盾の勇者と精霊の力を持つ者の成り上がり   作:深淵の覇者

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少しずつゆっくりと書いていく予定です。


盗聴

俺たちは暫く歩いたあと、王のいる間へと案内された。

 

王「ほう、この者達が古より伝わる四聖勇者たちか。私はオルトクレイ・メルロマルク32世だ。」

 

そう、言うとそれぞれの名前を聞くと言い出した。

なので、俺たちは順番に自己紹介をした。

 

??(剣)「俺の名前は天木練、年齢は16歳高校生だ。」

 

??(槍)「俺は北村元康、21歳大学生だ。」

 

??(弓)「僕は川澄樹、17歳です。」

 

そして、尚文が自己紹介をしようとしたところでそれを無視した。

 

王「ふむ、練に元康に樹だな。」

 

それで慌てて

 

尚文「ちょ、ちょっと王様、俺の事忘れてる。」

 

そう尚文が言うと

 

王「む?おう、すまないな。」

 

なるほど、最初から尚文のことは眼中にないって感じだな。

 

尚文「俺は岩谷尚文、20歳だ。」

 

そして、俺も一応名乗ることにした。

 

士道「俺は五河士道、高校生だ。こっちは折紙と七罪だ。」

 

すると、王様は当然の如くスルーして、話を進めた。

 

王「まずは事情を説明しなければならないな。我が国メルロマルクさらには世界全体が滅びへと向かいつつある。それは……」

 

ここから先は長ったらしいので要約するとこうだ

 

この世界には終末の予言というものがあり、それによると終末の波が幾重にも重なってくるという。そして、波が振りまく厄災を跳ね除けなければこの世界は滅びてしまうという。そして、各国には「龍刻の砂時計」と言うものがあり、それが波が来るタイミングを教えてくれるらしい。そして、波に対抗できるのは勇者しかいないらしい。そして、俺たちは恐らく尚文と一緒にいたからだろうと言うことになった。要はイレギュラーが起こった訳だが理由は分からない。そして、もう既に第一波は来ていたらしくそれはなんとか耐えきったものの波はどんどん強くなっていくらしくこのままでは、いずれ耐えきれず滅ぶだけとみて尚文たちを召喚したらしい。

 

王「故にもう時間があまり残されていないのだ。」

 

すると

 

練「話は大体わかった。で?俺達には無報酬で戦えと?」

 

側近「もちろん、波を無事退けた暁には十分な報酬を約束します。そして、そのための資金もこちらから提供します。」

 

元康「まっ、約束してくれるんなら問題ないけどな。」

 

練「敵にならない限りは協力してやる。上手く買い慣らせるとは思うなよ。」

 

樹「ですね、甘く見てもらっては困ります。」

 

(ホント常にこいつら上から目線だな)

 

王「それでは、お主らのステータスを確認してみよ。」

 

尚文「ステータスってなんだ?」

 

樹「ステータス?」

 

練「なんだ、お前たち気づいてなかったのか、この世界に来て1番先に気づくことだろう。左端にアイコンがないか?」

 

そう言われてみんなそれに意識を向けると開いたようで、俺もあったので見てみる。するとなぜか折紙と七罪のものまで入っていた。

 

士道「これって仲間のものまで分かるのか?」

 

王「いや、そんな事例は聞いたことがないな。」

 

王がそう言うと折紙が

 

折紙「これは、私たちの愛の証。」

 

そう言って無表情のまま腕を組んできた。

 

七罪「え?なら、私と士道の愛のあか…」

 

言おうとしたことを引っ込めると「あ、すいません冗談です。」

と言ってきたがまぁ、それは今回は突っ込まずにいよう。

 

尚文「じゃあ、俺たちでパーティを組めばいいんじゃないか?」

 

尚文の提案はいいものだったのだが

 

大臣「お待ちください勇者様。実はあなた方でパーティを組むことは出来ないのです。勇者同士が近くで戦うと、武器が反発し合うのです。」

 

と、そうしていると

 

王「日も傾いてきたし、今日は部屋で休まれるといい。明日勇者と共に行きたいという者を紹介するゆえな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●●●●●●●●

その後大臣の1人に案内されて部屋にいった。

 

大臣「それでは皆様ごゆっくりとお過ごしください。」

 

そう言って大臣は出ていった。

 

元康「やっぱり勇者ともなると待遇もいいのな。」

 

樹「確かに、料理も豪華でしたし。」

 

尚文「なぁ、これってゲームみたいだよな。」

 

そう言うと

 

元康「ていうかゲームじゃね?」

 

士道「確かにゲームっぽいけど、俺はあんまりこういうゲームはやったことがないんだよな。折紙は知ってるのか?」

 

そう俺が折紙に聞くと

 

折紙「知らない。」

 

意外なことに折紙もこの手の話はあまり知らないらしい。

 

それよりと言って

 

折紙「士道と尚文はあの王には気をつけた方がいい。何か嫌な感じがした。」

 

士道「確かに、俺と尚文に対しての対応が明らかにおかしかったもんな。」

 

そう俺が言うと

 

尚文「うーん、ただ単に焦りからくるものだったんじゃないのか?」

 

尚文はそう言うが俺もなにかおかしなものは感じた。まるで何かを企んでいるような、そう例えるならDEMのアイザック・ウエストコットのような。

 

そう俺が考えていると

 

元康「まるでエメラルドオンラインそっくりじゃねーか。」

 

尚文「はあ?なんだそのゲーム。」

 

そう尚文が聞くが俺も聞いたことがない。あのゲーム好きの双子の姉妹からも聞いたことがない。

 

樹「何を言ってるんですか。ネットゲームなどではなくコンシューマーゲームの世界ですよ。ディメンションウェーブっていう。」

 

そういうと錬が

 

錬「何を言っている、VRMMOだブレイブスターオンラインとほぼ同じと言っていい。」

 

そう言うと折紙が

 

折紙「なるほど、恐らくではあるけど私たちは別々の世界から飛ばされてきた可能性がある。正確には別々の時間軸から。」

 

錬「それはどういうことだ?なぜそんなことが言える。」

 

折紙「今の話を聞く限りそうとしか思えないのと、私たちの仲間の中に実際にその力が使える者がいたから。」

 

そして士道も、と付け足した。

 

元康「いやいや、そんな能力ただの人間が持ってるわけないだろ。」

 

士道「いや、悪いが俺はただの人間じゃない。実際に言うと精霊に近い存在だろう。」

 

錬「バカを言うな、精霊なんて存在仮想の世界にしかいない。」

 

そういうので仕方ないので

 

士道「なら、証拠を見せよう。たぶんこの力が俺もこの世界に呼び寄せられた理由だろう。」

 

そう言うと、全員が黙りこくってこちらをみた。

 

士道「『鏖殺公!』これでいいか?」

 

俺がそう言うと

 

元康「まじかよ、ほんとに精霊なのかよ。」

 

錬「これは……」

 

樹「この、力相当なものですね。」

 

とみんなが言っている中で折紙だけがそれに気づけた。

 

そう、盗聴している者がいたのだ。

 

折紙「みんな、静かに。」

 

すると、みんながなぜ?という顔をする。

 

折紙「今、何者かがこのドアの向こうにいた。」

 

どういうことかと、みんな思っているが誰もその理由までは分からなかった。

 

そしてその日はみんなそれぞれ部屋に戻った。

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