英雄志望の白兎は財団に収容されたそうですよ?   作:くまもんち

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スローペース投稿ですみません......。

後、前回アンケートに答えてくれた方ありがとうございました。
活動報告の方から答えて下さった方、本当にすみません。

1,Fateの世界にアルゴノゥトを突っ込む

が一番票数が多かったので合間に書いて行こうと思います。改めてありがとうございました。


分岐する未来 その二

『小さな魔女』の殺害。『夢』から推測するに恐らくクレフ博士の目的は恐らくこれだろう。

 

「でも、なんで......」

 

この数ヶ月の間何度か彼とも話をしたが、幼い少女を殺すことに悦びを感じたりするような異常者ではないはず。

何か必ず理由があるはず。しかし、本当に計画を立てているのならば自分から情報を与えることになりかねない。

 

「とりあえず......そうだ。ブライト博士に相談してみよう」

 

夢の中にも出てこず、信頼がおけて、SCPにも詳しく、秘密を漏らす可能性のない人物。

このサイト内ではまず、ブライト博士しかいないだろう。

ブライト博士に相談することに決めたベルは着替えを済ませ、ブライト博士のいるであろう食堂へ向かった。

 

――――――――――――――――――――

 

食堂に向かうと、ブライト博士がいたので一緒に朝食をとり、話があることをブライト博士に伝えると何やら期待したような眼差しを向けて来たが、その理由を察せれないベルはそのまま自室へとブライト博士を招き、密談を始めた。

 

「ドリームマン......ね。つまり、クレフが彼女の殺害を目的としていると」

 

普段に似合わない真面目なトーンでベルと相談する。

 

「はい。多分、そうだと思います」

 

「......いつかはやりそうだとは思っていたけどね」

 

「それは......!?」

 

「彼は、クレフは『現実改変能力者』を憎んで......いや、殺すことに固執していると言った方がいいかな」

 

クレフ博士は『現実改変能力者』を殺害することに固執していた。そして、『彼女』は強力な現実改変能力者だ。

何故、固執するのかという理由は分からなくとも殺害を目論む理由はわかった。

 

「どうやって止めるか......だね」

 

クレフ博士は間違いなく忠告程度で止まるはずはないだろう。下手をすれば忠告した瞬間に計画を実行に移すかもしれない。

 

「穏便に止める方法ねぇ......もういっそDクラス用の部屋にでも閉じ込めようか☆」

 

「いやいやいや!それはまずいですって!」

 

「なんてね。その程度じゃあ人外に片足どころかほぼ両足突っ込んでるクレフ(化け物)は止まらない。壁でも鎖でも全ての障害を壊して進むだろうね」

 

「はは......それもそうですよね......」

 

ステイタスの恩恵なしで1人でSCPの鎮圧を行う彼を思い出すと思わず乾いた笑いが飛び出る。

 

「まあ、とりあえず明日クレフが何らかの動きを起こすことは確実だ。それまで装備の点検をしておいたほうがいいんじゃないかな?」

 

「そう......ですね」

 

やはりあの未来を見ると少し不安が残るが、下手に今動けば未来は悪化する可能性もある。ドリームマンが『明日起こる』といったのだからそれは今更曲げようもない事実なのだろう。

 

「......私にもできることをやっておくよ。なあに、心配はしなくても大丈夫!例のロボットを2台彼女の収容室の前に置いておくからね」

 

「え゛?それ......クレフ博士大丈夫ですか!?」

 

「んー、まあ、大丈夫じゃない?ほら、クレフだし」

 

「えぇ......」

 

例のロボットとはベルが初めにこのサイトに召喚された時に戦ったガン○ムのことだ。

Lv3でもギリギリの辛勝で、特にトラン○ムは恐ろしい性能向上能力だった。

 

「あ、そうだ。ベルきゅん最近ステイタス更新してないよね?してきたらどうかな?」

 

「あ、そうですね。行ってきます」

 

「いってらっしゃーい」

 

――――――――――――――――――――

 

「また、中々面白そうなことをやっているじゃないか」

 

『神』の収容室に入ると開口一番そのような言葉が投げかけられる。

言葉からしてもう現状を理解しているのだろう。

 

「いやはや。人間とSCPとやらが交わるとまれに私の想定外の現象を起こすな。で、要件というのはステイタス更新のことだろう?そこに寝たまえ」

 

何か喋る間もなく、寝台が用意される。

とりあえずそこにうつ伏せになる。

 

ベル・クラネル

 

Lv4

 

力:E 405 → E 415

耐久: F352 → F 367

器用:D524 → D 536

敏捷:B752 → B 798

魔力:F 325 →F 362

 

《魔法》

 

【ファイアボルト】

・速攻魔法

 

【■映■■】

・■■結■

 

《スキル》

憧憬一途(リアリスフレーゼ)

・早熟する。

・懸想が続く限り効果持続。

・懸想の丈により効果向上。

 

英雄願望(アルゴノゥト)

・能動的行動に対するチャージ実行権。

 

ベルは様々なブライト博士による任務をやり遂げランクアップを果たしていた。

主神のところでランクアップすることも考えたが、命には変えられず泣く泣くランクアップした。

 

「全く......こんなシリアスなセリフなど吐きたくはないが恋の力とは恐ろしいものだね」

 

恐ろしいのはステイタスの伸びである。前回更新したのが2日前。ブライト博士から逃げ回ったり、ちょっとした運動程度しかしていないのにこの伸びだ。

 

「?」

 

憧憬一途(リアリスフレーゼ)】の存在を知らないベルは首を傾げる。存在を知った瞬間に彼は発狂するだろう(アニメ版のシーンはブライト博士の最低限の気遣いにより上手く編集がされた)

 

「それにこの魔法は......」

 

文字の大部分がぼやけて見えない魔法へと目が向けられる。これは数週間前に発現した魔法ではあるのだがどんな効果か分からない。

『神』以外には。

 

「まあ、後から知った方が面白いだろう」

 

くくっ、と笑う。

 

「えっ!?これの効果分かるんですか?どんな魔法か教えてください!」

 

「断る」

 

「なんでですか!?」

 

「だから面白そうじゃないか。知らない方が」

 

この後しばらく神と押し問答を続けるベルであった。




自分のアニメをベル君に見せたくて憧憬一途のこと忘れてたなんてない。

い い ね ?
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