英雄志望の白兎は財団に収容されたそうですよ?   作:くまもんち

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ネタを盛り込みすぎた。反省はしているが、後悔はしていない。
そして、テスト期間中に出したのは突っ込まないでくれい。


検査

「えーと......そろそろこれ解いてもらってもいいですか?っていうか、このワイヤー硬くないですか!?何でLv3の腕力で解けないんですか!?」

 

「右に同じく......Lv3?」

 

「そりゃあそのワイヤーは143で出来てるからね。それじゃあ、この紙に書いてある言葉を大きな声で言ってみよう!」

 

さらりと大切なことを流された気がするが、埒が明かないので、僕は大きな声でそれを読み上げた。

 

「お願いします!許してください!何でもしますから!」

 

「ん?今なんでもするって......?」

 

「いつからここはハッテン場になったんですかねぇ......あと、私の拘束具外して下さい。」

 

ベルは全く知らないであろうネタが応酬される。最後にアイスヴァインがため息をつく。

 

「ふっふっふ......何でもするって言ったねぇ......?」

 

「あ、はい」

 

もう何か地雷踏み抜いた気しかしない。

そう、ベルは思いながらの要求を聞く。

 

「この紙にある一通りの呼び方で私を呼んでくれたまえ」

 

紙には『お姉さん』、『お母さん』といった一般的な呼び方から、『ママン』、『ご主人様』と言った際どい呼び方が100通り以上書かれていた。

 

「え゛......こんなのいつ作ったんですか......?」

 

「昨日だよ。いやー、私の性癖に突き刺さる感じのを探してたらいつの間にか徹夜だよ」

 

この人何やってんだ、と若干引くベル。

この程度なら大丈夫でしょ、と自分の要求を貫き通すブライト。

変態と兎の会話に入りたくないので、極力気配を消す塩漬け豚。

 

「さぁ、パーティーの始まr『ブライト博士、いい加減にして下さい!』おっと、もう時間か......」

 

冷や汗を流していたベルは突如流れた放送に全力で感謝の念を贈る。

心底残念そうにベルのワイヤーを解くブライト博士と何故か縛られたままのアイスヴァインが残る。

 

「え?何で我のワイヤーは解かないんですか?」

 

「いやー......君のワイヤー解けとは言われてないし、何をさっき話してたのか教えて欲しいし、ねぇ......?」

 

ぞわりと寒気だつアイスヴァインを横目に、ブライト博士が口を開く。

 

「さて、ベルきゅん。今から身体検査を行う」

 

「ひっ......」

 

手をワキワキさせながらベルに近づいていく少女。後ろにアポロンの錯覚を見た彼は1歩下がる。

 

『マジでいい加減にしないとキレますよ!ブライト博士ェ!』

 

「あー、ハイハイ。茶番はここまでにして、身体検査やろうか。とりあえず50メートル走だの、握力測定だのやってもらうね」

 

「それがなんなのかよく分かりませんけど......頑張ります」

 

「いい返事だね。じゃあやろうか。あ、あとナイフと防具を検査の為にちょっと借りていいかい?絶対に傷つけたりしないと約束するよ。あと他にもアイテムとかあったら借りたいんだけど......」

 

「はい。大丈夫です。ナイフは今持ってますけど、防具とアイテムは部屋なので......」

 

「分かった。後で取りにいくよ」

 

ベルはその後、指定の検査を行いどの結果でも成人男性の平均を遥かに上回る結果を見せた。

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

『ベル......人間辞めてますね。握力測定器を握り潰すとは......』

 

『さすがベルきゅん!人間辞めてる!』

 

「それは褒め言葉じゃない気がしますが!?」

 

『まあまあ、さて、最後に少し戦って貰おうかな』

 

「戦闘......ですか?」

 

『あぁ、不安がらなくても人間が相手じゃない。今回相手してもらうのはこいつだ』

 

広めの闘技場のような部屋で待機しているとブライト博士に戦闘をするようモニター越しで声がかかる。

 

『収容違反対策の戦闘ロボだ。どうだい?カッコイイと思わないか?』

 

「わああああぁ!!!滅茶苦茶格好いい!」

 

出てきたのは人間大のサイズのロボット。主な色は白。胴体は青と赤。男の感性をくすぐるような見た目で、手にはライフルのようなものを持っていた。

 

『完全にガン〇ムじゃないですか!』

 

『ガ〇ダムは男のロマンだろう?』

 

『著作権もクソもないじゃないですかやだー!』

 

未だに拘束されたままのアイスヴァインがモニター越しに叫ぶ。

 

『とりあえず、ベルきゅんにはこれを渡そう。検査中のヘスティア・ナイフと鎧の代わりだよ』

 

地面の1部が浮き上がり、台座のようなものが出てくる。その上に載っているのはほんのり薄紅色に染まった刃のナイフと軽鎧。

軽く手に取って振って見るとヘスティアナイフよりも軽く、切れ味もかなり鋭そうに見える。軽鎧の方も同じく、動きに支障を感じない。

 

『SCP-143『刃桜』で出来たナイフと防具だよ。この世界では最硬の物質さ。じゃあ始めようか』

 

『ア〇ロいっきまーす!!』

 

『やめろぉぉおおおおお!!!』

 

ロボットから謎の音声が流れると共にアイスヴァインの絶叫が響き渡る。

 

「?まあいいや」

 

目の前の敵に対峙する。

 

(キラーアントのような甲殻の継目は......ない。どう戦おう......)

 

すると目の前のロボットが手に持ったライフルをベルに向ける。

 

(来る!?)

 

ベルはナイフを逆手に持ち、構える。

 

「ッ!?」

 

ベルの顔の横を瞬間で通りすぎる桃色のレーザー。そのレーザーはベルは預かり知らない事だが、光の速さでベルに向かって撃たれた。

 

(捉えられないッ!?速いッ!?)

 

それが連射される。ベルは全てを直感で避けるが、流石にLv3と言えどいつか限界は来る。

 

「このままじゃ......!」

 

このままではジリ貧だと判断したベルは魔法の行使を決意する。

 

「『ファイアボルト』!!!」

 

『まだだ......たかがメインカメラをやられただけだ......!!!』

 

豪火がガンダ〇に命中する。ベルのファイアボルトは敵の装甲を軽く溶かしたが、まだ問題無く戦闘は継続出来そうであった。

 

(効いてる!?なら!)

 

「『ファイ......ッ!?」

 

咄嗟に桜色の短刀を頭上に掲げる。そのおかげで間一髪、ベルが真っ二つになる事を避けることが出来た。かなりの間合いを取っていたにも関わらず、ガン〇ムは背中のブースタを使い、一気に距離を詰めた上でビームサーベルを振り下ろしたのだ。

 

「重い......!銃の性能だけじゃない......!速度も速い......!」

 

速度は最低でもLv3下位はあると踏む。一旦ナイフの角度を変えてサーベルを受け流し、距離を取ろうとするが、それを許さないように敵は追撃を仕掛ける。

 

「うぉぉおおおお!!!」

 

それを防ぐベル。〇ンダムに技量はない。ただ、そのままに剣を振り下ろしているだけだが、威力と速さがLv3を持ってしても苦戦するレベル。刹那の合間にファイアボルトを撃ち込む。

 

「『ファイアボルト』ぉ!!!」

 

『2度もぶった!親父にもぶたれたことないのに!』

ぶつ......2度目の魔法(ファイアボルト)それは装甲を極限まで薄くし、威力と速さに割り振ったロボットの装甲をやすやすと破る......が、まだ倒れない。所々、ケーブルは剥き出しになっているがやはり、戦闘継続に支障はないようだ。

 

「これなら......!」

 

勝てる。そう続けようとしたところでガンダ〇の動きが止まる。そして、機体からこのような言葉が流れる。

 

『トラン〇ム......!!!』

 

すると機体から紅い粒子が溢れ出す。先程までの圧力が段違いになったのを感じる。

 

『なーんで初代ガンダムがトランザ〇システム搭載してるんですかねぇ......もうこれ分かりませんね』

 

『トランザ〇システムカッコイイよね?嫌いかい?』

 

『いや、好きですけど!何も初代に載っける必要はないですね!』

 

『いいや......必要なのさ......男のロマンはね☆』

 

『ベルー。逃げてくださーい。マジでそれはヤバいので』

 

『おっと、無視かい、悲しいなぁ......そんな君にはこれをプレゼント』

 

『SCP-3883じゃないですかやだー!その......SAN値の下がりそうな背徳的なものをこっちに近づけるのやめてくれます?え、マジでやめて。本当。ぎゃああああーーー!!!』

 

『ブライト博士ェェェエ!!!!何やってんですかぁああ!!!』

 

モニター越しに悲鳴が聞こえるが、戦闘に集中しているベルはモニターを見る暇はない。

不気味な程に紅い粒子を放つ機体の動きはなかった。

だが、圧力が跳ね上がっていることから油断は1寸たりとも出来ない、と警戒心を上げるベル。するとーーー

 

「がァっ!?」

 

ベルの腹に鋼鉄の拳がめり込む。そして、そのまま壁に吹き飛ばされ、叩きつけられる。

紅い残滓を残しながら、近づいてきたらしい。らしい、というのは全く反応がベルには出来なかったからだ。

 

「ぐッ......はぁ......はぁ......」

 

血を吐きながらふらりと立ち上がる。Lv3の耐久が幸をなしたのだろう。何とか動ける程度で済んだ。

 

(捉えられない!さっきと比べて性能が上がってる......!)

 

実際のトラ〇ザムシステムと違い、スペックを3倍とは行かないが、2倍ほどに上がっていた。Lv3の2倍......単純に考えて、Lv6の実力。あの、剣姫にも匹敵するほどの実力にまで底上げされている。

しかし、この劣化ト〇ンザムは、使えば機体性能低下どころではなく、そのまま機体が動かなくなる。時間制限ももちろんある上に2分ほどしかないため、あまり良い機能とは言えず文字通りの切り札であった。

 

(さぁ、どう出る?ベルきゅん?)

 

ベルを殺さないように武装をガン〇ムに解除させたブライト博士がしくしくと泣く拘束されたままのアイスヴァインを無視しながらベルを見守っていた。

 

 




ベル:ピンチ。トランザ〇に内心大興奮。

ブライト博士:ベルに自分を『ママン』って呼ばせれなくて残念。でも、ガ〇ダムをベルに褒められてご満悦。

塩漬け豚:罪はないのに全身に某ディルドをなすり付けられる。もうお嫁に行けない。

SCP-143『刃桜』http://ja.scp-wiki.net/scp-143

SCP-3883『ディルドにだって夢はある』http://ja.scp-wiki.net/scp-3883

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