うざい提督とブラック鎮守府   作:あばずれ

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133. 紅黒い空に輝く双対の太陽、そして緋星流爛

『君は頑張り屋さんだね、いい娘じゃないか』

 

 

 

『朝潮、たまには休む事も必要だよ』

 

 

 

『大丈夫、君達駆逐艦は強いよ。ほら、泣かないで元気出して』

 

 

 

『大丈夫、大丈夫だから』

 

 

 

『大丈夫だよ』

 

 

 

『大丈夫』

 

 

 

 ふと、考えた事がある。

 

 誰かの為に役に立ちたいという考えは、果たして正しい事なのか。

 

 私はただ、司令官のお役に立てればそれで良かった。例え小さな事でも、身の危険を犯す様な事でも、それで司令官の役に立てるのなら。

 

 ただ、それだけだった。

 

 それだけが私にとって全てだった。

 

 司令官という存在が私にとって唯一の、かけがえのない大切な人だった。

 

 それなのに私はその大切な人を忘れてしまっただけでなく、もう一人の大切な人を殺しかける羽目になるとは思わなかった。

 

 

 私達を人間と見てくれて、自分とはどういう存在かを教えてもらい、尊厳と自由を与えてくれた蒼■司令官。

 

 私達を兵器と見ていても、自分とはどういう存在かを自覚させ、失った尊厳と自由を取り戻そうとしてくれている白司令官。

 

 

 目的や方法は真反対でも、二人共にあるのは──全て私達の為という心優しい信念。

 

 それを気付かずに私達は記憶の彼方から消去し、ましてや忌み嫌っては手を出していた。

 

 

 恩知らずにも程がある。

 

 

 いきなり薬によって目が覚めれば司令官達を侮辱した事による罪の意識で悲しむよりも先に、恩を仇で返す様な真似をした私に腸が煮えくり返る程の怒りが湧き出ていた。

 

 無様に翔鶴に操られ、悪逆非道の限りを尽くした私達を見て、司令官達は幻滅しただろう。

 

 こんな鉄屑などこの世からいなくなればいい。

 

 全くもって同感だ、私達はこの世にいない方がいい。

 

 

 

 ……。

 

 ……でも。

 

 ……それでも。

 

 それでも私は貴方達に一度だけでいい。

 

 心の底から謝りたい。

 

 自分が犯した罪を洗い流しにはさせない為にも。

 

 一度だけでいいから面と向かい合って謝りたい。

 

 貴方達の恩を一生忘れない為にも、私達は謝らなければならない。

 

 だからここで惨めに死ぬつもりは無い。

 

 私は、

 

 

 

 

 

 私は──、

 

 

 

 

 

「朝潮さんは、ってどこへ!?」

「アレを見ろ!!」

「っ……!?」

 

 鹿島の指示通りに霞と荒潮が投げ飛ばされ、太陽の如く光輝く龍驤の元へ向かっている最中だった。鹿島が庇っていた朝潮がいつの間にかいない。鹿島が驚いた矢先に日向が声を上げて視線を集めた。

 

 その先にいるのは──、

 

「ッッ!!!」

 

 司令本部の隣にある駆逐艦寮の建物の壁を垂直に走る朝潮がいた。決死の表情で地上四階建ての駆逐艦寮の壁を昇って行く。

 

 煉瓦の壁につま先を突いて足場を作り跳躍。

 上へ上へと昇っていき、屋上に着いては更にまた大跳躍。

 身体を回転させ、空へ飛び立った。

 

「うおッ!?」

 

 朝潮は龍驤の頭上へ飛び、殴るように腕を振るって砲撃。

 龍驤は砲撃を受け止め、空中にて反撃態勢に入る。

 

 しかし龍驤の目の前には投げ飛ばされた霞と荒潮が。

 空中にて三人に囲まれ、逃げ場を無くす龍驤。

 すぐさま龍驤は発艦させた艦載機に信号を送る。

 標的を朝潮、霞、荒潮に変更させ迎撃した。

 

「朝潮さん、私の考えを……!」

 

 鹿島は光を纏う朝潮を見て驚きの表情を隠せなかった。自分が即興で考えた作戦を朝潮は傍で聞いただけで汲み取り、自ら空へと壁を昇って移動したのだ。思わず鹿島は朝潮の成長ぶりに笑みを浮かべる。

 

「行きなさい朝潮さんッッ!!! 勝利は貴方の手にッ!!」

 

 鹿島の声援と共に朝潮達は攻撃を仕掛ける。

 だが龍驤も諦めない。

 

「甘いよッッ!!!」

 

 向かってくる霞と荒潮を零式艦戦六十二型(爆戦)ごと衝突させる。

 二人は砲撃で迎撃、空中にて爆発した。

 そして頭上から襲い掛かる朝潮へ、二十五ミリメートル連装機銃で急襲。

 

 朝潮は身体を守るように身を屈める。

 腕を交差し防御しながらも龍驤から目を離さない。

 

「龍驤ッッ!!!」

 

 龍驤と朝潮が衝突。

 お互い手を掴み合い、空中にて啀み続ける。

 しかし朝潮の背後にて龍驤の艦戦六十二型が。

 

「残念だったな朝潮ォ!! 私は──」「大潮ッ!! 霰ッ!! 満潮ッ!! 来なさいッ!!!」

 

 朝潮の掛け声と共に立っていた大潮達が即座に駆け走る。

 崩れた司令本部の建物の瓦礫を利用して大跳躍。

 爆煙を駆け抜け、霞と荒潮も龍驤の元へ。

 龍驤が再び朝潮型全員によって空中で包囲されてしまった。

 

「面白いなァァァ!!!!」

 

 龍驤は朝潮を蹴り飛ばし、荒潮達の方へ身体を向ける。

 背後に巻物型の飛行甲板を展開させ、掌に『勅』と描かれた金色の炎を削る様に艦載機を発艦。

 手を下げて操る様に零式艦戦六十二型(艦爆)を突撃させた。

 

「私達も援護を!!」

 

 龍驤の艦戦機を陸にいる鹿島達が援護射撃。

 荒潮達の間をすり抜けて砲弾が着弾する。

 そして鳳翔の零式艦戦五十二型(熟練)が艦戦機を次々に破壊していった。

 

「もう終わりです、龍驤さん……!!」

「鳳翔!! 隠し持ってたなッ!!!」

「「「「「まだだァァァァァァ!!!!」」」」」

 

 荒潮達が龍驤の元へ辿り着く。

 それぞれ龍驤の足や手を拘束し、自由を奪った。

 身動きが取れなくなった龍驤は無理矢理身体を動かして拘束を解こうとしている。

 

 だが既に──、

 

「ッ!!?」

 

 龍驤の正面には殴り構えた朝潮がいた。

 

 

「私はッ!!」

 

 

 何度醜く荒れ果てても──、

 

 

「まだッッ!!」

 

 

 何度ひれ伏せられようとも──、

 

 

「死ぬ訳にはッッ!!!」

 

 

 何度打ちのめされても──、

 

 

「いかないんだッッ!!!」

 

 

 

 強く生きる事を諦めない。

 私達が強いんだっていう証明を見させてやるんだ。

 

 

 

 それが二人の司令官によって教えられた、朝潮が掲げる全て。

 

 誰かの為に役に立つ事も、

 

 誰かの為に戦う事も、

 

 誰かの為に生きる事も。

 

 

 

 そして私自身の為、二人の司令官の為にも──。

 

 

 

「ウォォォォォァァァァァァ!!!!!!」

 

 龍驤の顔面に朝潮の渾身の殴打が直撃。

 衝撃で大潮達が振り払われ、朝潮と龍驤はそのまま落下。

 咆哮を上げながら朝潮は殴った右拳を龍驤の顔面に押し続ける。

 まるで隕石のように司令本部へ衝突し、建物の瓦礫が衝撃で周囲に飛び散った。

 

「朝潮姉……!」

 

 瓦礫に囲まれた中心には右拳を突き出したまま立ち尽くす朝潮と白目を向いて倒れる龍驤がいた。逆転してから三十七分が経過、龍驤との戦闘は朝潮達の勝利によって終わりを告げる。

 

 流石鹿島が興味を示す程の戦闘能力、まだ力を隠し持っていたようだ。口調や戦闘スタイルが激変するあのやり方は味方や敵に恐れられてもおかしくはないだろう。

 

「……」

「朝潮姉!!」

 

 そのまま立ち尽くしていた朝潮。無理して戦っていたのか事切れたかのように倒れだした。すぐに荒潮達が駆けつけ、意識が朦朧としている朝潮を支える。朝潮は頭から血を流し、顔はほとんど赤い血で染まっていた。

 

「鹿島さん……私は……!」

 

 朝潮の周りには日向達も駆けつけ、怪我した姿に心配になっている。鹿島も同様に朝潮を見ていたが、それに気づいた朝潮が手を伸ばした。

 

「私達は……強い、ですか……?」

「……えぇ……とても、良かったですよ」

 

 朝潮のか弱い手を優しく握り、そっと微笑む鹿島。鹿島の言葉を聞いた朝潮は安心したのか目を閉じる。荒潮達が心配するもまだ脈は動いているようだ。

 

「大丈夫です、荒潮さん達は朝潮さんを看護してあげて下さい。鳳翔さん、お願い出来ますか?」

「はい、大丈夫ですよ」

「ありがとうございます。では日向さん、私達は倒れた龍驤さんを拘束しましょう」

「分かった」

 

 

 

 ──鎮守府近海。

 

「覚悟しろ……ショウカクッ!!!」

「貴方ダケハァァァ!!!」

 

 ショウカクの叫びと共に無数の深海地獄艦爆が繰り出された。両脇の飛行甲板から、空へ差し出された右掌から、白い破壊の妖精が空へと飛び立つ。

 

「あたしを前にして……」

 

 紅い炎を滾らせ、摩耶は急発進急加速。

 ショウカクの艦載機が飛ぶ高度まで大跳躍。

 

「空は意味無ェんだよ!!!」

 

 集中配備された二十五ミリメートル三連装機銃から紅い光が収束。

 摩耶は駒のように身体を回転させる。

 摩耶を中心に腕の艤装と脇腹の艤装から紅い曳光弾の弾幕が放たれた。

 次々に艦載機が撃墜され、空が火の海に染まる。

 

 ショウカクは空中の摩耶に向けて砲撃。

 体勢が不安定な摩耶に集中攻撃し始めた。

 

 しかし爆煙の中から摩耶が現れる。

 輝く紅い流星がショウカクに急落下突撃。

 

 ショウカクの位置で大きな水柱が上り立つ。

 水柱の中から艤装に立ちながら乗るショウカクが現れる。

 砲撃と同時に艦載機を発艦させた。

 ショウカクを追い掛けるように摩耶も水柱を掻き分け高速走行。

 

 摩耶は突進しながら跳躍、ドロップキックをショウカクに食らわせた。

 腕を交差して防御するも衝撃で後方へ吹き飛ばされるショウカク。

 しかしショウカクもすぐに体勢を整え、急発進。

 うつ伏せになった摩耶を上から鋼鉄の足で踏み潰した。

 

 摩耶は即座に体勢を無理矢理整え、その足を受け止める。

 海水が衝撃で持ち上げられ、暴風雨となって降り注ぐ。

 

「ショウカク! お前がやってきた事は全て間違ってるんだ!! いい加減頭冷やして冷静になれ!!」

「イイヤ間違ッテナンカイナイ!! 力ハ全テヲ支配デキル!! 支配デキルカラコソ私ハ守ッタンデス!!! ソレガ何故分カラナイノデスカッッ!!!!」

 

 足に強く力を入れては摩耶を踏み潰そうとするショウカク。

 深海棲艦特有の馬鹿力と翔鶴本来の力で摩耶は押されつつあった。

 

「分かるわけねぇだろ!!! んな無茶苦茶なやり方があってたまるか!!! そんなに守りたいなら強くなってみろよこの馬鹿が!!!!」

「分カラズ屋デスネ本当ニ貴方ハァァァァァァ!!!!!!!」

 

 摩耶は力強く踏みつけてくるのを確認し、ショウカクの足を往なしていく。

 隙が出来たショウカクに後ろ回し蹴りで蹴り飛ばした。

 海面を跳ねるように飛ばされるショウカク。

 自立型の艤装が自動で発進。蹴り飛ばされたショウカクを乗せた。

 

「貴方ダケハ──ッ!!?」

 

 体勢を整えたショウカクが艦載機を発艦させようとした。

 が、また摩耶に砲撃で邪魔をされる。

 摩耶は爆煙を潜り抜け、翔鶴に膝蹴りを食らわせた。

 

 膝蹴りは顎に直撃し、ショウカクはよろける。

 とてつもない衝撃で一瞬意識を失いそうだった。

 

 しかしショウカクはすぐ様に摩耶へ殴打を仕掛ける。

 摩耶はショウカクの殴打を空中で躱し、肩の艤装にて砲撃。

 砲煙と爆煙を掻っ切る様にショウカクの回し蹴りが摩耶を襲った。

 

 瞬時に摩耶はショウカクの鋼鉄脚に手を乗せて跳躍。

 身体を縮こませて回し蹴りを回避。

 そしてショウカクの鋼鉄脚を逆に踏みつけた。

 

「ショウカク……あたしはアンタが大嫌いだ」

 

 足を抑えられ身動きが取れなくなるショウカク。

 目の前に立つ摩耶を悔しそうに睨み返した。

 

「散々仲間を巻き込みやがって……! 挙句の果てには提督を殺す様な真似を……!! いつもお前はヘラヘラ笑ってたよなァァァ!!!」

 

 目の前には紅い炎を眼に燃やし、即滅に敵を屠らんとする『緋』の姿が。憎悪に満ち溢れ、見下げ果てたショウカクを睨む。

 

「何が支配で守るだよ……!! そんなやり方でお前は仲間を守れたのか!! なァ!!!」

 

 摩耶からすれば悪夢の様な毎日だっただろう。ふと過ごしていれば大好きなはずの提督に嫌悪感が底から湧き出し、即座に消えて欲しいという思いが常に出てしまう。このまま提督に会えば手を出してしまうのは必然。嫌悪感という存在を抑え込む為にも部屋でこもり続けていた。恐らく部屋にこもり続けていたあの時も提督は足掻いていたのだろう。

 

 何も出来なかった自分が惨めで悔しかった。今すぐ助けたい、この状況を打破する為に手伝いたい。だが提督の事を思えばすぐに嫌悪感が湧き出てくる。そこで摩耶は提督の安全を第一に、部屋から出ない事を誓った。唯一嫌悪感に苛まれた摩耶にとって提督と会わない事こそが唯一の出来る手段。摩耶は必死に耐え続けた。

 

 だが翔鶴は自分を人質に提督を脅した。許せなかった、人質にした翔鶴と何も出来なかった自分を。唯一出来る事が部屋にこもって只管に嫌悪感を抑えるだけ。あの時のように後悔した気持ちが摩耶を押し潰した。

 

「貴方二私ノ何ガ分カ──」「分かるかよ……!!!」

 

 だから摩耶はもう後悔したくない。

 後悔するような事はしたくない。

 愛する提督の為にも──、

 

「お前の言ってる事何一つ……!!!」

「ッッ!!! ヤメ──」

 

 ショウカクが攻撃をしようと思った時には既に摩耶の殴打が直撃。

 顔面に摩耶の右拳がめり込んだ。

 

「分かる訳ねぇだろうがァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

 鋼鉄を粉々にする様な衝撃が翔鶴の顔面に集中する。

 紅い炎を纏う右拳はショウカクを殴り潰した。

 黒い艤装にクレーターができ、衝撃が海面に伝わる。

 波は嵐のように荒れ果て、風圧が鎮守府の瓦礫の火を消すまでに至った。

 

「摩耶……」

 

 加古達が遠くからその様子を見ていた。異次元の戦闘、ショウカクの嘆き、摩耶の怒号。誰も立ち尽くす摩耶と倒れるショウカクに接近する事が出来なかった。

 

 紅黒く染まる曇天の空が徐々に本来の鼠色を取り戻しつつある。荒れていた波も静かになり、騒ぎ立つ風は優しくなってきた。

 

 加古達を含む、殆どの艦娘達がふと思う。

 

 永遠に続くと思われた悪夢の時代は──、紅い炎拳によって終わりを告げた。

 

 

 

 

 ──はずだった。

 

 

 

 

「ッ!!?」

 

 倒れるショウカクが突然起き上がり、摩耶を吹き飛ばしては咆哮を上げていく。また曇天の空が紅黒く染まり、波や風が暴れ狂う。倒されたはずの孤高の悪魔が再び目覚めた。

 

「貴様ラァァァァァァァ!!!!!」

 

 白目を向いたままショウカクは叫び続ける。紅黒いオーラを身に纏い、背後に全ての艦載機を出現させた。恐らくあの様子だと意識は失っていても身体が勝手に動いているのだろう。絶対に勝つという執念深さと誰にも囚われない支配という存在に固執し、ショウカクの中にいる()()が赴くままに暴れ出している。

 

「厄介な事を……!! 加古、天龍、木曾! 全力でヤツを抑えるぞ!!」

「おう! 分かった!!」

「任せろ!」

「当たり前だ!」

「我々も参加するぞ!」

 

 摩耶達だけでなく長門や陸奥、雲龍や鈴谷達が合流してきた。皆それぞれ葛城、那智、利根を撃破して来たのだろう。大半が怪我を負っている状態だが戦力になるだけ充分だ。皆が戦闘準備態勢に入る、ショウカクに照準を定め攻撃しようとした。

 

 が──、

 

「まぁ待ちなさいな」

 

 摩耶達の目の前に突如閃光の如く艦娘が現れた。白い光の一閃の中から稲妻を迸らせて摩耶達の前を遮る。一人は太陽の様に輝く槍のような武器を持っては藍色の髪を靡かせ、もう一人は光を舞い散る雪のように操り左手に収束させては身体に白い光を纏わせる。

 

「集まってもらった所悪いけどここは私達が預からせてもらうわ」

「早速面白そうなヤツと戦えそうですね。胸が躍ります」

「お前らは……『(ラセツ)』『(オウゲン)』!」

 

 護神厄討艦隊旗艦『(オウゲン)』叢雲、そして公表されない秘匿された艦娘、『(ラセツ)』吹雪。二人の古強者が荒くれ鎮守府の近海に現れた。摩耶は二人を見ては思わず笑みが零れる。意識の無いショウカクは獣のように警戒して咆哮を上げた。

 

「うるさい獣ね、ったく……さーて」

「どうヤっちゃいましょうか」

 

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