リゾットが逝く!   作:ティハロック

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皆さんお待たせしました、ナイトレイドメンバーの本格参加です。




第17話 仲直リゾット

 

 

 

 

 

~ナイトレイドアジト~

 

 

 

先程、森から無事にナジェンダ、アカメ、レオーネの三人が帰ってきた。

その無事な姿を目で確認しホッと胸をおろす少年がいた

その少年の頭の上にはゴーグルが掛かっており髪の色は緑色で手の5指の先には尖がった物が付いていた。

 

「おかえりなさい!ナジェンダさん、アカメちゃん、後レオーネ姉さん」

 

「ああ、今帰った、見張りご苦労だったな」

 

「私はついでかよ!ラバ」

 

ナジェンダは役目を果たしたラバという名前の少年に微笑むように返答し、逆にレオーネはついで扱いされたように受け取ったのか、ラバの頭を胸と右わきに挟め腕を回し首を絞める

 

「いででっで、ごめん、ごめんってレオーネ姉さん、わ、悪気はなかったんだよ...デヘヘ」

 

ラバは首を絞められているというのに謝りながらもいやらしい顔をしていた

 

その顔を見て察したレオーネはすぐにラバを開放する

 

「あ、やめちゃうんだ...」

 

心なしか若干、不満そうな表情をしていたがあえて誰も突っ込まなかった

 

「それで、ナジェンダさん、勧誘に行った男ってのはどうなったんですか?」

 

先程までのいやらしそうな顔は消え、真面目な顔と声のトーンでナジェンダの目を見て彼は返答を待つ

 

「ああ、そのことについては、皆が集まってから話そうと思っていた、すまないがラバック、みんなをいつもの部屋に連れてきてくれないか?」

 

「了解」

 

それを指示として受け取ったラバックは他のナイトレイドメンバーを会議室へ来るように伝える為、後ろを振り向き走っていった。

 

「では私たちは先に会議室の方へ行くとするか」

 

ナジェンダがそう言うとアカメとレオーネは頷きナジェンダと共に会議室へと足を運んだ。

 

 

~ナイトレイドアジト(会議室)~

 

しばらくすると続々とナイトレイドのメンバーが集まってきたそのうちの一人にタツミの姿も見受けられた。

 

そして最後に入って来たのは自身の指先よりも長いピンク色のポニーテールの髪型をしたとても暗殺者とは程遠い華奢な女の子が入ってきた

 

「待たせたわね」

 

「おまえ、普段は俺に早くしろとか言うくせに自分はいいのかよ」

 

一番最後に入って来たというのに謝らず堂々とした態度の少女に腹が立ったのかタツミが指をさしながら口を開く

 

「はぁ?、新人のくせに何偉そうなこと言ってんのよ、新人は口答えしないでただ黙ってればいいのよ」

 

「なっ!!」

 

余りの暴言に口を開いて驚くタツミと顔をプイっと反対方向へ向く少女

 

「そこまでだ二人共、まずはボスの話を聞こうぜ...それでボス、話っていうのは例の...」

 

まあまあと二人の間に入ったのは、リーゼントヘアの笑顔がさわやかな長身で筋肉質な男であった。

 

「ああ、例の...リゾット・ネエロのナイトレイド所属が正式に決まった」

 

そのリゾットの所属決定にそれぞれが違った反応を示す

 

「そうか、まあレオーネが仲間にしたいって言ってたほどの男だ安心だろう、それに体と体でぶつかり合えば、もっと分かるだろうしな」

 

なぜか顔を赤らめているリーゼントヘアの男

 

「ふん、そうなの、足引っ張らなければいいけど」

 

そっぽを向いてまだ見ぬ新入りに陰口を言うマイン

 

「仲間になったんですね、殺さなく済んでよかったです」

 

真顔で物騒なことを言う眼鏡をかけた女性、冗談なのか本気なのか反応に困る

 

「は~、そうか入っちまったか、これで男が4人になっちまった、俺のハーレム計画が...」

 

己の欲望に忠実なのか、良く誰もが引きそうなことを口に出して言えるなこの少年は

 

「...」

 

タツミはリゾットが所属すると聞いて一瞬、驚いた顔をしたがすぐに顔を下に向き拳を強く握り黙っているだけだった

 

「それで、リゾットと名乗る方は今どこに要るんですか?」

 

眼鏡をかけた女性が気になったのかそのことについて触れるとナジェンダはフフフと口角を上げ口を開く

 

「シェーレ、そのことなんだが、実はもうすでにこの部屋にいるんだ」

 

「何を言ってるんですかナジェンダさん?」

 

急にわけの分からないことを言うナジェンダに突っ込むラバック

 

「まあ、見てなって」パチン

 

皆のポカーンとした表情を見ながら指を鳴らすレオーネ

その瞬間

 

「なるほど...これがナイトレイドか」 シューーーン

 

「「「「「!?」」」」」

 

「......」

 

突然、目の前に長身の変な玉の付いたフードを被った男が表れた。

 

タツミを含めたナイトレイドのメンバーは急に目の前に現れたリゾットに驚きを隠せない

しかし一人だけ違う反応をしていた男がいた

 

「...」 スタスタスタ

 

その男は急に現れた、リゾットの方へ足を運ぶと右手を差し出しこう言った。

 

「俺はブラートってんだ、よろしくな」

 

その紳士な反応を見てやっぱりなという表情をしたリゾットはブラートと名乗るリーゼントヘアの男の右手に握手を交わしこう続ける

 

「リゾット・ネエロだ、やはりブラート、お前は俺の存在に気付いていたようだな。」

 

「ああ、まあな」パチ

 

リゾットの問いに当然といった態度で答えるブラート

 

「それにしても驚いたな、ちょいと細身だが、俺よりも身長が高い奴が来るなんて」

 

「いや、驚くとこそこじゃないでしょ」

 

ブラートは事実を言ったのだが、ラバックは驚きどころが違うと突っ込む

 

「何で分かったんだブラート?私ら三人(ナジェンダ、アカメ、レオーネ)は当然、知ってたけど?」

 

不思議そうにブラートの顔を見ながら、顔を傾けるレオーネ

 

「ああ、理由かそうだな最初はなんか知らない人の気配を感じたんだんだが、殺気がないし、気配も薄かったから勘違いだと思ったんだ、だが、レオーネとアカメの間に一人分、空いてあったのが気になって目を細めて、ジーっと見たら薄っすらと見えたんだよリゾットの姿がな、あっ、けど、いる位置が分からなかったら大抵は気づかないと思うぜ」

 

理由と共にフォローを入れるブラート

その言葉に顎を右手で支えながら少し考え混むリゾット

 

(なるほどな、この世界も場所や環境によって鉄分の量というのは異なる...か、ここの部屋はあのサディストの家に比べて鉄分が少ないのか、良い情報を得た、ブラートには一応感謝しておこう)

 

リゾットが考え事を終え右手を下すとゴーグルの少年が近づいてきた

 

「へぇ、話では聞いてたけど、まさか、本当にブラート以外で、透明になれるやつがいるとはな、俺はラバックよろしくな」

 

ゴーグルを付けた少年がサムズアップをし自己紹介をする

 

「フン、新人にしてはやる方じゃない、褒めてあげるわ、でも勘違いしないでよね、あんたは新人、私が先輩なんだから!...一応名前は言っておくわ...マインよ」

 

一応リゾットを認めたのかタツミの時と比べると多少はマイルドに自己紹介をするマイン

 

「私はシェーレと言います。よろしくお願いします。...ええっと.....リソットさん?」

 

先程、名乗ったばかりの名前をもう忘れているのはリゾットが一度(ステルス化していた為、一方的に)会った眼鏡をかけた女性は人差し指を顔に向け顔を横に傾げる、やはりあの時と言い、今と言い天然なのだろうかとリゾットは思った。

 

だがそれ以上に気になったのはずっと喋らずリゾットから視線を離しているタツミの姿であった。

さすがにこの状態でいるのも気まずいと思いリゾットはタツミに話しかける

 

「タツミ、俺が目を合わすたびなぜ目を背ける?」

 

「は、はーーー、べ、別に目ぇそ、背けてねぇしぃー、ふ、普通だしー」

 

明らかに普通ではない態度をとるタツミ、それもそのはず、リゾットはイエヤスの願いを聞いて行動してくれたというのに勘違いをしてリゾットを殴り、あげくの果てはオーガの時に再会したときは自身の身を案じてくれたリゾットに刀を向けたのだ、タツミも合わす顔がないのだろう

 

(な、なにやってんだよ、俺、決めただろ、リゾットに謝るって、でも、なんて声かければいいか分からねえ)

 

「ナジェンダ、そろそろいいか?」

 

「ああ、良いぞ」

 

タツミが大量の汗をかきながら頭を抱えながら考えているとボスに何かの確認を取ったリゾットが腰に巻いていた大きな風呂敷を取り出し中身を出していく

 

「弓と剣?」

 

「なんで急に」

 

唐突にその物品を広げたリゾットに?マークを頭のテッペンにつけるラバックたちと

事情を知るアカメやレオーネは真面目な顔付きで黙る

 

「ちょっと、何で弓と剣なんか出すのよ」

 

そう言いながらマインがリゾットに人差し指を向けたその瞬間

 

ポロ ポロポロ

 

「その...弓と剣って」

 

震えた声で大粒の涙を流しながらタツミはリゾットの方へ語り掛ける

 

「ああ...これはサヨとイエヤスの残した...形見だ」

 

リゾットも涙を流すとまではいかないがどこか悲しそうな表情でタツミの問いに答える

 

「...すまない、本当なら衣服を持っていきたかったが、これしか見つからなかった」

 

リゾットは目線を外すことなく大粒の涙を流すタツミの顔を見つめながら謝る

 

「すまない...すまないだって...」

 

もはや誰一人として二人の間に入るものは居なかった、リゾットとタツミ以外の人は、ただ見つめることしかできなかった。

 

「謝るのは、俺の方だ、リゾットは悪くないってわかってたのに、あの日、俺はあんたを殴っちまった、リゾットだって辛かったはずなのに、俺のせいじゃないって俺は楽になる為に、リゾットに責任を押し付けちまったんだ!」

 

「...タツミ」

 

「「「「「「「......」」」」」」」

 

今まで胸の内にため込み押し殺していた感情を放出させるタツミの本心を聞きアカメはタツミの名前を呟いていた。

 

「本当にすまないリゾット、あんたは本当に悪くないのに許されるならなんだってするよ、殴ってくれたっていいだから!?」

 

「そうか...分かった、ならば、殴ろう、思い切り」

 

握りこぶしを造りタツミの方へ駆け寄るリゾット

 

「え?」

 

今まで黙っていたリゾットがいきなり口を開いたしかもその内容が信じられない物であった為、タツミを含む他のメンバーたち聞き間違いかと思ったが次の瞬間そうではないと思い知らされる

なんとリゾットは

 

バッシイィン

 

「ブフェアアアア」

 

ド   ン

 

右フックで思いっきりタツミの顔面を殴ったのである。

 

「「...」」

 

「な、殴った」

 

「ふ、普通、殴るか?」

 

「お、思っていた以上にやばい奴だったのか?」

 

「にゃっはははー、お姉さんちょっとドン引き」

 

アカメとボス、マイン、ラバック、ブラート、レオーネはその行動に困惑し、シェーレは皆さんどうかしましたか?とキョトンとしている

 

「...タツミ、俺は別にお前に怒ってないし恨んでない」

 

「「じゃあ、何で殴ったんだよ!」」

 

ラバックとレオーネがツッコム

 

「...」

 

タツミは左頬を押さえながらリゾットの方を見つめる

 

「お前のような男は、一度自分を責めたら、一生自分を責める、俺がお前を恨んでないとしてもだ、だからあえてお前をぶん殴ることにした、だからこれでお互いチャラってことだ」

 

「で、でも、俺は実際!」

 

「まだ言うのか!俺がもういいと言ったんだ、俺がお前を殴った時点で、この話は解決したのだ!!これ以上、自分を責めて見ろ!今度は殴られるだけじゃあ済まねえぞ!」

 

それでも自分を責める、タツミの胸ぐらを左手で、掴み右手の人差し指をタツミに、向け説教をするリゾットを、前にタツミは首を縦にはいはいと何回も振る

 

「そうか、ならいい」

 

そう言うとリゾットはタツミの胸ぐらから手を放し、くるりと振り返りナジェンダ達の方を向きこう続けた

 

「タツミ」

 

「...ああ」

 

「後で俺にもサヨとイエヤスの墓に連れてってくれ...供養したい」

 

「!? ああ、頼む、サヨもイエヤスもきっと喜ぶ」ニィ

 

さっきまでのことが嘘みたいに満面の笑みで答える

 

アカメたちも一時はリゾットの行動にどうかと思ったがちゃんとした理由があり何とかリゾットの好感度は下がることはなかった。

 

(リゾット・ネエロ...こいつにはほかの人間にはない、特別な何かがあるのか?)

 

ナジェンダは密かにリゾットの持つカリスマに惹かれていることに気付いていない

 




リゾットの身長って190㎝あるらしいですね
ブラートが185㎝
やべーなリゾット
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