす。・・・耳が痛い。電話の音は放っておき騒音を出している
発電機を停止すると右からメロディーが流れているのを確認し大急ぎで右ドアを閉める。・・・
"Ballora"が急接近していたようだ。
「やべぇ・・・休む暇がない。てか、グローバルミュージックボックスを付けねーと!」
もう少しで忘れそうになっていたので慌てて作動させる。・・・ギリギリ間に合った。シンバルの
音も遠ざかっているしそろそろコイン集めをしなければならないので端末を起動して集め・・・
照明器具の光が点滅したのでマスクを被る。ウサギとヒヨコの機械人形が同時に迫ってきたので
中断せざる負えなかった。
「いつになったらコイン集めをさせてくれるんだ・・・。」
二人とも直ぐ立ち去ってくれたのでマスクを外し、漸くコイン集めが出来ると端末を起動する。
今までの遅れを取り戻すためハイスピードでカメラに映っているコインを集めていき、何とか
10枚集めることに成功する。だがDEATHCOINを購入するため人形売り場に切り替えた瞬間
画面を覆うように広告が流れだして購入に失敗し、おまけに広告と被さったのか"Phantom BB"
の存在に気づけずに幻覚の形で盛大に妨害された。端末は強制的に取り下げられて正面に鎮座して
いる"Golden Freddy"を視認し、直ぐにマスクを被る。・・・ギリセーフのようだ。でもマスク
を取り外すとまた十数体の機械人形に囲まれとてもコインを買える状況じゃなかったので振り出し
に戻る形となった。シンバルの音は聞こえなかったので発電機を稼働し各自の対処に取り掛かる。
襲撃の態勢を取っている"Nightmare BB"と呻き声を上げている"Nightmare Freddy"の子分に
向けてライトを照らし、扇風機に乗っかっている白い熊をぶん殴る形で追い払い、僅かに顔を上げ
ている"Scrap Baby"にコントロールショックを流す。右の出入口に目玉が覗いてるのと正面から
"Molten Freddy"の笑い声を聞きドアを閉める。換気の警告が出ているが端末を立ち上げる余裕
がない。"Toy Bonnie"が接近してきたからだ。マスクを被る瞬間白黒の幻影が浮かび上がって
きたので再び目線を外す。兎が立ち去ったのを確認し、そろそろ部屋の換気を入れないと不味い
ことになるので急いで端末を立ち上げる。換気ボタンを押して先程買えそこなったDEAHTCOIN
を購入し左のカーテンステージに切り替えたら、狐ではなく兎の"Bonnie"が映っており叫び声
を上げて画面が映らなくなってしまった。
「ちょ、何時から居たあいつ!?てか画面が反応してくれねぇ!」
コインを使って追い払おうとしたがものの見事に失敗しまた耳元でノイズ音が聞こえ始めたから
端末を下げなけばならない。"Withred Bonnie"と"Toy Chica"が視界に入ってきたのでマスクを
被る。・・・さっきからマスクを被ったり部屋組の機械人形しか対処が出来ていないことに気づき
カメラの中にいる奴らの対処が追い付いていないことに危機感を覚えだす。・・・いやもう既に
手遅れになっていたことに気づいた。
「・・・あ、そういや忙しすぎてグローバルミュージックボックスを付けるの忘れて・・・おい、
まさか・・・」
決してあってはなりないミスだと思っていたものを、他の連中に気を取られて完全に忘れてしまう
・・・これ程の最悪なケースが他にあるだろうか。
"♪ ♩♬ ♪♬ ♪ ♩♬♩♬♪ ♩♬ ♩♬"
・・・音楽が鳴りだし先程換気したばかりなのに急速に部屋の空気が悪化する。これ完全に失敗
したな。
「うん。もう終わりだ終わり。まだ一時間も経過していないし。完全詰み。」
最終的には半ば諦めるしか選択がなかったのでやけになり端末を放り出した。そして視界が真っ黒
に染まりだした途端、音楽が鳴り止んだと同時に首を絞めつけられる感覚がした。
「ぐっ!ううぅ・・・!?」
息が出来なくもだえ苦しんでいる所に急に視界が開けてそこに俺の首を絞め上げている"Puppet"
の姿が映し出され、何が起こったのかわからずにいると奴がこちらの様子に気づいたようで話しか
けてくる。
「やぁ、また会ったわね。今度は逃げられなくてよかったわ。こうしてあなたを逃がさないように
ちゃーんと捕まえているんですもの。他の子たちに気を取られて私の存在を無視したのはあまり
よろしくなかったわね。でもこれはあなたが悪いのよ?あなたの力不足でこのような結果を残し
てしまったんだから。さぁ眠りなさい罪人さん。でも安心して、苦しいのはほんの一時ですぐ
此処に戻って来るわ。そしてまた挑戦しなさい。この夜を乗り越えるまでずっと、ズーっとこの
環境の中で同じ苦しみを味わいなさい。ふふ♪じゃあまたね。」
そう告げると奴の手が俺の首の根を勢いよく締め付けていき一気に俺の意識が薄れだす。体を
ばたつかせる力も失い、消え失せる意識の中で奴のにやりとした笑みだけが俺の脳裏を刻む。
・・・そして意識を失った。
・・・・・・・・
"私はあなたの事が嫌いじゃないけど、邪魔はしないでくれるかな。あまり残酷なことはしたく
ないからね。・・・ううん、もう話しかけても無駄みたいね。聞こえちゃいないし。"
"まだまだ宴は終わらないよ"