波が始まる瞬間、俺たちは戦場へと転送された。
そして、俺たちは今リユート村を防衛している。何故俺たちがこの村を守っているかと言うと他の3勇者がボスモンスターを倒すことしか頭になく、周りは全く見ていないため俺たちがとりあえず、モンスターから村を守りつつ村人の避難を進めていた。戦況としてはかなり敵の数が多いが質ではこちらが勝っているため問題なく対処出来ていた。
尚文「エアストシールド。」
尚文が敵に攻撃されそうな村人を守りながら敵を引き付けて
折紙「絶滅天使、光剣」
七罪「贋造魔女、千変万化鏡」
士道「うおぉぉぉ!」
折紙と七罪と士道で敵を倒していっていたが魔物は波が収まるまでは無限に湧き続ける。ある程度の村人を全員、避難させたのを途中で合流した、ラフタリアに確認して、とりあえずは安心したが、このままではいつまで経っても波は終わらないから俺たちもボスモンスターを倒しに行こうかと考えていた所で炎の雨が降ってきた。
尚文「まずい!全員俺の後ろに来るんだ!」
そう言って尚文が守ろうとはしているが量が多いだけにさすがに無理だろうと考えた俺は多少の代償は覚悟して《天使》を使うことにした。
士道「《氷結傀儡》!」
俺がそう叫ぶと俺たちの周りを護るように半円状に氷の膜が形成されていった。
少しして炎の雨が止むと30人に満たない騎士たちが歩いてきた。
騎士「はっはっは!魔物共もあらかた片付いたな。」
そんな風にいいながら歩いてくると俺たちに気付いたのかこちらを見ると
騎士「なんだ、生きていたのか。頑丈な奴め。」
そう呟いた瞬間、尚文に守られていたラフタリアがブチ切れた。
ラフタリア「…っ!あなたたち、尚文様がいると分かっていてやったんですか!?」
そう言って切りかかるがそれは防がれてしまった。騎士の男はにやにやしながら相手をしていたが、その場にはもう1人ブチ切れしていた人がいたのだ。
そう、士道だ。
士道「《鏖殺公・最後の剣》」
士道が小さく呟くと鏖殺公が出現し、それにどんどん瓦礫のようなものがくっ付いていくとその内に巨大な剣が出来た。そして鏖殺公は現在士道の怒りを表すかのように雷が所々から出ていた。にやにやとしていた騎士はそれを見ると一瞬で顔を青ざめさせた。
騎士「なっ…!巨大な剣だと……」
そして、士道が剣を縦に振り下ろすと当たった訳でもないのに、衝撃波だけで騎士たちは吹き飛ばされた。そしてその吹き飛ばされた先には魔物の群れがいた。そして魔物が棍棒を振り下ろそうとした瞬間に尚文が間に入って盾で受け止めた。
尚文「おい、このまま名誉の死を遂げるか?それが嫌ならさっさと体制を立て直せ!」
そう言ってから尚文がラフタリア!と呼ぶとそれだけで察したラフタリアが魔物の額に剣を突き刺してワンパンした。
すると、騎士の男はものっすごく悔しそうな顔をすると
騎士「おい!ここは盾の勇者に任せて我々は三勇者様の元へと向かうぞ!」
そういうと半分くらいの兵士を連れて走っていったがもう半分の兵士はリーダー格の男が指示を出すと直ぐに戦えるように体制を立て直した。
尚文「いいか、でかいのは俺たちがやるから雑魚を頼む!」
そう尚文が言うと、頷くと陣形を整えると戦闘を開始した。
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あれから長いこと魔物共を倒しているのだが一向に波が収まる気配がしないのでおかしいとみんなが感じ始めていた。とりあえずその原因が分からないのでボスを倒しに行った三勇者を見に行くことになったが、村のことも守らなければいけないのでチームを2手に分けることにした。
村の防衛は尚文、ラフタリア、騎士団、折紙にして七罪は俺と一緒に三勇者の様子を見に行くことになった。チーム分けを終えると早速俺たちは《颶風騎士》を使い一気に近くまで行くと、三勇者は連携も何もなく戦っていた。しばらくすると、ボスモンスターを倒した。
錬「やっと終わったか。」
樹「まあ、少々手こずりましたが、ほぼ無傷で倒せたのですし良しとしましょう。」
元康「ああ、これで今回の波は終わりだな。」
しかし、その直後に裏ボスと思われる敵が出てきた。
それぞれが驚愕していたが、ゲーム感覚でやっていたおかげかそこまでの動揺はなくすぐに戦闘態勢を整えると攻撃し始めたがまるでダメージが通ってないのが遠くからでも分かる。
士道「七罪、これは助けに入った方がいいよな?」
七罪「そうね、この状況を見る限りあれじゃいつまで経っても波が収まる感じがしないわね。」
俺が聞くとそう答えてくれたのでとりあえずは助けに入ることは決定したが、どうやって攻撃を入れるが問題だ。そこで七罪がある提案をしてきた。
七罪「ねぇ、それなら私と士道で鏖殺公を顕現させてそれで攻撃するのはどうかな?それでダメなら私が破軍歌姫でデバフを掛けるとか。」
士道「それなら行けるかもしれない!」
それから2人である程度の作戦を作ってから2人で天使を呼んだ。
士道・七罪「《鏖殺公》《贋造魔女・千変万化鏡》」
そして、俺たちは裏ボスとの戦闘を開始した。
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士道「《最後の剣》おおぉぉぉぉ!」
七罪「《最後の剣》はぁぁぁぁぁ!」
二つの鏖殺公で攻撃をしたのだがどうやら一撃では倒しきれないHPをきているらしく倒すのには少し手間が掛かりそうだった。
そんなふうに分析していると三勇者も攻撃を再開したが全く効いてないのがHPの残量を見れば丸分かりだった。だが俺たちにも霊力の限界はある。
士道(特に俺の場合身体の限界の方が早いだろうし。)
そんな風になかなか攻めきれないでいると村の防衛を任せていた折紙がやってきた。
士道「折紙!?なんでここに。」
俺が驚いてそう聞くと
折紙「士道たちの帰りが遅かったから何かあったのかと思って、あっちは尚文たちに任せてきた。」
どうやら折紙は俺たちのことを心配して来てくれたようだ。だが理由はなんであれジャストタイミングだった。2人だけでは攻めきれないが折紙も攻撃してくれればいけるはずだ。
士道「折紙、あのボスは多分裏ボスなんだが裏ボスだけあってなかなかのHPで俺たちだけの攻撃じゃ倒せないんだ。だから2人でタイミングを合わせて最大火力で攻撃しよう。七罪は《破軍歌姫》で【行進曲】を頼む。」
俺が2人にそう言うとすぐに頷いて行動してくれた。
七罪「《贋造魔女・千変万化鏡・行進曲》」
折紙「《絶滅天使・砲冠》」
士道「《鏖殺公・最後の剣》」
七罪に行進曲で能力の底上げをしてもらうと2人で顔を見合わせると同時に攻撃した。するとどうやら行進曲によって強化された奥義には耐えれなかったのか跡形もなく消え去った。
士道「どうにか倒せたみたいだな。」
無事に倒せたが天使を連続して使ったことにより士道の意識はそこで途絶えた。