盾の勇者と精霊の力を持つ者の成り上がり   作:深淵の覇者

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ほんとーに久しぶりの投稿になってしまいました!申し訳ないです!待っていてくれた人はありがとう!




士道たちが裏ボスを倒すと空は禍々しい色から元の澄んだ青色へと戻っていった。そして、しばらくすると騎士団が来て

 

騎士「勇者様方、よくぞ波を退けてくれました。王から報奨がありますので是非とも帰る際に王城へとお立ち寄りください。」

 

錬「当然だな。」

 

樹「そうですね、貰えるものは貰っておきましょう。」

 

元康「よし!そうと決まれば今から王城へと向かおう。」

 

騎士が勇者3人にそう言ってからこちらへと向くと

 

騎士「ぜひ盾の勇者様も来て下さるよう、伝えておいてください。」

 

そう言うと部下を引き連れて一足先に帰っていった。

折紙と七罪も士道のことを2人で抱えると尚文たちの元へと戻っていった。

 

 

 

 

 

●●●●●●●●●●

尚文「おい!士道はどうして気絶してるんだ?大丈夫なのか?」

 

尚文が折紙たちが戻ってくると早々に心配した様子でまくし立ててきたが折紙が心配ないと言うと尚文は安堵していた。ラフタリアも心配している様子だったが折紙の言葉を聞くと安心していた。それから折紙たちが騎士から言われたことを教えると

 

尚文「そうか、報奨が出るのか…」

 

ラフタリア「どうかしましたか?」

 

尚文「いや、冤罪がかかっている俺にそもそも報奨を出す気があるとは思えなくてな。なんか嫌な予感がするんだ。」

 

そう尚文がいうと

 

折紙「同感。でももしも何かあったとしても最悪私たちが実力行使をして、強引に逃げればいい。」

 

それに尚文も同意し、みんなで王城へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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【尚文side】

あれから、何時間か歩くとやっと王都に到着した。その間に士道も目を覚ましたので、このまま王城に行くと、報奨の授与の前に波を退けたことのパーティーをやるということだったから報奨のために仕方なく俺たちは行くことにした。そして、今俺たちはパーティー会場にいる。

 

ラフタリア「尚文様、なにか食べ物を取ってきましょうか?美味しそうなものがいっぱいですよ。」

 

尚文「いや、俺はいいから食べたいものがあるなら食ってこい。」

 

ラフタリアはそう言ってくれるがはっきり言って今の俺には味覚がない。だから断った。そしたら身を翻して食べ物を取りに行ったので少し罪悪感を感じていると

 

ラフタリア「尚文様。これ、本当に美味しいですよ、食べてみてください。」

 

そう言われても別に食べたいとは思ってないので断ろうとしたが、スプーンに乗った食べ物を出してくるので渋々と食べたがやはり味はしなかった。そうこうしていると、俺の足元に手袋が投げつけられた。

そして

 

元康「おい、尚文!お前そのラフタリアちゃんは奴隷なんだってな!これは本当の事なのか!?」

 

尚文「だったらどうした。」

 

突然元康が言ってきたからだからなんだと返してやると、勇者が奴隷を使うなんてダメだとか言ってくるのでうんざりしていると

 

元康「尚文!俺と決闘しろ!俺が勝ったらそのラフタリアちゃんを奴隷から解放しろ!」

 

そう言ってきたからので

 

尚文「じゃあ、俺が勝ったらお前は何を俺に差し出すんだ?」

 

そう聞くと

 

元康「お前が勝ったならこれまで通り好きにすればいい。」

 

尚文「話にならないな。」

 

そう言って帰ろうとすると階段下にいた警備兵が通せんぼしてきて、それから

 

オルトクレイ「話は聞かせてもらった。勇者ともあろうものが奴隷を使うなどあってはならない。故にこの決闘、ワシが命じる。」

 

尚文「は?ふざけるな!俺は戦えないから奴隷を買ったんだ!」

 

そう言っても王は全く聞く耳を持たずに進めてしまって結局決闘は決定してしまった。

 

尚文「おい。俺が勝てばラフタリアは帰ってくるんだな?それなら受けてやるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【尚文side】

今俺は決闘のため闘技場の控え室にいる。ほんとにどこにもメリットが無かったからやりたくはないがラフタリアを取り返すためだから仕方ない。とりあえずどんな手段を使ってでも勝つ。そう思っていると、扉が開いたので控え室を出ると上の方で貴族共がニヤニヤ笑いを隠そうともせずに見ていた。恐らく俺の負けは確定していると思ってるんだろうが俺は何をしてでも勝つ。

 

元康「おい尚文。今ならまだ降参できるぞ?どうせ負けるんだからさっさと降参したらどうだ?」

 

尚文「はっ。そんなのはやってみなければ分からない。さっさと始めるぞ。」

 

すると、試合開始の合図がされた。その瞬間元康は突っ込んできたが全ての攻撃を受け止めることには簡単に成功した。

 

元康「ほう、これを止めるか流石は盾の勇者って所か?だがまだまだ!」

 

尚文「残念ながらお前の負けだ、元康。お前の槍じゃあ俺は倒せない。」

 

そして、また元康が真っ直ぐに突っ込んできたので今度はカウンターを上手く叩きつけ、それと同時にオレンジバルーンを噛みつかせる。それで怯んだ瞬間を狙ってスキルを発動した。

 

尚文「エアストシールド!」

 

すると、真っ直ぐに飛んでいき元康の腹に思いっきり突き刺さり悶絶した所にオレンジバルーンを4体投げそのまま追撃した。

 

尚文「シールドプリズン。」

 

元康「なに?オレンジバルーンだと!?」

 

そして驚いている間にもバルーンは噛み付いているので時折『痛っ』とか『うわっ』とか聞こえてくるので静かに元康の近くに歩いていくと

 

尚文「おい、早く降参したらどうだ?これ以上醜態を晒すな。」

 

そう言ってシールドプリズンを解くと肩で息をしている元康が出てきた。だがそれでも力強く睨んできたので

 

尚文「そうか。ならこれからお前の顔と股間を集中的に攻撃してやるよ。俺は卑怯者だからなぁ!」

 

そう笑いながら言っていると俺は吹き飛ばされた。

 

尚文「くっ、一体なんだ?」

 

そう訝しみながら周りを見るとマインがこちらに手を向けてそして笑っていた。あたかも、ざまぁみろというかのように。

 

尚文「てめぇぇぇぇぇぇ!」

 

怒りが爆発した尚文が叫ぶとその瞬間顔の前を槍が通り抜けていき体勢を崩した俺は全部を防ぎきることは出来ず盾をカチ上げられた。その隙を突くように元康はスキルを使ってきた。

 

元康「はぁぁぁぁ、ライトニング・スピアー!」

 

尚文「があぁぁぁぁ……」

 

元康のスキルをモロにくらった俺は立っていることも出来ずに倒れるしかなかった。

 

 

 

 

 

●●●●●●●●

決着が着いたと分かると審判が直ぐに「勝者、槍の勇者ぁぁ!」

と言うと会場は盛り上がった。

 

オルトクレイ「では、元康殿の要望通り奴隷紋は解除する。」

 

そう言うと下へと降りてきてラフタリアの奴隷紋を解除しにかかった。

 

尚文「まて!この試合は無効だ!1対1の決闘にお前の仲間が水を差したんだ!」

 

元康「なにを言ってるんだ?負け犬の遠吠えだな。」

 

元康は全く聞く耳を持たないので会場の奴らにも「見ていたはずだ!」というが全員が無視をした。

 

オルトクレイ「流石は我が娘が選んだ勇者だ。よくやってくれた。」

 

マイン「ええ!さすがですわ、元康様!」

 

元康「いやぁ、そんなことはないさ。」

 

そう言っているのを聞いて俺は驚いた。

 

尚文(マインが王の娘!?なるほどそういうことか!気に入った勇者に取り入るために他の奴を蹴落としてもなんとも思わない娘とそんな娘のためならなんでも自分の権力で事実を捏造してしまう父親か!)

 

そう思っているとラフタリアの奴隷紋は消えてしまい俺のパーティから抜けてしまった。ラフタリアの方を見ると『サヨナラ』と言われた気がした。

 

尚文(そんな…お前だけは俺を信じてくれると思ったのに。ちくしょう!俺が盾の勇者だからか!だったらこんな物もう要らねぇ!)

 

そう思って盾を投げ捨てるも途中で消えると俺の腕にくっ付いていた。

 

尚文(ここは地獄だ!もういやだ、俺は自分から望んでこの世界に来たわけじゃない。無理やり来させられてそれなのに騙され、全てを奪われる!だったら、『こんな世界、滅んじまえ!』そう思った瞬間尚文が気づかない内にそれは発現した。

 

〘カースシリーズの解放条件を達成しました。〙

 

 

王や元康が談笑していると上から錬と樹が降りてきた。

 

錬「おい、この試合お前の負けだ元康。」

 

元康「はぁ?何を言ってんだよ。」

 

樹「決闘中にあなたの仲間が尚文さんに攻撃したんですよ。」

 

錬「ああ、風の魔法のようだったからよく見ないと分かりずらかったがな。」

 

マイン「何のことでしょう?見間違いでは?」

 

マインは錬の言葉にとぼけるが

 

樹「いいえ、ここにいる人たちが見ていましたよ、あなたが魔法を使ったのはね。」

 

マイン「でも誰も見ていないようですが?」

 

そういうが樹は

 

樹「恐らく王に黙らされているんでしょう。」

 

そして、錬が最後に

 

錬「いい加減に罪を認めろ。じゃないとこの国は今から滅ぶぞ?」

 

そう言われて全員が階段を見るとゆっくりと降りてくる人影があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【士道side】

元康が尚文に決闘を申し込んだ時に俺は動こうとしたのだが折紙が「このまま尚文が勝てれば問題ない。それにきっと勝てる。」

そう言ってくれたので我慢したがやっぱりもう限界だあのクソ王女といいクズ王といいふざけたことをしやがって、絶望を見せてやる。

 

士道「折紙、七罪、ちょっと行ってくる。」

 

そう言うと俺は階段を降りて行った。すると、全員の視線が俺に集まった。そして俺は《鏖殺公》と《滅殺皇》を顕現させると切っ先を向けて

 

士道「おい、王と第1王女。俺は言ったよな?『俺の仲間に手を出したら国とともにお前も滅ぼす』と。」

 

覚悟はいいな?と言う意味を込めて睨むと王はたじろぎながらも

 

オルトクレイ「これは決闘にて決めたものだ!お前のごときが出てくる筋合いはない!それに貴様1人国の兵を差し向ければすぐにでも殺せることを「ああ?」くっ。」

 

士道「そうか?やれるもんならやってみろよ。お前らが先に死んでるだろうがな!」

 

そう言うと俺は剣を縦に振ると一瞬で王と王女のすぐ側の地面がえぐれた。王と王女はその衝撃と自分が今殺される1歩手前出会ったことを悟った。

 

士道「いいか、次は無いぞ?分かったらさっさと消え失せろ。」

 

俺がそう言い放つと悔しそうにしながらもここから去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

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【尚文side】

ラフタリア「この卑怯者!私がいつ助けてくださいっていいましたか!?」

 

そう言ってラフタリアは元康の事を張り飛ばした。

 

元康「だが君は尚文に酷使されていたんだろう!?」

 

ラフタリア「そんなことはありません!尚文様はいつだって私に出来ないことはさせませんでした。私が戦うのを嫌がった時にだけ呪いを使っただけです!」

 

元康「それがダメなんだ!それに君が戦う必要はない!」

 

ラフタリア「尚文様は盾の勇者だから戦うことが出来ないんです。だから誰かがやらなくちゃいけないんです!それに尚文様はちゃんと私を守ってくださいます!疲れたら休ませてくださいます!」

 

ラフタリア「それに、あなたは病を患ったいつ死ぬかも分からない奴隷に手を差し伸べることが出来ますか?」

 

元康「え?」

 

ラフタリア「尚文様は貴重な薬を分けてくださいました。そして食べ物もちゃんと食べさせてくれます。あなたにそれが出来ますか?」

 

元康「で、出来る!」

 

ラフタリア「それならあなたの隣には私ではない違う奴隷がいるはずです。」

 

そう言うとラフタリアは尚文の方へと歩いてきた。

 

ラフタリア「あ、あの尚文様。」

 

尚文「なんだ?負け犬の面でも拝んでこいと慈悲深い元康に言われたか?もううんざりだ!何もかも……」

 

ラフタリア「尚文様の噂は聞きました。仲間の女性に姦計を迫ったと。」

 

そう言って俺にラフタリアは優しく触れようとしてくるが、誰も信じるわけが無い。あの時だってそうだったんだ。

 

尚文「触るな!俺はやってない!何もしてないんだ!だがどうせ誰も信じやしない!だからもう放っといてくれ!それに」

 

俺がそうやって突き放してもラフタリアは優しく語りかけてくる

 

ラフタリア「尚文様、私の話を聞いてください。」

 

尚文「うるさい!もう俺に関わるな!」

 

そうやって拒絶していると

 

士道「いい加減にしろ!尚文!」

 

俺に大声で怒鳴ってくる声に反応し顔を上げると

 

士道「俺は言っはずだぞ!お前の事を信じているって。それはラフタリアだって同じなはずだ!そうじゃなきゃ奴隷紋から解放された今もお前に優しく語りかけるわけがないじゃないか!」

 

そう言って最後に「だから少しくらい聞いてやれよ。」そう言われて俺はハッとしてラフタリアの方を見ると

 

ラフタリア「尚文様、私は世界中の人々があなたの事を責めても私だけはあなたを信じています。だから尚文様も私が尚文様のことを信じていることを信じてください。」

 

そう言ってラフタリアが抱きしめてきた。今度は拒絶はしなかった。もうする必要がないと思ったからだ。俺はもう何も失いたくない、奪われたくない。

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●●●●●●

元康「くっ、俺は間違ってなんかいない。それにラフタリアちゃんだってまだ尚文に洗脳されてるかもしれない。」

 

そう元康がいうと

 

錬「いい加減にしろ元康。」

 

樹「あれを見てもまだそんなことが言えるなんてほんと凄いですね。」

 

そう言われて元康は悔しそうにしながら闘技場を出ていった。

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