英雄志望の白兎は財団に収容されたそうですよ?   作:くまもんち

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しばらく書きだめ×テスト勉強期間に入るかもです。


短編小説で『先のない扉』のDクラスについて詳しく書きたい......。


ブライト博士視点

やぁ、ブライトだよ☆

私はブライト博士だ。自分さ天才的で最高の博士だと思っている。思っているというか実際そうだ。そんな私が2つだけ愛してやまないものがある。それは、1つ目が妹。......まあ、あまり昔の面影は残してないけど。そして、2つ目がーーージャパニーズマンガとアニメだ。

別に私はそれほどマンガやらアニメやらが昔から好きだった訳じゃない。というか、むしろ嫌いだった。

有り得もしないような力で幻想を叶え、隠れて行った行いで名声を築き上げる。そんなアメコミが嫌いだった。もっと、素直に名声が欲しい、富が欲しい。そんなことをいってくれればいいのに。

 

ーーーでも。私が、『ダンまち』というアニメに会って多分少しだけ、人生が変わった。

 

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「予定よりも早く日本支部についてしまったな......」

 

私は唯の建設会社のビルに偽装されたSCP財団日本支部の前に立っていた。この首飾りの検査の為に日本まではるばる来たが予定よりも数時間早くついてしまった。

 

「そうだな......」

 

素早く携帯端末を操作し、暇が潰せそうな場所を探す。

 

(ファミレス、カフェ、スーパー、ゲームセンター......ん?マンガ喫茶?)

 

暇潰しに最適そうな最寄りの場所がいくつか表示されるが、興味を惹かれたマンガ喫茶に行くことにする。

 

「マンガ喫茶ねぇ......アメリカのコミックみたいなのとどう違うんだろうね......少し、興味深い!さあ、行こう!」

 

正直、この時、この判断をした自分を全力で褒めたいと思う。

 

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「うおおおおぉ......!」

 

大量の本。それも全てマンガ。

 

「へぇー。それに英語版もあるじゃないか。中々しっかりしている」

 

タクシーでマンガ喫茶まで移動したブライト博士。中に入り、本棚の前で立っていた。

 

「さてさて、日本のコミックスはどんな感じ......お!面白そうじゃないか。この本」

 

そこには、『Is It Wrong to Try to Pick Up Girls in a Dungeon?』と書かれていた。

 

「『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか?』ね......なかなかストレートなタイトルでいいじゃないか。表紙の絵も中々エロティックでいい感じだ」

 

1目表紙を見て、気になった漫画をいくつか取っていく。そして、自分の個室に戻り、読み進めようとする。

 

「この個室も狭いのが逆に落ち着くね。もう私の自室こんな感じにしようかな......」

 

集中して読めそうだ!と日本に来た理由を完全にこの時点で忘れつつ、最初に手に取った『Is It Wrong to Try to Pick Up Girls in a Dungeon?』を読み始める。

 

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怪物の汚い咆哮。

響き渡る悲鳴。

間一髪で飛び込み、迸る鋭い剣。

クールに佇む格好いい自分と地面に座り込む可愛い女の子。

そして、芽吹く淡い恋心。

子供からちょっと成長して英雄の冒険者に憧れる男が考えそうなこと。

可愛い女の子と仲良くしたい。

綺麗な異種族の女性と交流したい。

少し邪で、いかにも青臭い考えを抱くのはやっぱり若い雄なりの性なんじゃないだろうか。

 

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか?

 

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この文を読んだ時に私は腕にびっしりと鳥肌が立っていた。男なら、誰しもが望むこと。格好よくありたい。女性と仲良くしたい。

そして、冒険がしたい。

私は夢中で読み進めた。それこそ、財団から私の収容違反が考えられる程に。

それほどまでにこのマンガ......ベル君は私の心を掴んだ。掴んだ......いや、何かが満たされた感覚に近い。人間の三大欲求に近い何かが読み進めて行く中で満たされていく。多分、それは説明が難しいもの。ここではあえて言わないことにしよう。

まあ、ともかくそこから私は『ダンまち』ファンになった。マンガ喫茶で読んでいる時にエージェントに連れ出されそうになったのを全力でSCPを利用して、逃げながら読み、捕まった後も、マンガ、小説どちらも買い揃え、帰るだけのグッズも、有り余っていた給料にものを言わせて買い込んだ。

もちろん日本語も日本版の小説を読む為に覚えた。アニメ化発表の時は狂気乱舞した。それこそ、SCP-076-2に抱きつくくらい。

まあ、もちろんそのあと首をはね飛ばされたが。

まあ、それくらいダンまちが好きなんだ。

それで、ある日1つのことに思いたった。

 

「現実改変能力者は世界の理を弄ることができる。それ即ち、

ほ か の 世 界 に 干 渉 で き る の で は ? 」

 

ガバガバ理論?知らん。そこからは早かった。実験許可を本部を脅して取り、比較的仲の良い、SCP-239に頼み込んで、ベルきゅんだけを召喚してもらった。

あっさり召喚出来たが、唯のコスプレなんてことも無く、Lv3らしき戦闘力を見せつけられた。間違い無く本人と確信する。

予想通り、2次元への干渉も可能だったことに内心ではアニメ化と同じかそれ以上に狂気乱舞しながらも落ちついた風を装う。彼に嫌われるのは死よりも辛い。

処女雪の如き白髪、紅玉のような赤眼。陶器のように白い肌。顔は少し、小説の描写の如く女よりだが、女々しいという感情を抱かせるほどでは無い。

思わずベルきゅんと呼んでしまったが、仕方ない。これは必然だろう。アポロンの気持ちがわからんでもない。

そんな容姿をじっくりと見ながら、質問を行う。その時は若干テンションを抑えるのに失敗してしまったがまあ、誤差範囲だろう。

朝、体をアルビノの少女に換える。

とっておきの体だ。アルビノの体はベルきゅんと似た容姿だから死ぬほど欲しかったのだが手に入れるのにもやはり、死ぬほど難航した。

しかし、ベルきゅんの驚いた顔を見ることが出来て最高だった。それに、ベルきゅんは部屋に入れておいた運動着を着てくれていた。

スポーティで格好良かった。以上。それ以外言葉が思いつかん。思わず白衣ブンブンしながらスキップしちゃったし。

 

だが、アイスヴァイン。テメーは許さん。

なんか、こう、ベルきゅんの想い人っぽい名前しやがって。お父(母)さんは認めないぞぉ!

 

そんなことを濃度を高くした麻酔銃によって昏倒したベルきゅんとアイスヴァインをワイヤーで壁に貼り付けながら考えた。




今回セリフ少なめでした。ブライト博士、堕ちたな(確信)

あ、後私は別にアメコミ嫌いな訳じゃないです。アメコミ批判はする気はないので、アイアンメンとかスパイディーとか普通にカッコイイし。

今頃ですが中の人はオタクです。まあ、こんな小説書いてる時点でお察しだとは思いますが。
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