英雄志望の白兎は財団に収容されたそうですよ? 作:くまもんち
番外編の存在忘れてたよ!
いや、カクヨムでなんか『キミラノ』の短編二次創作コンクールみたいなのやっててですね、ちょっと書いてたんです。そのせいでちょっと忘れてました。
よかったらそっちも読んで貰えると嬉しいです。
内容は......まあ、うん。女の子が銃の話をするんですけど何分素人知識なもんで......対物ライフルとコリブリだの訳の分からないジャンルでやってます。
それでも大丈夫という人はよかったら探して見てください。
題名は『皐月レオンの日常』です。
リリ&ヴェルフ&ヘスティア
コツリ、コツリと小さな人影がブーツを鳴らしながら歩く。
「グオオオオォ!!」
そこに筋骨隆々とした斧をもつ異形が近づく。その異形はミノタウロス。
「五月蝿いです」
小さな人影は背中から武器を抜く。その武器はーーー黒い大剣と白い大斧。技量と筋力を多く要求される武器だ。それを
「......次、行きます」
前傾姿勢で目の前の牛の群れに突っ込み、2つ名通りの紅花《アネモネ》を咲かせながら。
ここは、ダンジョン15階層。またの名をファーストライン。そして、そこに血濡れで佇むのは、
『血姫《アネモネ》』リリルカ・アーデ。ーーーLv2の
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「......ヘスティア様。ただいま戻りました」
「あぁ!リリ君、お帰りー!無事でよかったよ!」
サポーター君、とは呼ばれない。何故なら彼女はもう
「君は僕の数少ない
「そう......ですね」
ヘスティアはベルを失ったショックを和らげるために、ベルとの記憶を消した。要所要所の記憶はリリやヴェルフ達が埋めたように記憶が改変されているらしい。
「ところで......ヴェルフ君はまだ鍛冶場にいるのかい?かれこれ朝から10時間以上篭ってるじゃないか。休憩をとるよう言ってくれないかい?」
「はい。分かりました。でも......聞かないと思いますよ」
「最近一層鍛冶に力をいれるようになったよね。何かあったのかな?あ、ヴェルフ君に声掛けしてくれたら戻って来てね。ステータスの更新しよう!」
「分かりました。じゃあ私はこれで」
リリと自分をいう必要はもうない。彼に自分の存在を示したいだけだったのだから。
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「ヴェルフ様ー、休憩とってくださいね」
「リリスケ......おう。ありがとな......」
丁度小休止を挟んだヴェルフに声をかける。
「ベル様がいなくなってはや1ヶ月ですね。あぁ、ベル様......いったいどこに......あぁ......」
「ベルは死んでなんかねぇ......だから、俺はその時に自慢げに話すために最強の武器を、至高の武器を......ベルに相応しい武器を作るだけだ」
「......えぇ、そうですね。彼は帰ってくる。私はサポーターとしてだけでなく戦えれば戦闘面での支援もできます。だからまずは、『猛者』を潰します」
「『猛者』......か。よし、分かったとりあえず【黒風】と【白雪】見せてみろ。メンテしてやる」
ミノタウロスを先程何体も屠った黒い大剣と白い大斧を渡す。この大剣と大斧はヴェルフがリリのために作った武器でとにかく重量を上げてある。そして、出来たのはLv3の膂力でも振り回すのが難しい程の大剣と大斧。
到底Lv2が簡単に振り回せるような代物ではない。
彼女のスキルにその秘密はあった。そう、【縁下力持】だ。しかし、そのスキルだけではあそこまでの超重量の武器を振り回すことなど出来ない。
「ほら、研ぎ終わったぞ」
「......ありがとうございます。ヴェルフ様」
「いいや、気にすんな。ーーー必ず、ベルを探し出すぞ、リリスケ」
「えぇ。言われなくでも必ず......!」
それは必ずベルが生きているということを信じる希望の目であり、狂信者に近い目であった。
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「お、リリ君!遅いぜ!ステイタス更新しよー!」
「えぇ、お願いします。ヘスティア様」
リリルカ・アーデ
Lv2
力: 156 H → 268 G
耐久: 263 F → 263 F
器用: 285 F→ 285 F
敏捷:106 H → 106 H
魔力:??? ? →??? ?
《魔法》
【シンダー・エラ】
・変身魔法
・変身像は詠唱時のイメージ依存。具体性の欠如の際は失敗
・模倣推奨。
・詠唱式【貴方の刻印は私のもの。私の刻印は私のもの】
・解呪式【響く十二時のお告げ】
【アッシュ・フォール】
・広範囲魔法。
・詠唱式【灰を被るは私の役目。灰を払うは貴方の役目。私が姫で、貴方が王子。さあ、二人の劇を始めましょう】
・追加式【演劇題目『シンデレラ』】
《スキル》
【縁下力持】
・一定以上の装備荷重時における補正。
・能力補正は重量に比例。
【熱愛白兎】
・
・
「はい。リリ君、ステータス更新終わったよ。力の伸びだけ凄すぎやしないかい!?」
「......まだ、足りないですね......」
小さく呟き、ステータスの更新用紙をヘスティアに見えないようにして握り潰す。更新され、さらに上がった握力はA4サイズの紙を小指の爪ほどにまで圧縮した。
「それに、規格外なスキルと魔法だなー......どっちも間違いなくレアスキルだし......ぬおおおおぉ!!!間違いなく他の神共が手出ししてくるぅ......!!!ボクのリリくんは渡さないぞー!そう言えば、魔法はどんなのか分かったのかい?」
「ええ、分かりました。文字通り
神に
だからリリは嘘は付かなかった。
「うーん......それだとダンジョンでやっぱ使い勝手悪いかなぁ......」
「いえいえ、私はこの魔法を気に入っていますよ?」
ぞわりとヘスティアの背に鳥肌が浮かぶ。
リリのパルゥムという種族にも関わらず、アマゾネスの娼婦よりも妖艶な目が異様さを醸し出していたからだ。
「そ、そうかい。魔法に愛着が湧くのはいいことだね。それじゃ、ボクはこれでー!」
魔力のことにも問い詰めようと思ったのだが、思わず気圧されて外に出てきてしまったヘスティア。恋は子供達をあそこまで変えてしまうのかと街を歩きながら考えるヘスティアであった。
しかし、リリの頭の中にあるのは一つ、前に自身の放った魔法のことだ。
何者をも蹂躙する白色の光。それはまさに自分を守ってくれるあの白兎のようであった。
「嗚呼、ベル様。いつかお迎えに上がります。それまで待っていてくださいね?」
少女は止まらない。白兎を見つけ、己のモノとするまでは。
今のリリは力だけなら全力はベートレベルです。
もちろん体はLv2なのでそれ相応の代価は払うことになりますが。
魔法は......灰、白い光、放射線......うっ頭が......。