リゾットが逝く!   作:ティハロック

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まだアカメが斬る!の1巻分、終えてないのか...もっと頑張ろう

では19話、始めます




第19話 タツミはリゾットを信じ、マインはリゾットを疑う

 

~暗殺対象の自宅付近(森の中)~

 

ナジェンダの依頼を受けたリゾットはアカメを含むナイトレイドメンバーと共に暗殺対象の家付近で身を隠していた(タツミとマインは別行動)

 

「まさか、初任務が、ナイトレイドメンバー全員と行くことになるとはな...」

 

そう口に呟きリゾットが手に持っていた、イヨカルと書かれた人相顔付きの紙を見る、見た目は、黒縁の眼鏡を掛けており目つきが悪く、ちょび髭、前髪が白くなっている。

見てるだけでイラつく顔をしていると思っていると背後からリゾットの左肩に手をポンっと誰かが置いた、その手が置かれた方を見ると自分よりも大きなごつい手であった為、リゾットはすぐさま誰が置いたのか理解したと同時にその人物が口を開く

 

「まあ、そういうな、リゾット、暗殺の対象は、イヨカルだけじゃねぇ、イヨカルを護衛している連中ももちろんやらなきゃならねぇ」

 

「...確かアンタは...ブラートと言ったな」

 

リゾットは肩に手を掛けているブラートの方に体を向け見下げる

それに答えるようにリゾットに「おう」と笑顔で答え会話を続けるブラート

 

「それに今回の任務はお前の暗殺者としての腕前を俺たちに見せてもらうって言う意味も含んでんだ、アカメやレオーネはお前の帝具の能力を知っていてもお前自身の力は、まだ計り知れないからな」

 

真剣な顔つきで話すブラート

 

(俺のメタリカは帝具ではないんだがなぁ...この世界にスタンドという概念などありはしない、帝具ってことにしておこうか)

 

リゾットはスタンド能力を話す必要はなく帝具を所持しているということにしようと前から考えていた(話したところで信じてもらえないと思った)為、ブラートの言葉に訂正はしなかった

 

「...そういうことなら納得だ、だが、敵は複数人いる、その中でお前や他の奴は戦いながら、俺の戦闘を見れるのか?」

 

「.....」

 

真剣な顔つきのブラート

その態度を前にしても顔色一つ変えないリゾット

そんな時一人の女性が間に割って入ってくる

 

「じゃあさぁ、リゾットが一人でそいつ等、倒せばいいんじゃないか?」

 

割って入ってきたレオーネは人差し指を交互に揺らしチッチッチとリゾットとブラートに向ける

 

「そうか、確かにその方法なら、俺たち全員リゾットの戦闘方法が見られるな」

 

その言い分になぜか納得したブラートは手のひらに拳をポンっと叩く

 

「だろ? それにもし、危なくなったら私らで助ければいいしさ...まあ、その必要はないと思うけどね」

 

「私もレオーネに賛成だ、私の村雨で斬られても死ななかったリゾットなら、問題はないだろう」

 

そう言うとレオーネは顎に手を当てリゾットの目を見据え、途中から近寄ってきていたアカメは無表情を貫きながらリゾットの答えをまつ

それにリゾットはため息をつきながら答える

 

「はぁ、いいだろう、それで構わない」

 

「お、何の話?」スタスタ

 

「なにか、大事な話ですか?」スタスタ

 

あたりに糸を張っていたラバックと付き添いで一緒にいたシェーレが戻ってきた

 

「実はだなぁ」

 

そう言うと、戻ってきた2人に先程話していた内容を伝え2人の了承をえる

リゾットが1人で複数人と戦うのが決まったのであった。

 

 

 

 

 

その頃リゾット達がいる森から3~4キロメートル離れた木の上では

 

「そういえば、タツミ聞きたいことがあるんだけど」

 

「あ?なんだよ急に」

 

マインとタツミはイヨカルを暗殺するため、木の上からイヨカルが外に出るのを待っていたのだった、その際、なかなかイヨカルが出てこない為、マインは気になっていたことを帝具パンプキンをイヨカルが住む屋敷の方に標準を合わせながらタツミに聞くことにしたのだった

 

「リゾットについてなんだけど」

 

「ああ、リゾットがどうしたんだよ?」

 

いきなりの問いかけに首をかしげながら答えるタツミ

それに続くようにマインが口を開く

 

「あいつってどんな奴なの、昨日入って来たばかりだから、まだ信用できないし、アンタ付き合い長いから聞いておこうかなって?」

 

マインはタツミの方に顔を向けてはいないがその声色で真剣に聞いているとタツミはさっする

 

「...実は、俺もよくわかってないんだ」

 

「ハァ!アンタ、マジで言ってんっの!?」

 

タツミの思いもしない答えにさすがのマインも驚いた顔つきでタツミの方へ振り返る

しかしタツミはマインの目を真剣な表情で見つめる、その行動にマインも嘘を言っているわけではないと感じ取った

 

「...どうやら本当みたいね」

 

目を閉じため息をつきながらそう言うと、マインは標的のいる屋敷の方へ顔を戻す

 

(どういうことなの?アカメやレオーネから聞いた話だと新入りのリゾットって奴はタツミを命がけで守ろうとしていて、死んじゃったタツミの幼馴染とも接点があったと聞いていたのに...やっぱり何か裏があるんじゃないの?あの黒い目の男、信用できないわね)

 

マインがタツミとリゾットの関係性を考えていると今度はタツミが口を開きこう言った。

 

「リゾットは死んじまったイエヤスとサヨからの伝言を俺に伝えに来たのが、俺とあいつの、出会いの始まりでよ」

 

タツミは優しい口調で話を続ける、マインは長話になると感じたのか静かに聞いている

 

「まあ、最初の印象は、真剣な顔つきで表情が表に出ない、筋肉質の背の高い男ってイメージで近寄りがたいなぁと思ってたんだ、実際、俺らが一緒にいた時間も1日と半日くらいでその間も表情を顔に出さないわ口数も少ないわで、あんまいい関係ってわけではなかったんだ、それに服もフードもなんか変わってるし」

 

(確かに、変よね...)

 

服装やフードについてだけ強く納得するマイン

 

「でも、アカメに斬られそうになった時、身を挺して守ってくれたのは、リゾットだった、リゾットは俺に怪我が無いって分かると少し微笑んでた、自分はアカメに斬られて死ぬかも知れないのにな」

 

「アカメから聞いたわ、最初は耳を疑ったけど、村雨に斬られても生きていられるなんて、本当に人間なの?リゾットって?」

 

「ああ、リゾットにそのことについて聞いたけど、自身の能力を使った、村雨の能力を知っていなければ自身は死んでいたって言ってたぜ」

 

「そうっでアンタは何が、言いたいの?」

 

結局何が言いたいのかタツミに問いただす為、あえて冷たく言い放つマイン

 

「リゾットは村雨の能力を知っていた、それでも、俺を助けてくれたんだよ、自分には村雨が効かないという保証は何処にもないのに」

 

「!?」

 

タツミのその言葉を聞きマインは理解してしまった。リゾットはタツミを利用しようとしているのではなく、本心からタツミを守りたかったのだと

 

「だからマイン、リゾットに謎が多いことも信用するのに抵抗があるってのも分かる、だがあいつは俺らを裏切るような奴じゃないってことをs」

 

「分かったわ、もう言わなくても」

 

つい熱くなってリゾットに危険はないことを必死に語るタツミにマインは話の途中に割って入る

 

「はぁ、確かに今はまだ信用できないけど、アンタの言葉に嘘がないことぐらい分かるわよ、だから、いつになるかは分からないけどリゾットを信じるわ」

 

マインはタツミの方へ振り返り、少し顔を赤らめながら口にする

 

「本当か、ありがとなマイン」

 

タツミはマインの言葉が嬉しかったのか満面の笑みで返す

その無邪気で明るい笑みを見たマインはさらに顔を赤らめて顔をプイっと横に向けこう言った。

 

「別に今の言葉をすべて信用したわけじゃないわよ、それにアンタのこともまだ仲間だなんて認めてないんだから!勘違いしないでよね」

 

マインはそう言い放つとフンっと標的の豪邸の方へと体を向きなおす

 

「ほんとにお前ってかわいくないな」

 

タツミは先ほどと打って変わって呆れた顔でそう言い放つ

 

「うっさいわね......どうやら、出てきたみたいね」スゥゥゥ

 

何かに気付きすぐさま姿勢を正し集中するマイン

 

(すげぇ、集中力だ、さっきまで嫌味言ってたやつとは思えないほどに)

 

マインのその言葉にタツミは同じ方向へ視線を飛ばすと中から両腕に美女を置き満足げな顔をしながら歩くイヨカルの姿が会った

イヨカルの周りはたくさんのチャイナドレスを着た女性がともに歩いており暗殺するにはむずかしいんじゃないかとタツミは思った。

 

「俺の役目は狙撃後の護衛だけど、標的じゃない人たちまで沢山出てきたぞ!」

 

「だから?」

 

「だからって...どうすんだよ!」

 

「関係ないわね」

 

「関係ないって!無関係の人たちまで...!」

 

 

タツミがマインの言葉に動揺しているとマインは少し微笑み引き金を引く

 

ガチャ

 

ズドオオオオ

 

ダアアアアアン

 

マインの打った銃弾はイヨカルのこめかみに見事ヒットする、もちろん、周りの人間に危害はない

その光景を望遠鏡で見ていたタツミは驚きのあまり開いた口がふさがらず、マインはタツミのその姿に目もくれずこう言い放つ

 

「私はね、射撃の天才なのよ」ニコ

 

 

 

 

 

~リゾット達がいる森の中~

 

ズドオオオオ

 

ダアアアアアン

 

「ほう、見事な腕前だ...」

 

リゾットは一人、木の上から標的のイヨカルを望遠鏡で覗いており、そのイヨカルがこめかみに銃弾がヒットし息絶えるのを見届けていたのだった

 

(確か、イヨカルの暗殺はマインとかいう、タツミと同い年くらいの女だったな、会った時から俺にため口やら、態度やら、生意気なガキだとは思っていたが、暗殺者としての才能はあるようだな、俺たち(暗殺者チーム)の中には遠距離を攻撃ができるのはプロシュートのグレイトフル・デッド(無差別)とメローネのベイビィ・フェイス(条件あり)、ペッシのビーチ・ボーイ(可能性はある)だ、だがこんな遠距離でスマートに暗殺できるのは俺のチームにはいないだろう...)

 

リゾットは只々うるさくて生意気なガキだと思っていたマインへの評価を改める

 

(それにイヨカルが死んだということは、その護衛達が、マインの方角に来るということだ、そろそろ、降りるか)

 

リゾットは木の上からジャンプに地面へと着地する

 

チラ

 

リゾットは森の左方の物陰をちらりと見る

右にはアカメ、レオーネ

左にはブラート、ラバック、シェーレがリゾットの戦闘を観察するために息をひそめ隠れている

 

ザザザザザザ

 

「イヨカル様を殺したのはお前か!」ビシ

 

リゾットの目の前に仮面をつけた4人の人物のうちの一人がリゾットめがけ人差し指を向ける、どうやら殺る気満々の様子である

 

「答える、必要はない、これから息絶える貴様らに」

 

「「「「なっ!?」」」」

 

その言葉に驚く4人の暗殺対象者

 

(にゃははは、さーてどんな風に戦うのか楽しみだ、見せてもらうよリゾット)

 

レオーネが物陰からリゾットの戦う姿を密かに楽しみにしていたのは言うまでもない

 

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