抜け毛の激しいワンサマー   作:無個性のソーイお茶書き

4 / 5
……ちょっと調子に乗ってやりすぎたかもしれない。
タグ追加しなきゃ。


人生実況はーじめーるよー(by箒

【side out】

 

一限終了。

 

廊下では10円ハゲを知らない女子生徒がキャーキャー騒いでる。……いや、どちらかというと誰がハゲサマーに話しかけるか、牽制しあってるのが正しい。

 

因みに肝心のハゲサマーは一限の内容を殆ど理解しないまま誰にもバレないようにガムを噛んでいる。

 

しかし織斑先生にはバレて肩に出席簿アタックをもらった。

 

ハゲサマーは基本的に頭さえ狙わなければ反撃をしない為、事は穏便に住んだ様子である。

 

正直千冬としてはもっと食らっていたかっ(文章はここで途切れている)

 

☆☆☆☆

 

【篠ノ之箒】

 

私の人生高校編がスタートだ。

 

はい、よーいスタート(棒読み)

 

今回のチャートは今までと違い、私の強さを鍛えるのに加え幼馴染の一夏との距離を縮め好感度を稼ぐという少々気恥ずかしい作業があるのだが気にせず頑張っていこう。

 

「一夏、久しぶりだな!」

 

一夏は小学生の頃は元気なやつで、いつも体を鍛えており、周りがそれ以上は危険と言っても聞かないほど頑固な性格だった。頑固なやつは性格が変わりにくいと聞いたことがある。

 

なら一夏も変わりはないはずなので気さくに話しかければ少なくとも嫌悪の感情は抱かれないと思う。

 

「お、その声は箒!6年ぶりだなあ!」

 

一夏が天然イケメンスマイルで私のような女を落としに来るが、ここで精神を強く持たなければうっかり暴力的になってしまうから注意が必要だ。

 

「ああ……その、なんだ…きょ、今日はいい天気、だな…」

 

しまった!

 

今まで鍛錬に時間を割きすぎて会話能力(コミュニケーションパワー)が全く目標値に届いていない!

 

「ああ!見事な快晴ってやつだな!……それにしても箒、なんか身体つき良くなってないか?こう、武道の達人って感じがするぜ!」

 

が、コミュ力お化けの一夏のフォローによって事なきを得た。更に一夏のみ対象でコミュニケーションパワーが目標値に達したようだ。

 

これなら行ける行ける。

 

しかし身体つきが良くなった云々はセクハラ案件になりそうだがその辺考えているのだろうか?

 

……(おそらく考えて)ないです。

 

「お前をいつか越えるために色々鍛えたからな……というか、一夏、お前の方は…なんというか相変わらずその服装なのだな」

 

昔を懐かしむそぶりを見せれば一夏はのってくるだろう。何せ、6年振りの再会だ。積もる話は山ほどある。

 

「あぁ!束さんが丹精込めて作ってくれた大切なものだしISっぽいこともできる。あと修行にもってこいだしな。因みに同じのがあと5着あるぞ!」

 

この服装は姉さんが一夏に態々コンピュータを弄る時間を割いてまで熱心に造っていたはず。

 

ここまで愛用されているとは、さすが姉さん。

 

……だが、私は知っている。

 

夜な夜な起きては一夏宅へ向かっていったことを。

 

そしてその次の日には肌がツヤツヤした姉さんと千冬さん、そして少しゲッソリして学校に来た一夏。

 

これから導き出した結論と一夏の自己紹介時の『非童貞』発言を照らし合わせたら……つまりはそういう事なのだ。

 

ここでもそんな事件が起こってしまうのは大変よろしくない。

 

既成事実を作られては一巻の終わり。

致した相手の国にあれやこれやと理由をつけられ束縛、実験動物のような人生を送ってしまうだろう。

 

なにより、私の成長に著しい遅れが生じる。

 

というか、この場でうまく修正しておかないと数ヶ月に絶対そういう事態(イベント)が発生するためここは最初のリセットタイミングとなっている(3敗)

 

「それにしても箒はすごいよな〜。ずっと山の中に封印されてたモンスター達を解放して、親善大使としてしばらく働いてたんだろ?」

 

その話はやめろぉ!(トラウマ)

何せあそこは私の人生では絶対にカットできない部分であり一番の修行ゾーンだったのだが…。

 

戦闘の経験を積むために何度もリセットしてみんなを傷つけたことか……。

 

あれはもう出来ればしたくない。

 

ほねこわい

 

「……あぁ。今は仕事の引き継ぎが終わって、信頼できる後輩に託したのだ。……意外とすんなり受け入れられていて驚いたのだが…まぁおそらく私が姉さんの妹だから圧力が強かったのだろうな」

 

「IS作った人だもんな〜」

 

うんうん、と満足げに頷く一夏。…よし、ここからが好感度稼ぎとフラグ構築の本番だ!

 

「いやいや、そんなことを言えば一夏こそ火山から降り注ぐ岩を火山ごと吹き飛ばしてたではないか。すごいニュースになってたが大丈夫だったか?」

 

「あぁ、あれな〜!そん時は一応マスクしてたから身元はバレなかったぜ!」

 

「なるほどな……あっそうだ(唐突)、久し振りに手合わせしないか?さっきも言ったが色々と鍛えたからな。少し腕試しをしてみたいのだが…」

 

自分を鍛えるのが楽しくて仕方なく、また誰かと戦うことを喜びとしていた一夏なら…!

 

「…おうわかった!休日にグラウンドでいいか?あそこなら適度に広いしな!」

 

「ああ!楽しみにしているぞ!」

 

キーンコーンカーンコーン…。

 

「おっともう時間か……それじゃまた今度な」

 

「あぁ。昼にでも会おう」

 

名残惜しいが時間が迫っているならしかたないな。

 

…あれ?なんか忘れてるような…?

 

……あっ!

 

(注意するのをド忘れした!やらかしたっ!)

 

「……はぁ」

 

【ホウキ】【LV 1】

【1ー1教室】

 

続きから】【リセット】

 

私はセーブ画面を呼びだし、前にセーブした…自己紹介時点へと時を巻き戻す。

 

 

「ちなみに『非童貞』だ!みんな!よろしくな!」

 

 

これで4敗…次こそはしっかりと指摘しなければ。

 

出ないと一夏を超える以前の問題だ。

一夏を実験動物扱いなんて私がさせない。

 

*そう思うと、私はケツイで満たされた。




Undertale……好きなんすよねぇ…。

骨兄弟……すこだわぁ…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。