リゾットが逝く!   作:ティハロック

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初めて書くので荒い部分もございますがどうか温かい目で読んでいただけると幸いです。


エピローグ
第1話 眠れぬリゾット


第1話

 

「......なにが、どう....なっているの....だ」

 

リゾット・ネエロは困惑していた

先程までリゾットはナランチャのエアロスミスの銃弾により、瀕死の重体であり、ボスによって右足を切断された。だが今のリゾットの体にはエアロスミスによる銃傷はなく切断された右足も何事もなかったかのようにくっついていた。さらには服もボロボロの状態からまるで買ったばかりの服のように新品同然であった。

 

(なぜ、俺は生きているのだ?確かに俺はあの時ボスを道ずれに死のうとしたはずだ...それにエアロスミスに撃たれた傷はおろか、切断された右足までもがくっついている、いや....それ以上に妙なのは、さっきまでサルディニア島で死にかけていたはずなのに!?)

 

我に返ったのか、リゾットは冷や汗をかきながらあたりを見渡すとそこには見たことがないどデカい宮殿や剣や斧、ましてや槍と言った武器を平然と所持している一部の人が普通に歩いていた。

 

「ここはイタリアなのか?それとも....」

 

そう発するとリゾットは一呼吸し今の状況を歩きながら考える。

 

(ここは....あの世なのか、いや...それは違うな、もし本当に死後の世界と言うものが実在しているというのなら俺は...地獄に落ちているだろうな)

 

そう思いながらリゾットの表情はどこか悲しげであったがすぐに表情を戻し再び考える。

 

(だとしたら新手のスタンド使いの仕業か、いや...それも違う、それにしては意識がはっきりしているし傷も完璧に戻っている、もしスタンド使いの仕業なら死にかけだった俺の傷を治すメリットなどない、それに...)

 

考えこんでいたところで目の前で歩いていた少年少女を追い抜こうとしたとき、手のひらにある金貨や眺めていた帝歴1024年と書かれたチラシをリゾットは見逃さなかった。

 

(見たこともない通貨、それに見たこともない帝歴1024年と書かれた文字―――――!?)

 

リゾットは驚愕した。リゾット自身なぜ、分かったのか。分かるはずがないのに、なぜ―――

 

(俺はなぜ初めて見たばかりの文字が読めたんだ)

 

予想外の事実を前にリゾットはいてもたってもいられず、自身が追い抜こうとした少年少女たちに話しかける。

 

「おい、そこのおまえ少しいいか?」

 

リゾットが話しかけると少年と少女は同時に声が聞こえた方に振り返りこう言った。

 

「はい?なにかようですか?」

 

「はぁん!なんだこの黒目野郎が、おまえってそれが初対面の人に言う態度か、あぁん⁉」

 

 ひとりは礼儀正しく背中には弓を背負っておりサラサラのロングヘアーで右の前髪に花のヘアアクセサリーが良く似合い、幼いが顔立ちは整っていた。

 数年後には美人になると言っても過言ではない15歳くらいの少女ともう一人は短髪にバンダナを額につけており、しお顔で態度の悪い少年(クソガキ)がリゾットの問いかけにそれぞれ答える。

 

「.........それは悪かったな...確かに態度が悪かったかもしれん、すまなかった」

 

しお顔短髪バンダナの態度や暴言に多少はイラっとしたしメタリカしてやろうかと思ったがリゾットも28歳の大人。ここは大人らしく頭を下げ大人の対応をする。

 

「ふん、わかりゃいいんだよ、わかブフゥー」

 

高圧的な態度をとる、しお顔に花のアクセサリーをつけた少女が腹部を殴る。

 

「なにすんだよ!いってぇなぁ」(今にでも泣きそうな顔)

 

「それはこっちのセリフよ、ただ声をかけてきた人に少し上から目線だったからって理由でそんな態度とるなバカ」

 

先程の可憐さはどこにやら、ものすごい鬼の形相でしお顔に説教する。

それを観ていたリゾットはあまりの変わりっぷりに驚いたが顔には出さない。

 

「本当にすみません こいつ初めての都会で色々とイキっちゃって、でも悪い奴ではないんです」

 

「いや、いいんだ、俺の方こそ、高圧的だったな、悪かった」

 

1ミリも思っていないことを平然と言うリゾット。

 

「そういえばあなたの名前まだ聞いてなかったですね。教えていただいてもいいですか?」

 

少女はしお顔への対応をやめ上品に名前を聞いてきた。

 

「俺はリゾットと言うものだ、あなた方は?」

 

名前を聞くならまず自分から名乗れと言おうとしたがそもそもリゾットの方から、声をかけていたのを思い出し素直に名前を名乗る。

 

「私はサヨっていいます」

 

「俺様はイエヤス様だぁ」

 

 

こうしてリゾット・ネエロの第2の人生の幕が開いた瞬間である。

 

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