BanG Dream! S.S. - 少女たちとの生活 - 作:津梨つな
『皆さん、今日は私たちのライブに来ていただき本当にありがとうございました!!』
『えっへへ。今日もすっっごく、るんっ♪てきたよぉ!
皆ありがとー!!』
『あぁもう、はしゃぎ過ぎよ日菜ちゃん…。』
『いいんだよーぅ、今日はぶれいくぉ?ってやつなんだよね!』
『…それを言うなら無礼講…』
『はぁーい、見えてますよ~』
『るんっ♪ありがとぉー!!…わ、すっごい旗…!』
『愛されてる証拠ね。』
『でも、あたし達が本当に愛されたいのは…』
『あなただけよ、○○』
**
「…そんにゃぁ……こぁりぁすよぉ……うぇ?」
「…○○ちゃん?一体どんな夢見たらそうなるの??」
「へ?…はっ!?」
なんだか素敵な夢を見ていた気がする。
煌びやかな可愛らしい衣装に身をまといステージでベースをかき鳴らす白鷺主任…。
何故か氷川も居たが、すごい盛り上がりだった…。かわいいし。まじ主任可愛い。
アイドルってやつだろうか。…白鷺主任の露出…へへへへ…。
それを観客席から見ている夢だったけど、最後に主任が目の前に来て―――ッ///
っと、主任に言われて改めて自分の状況を見たけどひどい状況だ。
一枚しか着てないシャツは捲れ上がってるし、水たまりを作りそうな勢いでヨダレが滝を作ってるし…。
「主任!おはようございます!!」
「…おはよう。ねえ、また呼び方…」
「あっ。え、えーと……。千聖、さん。」
「はい、よくできました♪
…それで、朝ごはんはどうする??食べる時間ある?」
「ええっと……六時半、ですか。
出社が八時だから……。何とも言えないですね…あはは。」
「もう…っ。しっかり食べないと?お仕事にも身が入らないでしょう?」
「わかってはいるんですけどねぇ…。」
朝はいつもドタバタだ。
まぁ、前日夜ふかししている件を指摘されると何とも言えないんだけどね…。
そしてその夜ふかしの内容も特に言えるもんじゃないんだけどね…。
「取り敢えず簡単なものだけは用意しておいたけど…あと何が必要かしら?」
「えっ?…はぁぁああ!!」
ほぼ使うこともなかった食卓の上には、トースト・サラダ・目玉焼き…とコーヒー。
はっ、しかもちゃんとミルクとシュガー2本…。何故いつも2本入れることを知ってるんだ…。
まぁ、大仰に驚いておいてあれだけど、こんな感じの幸せな朝ももう二週間以上続いている。こんなに幸せでいいんだろうか。
私、急に死んだりしないかな?
「ふふっ…私が一緒にいるんだもの、健康面では死なせないわ?」
「考えてることまでバレるんだもんなぁ…まいったな。」
「愛してるんだもの、当然でしょう?」
「…あはぁ。」
仕事休みたい…。
「ちゃんと行かなきゃダメよ?…ズルはだめ。」
「…くそぉ、かわいいなぁ。」
入社してすぐは苦手だったけど、今となってはその怒り方に萌しか感じない。
両手腰に当ててほっぺた膨らませて…。それで身長も私よりちっちゃいし…。あぁ、しゅき…。
「しゅき…。」
「!?○○ちゃん!?」
もうだめ…二週間とちょっとの期間だけど、いや会社にいた期間もあったらもっとだけど、その間だけで私、もうLOVEまで行っちゃってるよ。
私は人生で初めて、会社を病欠した。
「恋の病ぃ…?」
「はい!もう、しゅに…じゃなくて千聖さんが好きで好きでたまらないんです。
だから、この容態?が安定するまで休んじゃおっかなぁみたいな。」
「…馬鹿なこと言ってないで働きなさい。」
「ぇ…。」
「と、上司の私なら言うでしょうね。
…でも今は貴女のお嫁さんなわけだし、愛してくれるなら幸せなことこの上ないわ…。」
あっはぁ!頬染めちゃってぇ!
そんなもじもじして!
早速休みの連絡も入れたし…幸せな二連休が始まるんですね…!!
「でも、真面目に働いてる○○ちゃんの横顔、私好きだったんだけどなぁ…。」
…う~ん、やっぱり仕事行こうかなぁ…。
愛、愛、それは愛。
<今回の設定更新>
○○:会社ではクール。というか冷たく他人と触れ合わない人。
日菜みたいのは除く。
その分家では甘えたがり・甘えられたがり。
千聖:夢の中ではベース担当。歌も歌うよ。
最近本気で子作りの方法を勉強中。