リゾットが逝く!   作:ティハロック

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9月目には間に合った、待たせてスミマセン


第13話 あの森で待ってる②

 

 

 

~帝都から離れた森の中

 

時刻は昼3時前

 ナジェンダとレオーネそしてアカメは約束した時間よりも早くに紙に記された森に来ていた

 ナジェンダは罠の可能性があると感じていた為リゾットに悟られないようレオーネに森周辺の偵察にいかせていたのだ。

 

「レオーネ森周辺はどうだった?」

 

「ん~、特に目立ったものや人の気配とかは感じられなかった、罠の可能性はないと思うよ」

 

「そうか、レオーネが言うんだ、今のところは大丈夫そうだな」

 

「......」

 

罠の可能性がないかレオーネに確認をとるボス、それに問題ないとウィンクをしながらサムズアップするレオーネと黙っているアカメはパッと森の中心を見てあることに気づく

 

「ボス、あそこ」

 

先程まで黙っていたアカメが森の中心を指さしながら口を開く

その言葉にナジェンダとレオーネは指をさす方向を見つめる

 

「ん?アレは...煙?」

 

「そうか、もう3時になったし、あれが印かもしれないね」

 

そこには3時前にはなかった煙が立っていた

 

「では煙が出ている方向まで行く、だがまだ罠の可能性が無いとは言い切れない警戒は怠るなよ」

 

「分かってるよボス」

 

「了解した」

 

ナジェンダの忠告を了承した二人

 

「では、行こう」

 

そう言ってナジェンダ達は煙が立つ方向へ歩を進めていった。

 

~数分後

 

「そろそろだな」

 

「うん、ここを抜ければ着くね」

 

「......ああ、奴の姿も見えて来た」

 

煙草をふかすナジェンダ、獣化を解かず進むレオーネ、リゾットの姿が見えてきて刀に手を添えるアカメ

そして遂に目的の場所に到着する

 

「俺は3時から6時までの間までに来いと言った、最悪3時間は待つつもりだったが、まさかこんなにも早く来てくれるとはな」

 

そこには焚火をし丸太に腰を掛け座っているリゾットの姿があった。

 

「お前がリゾット・ネエロだな」

 

「そういうお前はナイトレイドのボスか...手配書と大分印象が違うがその姿を見るに元帝国の将軍ナジェンダっで合ってるか?」

 

ナジェンダに指さしをし問うリゾット

 

「...ああ、お前の言った通り私は元々帝国に所属していた、だがそれより今はリゾットお前に話が合ってきた。」

 

そういうとナジェンダはリゾットの方まで歩み寄る

 

「単刀直入に言うリゾット、ナイトレイドに入らないか?」

 

(よし、思っていた通りレオーネは俺を所属するように頼んでいたようだな、こうもあっさりうまくいくとは、だがしかし俺は一度こいつ等から逃げた身、すぐさまハイ分かりましたと頷くのは怪しまれる、ならばここは条件付きで所属することにすれば問題はないだろう、最初は断りを入れておこう)

 

そう考えたリゾットは口を開く

 

「断る...と言ったら?」

 

「悪いが今ここで死んでもらう」

 

リゾットの問いに真剣な顔つきで答えるナジェンダとその言葉を聞き先程とは打って変わって顔色に変えるアカメとレオーネ

 

「...即答だな」

 

「手配書にないメンバーの顔も見られてるからね」

 

腕を組みながら答えるレオーネ

 

「ああ、そのことか...安心しろその件については誰にも言っていない、街に手配書がないのがその証拠だ」

 

「確かに、手配書はなかった、だがそれは今はないってだけの話だ、これから先お前が秘密にしてくれるという保証はない」

 

ナジェンダは煙草の吸殻を焚火に放り込みそう言い放つ

 

「そうだな、アカメやレオーネにとって俺は合って間もない、お前に関しては初対面だ信用しろというのが無理な話だ、だが一つだけ言っておく俺がなぜ二人までなら護衛をつけていいと言ったか分かるか?」

 

唐突に話の内容をずらすリゾットに違和感を感じたナジェンダだったが質問の内容に口を開く

 

「...3人までなら倒す実力があるからか?レオーネから聞いたお前は相手の体の内部から攻撃ができるとだからこそ3人までならタイムラグなく倒せると踏んだんだろ?違うか?」

 

リゾットの問いに答えるナジェンダその推測を聞き口角を少し上げるリゾット

 

「いや、そうじゃあない」

 

「違うのか?」

 

ここにきてアカメが初めて口を開く

 

「ああ、俺が2人までなら護衛を付けていいと言ったのはタツミをここに連れてこさせない為だ」

 

「なに!?」

 

「「!?」」

 

声に出して驚くナジェンダとほぼ同時に驚くアカメとレオーネ

 

「なぜ、それがタツミを連れてこさせない理由になるんだ?タツミを連れてこさせたくなければ昨日タツミに合った時にそう知らせるように言えばよかったじゃないか」

 

「 口約束では本当に来ないという保証はないし俺がそうタツミに言うことでタツミが俺の弱点と言っているようなものだ、だから俺は考えた。

あの日ナイトレイドのメンバーに直接見られたのはアカメとレオーネだけだ。

だからこそ俺は2人までなら護衛をつけていいと言ったそうすることで護衛は俺に直接会って俺の能力を知っているアカメとレオーネを連れてくると思っていた」

 

「だがそれだけではタツミを来なくさせる理由にはならない!私が護衛にアカメかレオーネのうちの一人とタツミを選んでいたかもしれ...っは!」

 

ナジェンダは疑問を投げつけているうちに自分で気づく

 

「その様子を観るに分かったようだな」

 

「え!何がどうゆうこと?」

 

「.....」

 

動揺するナジェンダと何が何だかわからないと首をかしげるレオーネと黙っているアカメ

 

「私はどうやら勘違いをしていたらしい...お前が2人までなら護衛をつけていいと言ったのは私にタツミが来ないほうがいいと思わせる為だったんだな」

 

「え?どういうことだよボス」

 

「私にはリゾットとタツミの関係性が分からなかった、つまりリゾットは護衛を二人までと言ったのはタツミを連れてきたらリゾットを始末させないよう止めようとすると私が考えると予測していたんだ、だがそれは逆を言うと」

 

「そう、だからこそ俺はその条件をあえて入れたんだタツミが居なければお前たちが何人こようが俺の敵ではないからな」クイ ズバアーーン

 

「「「!?」」」

 

そう言い終えたリゾットは右手首をクイっと回すと同時にそこらへんにいた小動物3匹が体から剃刀やハサミ、釘などが体から噴き出て絶命する

 

(だが、それは俺へのナイトレイドへの勧誘ではなく暗殺一択だった場合の苦肉の策だったがまさかうまくいくとはな...まあ勧誘してもらった今となっては意味のないことだったが)

 

その目を疑う光景を見てリゾット自身が体現できるという言葉が真実であると察する3人

 

(アカメやレオーネの言葉を疑っていたわけではなかった...リゾットは相手の体に触れることで帝具を発動し体の内部を攻撃するとばかり思っていたアカメやレオーネは攻撃を見ていたわけではないが触れずに攻撃できるとは思わなかったはずだ。

だとしてもこんな簡単に生き物を殺すことが可能なのか?奴は飛び道具はおろか指一本触れていない透明化なんかされたらもう終わりだ、そもそもこれは本当に帝具なのか?帝具の性能をやすやすと超えているぞ)

 

ナジェンダ達は目の前の光景に冷や汗をかくと同時に理解してしまった。

 3人同時にリゾットを倒そうとしても自分たちが攻撃する前にリゾットの意味不明な攻撃にやられてしまうと勝ち目はないと肌で理解してしまう。

 

「だが、安心しろ、お前たちが俺を殺そうとしない限り俺もお前たちを殺さない、それにお前たちは約束を守ってきてくれたわけだ俺からお前たちを殺すってのは筋が通らないからな」

 

その言葉にほっとするナジェンダとレオーネ、それとは裏腹に刀に手を添えるのをやめないアカメ

 

(どうやらリゾットは私たちを殺すつもりで呼んだわけではないらしい、それに私達ではリゾットに勝つことはできない、良くて1人運よく生き残るかだろう、だが逆を言えばそれは味方であればこれほど心強い物はないレオーネが仲間にしたいと言ったことが真の意味で分かってきたぞ)

 

ナジェンダが右手の親指人差し指をあごにつけながら考えているとリゾットから思いもしない言葉が出てくる

 

「脅すようなことをして悪かったな、実は条件次第でナイトレイドに所属しても構わないと思っていたんだ」

 

「なっ!それは本当か!!分かったその条件をのもう」

 

「ちょっ、いいのか条件を聞く前に了承して」

 

リゾットの条件を無条件でのもうとする普段では絶対にありえない姿を見せるナジェンダに驚き冷静に答えるレオーネ

 

「ああ、そうだなすまないレオーネ、それで条件というのは?」

 

「3つあるがそうだな1つは報酬が俺の納得のいく額でなければ暗殺は拒否する」

 

「報酬の面では安心しろナイトレイドは羽振りがいいんだ」

 

「そうかすまないな、昔、色々あってな...では2つめは俺の過去や俺の素性に関しては一切触れるな、答えられるものではないからな、だがこれだけは言っておく、俺がナイトレイドに所属したらお前たちが裏切らない限り俺もまたお前たちを裏切らない」

 

リゾットはナジェンダの目を真剣にじっと見つめ言い放つ

 

(あの真っ直ぐな目、どうやら嘘は言っていないな)

 

「分かったそれも了承しようそれで最後の一つは何なんだ?」

 

「最後の一つそれは...」

 

「それは」

 

「「ゴク」」

 

もったいぶってじらすリゾットに何か大きな要求をするのではないかと内心ひやひやのナジェンダとつばを飲み込むアカメとレオーネ

するとついに口を開く

 

「俺はナジェンダをボスと呼ばない!名前で呼ぶ!!以上だ」

 

「「「........え?」」」

 

余りにもあっけない要求で唖然とする三人

 

「そんなことでいいのか?別に構わないが実質二つだぞ条件いいのか?」

 

「ああ、いいんだ、俺はもう上司にボスと呼びたくないんだ、それも昔色々あってな、約束通り詮索はするなよ」

 

「分かった、では最後にこちらから一ついいか?」

 

「なんだ?」

 

「なぜ、条件付きとはいえナイトレイドに所属していいと思たんだ」

 

「あっそれ私も思ったこの前に逃げたお前が何で所属する気になったんだアカメも知りたいよな?」

 

「...ああ」

 

(やはり、所属理由を聞いてきたか、一応イルーゾォに言っていいかほかのメンバーに確認をとってきてもらったが了承は得ていたしやむをえん、話すか)

 

「...分かった、話そう、お前らも俺が所属する動機がなければ不安だろうしな、1カ月前2人の成人男性が体をばらばらに刻まれその後1週間生きていたというみせしめがあったんだが分かるか?」

 

「...ああ、覚えてるよ、帝国で拷問する奴が変わったとたんありえないみせしめが増えたからね...体を刻まれて1週間生きてたんだ、忘れろってのが無理な話だ...それでそれがリゾットとどう関係するんだ?」

 

レオーネが歯を噛み締めながらリゾットの問いに答え、リゾットとの関係性を問うするとリゾットの口から思いもしない言葉が出る

 

「あのみせしめにされていた2人は俺のチームに所属する仲間だ」

 

「っな!」

 

「...!?」

 

「なに!?それは本当かリゾット!?」

 

その言葉に驚くナジェンダ達と悲しそうにうつ向き続けるリゾット

 

「ああ、みせしめにされた仲間の名は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソルベとジェラートという」

 

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